前回のあら寿司
新旧ぶっ壊れ対決、
オシリスがアップを始める、
忘れ去られた墓地のブレイクスルー・スキル(スルーだけに)
前回は相手が酷かったので本気で潰しましたがこれから先毎回畜生カードばかり使うわけでは無い。
むしろ普通どころか地味になるかも、
OCGカードだけで普通に戦う回もあると思います。
OCG詳しくないから原作カードで誤魔化そうとしている面もありますので。
正攻法でやれないので邪道で攻める、仕方ないね。
強欲な壺二枚しか引けないのかよ…と感じてきて感覚がおかしくなっている事を実感する。
「全員で直接攻撃!」
「NOOOOOOOOOO!!?」
ペガサス L 0
「ペガサス様ァ―――――ッ!?」
リアルソリッドビジョンで実体化したモンスターの攻撃によりペガサスは吹っ飛ビングして地面に叩きつけられる。
あわてて夜行が駆けつけ一同も集まっていく。
「ペガサス様!大丈夫ですか!」
「ああ、シンディア…また再び会えるなんて…今ソッチに行きマース…」
「へ゛カ゛サ゛ス゛サ゛マ゛ァァァ゛?!」
「やべぇよ…やべぇよ…」
このままではペガサスさんが死んでしまう…
「せや!シンディアのカード借りるで!」
ペガサスの懐からシンディアのカードを取り実体化させる。
「ペガサス!シンディアならこっちにもいるぞ!」
「ウ~ン…シンディアが、二人…?エクシーズが来マース…」
うーん、駄目か…仕方ないなぁ…
「シンディアでペガサスに攻撃!」ガオンッ!
シンディアがペガサスに跨り頬に拳をぶち込む。
つうこんのいちげき!
「フグッ!?…ハッ!?ココは…?」
「ペガサス様!意識を取り戻したんですね!」
やはりこういうのは殴った方が手っ取り早い、承太郎も言ってた。
「ヤコウ…それに、シンディア…?シンディアに触れる…ワタシはまだ夢を見ているのでショウカ…?」
「まだ寝ぼけているのか、それは幻覚ではない。リアルソリッドビジョンによって質量を持って貴様のカードが実体化したのだ」
ペガサスは海馬の言葉に夢うつつになりながら耳を傾けている
「成る程、これ程までとは…映像とはいえもう一度シンディアに触れられるなんて…」
シンディアの頬に触れながら呟く、その目に涙が伝っている。
そういえばこのシステムは王国編時代のペガサスの夢といってもいい。
ソリッドビジョンでもう一度シンディアをこの目で見たい、
その一心で海馬コーポレーションを買収しその技術を手に入れようとしていた。
幻想とはいえそのシンディアにこうして触れる事が出来た。
ペガサスの夢が実現したのである。
「しばらくそっとしておいてあげよう」
~~~~
「スミマセン、待たせてしまったようで…」
「いいんですよ、こちらもやり過ぎてしまいましたし、休憩も必要でしょう」
「ふん、いつまでもソリッドビジョンにベタベタと触り過ぎだ」
(お前が言うな…)
海馬が嫌味を呟くがペガサスがヘリでこちらに来るまでの間、
こいつも実体化したブルーアイズにベタベタと触っていた。
引くくらい触っていた。
「あれ?もしかしてこれって女モンスターを実体化すれば…閃いたっ!」
「通報した」
何を考えてるんだ城之内君、男の夢だけどさ…おれもマジシャンガール実体化させようとしたけどさ…
「しかしとてつもない技術デース…海馬コーポレーションの技術を遥かに上回っています、異世界の技術とは恐ろしい…」
「ソリッドビジョンに関してもそうだがカードの能力も凄まじい…この小娘の持つ異世界のカードはとてつもなく強い…」
「シンクロ、エクシーズ、ペンデュラム。どれも個性的で強力デース。融合や儀式の他にこんな可能性があったとは…そういえば…」
ペガサスが一枚のカードを取り出す
「これは?」
「偶然発見されワタシに届けられたカードです、こんなカードは作っていないので何者かがわが社の目を盗んで無断に作った物かと思いましたが。もしかしたら異世界のカードかもしれまセーン」
「ふぅん。テキストにエクストラデッキと書いてあるな。カードの種類が増え融合カードデッキがエキストラデッキに名称が変わったのだったな?」
「はい、という事は間違いなくそれは異世界のカードでしょう」
どんなカードだろう?
カードを覗いてみる
エクストラ・フュージョン
通常魔法
自分のエクストラデッキから、
融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を
融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
なぁにこぉれ?
