原作効果もいい加減にしろ!   作:なのは3931

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現実世界から遊戯王の世界にいく感じで
遊戯王GXの世界で行きます
現実世界のカード(シンクロ・エクシーズ・ペンデュラム)ありです、ですがあんまりカード覚えてないので原作効果、アニメ効果使います


第0章
導入なんて適当でええねん


とある家のとある一室、そこには数人の若人が集まっていた。

 

それぞれがカードの束を持ち互いに向き合っている

 

カードは遊戯王カード、彼らはカードゲームをしようというのだろう

 

「よーし、いっちょはじめようか」

 

その言葉と共にデュエルが始まる

 

お互いにデッキを交換しシャッフルする

 

「丁寧に混ぜてくれよ、何せ俺の魂のカードたちだからな!」

 

「厨二乙」

 

「いいだろみんなでやるときぐらい、別に大会でもないんだから」

 

「かっこつけてもスリーブは萌えアニメの女の子なんだよなぁ…」

 

「良いだろ別に!シャーリーかわいいじゃん!」

 

「でもこいつパンツ丸出しやん?」

 

「パンツじゃなくてズボンだから、パンツじゃないから恥ずかしくないから(震え声)」

 

 

 

雑談しながらカードゲームを楽しむ二人、その光景は日本ではそれなりにありふれたものであった…

 

 

 

この時までは

 

 

 

「おうカード引けよ、あくしろよ」

 

「ぐぎぎ、このままでは負ける、俺はこのドローに懸ける!」

 

「はいはい」

 

「ドローッ!…来た!今日初めて投入した新カード!俺の新しい切り札!」

 

「うわ、まじか」

 

「行くぜ!俺はこのカードを出すぜ!」

 

青年がカードを場に出した、その瞬間にカードが光りだした

 

「うおっ、まぶし」

 

「な、なんだ!?」

 

突然発した光に目を細めた彼らを巨大な光が包み込んだ

 

 

 

 

 

 

 

「…ん、…んん?」

 

 

その者は意識を取り戻した、どうやら長らく気絶していたようだ

 

 

「なん、だったんだ…今の光は?」

 

 

うっすらと目を開けるが視界は今だぼやけている

 

 

「あれ…?ここ、外?」

 

 

目を開けた先には太陽が覗いていた、変だ。さっきまで自分たちは部屋の中で遊んでたはず…

 

 

 

意識が時期に回復していくのを感じる

 

 

(どうして外に?)

 

 

そう思いながら気付く。

 

 

「あれ?地面の感触を直に感じる…」

 

 

そう言って手をかざす、袖様なものは見えない。

 

 

「あれ?」

 

 

かざした手を腹に乗せるも布の感触は無い

 

 

「あれ?あれれ?」

 

 

もしかして下も?そう思い下半身に手を伸ばす、すべすべとした柔らかい感触、衣服がついてる様子もない。

 

 

(もしかして…すっぽんぽん…?)

 

 

まずい、外で全裸はまずい…誰かに見つかったらやばい、少なくとも俺のキャノン・ソルジャーだけは裏守備にしなければ…

 

 

そう思い手を伸ばすが…

 

 

「あれ?ない?」

 

 

そう、あるべき感触が無い、男なら当然あるべき物の存在を感じない…

 

 

「え?嘘?服どころか愛しの息子も存在しない!?」

 

 

慌てて目を下に向ける…が、見えない。

彼の視界は二つの巨大な山に遮られた。

 

 

「あれ?なんだこれ?胸に何か乗っかってるぞ?」

 

 

どっかで見たことがある物、いや…実際はお母さん以外は実物を見たことが残念ながら無い為判断に困るのだが…

 

 

 

それを両手で掴む

 

 

 

 

 

ふにふに

 

 

 

 

 

(や、柔らかいっ!)

 

これは…まさか…お、おお、おおっ…おっぱい?

