今回は重要人物の登場です!
ではではどうぞお楽しみください!
ここはディアルガが治めている”ランファール”の砂浜。
そこで楽しく遊んでいるポケモン達がいた。
イーブイ「まってー!」
ブラッキー「またなーい!」
イーブイとブラッキーは鬼ごっこをして遊んでいる。するとブラッキーを
追いかけていたイーブイが少しづつ近づいていく。
イーブイ「つかまえた!」
イーブイはブラッキーをようやくつかまえた。しかしつかまったブラッキーは
何も言わず、かたまったままだった。イーブイは不思議がってブラッキーの顔を
覗き込む。するとブラッキーがイーブイを見る。
ブラッキー「スキあり!」
ブラッキーはそう言うとイーブイにタッチする。
イーブイはそれをボーゼンと見ていた。
するとブラッキーはクスクスと笑いだすと走り出す。
ブラッキー「はい!イーブイが鬼だよ!」
イーブイ「はっ!ズルーイ!まってーー!!」
イーブイはまた追いかけ始める。そんな2匹を少し離れたところで見ている
ポケモン達がいた。2匹は座ってイーブイ達のことを見ている。
シャワーズ「楽しそうですね。」
エーフィ「えぇ、本当に。」
シャワーズとエーフィは微笑みながら2匹の様子を見続けていた。
向こうでは相変わらずイーブイがブラッキーを追いかけていた。その様子に2匹は
顔を見合わせて微笑みあう。その時
ドン!
何かと何かがぶつかる音が響いてきた。その音にイーブイとブラッキーは
気づいていない。気づいたのは座っていたシャワーズとエーフィだった。
その音にシャワーズがため息をつき、エーフィはただ微笑した。
シャワーズ「お兄さん達、まだやっていますね。」
エーフィ「こりませんね。あの2匹も。」
シャワーズ達が言っていた2匹はイーブイ達4匹よりもっと遠い場所にいた。
そこにいたのはサンダースとブースター。2匹は向かい合ってバトルの真っ最中。
サンダース「《十万ボルト》!!」
ブースター「《かえんほうしゃ》!!」
2匹が放った技はちょうど中央でぶつかり合い、相殺される。するとサンダースが
走り出す。同じくブースターも。
サンダース「《ミサイルばり》!!」
ブースター「《かえんぐるま》!!」
サンダースはブースターに向けて《ミサイルばり》を放つ。するとブースターは
《かえんぐるま》をして《ミサイルばり》をすべて消した。それを見たサンダースは
足を止めると後ろに少しジャンプした。それを理解したのかブースターも
後ろへと下がり、《かえんぐるま》をやめる。
2匹はジッとにらみ合った。すると
シャワーズ「ブースター兄さん、サンダースさん。そろそろ帰りますよ。」
シャワーズが2匹を呼んだ。すると2匹はにらみ合いをやめるとシャワーズを
同時に見る。
サンダース/ブースター「分かった。」
2匹は同時に言うとシャワーズの元へと一緒に歩き始める。その途中でブースターは
舌打ちをした。
ブースター「くそっ、今日もか。」
サンダース「これで1575戦、0勝0敗1575分けか。」
2匹は家族を守る力をつけたいと思ったためいつも手合せをしているが、
時間が足りないのかいつも決着がつかないのだ。そんな2匹の様子を見て
シャワーズはクスクスと笑う。
一方エーフィは鬼ごっこをしている2匹に近づいていた。
エーフィ「イーブイ君、ブラッキー。もう帰りますよ。」
エーフィがそう言うと遊んでいた2匹は立ち止まるとエーフィの方へ歩いてきた。
その様子にエーフィは微笑む。
ブラッキーとイーブイは並んで歩いていたが、ふとブラッキーが足を止める。
その様子に気づいたのかイーブイも足を止めてブラッキーを見た。
ブラッキーは微動だにしていない。
イーブイ「どうしたの?」
イーブイが声を掛けるがブラッキーはただある1点を見つめているだけだった。