漫画5D'sでボマーが使っていたカードである。
あの悪名高いボム・フェニックスをこれ一枚で融合召喚した。
これ一枚で属性ヒーロー、シャドール、ノーデンなどが正規召喚される。
エクストラデッキを圧迫するが単体では簡易融合の上位互換と言って良い。
効果を見た瞬間に様々な悪用方が浮かんでくるカードである。
しかもこの世界はエクストラデッキの制限が無い…アカン…
「異世界のカード事情は分かりませんが凄く強いカードだと思いマース。そしてこのカードだけではアリマセン、この世界に存在しない沢山のカードを保存してありマース」
「何故異世界のカードが…小娘のような奴が他にいるのか?」
「まあありえない話じゃないと思いますよ」
ARC-Vとかそんな話だしね
「俺としても他に自分の様な人間を探す為に社長に近づいた面もあります」
海馬コーポレーションの情報収集能力は有名だしね
「成る程、わが社の後ろ盾、デュエルディスクの調査の他にもう一つ思惑があった訳だ。中々したたかな奴だ、初対面より好印象を持ったぞ」
「でもそうなると問題もあるかも…確か別次元から侵略しようとしている世界もあった気がする」
融合次元とか…
「ナントッ!?異世界から侵略!?」
「ええ、集団で無理やりデュエルを挑み、負けた相手をカードに封印して行くんです」
「オーノゥ…デュエルに負けた相手をカードに封印など…なんて酷い事を…」
(お前が言うな…)
「デュエルモンスターズで侵略行為だと…っ!許せん…!!」
怒りを露わにしたのはペガサスよりも海馬だった。
兵器を開発していた海馬コーポレーションのやり方を許さず、社長になった後はそのすべてを捨て、子供たちを笑顔にするおもちゃ・ゲーム企業に方向転換した男だ。
そのカードゲームで侵略行為を働いていることがたまらなく許せないのだろう。
感情をむき出しにしてシャーリーに掴みかかる。
「その愚か者どもはどんな組織だ!なんという名前の奴らだ!?」
「ふぇっ!?デ、デュエルアカデミアです!」
「」
あ、しまった…つい言ってしまった…社長がフリーズしとる…
「デ…デュエルアカデミア…だと…?」
「い、いや…その…アカデミアといってもこことは違うパラレルワールドの可能性が高いですし、よしんばこの世界だとしても今じゃなく遠い未来の話の可能性が高いですよ…?」
「今この世界の可能性もあるという事だなっ!!この世界に異変が起きると言っていたがそういうことなのではないのか?」
「いや、大丈夫です…アカデミアでちょっとした事件が三、四回起きるだけですよ、それもアカデミアだけで解決できます」
※世界の危機が三、四回程訪れます。
「むっ、そうか…だが異世界の奴らが紛れ込んでいる可能性は未だ高いままだ、下手をすればこの世界が攻撃にあう可能性も考慮に入れなければ…現にこの世界の物でないカードもある…」
なんか話が大きくなってるな…
「ふぅん、異世界の人間探しはわが社でやっておいてやろう…もし攻められた時の為にデュエル戦士の育成も考慮にいれるか、となると適した場所はやはりアカデミアか…」
おいばかやめろ、変なフラグを立てようとするんじゃない。ガチでやめろ。
「もしそうならミスシャーリーのような決闘者が群れを成して襲ってくるという事ですか…」
オーマイゴットと頭を悩ませるペガサス
「ウーン、対抗策としてシャーリー嬢のカードを量産するのはどうでショウ?」
「何?」
この人は何を言ってるのだろう?
「無論シンクロやらエクシーズやらをポンポン出すわけではありません。現在あるカードやテーマの発展型のカードやサポートカードを出すのデース。海馬ボーイのカードで言えば銀竜の轟砲の様なカードを少しずつ出していくのデース!シンクロなどが無くても強いカードは有るのでしょう?あの…征竜とか…?」
「征竜はやめてください(デュエルモンスターズが)死んでしまいます」
カオスエンペラー出した時と同じ状態になるぞ。
「ソウデスカ…ですが強すぎないカードであれば出していきたいデース。…それにこれにはもう一つ意味がアリマス…」
「もう一つ?」
なんだっていうんだろう?
「ソウデース、カードを出さなくてもシンクロやエクシーズなどのカードを開発中であると公表しこの世界に存在しない筈のカードを市場に出すとシマス。異世界からカードが流れているならユーの様に異世界の人間が居る可能性が高いでしょう。その者達は必ず何かしらのアクションを起こすはずデス、善人悪人問わずにね…」
「成る程ね、異世界の人間を炙り出す、もしくはおびき寄せる事が出来ると?」
「そうデース、どうか協力してもらえませんか?」
これは…どうなんだろう?良いんだろうか?
