箱庭の世界にやってきた博麗霊夢 作:冷水
おおよそのイベントだけしか考えてなくて、今回の更新は悩みました。
矛盾ないように、この先の展開をまとめられるのか、頑張ります。
(それに、ここからは読ん頂ける人の好みが明確に分かれる気がします)
霊夢の目の前には、手紙が落ちてきた。
見るからに禍々しい気配が漂っている。
タイミングが良いのか悪いのか、
手紙を拾うと、近くに居た十六夜と飛鳥、そしてジンが寄ってきた。
「その手紙・・・・・・、どうしたのですか?」
ジンが、明らかに不審な手紙を見て霊夢に聞く。
「これ、空から落ちてきたのよ」
「空から?」
それに興味を示したのは、十六夜、飛鳥だった。
手紙の表を見ると、「打倒魔王を掲げたノーネームへ」とあり、
裏には「魔王テト」と書かれていた。
ジンはそれを見た瞬間、嫌な予感しかしなかった。
霊夢から取り上げようと動くが、それより早く反応したのは十六夜だった。
「あ、ちょ・・・・・・開けちゃだめですよ!」
蝋の封印を解き、手紙の中身を開けてしまった。
「なになに・・・・?」
皆が手紙を覗き込む。
それは心配するジンも例外ではない。
むしろ、心配しているからこそ覗き込む。
-----------------------------
打倒魔王を掲げるコミュニティよ
我は魔王、チェス盤の上に座る神テト
我を打倒せよ。
-----------------------------
と。
手紙は2枚あり、1枚目にはそれだけが書かれていた。
「おいおい、面白そうじゃねえか」
十六夜がつぶやく。
「早く続きを読みましょう」
飛鳥が続きを促す。
2枚目は、黒い紙だった。
さっきまで、1枚目の羊皮紙と同じ色だったのに。
読み始めようとしたらいきなり色が変わった。
黒いギアスロールであった。
それは、主催者権限を持って作られたギアスロールのこと。
その多くは、見ただけではルールを把握しきることは不可能なもの。
「知らないことは無知である」と、魔王が囁くように。
知恵を振り絞り、ゲームの本質を理解しなければクリアなどできないものが多数である。
箱庭のルールを逆手に取り、意図して”ルールの穴”を持って作られたものである。
魔王とは、ゲームを断ることのできない主催者権限という制度を持ってゲームを挑み、、
それを悪用するもののことである。
ジンはそれを見た瞬間に、背中に冷たい汗が流れるのを抑えられなかった。
その瞬間、世界は暗転し”オープニングムービー”が始まった。
-いにしえの大戦
-神々は絶対の地位、唯一神の座を賭け、永遠の争いを始めた。
-神々が、そして神々により、創造されし種族達により、大地は焼き尽くされた
(天使が、エルフが、神が、戦っている風景が流れる)
-約6000年前
-空と海と地、そして星の死によって、勝者なきままその大戦は幕を閉じた
-その時点で、ただ一柱力を残し、傍観を貫いた遊戯の神が唯一神の座についた
(神が、全種族へ対し問いかける)
-腕力と暴力と武力と死力の限りを尽くし
-[屍の塔]を築く「知性あり」しと自称する者ら、答えよ
-己の知性なき獣の”最後”を
(美しさの欠片も残らぬ、ただ破壊のみの面影を残す世界を)
(水は枯れ、およそ生物が口にしてよいものなど、見る限りにおいて見つけられない世界を)
-この世界における、あらゆる殺傷、戦争、略奪を禁ずる
(荒廃した世界において、何も残らない世界を見る神は、武力の行使を禁ずる)
(そして、厳かに告げる)
-知性ありしと自称する16の種族よ
-理力と知力と才力と資力の 限りを尽くし知恵の塔を築きあげ
-汝ら自らの知性を証明せよ。
(そうして制定された盟約)
-其の一:この世界におけるあらゆる殺傷、戦争、略奪を禁ずる
-其の二:争いは全てゲームにおける勝敗で解決するものとする
-其の三:ゲームには、相互が対等と判断したものを賭けて行われる
-其の四:゛三゛に反しない限り、ゲーム内容、賭けるものは一切を問わない
-其の五:ゲーム内容は、挑まれた方が決定権を有する
-其の六:゛盟約に誓って゛行われた賭けは、絶対遵守される
-其の七:集団における争いは、全権代理者をたてるものとする
-其の八:ゲーム中の不正発覚は、敗北と見なす
-其の九:以上をもって神の名のもと絶対不変のルールとする
-其の十:みんななかよくプレイしましょう
舞台は切り替わる。
緑の豊かになった大地。
6000年を経て、大地は見違えるように輝いていた。
だが、神に挑む者はいなかった。
それどころか、滅亡の危機に瀕している種族すらある有様だった。
グランドクエスト:
人類は滅亡の危機に瀕している。
人類の領土は、都市一つを残すのみとなっている。
そこで、
プレイヤーには、滅亡寸前の人類種「イマニティ」の危機を救い、
全権代理者となり、世界征服をしてもらう。
そして、神への挑戦権を得て、神を打倒せよ。
魔王テトを打倒し、このゲームに終止符を打て。と。
”オープニングムービー”の終わりに、ギアスロールの内容が表示される。
-------------------------------
ゲーム内容:
Absent of domination's "Disboard Replica"
~制覇する者を探しているディスボード・レプリカ~
ゲームマスター側参加者:
遊戯の神テト
プレイヤー側参加者(人類のみ):
博麗霊夢
逆廻十六夜
久遠飛鳥
ジン・ラッセル
勝利条件:
ホスト指定ゲームの制覇(グランドクエストのクリア)
ゲームマスターの打倒
敗北条件:
ホスト指定ゲームへの失格
総員の降参
指定ゲーム:
ロールプレイングゲーム「ディスボード レプリカ」
ルール説明:
【10の盟約】
其の一:この世界におけるあらゆる殺傷、戦争、略奪を禁ずる
其の二:争いは全てゲームにおける勝敗で解決するものとする
其の三:ゲームには、相互が対等と判断したものを賭けて行われる
其の四:゛三゛に反しない限り、ゲーム内容、賭けるものは一切を問わない
其の五:ゲーム内容は、挑まれた方が決定権を有する
其の六:゛盟約に誓って゛行われた賭けは、絶対遵守される
其の七:集団における争いは、全権代理者をたてるものとする
其の八:ゲーム中の不正発覚は、敗北と見なす
其の九:以上をもって神の名のもと絶対不変のルールとする
其の十:みんななかよくプレイしましょう
補足:
なお、ゲームプレイ中の時間の流れは、現実とは違うものと規定する。
現実での1日はゲーム世界での約13年とする。
-------------------------------
この展開、予想していた方もいるかと思います。
上手く、表現できていない気もして、私の実力が無いのが作者として悔しいですが。
さて、タイトルにあるゲームに必要なことについて記載しようと思います。
それは”オープニングムービー”です!
・・・という、冗談はさておき、
本当はここから先の物語を書きたかった。
博麗霊夢だけでは、微妙に力が足りないような気がして(主に怠け癖が原因でいつの間にかゲームオーバーなんて笑えません)
問題児達も巻き込んでいます。
ただし、”箱庭のルール”では問題ない範囲で作成されていています。
ゲーム盤上の世界では、”ディスボード”の盟約順守です。
こういう展開、はっきりと好き嫌いが分かれると思います。
耀の出番は、考えていません。
本当は白夜叉も出したかったのですが、ディスボードでは神霊の類になってしまうので。