キャロルと不器用騎士   作:へびひこ

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第十九話 アルバイト

 

 喫茶ミラ。

 可愛らしいウェイトレスがヒラヒラふりふりな制服に身を包み笑顔で接客する男性に人気の喫茶店。

 メニューも豊富で味もよく女性客もいるが主力は男性客である。

 その店のことは情報通のミィフィから聞いて知っていた。

「女の子を客寄せに使っているけど料理は本格派」だと。

 

 割と高評価だったがキャロルは遠目にお店を見ただけで店内に入ることはしなかった。

 容姿の整った女性たちが笑顔を浮かべ、妙に可愛らしさを強調する制服できびきび働く姿はなんとなく同性としては近寄りがたかった。

 

「恥ずかしくないのかな?」

 

 なんとなくそこで働く女性たちの感性を疑ったりもした。

 それがどういうわけだが。

 

 

 

「よく似合っていますね」

「……そうですか」

 

 目の前にはお花の妖精とでも呼びたくなるようなフリルたっぷりの制服を着たフェリ・ロスがいた。

 もともと人形のような美貌を持つ少女だ。とてもよく似合っている。同性のキャロルでさえこんな人形が売られていたら購入して部屋に飾りたくなるだろうと思わせた。

 それだけなら他人事のように「可愛いですね」と褒め称えるだけですんだだろう。問題はその制服を自分も着ていることにある。

 

 しかも、だ。

 キャロルは基本的にあまり着飾ったことがない。

 ましてやこんな少女趣味丸出しの上に妙に胸元を強調し、スカートが短く太ももを晒すような服とは縁がなかった。

 

「フェリ先輩は恥ずかしくないんですか?」

「恥ずかしいに決まっているでしょう」

 

 念のため聞いてみると色白な彼女の頬がわずかに紅く染まった。

 わかりきったことを聞くなと言わんばかりのきつい口調で断言される。だったら着せないで欲しいと切実に思った。

 

 そもそも。

 

「なんでわたしはここにいてこんな制服を着せられているのですか?」

 

 その見るからに恥ずかしい制服をキャロルも着ている。

 二人並ぶとまるで姉妹のようだ。

 容姿は若干ちがうが小柄な体格と雰囲気が似通っている二人なので並んで歩くと姉妹に見える。大抵はフェリが姉に見えるらしい。何事にも動じないフェリとどこかぽやっとして見えるところのあるキャロルが並ぶと相対的にフェリがしっかり者の姉に見えるらしい。

 

 唐突にフェリに捕まり「一緒に来なさい」と手を引っ張られ、この店に連れてこられたら更衣室に押し込まれ制服も押しつけられて「さっさと着替えなさい」と命令された。もう何が何だかわからない。

 フェリはおまえはそんなこともわからないのかと馬鹿を見る目をした。

 

「もちろんあなたがここで働くことになったからですがなにか?」

「……なぜ?」

 

 確かにアルバイトには興味があった。彼女が見ている求人情報誌を一緒に見たこともある。だが、この制服はないのではないだろうか?

 

「私が働くことになったからです。いい機会でしょう。感謝してくれてかまいません」

 

 いっそ清々しいほど傲然と開き直るフェリ。

 意訳すると「一人は心細いから道連れが欲しかった。おまえもバイトを探していただろう? 世話してやったのだから感謝しなさい」だろうか?

 

「なぜ、ここに?」

 

 せめてもう少しマシな場所はなかったのかと問いたい。

 その言葉にフェリは口元を引きつらせた。彼女が念威繰者でなかったら盛大に顔を歪めていただろう事は直ぐに想像がついた。

 

「あの馬鹿の紹介です」

 

 言葉少ない答え。はて馬鹿とはだれだろうと思うがこう言うからには共通の知り合いなのだろう。

 実の所キャロルとフェリはそれほど親密な関係ではない。

 カリアンがらみでよく部屋に行くから顔を合わせることは多いし、そもそも同じ小隊の仲間だ。言葉を交わすこともある。

 けれど親しいかと言われれば疑問を感じる。むしろ嫌われているのではないかとさえ感じていた。一度シャーニッドに相談したが「フェリちゃんは誰に対してもあんな感じだ。というかむしろおまえさんとはよく話す方だと思うぞ」と心配する必要はないと言ってもらえたが何というか距離というか壁というか温度差のようなと言うべきかとにかくなにかちがう。

 

 ミィフィたちと比べるとあきらかに「私にかまうな」という無言の圧力を感じるのだ。

 というわけでフェリとの共通の知り合いなどカリアンか小隊の仲間ぐらいしか心当たりがない。その中でフェリが「馬鹿」と呼ぶ相手は。

 

「シャーニッド先輩ですか?」

「他に誰がいます?」

 

