艦これ 海に舞う闇と絆、共に   作:ところパッチ

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自分の創作したお気に入りキャラが登場するとワクワクします。


5話 棲艦の科学と姉弟のパトロール

この深海棲艦の中枢基地は新兵器の開発に励み続ける内に巨大な恐竜的な進化を得たような工業へと成長していた。また新兵器の戦闘データを測る為の試験場は軍のグレートアップには必要不可欠な場所だった。

鯨が余裕に遊泳が可能な程広い、この湾内海域にいる。艦娘・・・いや人類をショックに至るまで追い込ませた

あの蛇型の怪物。しかも身体が赤く染まった強化した個体であった。角も刺々しく、身体と同じ赤い電力が露出している。

施設内及び、独自の技術で製造した“モニター”から眺める飛行場姫の容姿は怪物と睨み合っているようである。

海沿いの施設。地中へとつながる5つの巨大な門。サイレンが響き渡ると同時に門から姿を現した5門の柱。低い作動音の後、柱が横へ倒れた時、それは柱ではなかった。

 

“光源砲”

 

まさしくビーム砲。

25メートルの長さと口径10の巨大な砲。

放たれる光。そして光に包まれる怪物は共に痕跡1つとなく消え去った、と一瞬で終わらせる威力であった。

自ら造った兵器。それに絶賛する飛行場姫。

 

(コレガ精人ノ科学力・・・モハヤ言葉モナイ)

 

精人の滅んだ地の中から掘り出したその彼らの科学力を

物体を破滅させる為のだけの物へと転換させた。

 

「衣食住に使用する為の科学を兵器にするとは」

 

背後で黒マントが味方でもからかうような口調で口を足す。

 

「精人が気の毒に陥りますよ」

 

用心棒兼技術援助として雇われるこの人物だが契約期間が終えると敵なのか味方なのか、とにかく関係が曖昧な感じになっていた。

まだいたのか、というその顔ぶりでムルキに顔を合わせた時は少し厳かな顔へと変化していた。

侮辱してきた時、これも精人の為、と必ずそれを飛行場姫は口にする。

強大な力を持っていてもその実態は平和を愛する心豊かとも象徴するというべき種族。

無断で兵器にするのは自分も申し訳ない事は飛行場姫でもそれを自覚している。

 

「闇風様ニ対シテヤヤ失礼ナ行為。ダガ我々ハ断ジテ続行スル」

 

我々はこうだとアピールするかのように今度は身体もムルキの方へ向いた。

 

「彼ノソノ仲ハ命ヲ張ッテ生キ延ビタ。ダカラ我々モ・・・」

 

突如柔らかいボールを額に当てられる。それを投げたのは機械の隅に潜んでいた、それはトカゲのような生物。

一旦黙り込む飛行場姫。そして苦笑するムルキ。

 

「あらまー。子供に馬鹿にされるとはですね~」

 

「ロウリア君」と言って招き誘うと生物は素直に足元へ寄った。

 

「生存する事ができたのはあなた達が貧弱だったからですよ」

 

この時、生き物が現れた直後に大人しくなってしまった飛行場姫。もはや限られた事しかできないというぐらい絞られた状態であった。優秀な息子を褒めるかのように

生物の頭を撫で回す。

 

「この子のように強く、即任務遂行するようなもの者と比較したら雲泥の差ですね」

 

この男は雇い始めた時からずっと同じ事を繰り返して言い続けている。

頭脳派で優秀なのだが、内容がどうも後で気づいてから全てを把握してるようでまるで以前から知っていたかのように思ってしまう。

評価するしたらとにかく“怪しい”。住所も国籍も全く口にしてくれない。そして種族名も。

 

「貴様ハ何者ナンダ・・・」

 

思わず質問を口にしてしまう。思った通りに「それは教えません」のみで返事しただけだった。

 

「それはさておいた方が良いかもしれません」

 

ムルキが別のモニターに指を指した。監視カメラからの映像である。

 

「カ級が包みを積んで担いでいます」

 

「何ィ!!」

 

恥ずかしそうと言われそうな飛行場姫の怒号。 この部屋の扉付近だった為、事態は即変わった。太刀を掴んで振り上げた飛行場姫と逃げるカ級。

 

「テメェ!!掟ヲ破ルノカコラァ!!」

 

喰ラエ!!“飛行斬流剣”!!