それが気になり、イーブイもその場所を見るとそこには何か青い塊があった。
よく見ると所々に傷のようなものがある。
イーブイ「・・・・ゴミ?」
すると見ていた青い塊が少しだけ動く。それにイーブイがハッとした瞬間、
ブラッキーがそれに向かって走り出す。イーブイも遅れて走り出した。
そんな2匹の様子にエーフィが驚き、追いかけていく。
エーフィ「2匹とも!どこに行く・・・・・」
エーフィは言葉をきった。2匹の向かっている場所の青い塊に気づいたからだ。
イーブイとブラッキーは先に到着し、その青い塊を見ていた。
その後にエーフィも到着してそれを並んで見た。
青い塊の正体・・・それはポケモンだった。
大きさはエーフィ達と変わらない。そして体中に傷があった。
ブラッキー「だれ?」
エーフィ「ここら辺では見ない子ですね。」
2匹が観察しているとイーブイが少しだけ近づいてその子に触る。
イーブイ「見てみて!ネクタイのようなものがついてる!」
イーブイはそういうと頭の方についているネクタイのようなもので遊び始める。
その様子を見ていたエーフィはハッとして、イーブイに注意する。
エーフィ「とにかく、手当てをしないと・・・・・」
エーフィが後ろを向くと、騒ぎに気付いたのかブースター達がこっちに向かっていた。
シャワーズ「どうしたのですか?」
シャワーズの問いにエーフィは3匹に見えるように傷ついた子を見せる。
その子の姿にシャワーズは驚いて手で口を押えてしまう。
ブースターは一回サンダースを見るとその子に近づく。
ブースター「家に運ぼう。エーフィ、手伝ってくれ。」
エーフィ「あっ、はい!」
エーフィが器用にその子をブースターの背にのせる。そして2匹はその子が
落ちないように慎重に運んでいった。
サンダース「行くぞ。」
サンダースの一言で全員で家へと向かっていった。
イーブイ達の家で傷の手当てを受けたポケモンはリビングのソファーの上で
寝かされていた。手当てしている間でもポケモンが起きることはなかった。
イーブイ「起きないね。」
イーブイの言葉にブラッキーも同意するように頷く。
シャワーズ「私はなぜこの子が怪我をしていたのかが気になります。」
サンダース「こいつが目を覚ましたらすべて分かる。」
すると今まで微動だにしていなかったポケモンが少し動く。その様子に家族は
静かにそのポケモンを見つめる。すると傷ついていたポケモンの目が
ゆっくりと開いていく。そして頭を少しだけあげ、周りにいるイーブイ達を見つめる。
イーブイ「起きたー!!」
イーブイの大声にその子が一瞬ビクッと怖がる。
ブースターは一度ため息をつくと軽くイーブイの頭を叩く。
エーフィ「目覚めてよかったです。」
エーフィがそう言うとそのポケモンはエーフィをゆっくりと見る。
そして何度か瞬きをする。その様子から落ち着いたのが分かったのか、
ブースターが近づいた。
ブースター「おい、お前の名前は?」
ブースターの問いにすぐ答えようとしたのかその子は一度口を開けるが
すぐ閉じてしまい、俯いてしまった。その様子に家族は顔を見合わせる。
「私は・・・・・」
その子がつぶやくように言った。声が高かったので女の子だと予想する。
しかしその後その子はそのまま黙ってしまった。
シャワーズ「どうしたんですか?」
「・・・・・・・・・らない。」
その子がまた小さくつぶやく。イーブイ達はしっかり聞き取ろうとして
少しだけ近づく。次の瞬間、イーブイ達は驚くべき言葉を耳にする。
「分からない・・・・・・分からないんです。自分が誰であるか、名前さえも。」
どうでしたでしょうか?楽しめましたか?
今回の小説の主役となるのはイーブイ進化シリーズです!
これ言うと記憶がない子も分かっちゃうか(汗)
ではまたの更新待っててくださいね!