突如海に出現した蛇型の怪物。身体から放出する強力な電流は艦娘を圧倒する程。
動きが素早く、奇襲攻撃をしかけてくる。
海から吹き上がった黒煙。海を滅ぼす黒煙。周りの生命『災厄』と呼び、必死に抗う。
ひとつの 族が災厄に潜り。偶然にもつかぬ『災厄』と共に消す
族の配下、涙を巻く『災厄』は復活を決して禁ずる
怪物を倒した男が執務室から出る。あの男は何者と思っが、知る者はすぐに名前を口にしてしまう。
「あの紫の髪は間違いなく・・・」
伝説の黒海精人。
周りのざわめきからも 男は無視して通りすぎていく。
だが感謝の声も半分は聞こえる。男は絶大なスピードで海中に潜行し、修復に使う資材を運んだため、戦力の復帰も迅速になった。
部屋は艦娘が使う寮部屋だが、男だがら女と一緒にいると気まずいだろうと提督は判断し、誰も使われていない部屋にすることにした。
深海棲艦との戦闘は一切禁止となっているは彼の要求であった。
提督が歴史学者の徹底的な調査の結果を居酒屋で耳にする。
「微生物から別の枝を辿って生まれた自然的な生命体である。超能力を使うという印象は強い。威力はあくまでも集団でやれば世界を君臨させることはできた」
危害を加えない限り、争いを決してしない種族である。
心配りがよく、平和でのどかな生活を日常的に過ごす種族である。だが・・・。
「今の奴はどうも無愛想な顔ぶりだな・・・」
提督は黒海精人の顔を見たときを頭に思い浮かべた。あの顔は何かの出来事によって変わったかのようだった。
歴史を知り尽くすにも、彼の過酷に体験した出来事を記録しかない。といっても余計な世話になるだけだ。怒らせたら、この日本全体が・・・全滅。
「とりあえず艦娘に任せるしかないな」
とりあえず何とかという形で実行した。
こういう時こそ、彼女を委ねる必要がある。
「さあ、頼むぞ」
「提督も手伝ってください!」
まずは・・・えーと。
「早速演習実行!」
鎮守府から北へ離れた炭鉱。この炭坑は数年前は採掘率はそれなりと高かった。
ところが次第に確率が減少していき、そして現在は閉鎖になるまでに至った。
門に閉鎖中と書かれた紙を貼る最中のことだった。
仕事を失った悲しさは非常に辛い。あの不可解な現象のせいで会社は潰れたんだ。
最初はごく一部だったから、何ともなかった。突然地面から熱気が吹き出してきたんだ。
人を一瞬に焼死体に変える程の熱気のせいだ。日々に発生する区域が広がっていき、次第に出口付近まで到達してしまった。
まあ、ここは潰れたって何にも影響はない。転職した方がマシだしな・・・。
門に背を向け、立ち去ろうとした時、事態は変わった。
突如地震が発生。そして、鉱山から、岩が飛び出した。労働員は気づいた。
岩は凄まじい音を上げて着地した。
労働員が恐る恐る、目を細めて確認するのだった。砂煙が舞い落ちた後、正体が明らかになった。岩ではなかった。
「化け物・・・!」
彼は気楽に戦っているのか。艦娘の砲撃をいとも簡単に避けていく。
水中速度は駆逐艦おろか、航空機の速度を凌駕していた。
演習での戦闘で彼は手加減など知らないかのように、目の前の艦娘を撃破しながら、目指す先へ潜行していく。
空母群。死角に侵入。彼の近距離戦闘及び、一撃離脱戦法で3隻が撃破される。
その隙、複数の徹甲弾が降り注ぐ。巨大な水柱が上がる。
その光景を目に通す旗艦担当の戦艦長門。
「この程度で効かないことは分かっているぞ!黒海精人!」
着弾する前に既に回避していた。水面の上に立つ黒海精人。
長門のプライドは普段より高かった。
「まだ本気でないことは私にも分かる。この演習は貴様を戦闘データを記録する為に行われている」
黒海精人は思っていた。これは説得にも見えるが次の言った言葉では
「記録する為ならば私を全力でぶつけてこい!面白い技でも構わんぞ!」
艤装を外した。腕を回す。
スピードに追いつけない為、敵を挑発して誘い込むのか。
自慢のパワーで対抗できると思ってんだろう
(哀れな女だ。誘い乗ってやろうか)
姿勢。準備に入る。
疾風の如く、速度で長門方面へ真っ直ぐ突く。長門の顔がはっきり見える。すると微笑んでいた。
(!?)
長門の予測通りだった。潜水艦イムヤ ゴーヤが黒海精人の脚を掴んだ。
その瞬間を長門が大魚を狙う。拳を振り上げた。
長門名物必殺 ビックセブンパンチ!
黒海精人の顔にヒット。頬にめり込む姿を長門の目に映る。
「やはり黒海精人も魚とうぜ・・・」
殴ったのは確かに見えた。これは幻だったのか。
殴った相手が
「えっ・・・」
ウニ。しかもガンガゼ。
「ウギャアアアアアア!!!」
悲痛の声がなり響く。
「ど、どこに・・・いっ! 」
後ろ頭にガンガゼが刺さる。
「じゅっ!!」
旗艦撃破。倒れた長門の後ろにウニを持った黒海精人。
「次はそこの2人」
凍りついてしがみつく2人。
「こ・・・降参するでちぃ・・・」
戦艦、空母全て大破し、残った艦隊は降伏。 黒海精人に与えた損害はなし。
この報告を聞き受けた提督の評価は
「めっちゃ強い。もう人類勝てない」
戦闘記録によると驚異なのは光線だけではない。捉えきれない程のスピードで蹴りなどで応戦。最後に長門の拳を身代わりを当てて回避したという。
「忍者とかが使う”変わり身”だ」
戦闘時、冷静な判断で戦っていることは理解した。だが気になる点はあった。
光線よりも肉弾戦の方がより回数が多かったことである。ハンデのつもりでやったのか。もし光線の回数が多かったとしたら間もなく戦闘は既に終わっていたはず。
怖いがやはり彼の前で単刀直入で質問するしかない・・・かな。
黒海精人の男は外のベンチに座ってひたすら空を眺める。のつもりだったが1人の艦娘から仕掛けてきた質問に短く、簡潔に答える。殺されるかもしれない。覚悟の上だと感じた青葉だった。だが、彼に怒りは全くなかった。ただ戸惑いを見せただけだった。
そ記した答えを提督に通告したが、戦闘よりも重大な事が出てきたのもこの時に気づいた。
付け加えといた質問には全く口を開かなかったという。
今どきの戦争と関連の深い内容であった。
この時、事態は一変になる。
「北部炭鉱に敵が出現しました!異敵異形物体と関連すると思われます!」
この事態に提督の目は光らせた。
「よし!早速彼を!」
「彼なら既にに出撃しました!」
溶岩獣 マグマイト
北部の炭鉱に潜んでいた生物。狙いは鉱物で食べるたびに身体から熱気が噴出する。