 

素早い太刀の動きと柱を斬る程の斬撃。

包みが斬れようと必死に避けるカ級。

 

「姫様モ抜ケダソウトシテタジャナイデスカ!」

 

「ウルセェ!!私ダッテ我慢シテショウガネェンダヨ!!」

 

爆発と同時に施設の中から吹き飛ばされ、海へ落ちてしまった。そして周りには深海棲艦の群。

施設から顔を出して叫ぶ飛行場姫。

 

「ソイツヲブチ殺セェ!」

 

「闇風様ノ所ヘ行ク」と伝えたら・・・その・・・5秒後。

深海棲艦の放つ砲弾、怒号、罵声の嵐がカ級たった1人の目標に飛び交う。

 

「ギエエエ!!」

 

包みが引き裂かれても逃げる。悲鳴を叫び逃げる。それでもカ級は会う事しか考えなかった。

 

鎮守府で出没する、その昆虫族と名乗った怪人。それと立ち向かう艦娘及びヒーローになりきったような市民。

しかし昆虫族の数は少数で民が約数百、いや数千人の中で1匹というような少なさであった。

闇風みたいな光線を出す・・・事はできません。   

“夜戦空手”“ビッグセブンパンチ”“天龍型剣術”などといった素手や武器などで応戦する。

弾薬温存の為、砲撃等は禁止。

相手ならないといった雑魚と艦娘の戦いを喫茶店の中から眺める闇風。

だが少し困り眉になり果てていた。白くて丸いような物を乗せた容器がテーブルの上に置かれた時、これは何?と怪訝な顔つきで白い物体に顔を近づける。

 

「分かんないのこれ?」

 

目を細める島風。「これはアイス」と言った後、スプーンと容器をすぐ手にして食べ始める。

スプーンの使い方には一方慣れていたが、初めて目にするある人間の食物には躊躇していた。

 

「熱くないよ~。冷たいよ~」

 

食べてみなさいと誘導するかのように持ちながら腕をゆらゆらと揺らす。

半分を占める量のアイスを乗せたスプーンをゆっくり口に運んでいく。舌に・・・乗せた時、少し間に停止する。

 

「・・・」

 

感想は口でははっきりと言えれない程、それは

 

(まろやか・・・)

 

甘いという味を味覚した闇風にとってそれは人生初のように味だった。そして猫舌な彼にも丁度良い冷たさ。

 

この姿に間宮がクスッと微笑む。人間ではない不思議な者を今は笑顔で参る客として見ている。客よりもそれは新人。

 

「慣れました?」

 

優しい女の親しげしい声は大抵男は顔を赤くするが闇風は

 

「いいえまだです」

 

顔が赤くならないおろか、向いてくれない固い態度。このクールで美男という印象強さも艦娘達から興味を引いてしまう理由でもある。

愛には興味はないと態度で示しても、あまり暴力は振るわない。ければ近くで大人しい性格と思い込んでしまう程である。

間宮が落ち着いていられるのは闇風が今いるからではない。突如顔から ヌッと顔を出した影。台を飛び越え、間宮に襲いかかるゴキブリ怪人。

 

「ゴキキー!俺様の名は!」

 

間宮の血相が変わった時、目がカッと開いた。

 

“美性同母拳! 仕置き骨!”

 

強大なパンチで怪人の頭は粉砕。

 

「その技はやはり教わったか。極級戦士に」

 

闇風の予測の言葉に当てられ、顔を赤く染める間宮。

 

「あらすいません」

 

闇風の言う極級戦士という名を思い言いだすと常識を超えたという言葉を必ず頭で蘇生してしまう。

常識を超えた化け物的というより強大な力を持った者を指す事だ。各国の政府がそう呼んだ後、国民にも知れ渡るようになった。

ランキングにも名簿に登録され、話題で盛り上がっている。中には弟子としてついてくる者も少なくない。それ以下の大、中、小級の戦士が特に多い。

 