 逆に問いかけられたが馬鹿といえばレイフォンもかなりのものだし、彼女とその兄カリアンとの仲の悪さはひしひしと感じるところである。

 まぁ、レイフォンにこんな女の子だらけの職場を紹介する伝手などないだろうし、カリアンが手を回すとしたらもう少しまともなところな気がする。よくよく考えてみればこのお店はいかにもシャーニッドが好みそうだ。以前ファンクラブの女性に囲まれてにやけきっていた光景を思い浮かべて密かに納得した。

 

「わかったなら行きますよ。お仕事の時間です」

 

 まるで戦場にでも乗り込むように闘志を燃やして歩くフェリの後ろ姿を見て「このまま着替えて帰るのはだめかな」と怖じ気づく。

 

 この格好で人前に出る?

 無理。

 でもせっかくアルバイトを紹介してもらったのに。

 

 実はキャロルのアルバイト探しは難航していた。

 理由は彼女が有名人過ぎたからだ。彼女は今やツェルニのスターである。

 二、三カ所アルバイトの話を聞きに行ったことがあるがどこも遠回しに拒否された。

 

「武芸科のエースがうちなんかで働く必要はないんじゃない?」

「ごめんね。うちは小規模なお店だからあなたみたいな有名人はちょっと」

「俺はいいんだけどね。他の子たちが萎縮しちゃうから……わかるだろう?」

 

 有名人過ぎて雇ったらどんなトラブルが起きるかわからないと拒否された。

 カリアンに愚痴ったら「有名人にトラブルはつきものだからね」と笑われた。

 キャロルほどの有名人を客寄せに使いたい店は多いだろう。ただ彼女を広告塔に使えばその効果がどう出るかがまだ不透明なのだとカリアンは言う。

 

 キャロルは人気がある。それは事実だ。

 主に男子生徒を中心に人気があるが、すべての人間に受け入れられているかと言えばそんなことはありはしない。

 その人気に嫉妬する者もいるだろうし、他の女生徒のファン、たとえばフェリのファンからしたらキャロルの人気など他人事だろう。他人事ならまだいいがこれが敵意に変わったら目も当てられない。

 

 なによりキャロルがツェルニに来て人気が爆発してからまだそれほど間がない。これからその人気がどうなるかわからないし、キャロルの立場もどう変わるかわからない。

 看板娘に据えて、人気が急落したり余計な敵をつくったりしたら目も当てられない。

 

 似たような立場のレイフォンは人気が出る以前からバイトを決めており、しかもそのバイト先は都市の機関掃除だ。完全な裏方であり表に顔を出すことはない。しかも報酬はいいがきつい労働でありなり手が少ない。

 そんなバイト先でレイフォンは小隊員として人気が出てからも変わらずに真面目に働いているらしい。おかげで彼は信頼されている。

 

 その信頼がキャロルにはない。

 外見が良いのは知っている。強いのもよくわかっている。だがどんな人間なのかを知るものは少ない。

 一緒に職場で働く者として信頼できるのか、人気を背景にわがままを言って場を乱すような人間ではないのか。その当たりの判断がつかないのだ。

 

「それに小隊員でアルバイトというのも珍しいからね」

 

 そうカリアンは苦笑する。

 小隊員と言えば武芸科のエリートだ。当然ツェルニからの奨学金も高額であり、なにより実力のある武芸者であるならば実家もそれ相応の家である事が多い。

 当然親からの仕送りもあるだろうし、よほどのことがない限り小隊員になるほどの武芸科の生徒がお金に困ることは少ないのだと。

 例外は実家から家出同然でツェルニに来たらしいニーナや孤児であり親からの支援のないレイフォンのような存在だろう。

 

 そこにいくとキャロルは仕送りも十分受け取って奨学金ももらっている。お金には困っていないのだ。

 そんな彼女が働きたいと希望しても特にこれといった特技もなく、なりたい職種もない現状では相手の方もどれだけ本気か判断しかねるのだろう。

 遊び半分なら邪魔になるだけ。

 普通の学生ならば好奇心から働きたいといっても通用するだろうがキャロルの場合は背後に背負ったものの影響力が強すぎる。よほどの理由がない限り雇う側もためらうだろう。

 

「なに世間勉強は就労だけではないし君はまだ一年生だ。気長にやればいい」

 

 カリアンはやはりというべきかあまり世間のことに知恵の回らないキャロルにそう教えてくれた。

 一年か二年経てばキャロル・ブラウニングという存在はより明確に認識される。

 その人柄やツェルニ入学の動機なども知られていくだろう。就労活動はそれからでも遅くないし、その頃には彼女を受け入れる人間も増えているだろうと。

 

