ストーリー上(作者の脳みそ上)の混乱を避けるため、西暦和暦の表示に関してかなり曖昧のまま強引に進めてまいります。
細かい月の表示など若干のズレはご勘弁下さい。
方言、言語等にはあまり拘らない予定です。
雰囲気が崩れない程度に気は使いますが、ストーリー上(作者の脳みそ上)で特に影響が無い難しい言語は使わないつもりです。
第1幕の中盤まで、歴史に全く触れません。
誤字脱字は随時修正していますが、永遠に発見されてくるので直し切れてません。ご指摘頂けると幸いです!
以上、感想、評価を頂けると喜びます。
どうぞごゆっくりとお楽しみください。
それでは本編へどうぞ~
序章
人生に価値を見いだせなかった者は【生きる事を諦め】て、半ば投げやりにそれに挑んだ。
最愛の人を失った者は【生きる理由】さえも見失い、変化を求めそれに挑んだ。
平凡な日常に疲れてしまった者は【そこから逃げ出す】ため、全てを捨ててそれに挑んだ。
退屈な日々に埋もれていた者は、【莫大な賞金】を求め、生き方を変えるそれに挑んだ。
十人十色と言えば聞こえはいいが、其れ等は全て命がけであり、事実多くの命を奪い去っている。
その群像は多くのドラマを生み、多くの悲劇を生み、多くの感動を生み、多くの惨劇を生んできた。そんな群像と隣り合わせの場所で産まれた稀有な愛情の証しは、遠く離れた時間の先に取り残され、孤独と闘いながらもバランスを失い、自覚の無いままに壊れかけている。
不安定な【時代の狭間】でいくつもの命が失われ、【正しい時代】で失われた命もまた、脆く儚い群像へと飲み込まれていく。
人は生き方を選ぶのは難しい。けれども同様に、死に方を選ぶ事もまた、難しい物なのかもしれない。
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■西暦2336年
ゲネシスファクトリー 日本支部
未来への夢は過去に託す。
過去への第一歩こそが、未来への第一歩である。
『タイムズトンネル、開きます』
人は過去を知る事は出来ても、未来を知る事は出来ない。
未来は創造する物であるが、その方法は必ずしも【未来】にあるとは限らない。
未来を過去に託すため、その準備が着々と行われている。それは一つのテーマを隠れ蓑に、一部の者が多くの者を欺く形で秘密裏に進められており、それを多くの者が知るのは遠い未来であるが、知る場所はおそらく過去であろう。
『転送準備開始、各員、候補者リストからの参加者回収に全力を上げよ』
時代の狭間を行き来する事も、彼等には決して難しい事ではない。しかしながら、それは自由気ままに楽しめるような話しでもない。
『執行部よりサポート部各員へ、今回は我々からの推薦で新人3名が参加している、特にサポートリーダーは各員との連携に努めてもらいたい、以上だ』
送り込む者も、送り込まれる者も、その殆どが【欺かれている者】であり、装われたテーマに疑いを抱いている者は少ない。
『時空域最高管制室より各員へ……転送準備完了、これより転送を開始します!』
《ィィィィリリリリリ》
空気を無理やりに捻じ曲げたような甲高い電子音が一帯を包み込むと、待機していた8名の身体が渦巻き状の空間に吸い込まれていった。
『転送完了を確認……通常監視モードに移行します』
ここにまた、新たな物語が始まろうとしている。