「ちょっと乱暴だからな。名を知っておかないと・・・でも2人は知ってるよな」

 

間宮と島風は同時に頷く。

先程外で3体の怪人が暴れていたが突如同時に飛ばされる。この町では4人の極級戦士が住んでいる。今その中の1人が怪人をパンチで飛ばした。

島風が子供みたいにアッーと呑気な声を上げて1人の戦士に指を指す。

 

「あのジムの姉ちゃんだ」

 

あいつだな・・・ライバル視点で見る闇風。

 

「葵博士の姉。本当は“パワーシスター アキ”。奴は極級の1人」

 

タックトップ姿の女。駆け足でその場を去って行った。

 

ジムで入る前に“時間が欲しい”と言って外に出て行った。葵博士は入口付近で姉が戻るまで待機していた。怪人の掃討のつもりで早足で討伐へ向かった。

それを終えた時は

 

「お待たせっ」

 

弟の前では親しげな笑顔で迎えてくれる。

やっと終えたという喜びの顔。その先の予定をまるで子供が遠足か遊園地に行くことを楽しみにしているように気持ちが華やいでいる。

先程の怪人を早くぶっ飛ばし、早めに終わらせたいのは

 

「さぁ!一緒にパトロールしましょ!」

 

弟と手を繋いで活動したかった。

「ちょっと待ってよ」と弟の伝えるつもりのかけ声でも躊躇することなく手を強く引っ張る。

パトロールと言っても見た目ではパトロールとは言えないとすぐに知覚する仕方ないと即大人しくなる博士は付いて行くしかなかった。

普段怪人は人気の多い場所のど真ん中に出没する確率が高い。それを知ってるのか忘れてるのか、何故か人気無い、そこは海一面と広げた浜辺の風景を2人は堤防から眺める。

空は快晴で海の色は青緑色に染めて美しい。

「落ち着くね」と両腕を堤防の上に乗せる葵博士の姉。

不穏の態度は変わらない葵博士は姉の背後から「そうだけど」と返すしかなかった。

調査の報告を

 

「昆虫族についてなんだけど・・・」

 

と少しでも知って欲しいと説明するが「私は強いから」と呑気に海を眺めるばかりだった。

これでも仕方ないとため息を吐く葵博士。

 

(強くなっても姉ちゃんは姉ちゃんか)

 

強いことは確かにと思う程分かる。極級9位最下位とはいえ端くれというべき位の実力を誇る。

葵博士は今まで数人の極級戦士をこの目で見てきた。やはり強いという印象が強いが全体的から見ての評価はやや不安な点が付いている事はもはや弱点とも例えるべきだと判断した。

 

「ん・・・あれは」

 

姉が突如何かに気づいた時、顔を少し前に出す。

この動揺に葵博士も踏み出して覗き込む。

海から堤防へ近づく1つの人影。姿がはっきりと捉えた時、それは以前から把握していた存在であった。

 

「あいつは確か・・・」

 

身体と同じ大きさの水色の光球が姉弟の前に迫った時、

 

「ル・・・!」

 

爆発音か共に爆煙が吹き出し、複数のコンクリートの破片が飛び散る。

右腕を伸ばした先の手の平から煙が噴き出し、音を鳴らす。

破壊された堤防を獲物を狙う獣如くの目で睨む。深海棲艦 ル級。

煙の中から飛び出す影がル級の前で着地する葵博士の姉。額にはブチブチという血管が膨張するような生々しい音がル級にも聞こえる程響く。彼女とは思えない目の開きと態度。

 

「よくも弟に手を出してくれんじゃねえか・・・!ああ!?」

 

骨を鳴らす葵博士の姉。コカサスカブトの怪人の時よりもさらに酷いという程の敵対心。

 

「ダガ貴様ハ喰ラウ前ニ避ケタダロ・・・」

 

「やかましいわゴラァ・・・!」

 

互い、拳を強く握りしめ、殴りかかろうする瞬間の姿勢。

強者同士の殴り合いが始まるゴングである。

 

 

 

 

 

 

 

 




キャラができるまでの経路の説明もいつかは書こうかと思います。挿絵も投稿するつもりですが・・・まあ雑になりますけど
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