 

 

顔を上げて辺りを見渡す、そこはどうやら港のようだ。

幸いなことに人影は見られない、海に顔を近づけてみるとそこには…

 

 

 

 

 

見たことが無い美少女が映っていた

 

 

 

 

「な、なんじゃこりゃーっ!?」

 

 

 

 

 

現状を整理しよう。友達とカードゲームをしてたら謎の光に包まれ気が付いたら裸で別の場所に移動していた。しかも体は女の子になっていた…

 

 

まるで意味がワカランぞ!

 

 

頭を悩ませる俺、海面に写るのは悩み込んでいる美少女である

 

 

目は青色で肌は白い、髪は色素が薄くオレンジに近い茶髪、どうやら日本人ですらないようだ。スタイルもよく身長は縮んだかもしれないが脚の長さは伸びたかもしれない。あとおっぱいがでかい。あとおっぱいがでかい。

 

 

この顔に覚えはない、だがこんな特徴の人を知ってるような…

 

 

「うーん、あ、そうか!」

 

なんというかアニメキャラで例えるとストライクウィッチーズのシャーリーに似ている、その可愛さ故に心を奪われ遊戯王のスリーブにもしていた。

アメリカ人、茶髪、おっぱいがでかい、かわいい、おっぱいがでかい。

シャーリーが現実に居たらこんな感じだろう

(知らない人がいたらパンツじゃないから恥ずかしくないもんって調べてね!)

 

 

 

 

何故、女の姿に?

彼、いや彼女は知るよしもない、自分がこんな姿になった訳。

 

 

 

―――それは

 

 

 

 

 

…特に無い、作者の趣味である

 

 

 

 

 

ニコッと笑ってみる。かわいい

キリッと決めてみる。かわいい

ぐぬぬと唸ってみる。かわいい

 

 

 

 

いやそれどころではない。この状況をどうにかしなければ。

現在携帯も財布も無ければ服すら無いのである

 

 

 

何か無いのかと辺りを探ると

 

 

「むっ!あれはスマフォではないか?」

 

 

電子機器を発見。携帯なら誰かと連絡できるかもしれない。

この姿じゃ家族や友人に連絡しても無駄かもしれないが最悪警察とかに保護してもらう手もある

 

 

 

電子機器を手に取る、近くで見ると案外大きく、スマフォというよりはタブレットという感じだ。

何故だろう…厚さが少年ジャ○プ並みにある

 

 

 

「動くか?」

 

 

画面の所に触れてみると光が灯り動きだした

 

 

 

「電話機能は無いのか~?」

 

 

アイコンを適当に押してみるも電話できそうに無い

一つのアイコンを押した時に異変が起こった

 

 

 

「うわっ?!」

 

 

 

突如機械が開き中から大量の紙束が出てくる

 

 

 

「な、なんだ?」

 

 

出てきた物を見て見る

 

 

 

「遊戯王カード?なんでこんな物がでてくるんだ?」

 

 

画面を見て見るとカード一覧の様な物が映っている

 

 

モリンフェンと書かれた所に触れ、『出す』と書かれたアイコンに触れると再び機械が開き中からモリンフェンのカードが出てくる、なるほど

 

 

今表示されている所は『カバン』と書いている。近くに『デッキ』と書かれたアイコンがある

 

 

触れるとデッキレシピが表示される、そのデッキ構成には見覚えがある

 

 

「もしかして、俺のデッキ?」

 

 

別のデッキの欄を見ていくとどれも自分が使っていたデッキ構成と一致している

試しに出してみたがやはり自分のカードであるのだろう

 

 

「どういうことなの…」

 

 

なんでカードが入っているのか、なぜ俺のカードが入っているのか、これはなんなのか、機械をさらに弄ると…

 

 

「デ、デュエルモード?」

 

 

そう書かれたアイコンが表示される。

押してみるか…?まあ悪いようにはならんだろう

 

 

「というわけでポチッとな」

 

 

アイコンを押した瞬間、機械の下にリングが出現し、機械の横っ腹が開き、半透明の板の様な物が出てくる。

 

 

ここまでくれば流石に気付く

 