 そのことを思うとこれは好機だ。

 そう思うもののやはりこの制服は恥ずかしい。

 ぐずぐずと決断出来ないキャロルを見て「意外に度胸がありませんね」とフェリは呆れたように無理矢理にキャロルを引きずっていった。

 

 

 

 

「いらっしゃいませ」

 

 どことなく気品を感じさせるおしとやかな笑顔を向けられてゴルネオ・ルッケンスは思わず言葉につまった。

 ここに来れば彼女に会えると噂に聞いてきたが、まさかいきなり会えるとは。しかも声をかけてもらえるとは。今日は運が良いらしい。

 

 キャロル・ブラウニング。一年生で小隊入りした少女だ。外見だけなら武芸者などよりも落ち着いた別荘で紅茶でも楽しんでいそうな少女である。

 普段は綺麗な金の髪を背中に流しているが今はまとめている。かすかに唇が赤い気がした。紅を差しているのだろうか。その瞳は優しげな暖かみに溢れていて心が温かくなってくるようだった。

 

 噂を聞いてやってきたが想像以上だ。

 

 フリルをあしらった白いブラウスにピンク色の可愛らしいスカート。白いストッキングをはいていてスカートとストッキングの間にちらちら見える白い素足が艶めかしい。

 胸元を強調する衣装を着ているせいか普段よりも胸が大きく見える。彼女の服装といえば試合中の戦闘衣か制服しか知らないゴルネオは新鮮な驚きを胸一杯に感じていた。

 

 第5小隊の小隊長であるゴルネオと彼女の間に特に交友関係はない。試合経験さえない。もうしばらくしたらあたるだろう。そのときを実は楽しみにしている。

 最初はいろいろと思うところのあるレイフォンを見に行ったのだ。その試合で彼女の動きに魅せられた。

 彼女は美しかった。

 戦場を駆け抜け剣を振るう姿にゴルネオは魅了された。気がつけばレイフォンの対策を立てるために見学に来たはずが一ファンとして彼女の試合を鑑賞するようになっていた。

 前回は惜しくも負けたが、ゴルネオとしては少々引っかかるものを感じている。いつもに比べると彼女の動きが精彩を欠いていた気がしてならないのだ。しかし常に好調子を保つことの難しさを知っているだけに次の試合ではぜひ彼女の美しい戦いをまた見たいと思っていた。

 

 お一人様ですかと問われて小さく肯き返す。緊張して言葉が出ない。

 普段はべったりとついてくる少女がいるのだが今日は彼女をゆっくり見たいがために撒いてきた。どうにも自分が彼女に興味を示すのが気に入らないらしくむやみやたらと彼女への敵意を燃やしている。一緒に連れてきたら確実に騒動になっただろう。

 彼女のこんなレアな格好を鑑賞する安らぎの時間を邪魔されたくはない。きっと後で盛大に文句を言われるだろうがこれが見られただけで収支は黒字だ。

 ゴルネオは目の前で微笑む少女の温かい雰囲気に包まれて幸福に浸っていた。

 

 

 

 

「キャロルちゃんもだいぶなれたみたいねぇ」

 

 フリル付きスーツを着た青年が微笑みながら話しかけてきた。

 悪趣味一歩手前のスーツとオカマ言葉が妙に似合っているこの店の店長だ。

 本業は服飾関係でこの店は主に可愛い女の子に自分の服を着せるために営業しているらしい。

 

「フェリちゃんもがんばってくれているし。本当に二人に来てもらってよかったわ」

 

 すでに一週間近く働いているが二人はまず優秀と言っていい勤務態度を見せていた。

 最初の数日こそは勝手がわからずにあわあわと慌てていたがそんなものは「新人なら当然」のことらしく特に強くは叱られなかった。

 フェリは当初笑顔を作れないことを少し問題視されたがキャロルが念威繰者の特徴であり短期間で改善させることは不可能だと弁護したら「それじゃあしょうがないわね。いっそクール系でいこうかしら」とあっさり受け入れてくれた。でもできれば笑顔の練習もしてねとは言われたが。

 他のバイトの女子生徒たちもそれなりに親しく接してくれる。やはり当初は有名人ということでどこか距離をおかれていたがそれでも仕事のやり方や上手くやる方法などを教えてくれた。

 親切でいい人たちに囲まれてキャロルは幸せだった。

 少しばかり男性客の視線が気になるが、これも仕事と割り切るようにしている。

 

「機嫌が良さそうですね」

 

 不意にフェリが声をかけてきた。めずらしい。アルバイト中にフェリが話しかけてくることはほとんどなかった。フェリが店長直々に笑顔の特訓を受けさせられそうになったところを弁護したときも「余計なことを」といいたげな目で睨まれた。

