プレミが多すぎてほぼ毎日修正を繰り返した地獄の日々
ダークリベリオンの効果で攻撃力引くの忘れてたので海馬の青眼の究極竜一体増やしました。
「ば…馬鹿な…俺がこの俺がブルーアイズに…」
「滅びの爆裂疾風弾!!」
「ヌワァァァァァァァッ!!」
海馬 L 0
「やったぜ。」
ブルーアイズの一撃により海馬は吹き飛ばされ地面に叩きつけられる
「あいつ、海馬に勝っちまいやがった…」
海馬は現代でも最強クラスを誇るデュエリストである。
彼に勝った相手は片手で数えられる程に少ない、現代におけるプロ最強のデュエリストだの世界チャンピオンだのは運営側に回った海馬やペガサス、プロ登録をしていない遊戯や城之内を除いた故の物である。
例え世界チャンピオンであろうとも海馬と戦ったとしたらおそらく負けるだろう。
それ程までに強い。
だがあの少女はその海馬を見事に倒して見せた。
カードの強さもある、シンクロ、エクシーズのカードは強力だったが…同じデュエリストだから分かる。
彼女から滲み出る勝負強さの様な物を…誰かで例えるなら…
「っく!」
地面に叩きつけられた衝撃で体に痛みが走るが、それ以上に彼を傷つけていたのは敗北の痛みであった。
「兄様!大丈夫!?」
監視モニターで様子を見ていたのであろうモクバが近づいてくる
「モクバか…、奴のカードは本物だったか?」
「あ、ああ。何処にも記録されていないカードだったけどあの白いのも黒いのもちゃんと認識していた!あの青眼の白龍も…」
「そうか…」
(であるとすれば、考えられる一番の可能性は…)
「モクバ、ペガサスに連絡を取れ」
「うん、分かった!」
これで事の詳細の裏がとれる、後は本人に直接問いただせばいい。
「いやー、危なかったな、一歩間違えれば負けてたぜ~」
その張本人が向かって話しかけてくる
「これで俺の要件は飲んでくれますな?社長」
「っち、無論だ。この俺に二言は無い、だが話してもらうぞ…そのカードとデュエルディスクと、貴様の事をな…」
「勿論そのつもりですよ?」
「ふぅん。ついて来い、ここは長話をするのに向かん」
そう言ってエレベーターに向かって行く、慌てて一同もそれについていく。
一行は来客をもてなす一室に通される、本来は社長室や会議室で話すべきなのだろうが主人公がノリで壊したのでこの部屋を使っている
「さて、色々聞きたいことがあるが…答えろ、お前は何者だ?見たことも無いカード、世界で最も優れたわが社の技術を超えるソリッドビジョンシステム。少なくても只の凡人が持っている者ではない」
「俺は、たぶん此処とは違う世界から来ました…」
「…何?」
(また奇妙なオカルト染みた話を…)
「その世界ではある物語が有るんです。カードが世界の中心の世界、その世界で一人の少年がとあるパズルを完成させ、眠っていた王の魂を蘇らせる」
「何の話だ?そんなおとぎ話はどうでもいい!聞かれたことを答えろ!」
「焦らないでくださいよ、仕方ないなあ。その少年の名は武藤遊戯です」
「何!?」
「何だって!?」
「何ですって!?」
なんで城之内君達まで…って異世界から来ましたで通じたから話してなかったわ…
「その少年に宿る王はカードで様々な相手と戦いました、海馬、ペガサス、マリク…そして最後は宿主である少年自身と。そして彼は敗れ冥府に帰って行きましたとさ」
「遊戯ともう一人の遊戯の話まで知ってるのか…!?」
「そしてその物語に出てきたカードゲームが流行り出しました」
「デュエルモンスターズか…」
「そうですね、そしてその物語の続き、あなた達にとっては未来の話も出てきました。その世界ではシンクロという新しい召喚方が確立していました」
「成る程、シンクロとは未来のカードだと。そういえば貴様は自分のカードを未来のカードだと言っていたな」
「ええ、そして別の話ではエクシーズという召喚方が出てきます。この世界にはいくつもの別の次元が存在している様なのです」
「シンクロが存在する世界、エクシーズが存在する世界、融合の世界など…」
ちゃっかりARC-V設定持ち出す主人公であった。まあ少なくとも十一個位は別世界あるし…
「成る程、貴様はその中のどこかの世界、それも未来から来たと」
「信じてくれますか?」
「ふぅん。くだらんオカルト話よりは説得力がある。第一未来の技術位でないとわが社の技術を越すことは不可能だろう」
自身満々でドヤ顔で言う。まあ信じてもらえたなら別にいいか。
「なら貴様はこの世界に何しに来た、この世界を征服にでも来たのか?」
そんなのは融合次元に任せておいてください
「…分かりません」
「…何だと?もう一度言ってみろ」