 

 

「これってもしかして、デュエルディスク?」

 

 

 

 

 

 

この機械がデュエルディスク、それもかなりのハイスペックな代物であることは分かった…が

 

 

 

「そんなことはどうでもいい!」

 

 

 

今の状況を打破するにはなんの意味もない

 

 

今俺の手元には金も連絡手段も無い、服すら無い、有るのはハイスペックなおもちゃだけ、オラこんなのは嫌だ…

 

 

 

その時、風に吹かれて何かが飛んでくる。

バンダナ位の大きさの布である。柄はなぜか星条旗である。

 

 

訂正、布切れも手に入れた

 

 

 

とりあえず下半身はこれで隠せるな、僅かばかりの安堵と共に腰に布を巻きつける。

 

 

しかし、この姿は傍から見れば星条旗を身に着けたボンキュッボンのアメリカ女である

 

 

コッテコテのステレオタイプの恰好である

 

 

 

 

しかしこれからどうしようか…勇気を出して人のいる所に行ってみるか?

胸は手ブラで隠し誰かに事情を説明すれば何とかなるかもしれない。

 

 

 

 

しかし、事態はそんな悠長に自分を待ってはくれなかった

 

 

 

「わっ、なんだあの女ほぼ裸だぞ。痴女か?」

 

「うわ、マジだ!しかもすげー美人!」

 

「しかもナイスバディな外人じゃねーの、アメリカから泳いで来たのか?」

 

「そんなことどうだっていいじゃん。あんな恰好どうみても俺たちを誘ってるっしょ!」

 

 

「やっちゃいますか!」

 

「やっちゃいますか!」

 

「その為の右手!」

 

 

「ねーおねえさんなにしてんのー?」

 

 

 

 

 

やばい、見るからに不良のなりをした奴らに発見された

 

 

 

「おねえさん俺たちとイイコトしない?」

 

「その恰好はそーいうつもりなんだろ?」

 

「日本語通じて無いんじゃね?」

 

「構わねーよ、ぜってえ逃がすなよ」

 

 

 

ヤバいヤバいやばいっ!?女になっていきなり酷い目にあってしまう!

まだ男としも未経験なのに!

一話にして主人公がアへ顔ダブルピースを晒してしまう、即堕ちってレベルじゃねーぞ!

 

 

 

「ん?おっ、おいっ!?これ見ろ!」

 

「うお!これほとんどレアカードじゃねえか!」

 

「すげー!初めて見た!」

 

 

 

「ええ…?(困惑)」

 

 

 

 

(な、なんだこいつら。私を無視してカードに夢中だぞ?子供か!)

 

実際ゲス染みた目でこっちを見ていた不良は、こちらに目もくれず私が出したカードに群がっている

 

(だがチャンスだ!今の内に逃げよう!)

 

 

 

だが、そうは問屋が卸さない、

 

 

 

「なんでこんなところにレアカードが?」

 

「あの女が持ってたんじゃね?」

 

「ってことはあの女まだまだカード隠し持ってんじゃね?」

 

「カードの場所を聞いてみるか?あいつの体に」

 

「いいねぇ!カードも女も頂いちまおうぜ!」

 

 

 

(やべぇ、矛先がこっちを向いた?!)

 

 

 

再び不良がこちらに近づいてくる、アカン

 

(だれかー!助けてくれー!)

 

 

こんな状態で誰かが正義のヒーローの様に駆けつけてくるなんて現実じゃそうそうない

 

現実は非情である、神も仏存在しねぇ…

 

 

 

 

だが、

 

 

 

 

「おまえらっ!何しているんだっ!」

 

 

 

 

『HERO』は、

 

 

 

「あぁ?なんだてめぇは!」

 

 

 

「俺は」

 

 

 

 

居た。

 

 

 

 

「遊城十代だ!」

 

 

 

 

 

 

 




初投稿です

GXなので一話から十代出しました

遊戯王なのにデュエルしないのは一話なので許してください!

何でもしますから!

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