「・・・寝るか」
達也は夢のせいで起きても疲れが取れず、二度寝をする。
「・・・zzz」
暫くして、キドが達也を起こしにやってきた。
「おい達也。起きろ。」
「・・・ああ?」
「朝食が出来たから食卓に来い。皆起きているぞ。」
「お~・・・zzz」
「だから寝るな!」
キドは達也をうつ伏せにし、達也に関節技を仕掛ける。
「
「起こしたのに寝始める方が悪い。」
キドは力を緩める気配はない。
「
「・・・」ピタリ
達也は能力を使い。キドの関節技を止める。そして、キドの手を振りほどく。
「っつ~・・・全く・・・夢の中でビンタされるわ関節技でその夢から覚めるわぁ・・・」
達也は確信する。今日は厄日だと。達也は身体を伸ばし、
「・・・っ!達也、もしかして能力を使ったか?」
「ああ、使った。けど別にいいだろ。朝食できてんだろ?さっさと行くぞ。」
(なんで俺が起こされたような雰囲気になるんだ)
起きた達也と
「おはよー、達也さん。昨日はよく眠れた?」
「全然、だから今朝は二度寝した」
朝の挨拶をした後、椅子に座る。そして、達也が朝食を食べ始めたころ、
セトはあることに気が付く。
「・・・?達也さん、左頬が赤いっすけど・・・どうしたんっすか?」
「ああ・・・これか・・・?」
左頬の赤みは、目を据える蛇にビンタされたときに出来たものである。
しかし、それは夢の中の出来事なので易々と本当の事は言えない。
「(マジでただの夢じゃなかったのか)・・・寝癖だ」
達也の発言を聞いた全員が"絶対嘘だ"と心の中で思った。
今日の朝食はトーストとサラダと目玉焼きである。
「・・・」モグモグ
メカクシ団が会話している間、達也は黙々と朝食を食べていた。
「ごちそうさん」
食べ終わり、食器をシンクに置き、立ち去ろうとするが・・・
「達也、食器を洗うぞ。どうせ暇だろ?」
「・・・解ったよ・・・」
キドに言われて、全員分の食器をキドと二人で洗う。
「なあ達也、お前何処から来たんだ?」
「・・・分からない。気が付いたら賑やかな広場で目が覚めた」
「そうか(もしかして、記憶を無くしているのか?そして帰り道がわからないから
此処に泊まることにした・・・とか?)」
「そういやさ、お前らは何で同居しているんだ?」
「俺とセトとカノは同じ孤児院で暮らしていてさ、
俺たち三人が引き取られた先で初代団長が設立したのが、このメカクシ団。
・・・俺たちの事情でそこから出て行ったところで、此処での共同暮らし始めた。
そのあと、セトが結構前から知り合っていたマリーを迎え入れた。」
「ほー・・・で、お前らは能力を持っている奴を集めているってわけか・・・」
「まあな。それで、解ってきたことがある・・・」
「・・・能力を持つ奴の共通点みたいなやつか?」
「この後の話は食器を洗い終わってからにするか」
キドはポニーテールを手で後ろに流しながら言う。
(こいつ、かっこつけたがる奴かよ)
キドと達也が食器を洗い終える。そして、キドがアジトに居るメカクシ団に
集合するように呼び掛ける。
「・・・待たせたな、それじゃあ話そうか。俺たちの能力の話を・・・」
「(別にそんなに待ってねえけどな)おう、解った」
メカクシ団の能力の秘密が明かされる。
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