たしかにこうすれば俺みたいに接触を図る者も出てくることだろう。
まあもし二次小説にいる転生主人公なら『なんでこの時代にエフェクト・ヴェーラーやレベル・スティーラーが!?』とか言って買って終わりだろうけど…
※メタモルポッドな話題はいけない。
「お願いシマース!ユーのカードを見たときすごくワクワクしました!このカード達を実装したい、子供たちに使わせてあげたい、そう思ったのです!」
「うーん、そう言われると弱いなぁ…」
「ユーは今戸籍が無い状態でしたネ?なんならユーを我がペガサスファミリーに加えるのはどうでしょう?」
「いや、後見人としてならともかく、コスプレ変態集団と仲良くする自信は…」
「貴様!ペガサス様になんてことを!」
「おめーもだよ、変態ホーリー・エルフ」
「無論タダとは言いません…少ないですがこれくらいでどうでしょう?」
冗談じゃない、金で俺を懐柔できると…ひぃ、ふぅ、みぃ…0が八つ以上見えるんですが…?
「単位が億越えてるじゃねーかっ!?」
「オット、ドルで書いてしまいました、この数字に桁を二つ足してクダサーイ」
(ヒエェェェェェェェ!?)
「別におかしくは無いと思いますが?ユーのカオスソルジャーだけで億は軽く越えまーす。この世界はそれほどまでにカードの価値が高いのです。ユーのカードを全て売ればこれくらいは稼げるはずデース」
うわぁまじか…カード売って優雅に暮らそうかな…
遊戯王SSの主人公とは思えない発言である。
まあガンダム売ろうとした主人公も居たし、多少はね?
よくよく考えればこの世界ではデュエルモンスターズが世界の中心だ。
元の世界のプレイ人口はよく分からんが仮に1000万だとして、レアカードの価値はこの世界では700倍になる訳だ。
高いカードは元の世界でも百万超えるから七億は行く訳だ。実際はもっとであろう。
某プロが100億でカードを作っていた様な気がする…。
「それにユーの持ってないカードでわが社にあるカードなら可能な限り差し上げマース!」
ぐぅ!さらに畳みかけるかぁ!
「それと異世界のカード達も神のカードのような危険な類もあるかもしれません。なのでわが社が持つ異世界のカードを押し付け…差し上げマース!」
うーん、某テレビショッピングもビックリの特典に揺れるママママインド。これは主人公ホセ…補正が発動してますわ…。
まぁどっちにしろ異世界のカードは貰おう、危険なのはデュエルディスクに封印しなきゃならないし…
それでいいのかと言いたくなるがデュエルディスクに入っている状態では特に問題が起きてるわけじゃ無いのでいいのだろう。アニメなどで邪悪なカードがこの中なら普通のカードなのだ、
デュエルディスクの中が一番安全なのだろう、だからカードをもらうのは仕方のない事なんだ。
言い訳を終了し選択肢に戻る、この選択肢で世界が大きく変わると言っていい。
この世界のカードバランスが大きく変わるだろう。デュエルの度にタッグフォース3を起動する必要も無くなるのだ。
しかしそれは原作崩壊ってレベルじゃねーぞ!なことになってしまう。
ここは鉄の意志と鋼の強さを持って断ろう…!
お金には勝てなかったよ…
「では、商談成立デスネ!」
今の俺は資本主義の豚、もとい雌豚である。ブヒブヒ。
これでデュエルの際にカードの登場時期の確認作業に没頭する必要が無くなるね(メタ発言)
「ではカードのテキスト処理などで力を借りる必要な時が有るので開発にも協力を頼みますね」
「ふぁい」
「ふぅん、デュエルディスクの調査もしなければなるまい。それは貴様でないと動かせないようだからな」
そういえばそれもあったな…このデュエルディスクも調べなきゃいけないね。
なぜか手元に有り俺のカードが入っていたこいつ。
この世界のソレと比べても圧倒的に優れたこいつはまだまだ謎だらけだ。
ああ、これから俺はどうなるのだろう…?
なんだか忙しくなってきたね…
まだこっちに来て二日目だよね?何でこんな忙しいの?
まだ導入パートだから?GXはいつ始まるの?
下地を整えるのは大事だから仕方ないね。
海馬戦とかあんだけ原作壊れカードでドローして手札カツカツだったからね。
原作効果使わないと勝負にすらならないくらいカードパワーに差があったからね。俺は悪くない。