「分かりません、気付いたらこの世界に居ました。ついでにこのデュエルディスクもなんなのか分かりません。ぶっちゃけココで調べてもらおうと思ってきました」
「貴様っ!この俺を謀ろうとはっ!!」
おお、こわいこわい。だが現実うまくいった(?)ので良しとしよう。
デュエルの方もシンクロかエクシーズをして社長の興味が引ければそれで良かったのだ。
途中で(作者が)ムキになって勝ってしまったが…
「という訳で異世界で天涯孤独の身である俺は海馬社長に頼りに来たのであります!頼みますぜ社長!」
「くっ、小娘がぁ…!」
≪私からもお願いします…≫
その時、シャーリーのカードが光りまばゆい光と共に女性が現れる。
「?!」
「むっ!?キサラか!?」
≪はい、彼女のカードを通して今私は姿を現しています≫
成る程、小娘の手で光っているカードは、蒼き眼の乙女だ。
≪近い内にこの世界に異変が訪れます。それを解決するには彼女の力が必要なのです≫
「その小娘がか…?」
≪はい。だから私からもお願いします。彼女を手助けしてあげて下さい≫
そう言ってキサラの姿は消えさる
「…城之内君、今の見た?」
「ああ、見たぜ…」
「あいつ、誰もいない空間に話しかけてたぜ、遂におかしくなったか?」
「ええ…(困惑)」
俺と社長しか見えなかったのか、おかげで海馬瀬人は可哀想な人扱いですよ、キサラさん…
「ふぅん。キサラが言う以上貴様を助けた方がいいのだろう。元々約束は果たす。貴様に協力してやる」
「マジすか!いや~ありがとうございます!」
「勘違いするなよ、別に貴様の為ではない。貴様のデュエルディスクを解析することは俺にもメリットがあるというだけだ」
ヘイヘイ、ツンデレ乙ですよ~
その後、黒服の男が海馬に近づき話をはじめる
「瀬人様、ペガサス様に連絡がつきました」
「そういえば奴にも話を通さなければならんな、ペガサス、俺だ」
『オ~ゥ、海馬ボーイ、今忙しいのですが私になにかゴヨウですか?』
「話しがある、電話では話難い内容だ、こっちに来い。今日本に居るのだろう?」
『ア~、しかしワタシにもイベントがありましてそちらには行けセーン』
「…デュエルモンスターズのイベントは特に無かったはずだが?」
『ノンノン、今ワタシが参加しているのはコミックの祭典で『ペガサス様!!ブラマジガールの本集め終わりました!』ヤコウ!ホントですか!?FOOOOOOOOOO!!』
「奴は一体何をやっているんだ…」
『オゥ!失礼…戦利品にテンションが上がってしまいマシタ…』
「ええい!重要な話だ!いいからこっちに来い!」
『仕方ないですね、ワカリマシタ。海馬ボーイがそういうのなら今からそっちに行きマース…』
「ああ、それとペガサス」
『何ですカー?』
「シンクロ、エクシーズ…この言葉に聞き覚えはあるか?」
『?さあ、自分にはワカリマセーン』
「そうか…」
(やはりペガサスも知らないか…)
ペガサスが自分を騙している訳でも無さそうだ。
あの小娘の言ってる事はやはり本当なのだろう。
異世界の存在、そこから現れた少女、これから起こりうる脅威。
これらを繋ぐものは未だ分からない
~~~~~
一行は再び屋上へ、理由はある人物を迎える為である。
「これから貴様にはペガサスと会ってもらう」
「マジすか?」
またもやビッグネームが…原作キャラ出しまくれば良いと思ってない?
(しかしペガサスかぁ…)
この世界でデュエルモンスターズを生み出した人物、カズキングではない。
かつては千年アイテムをその身に宿してこともある。
海馬に勝った数少ない人物でもある。
原作では死亡しているがここはアニメ基準の世界らしいので生きている。
ちゃんとGXにも出演している。
「来たか…」
ヘリが降り立ち中から人が降りてくる。
「…あのブラックマジシャンガールの恰好をしたおっさんは誰ですか?」
「…知らん。俺が呼んだのはペガサスのはずだが?」
良かった、あの変なおじさんはペガサスじゃ無かったようだ。
「海馬ボーイ、お久しぶりデース!」
「…あの人話しかけてきてますが?」
「知らん。あんな奴は見たこともないわ」
気持ちは分かるけど受け止めなきゃ、現実を。
「オーゥ、自分で呼んでおいて放置は良くないと思いマース」
「黙れ変態、俺が用があるのはペガサスだ、貴様のような変態では無い」
「海馬瀬人!ペガサス様になんて口のきき方を!」
今度はホーリーエルフの恰好の兄ちゃんが口を挟む
「オゥ、いいのです夜行。海馬ボーイの口の悪さはマインドクラッシュしても直らない天然物ですから」
遊戯王Rのラスボスじゃねーか!本当に何やってんだ!