 フェリとしては自分の力でアルバイトを成功させたいのだ。それに愛想よく接客しそつなくこなすキャロルをライバル視している節もあった。

 なのでどこか複雑な感情を込めた目で見られることになったのだが、キャロルは気がついていなかった。キャロル自身も初めてのアルバイトに精一杯でフェリの心情まで思いやっている余裕はなかったのだ。

 なので屈託無く答える。

 

「ええ、けっこう楽しいです」

「それはよかったですね。私は正直約束の期間が来たらもう二度と来る気はありませんが」

 

 もともと短期間の応援でありその期間はもうすぐだ。

 

「フェリ先輩はこの仕事はいやでしたか?」

「……やはりこの服が着慣れません。次はもっとまともな制服の場所にしようと心に決めています」

「それは、たしかにそうですね」

 

 確かにこの制服は冷静に考えてみるとやはり恥ずかしい。かすかに苦笑するキャロルにフェリがどこか見透かすような目をした。

 

「機嫌は直ったようですね」

「え?」

「最近あなたが落ち込み気味だと心配していましたよ。だからあなたを誘えと私に頼んで来たのです。気分転換になるだろうと」

 

 誘えと頼まれた? 誰に?

 いや、このアルバイトはシャーニッド先輩の紹介だった。

 

「シャーニッド先輩が?」

「ええ、たいそう気にかけているようでしたよ。あなたは幸せ者ですね。あれほど心配してくれる人がいて」

 

 自分はそれほど落ち込んでいたのだろうか?

 確かに前回の試合は不本意な結果になった。それも自分の手引きの結果だ。

 それを気にしていなかったわけではない。

 それに最近のレイフォンの態度にも苛ついていた。

 口を開けばニーナとの訓練の話ばかり、小隊の訓練でもニーナにつきっきりで一緒にいる時間などほとんどない。

 レイフォンが熱心にニーナを鍛えていることはわかる。その相談相手として話しかけてくれるのもわかる。けれどそれ以外の話がまるでなくなったのはどうしたわけだろう。

 別にそのことを責める理由はない。そもそもニーナに鍛えるように頼まれたのは自分で、それができないからレイフォンが代わりに引き受けてくれたのだ。それを熱心に取り組んでもらっているのだからむしろありがたいとお礼をいうべきなのだ。

 それでも何故か苛つく。

 胸の奥が重苦しくなり八つ当たりしたくもなる。

 それを我慢して、なぜそうなるのかと悩んで。

 それを見抜かれていたのだろうか?

 あの人なら見抜くかもしれない。とも思う。がそれが無性に恥ずかしい。

 

「本当に羨ましいですよ。あなたは周りに愛され心配されて、それが当たり前であるかのように振る舞う。まるでお姫さまですね」

 

 フェリはそう笑った。自嘲するように、嘲笑するように。

 複雑な内心をその瞳に揺らめかせて。

 

「……私にはそんな人はいません。誰も私を気にかけたりしない」

 

 フェリの悲しいような諦めているような寂しげな視線に射貫かれてキャロルはなにも言えなかった。

 

「私はあなたが羨ましい。できればあなたのようになりたかった」

 

 ぽつりと呟くような声を残してフェリは去って行った。

 キャロルはその後ろ姿をただ呆然と見送ることしかできなかった。

 

 彼女がそんな風に自分を見ていたなど想像もしていなかった。

 




お久しぶりな更新です。

しばらく調子が悪くて何も書けませんでした。
気分を変えて別のを書けばいいのではと思ってもやっぱり書けないとぐずぐず落ち込んでいましたが、ようやく書けました。

この作品を書き始めた頃、主人公とフェリを親友にと考えていたはずなのに。
何故かだんだん距離が空いていきます……。

キャロルはフェリが憧れてもおかしくない少女な気がします。
優れた武芸者でありながらそれ以外の生き方も許容し、また出身都市ではそれが許される。
友人に囲まれ、先輩には心配され、上司には信頼されている。才能があり、またその才能を受け入れていながらそれに囚われていない。
客観的に見て『幸せな世界のお姫さま』なキャロルです。

いや、彼女にも悩みはありますし、彼女を敵視する人もいるだろうし、それほど幸せですべての人に認められているわけではないのですが。
まぁ僕が知っていても書かなければわからない話だなぁと一つ学びました。
けど主人公も実は嫌われていますよアピールは正直読んでいてうっとうしいだけなのであまり好きではないのです。
気軽に読めて、すっきりできる小説が僕の理想です。現実は理想にいまだに追いついていませんが。

当初は「私はあなたが大嫌いです」と嫉妬全開で宣言する展開だったのですが、そんなことをしたらフェリのイメージが悪くなると撤回して「羨ましい」程度に修正しました。
それでもフェリの親友ポジションはまだ遠いです。

数ヶ月放置したのにいまだに読んでくれている人がいることに驚きました。
がんばって書き続けたいと思います。

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