「ふぅん、まあいい。道中送った資料で目を通したな?この小娘が件の事件の犯人だ」
「成る程、彼女が…」
「ドーモ、ペガサス=サン。シャーリーデス」
「ドーモ、シャーリー=サン。ペガサスデス。彼女の事で私に協力して欲しい、そう言う事ですね?」
「そう言う事だ。デュエルディスクに関してはわが社の管轄だが肝心のカードは貴様の領域。存在しないカードの処遇について検討しなければなるまい」
その後コンピューターが並ぶ部屋に行き俺のデュエルディスクをコンピューターに繋ぐ。
大量のカードのデータが流れ出る
「沢山のカードがありますネー…、このカードはまだ私の構想だけだったカード。最終的にこういう能力に落着きマシタカ…」
「小娘の話通りなら異世界のカードもあるが単純に未来で出るカードもあるらしいからな…」
(この征竜とか言うのを作った奴はアホではないのか?)
(ッチ!このカードを入れておけば容易に勝つことも出来たろうに…やはり手加減されていたということか…)
一流のデュエリストであるからこそ気付く、この中に入っているカードを使えばそこらのアマチュアでも世界チャンプを狙える、それ程までに強力なカードばかりなのである。
「ざっと目についた物でこれ程とは…強力なカードの一覧を見て見たいデスネ…」
「なら条件を付けて絞り込みますか?高レベルや高ステータスでもいいけど…」
強いカードの中には攻撃力ゼロとかも多い、ここはテキスト検索で絞り込もう。
強そうな単語、「竜」、「王」、あとは…「神」かな?
ワードをテキストに入力するとある程度の数に絞り込まれる
王宮のお触れ
:
:
オシリスの天空竜
オベリスクの巨神兵
「…失礼、片目での生活が長かったのか目が悪くなってしまったようです…」
目をゴシゴシとこするペガサス、海馬や城之内達は滝汗を流しながら固まっている
「フゥ…失礼。目に千年眼程のゴミが入ってマシタ…」
(それ、もしかしなくても目玉じゃないかな…)
「これでもう節穴ではアリマセン!きっとさっきのは幻覚…」
”オシリスの天空竜”
「NOOOOOOOOOOOO!!」
頭を抱え悶えるペガサス、そりゃそうだろうこの世界に置いて核爆弾級のカードが入っているのだから…
「な、なぜ神のカードがこんな所に…」
「驚いている所申し訳ないのですが下に動かしますね」
邪神アバター
邪神イレイザー
蛇神降臨
邪神ドレッドルート
「アイエエエエエエエ!?邪神!?邪神ナンデ!?」
ペガサスのテンションがヤバい。爆弾の飽和攻撃に相当キてるのであろう
「き、貴様は何という物を持っているのだ…」
「そうなんですよ、だから少し不安だったのですよ」
三幻神に三邪神、三幻魔に地縛神にナンバーズと色々と凶悪なカードがあり過ぎる。
それこそこれらが何か力を持って暴走したら世界がヤバい。このデュエルディスクに世界を容易に滅ぼせる程の爆弾が入っているのだ。
「物語のメインでしたから量産されまして…ちなみに雑誌の付録でついて来たのでうちの世界じゃみんな持ってます」
「狂っている…」
「こんな物一体ドウスレバ…」
「大丈夫ですよ、これ見てください」
ラーの翼神竜(コンマイクソ効果)
効果モンスター
星10/神属性/幻神獣族/攻 ?/守 ?
このカードは特殊召喚できない。
このカードを通常召喚する場合、3体をリリースして召喚しなければならない。
このカードの召喚は無効化されない。
このカードの召喚成功時には、
このカード以外の魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
このカードが召喚に成功した時、100LPになるように
LPを払って発動できる。このカードの攻撃力・守備力は払った数値分アップする。
1000LPを払い、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
「…ナンデスカコレハ?」
「ラーの翼神竜です。そのままだと強すぎるので弱体化されています」
「なんだこの屑カードは!元の面影一つ無いまるでゴミではないか!」
(だよね…)
三体生贄にしてだしても攻撃力は足されず0
ライフを払えば攻撃力は上がるがリスクが高すぎる、元の世界ならともかくこっちはライフ4000なのでさらに酷くなってる始末。完全にオベリスクの下位互換である
その上破壊効果が使えなくなる(この効果も対象を取る為にオベリスクには効かない)
しかもライフ1000払ってモンスター一体って…同時期には裁きの龍が出ていたよね?ライフ1000払ってフィールド全破壊、どうしてこんな効果のカードを平然と出しておきながら原作最強カードのラーをこんなんで出せるのか。
オベリスクの下位互換どころか、天馬の邪神に仕える王のカード、バルバロスに大いに劣る。
素で3000打点で三体生贄でフィールド全破壊、しかも攻撃力1900にして生贄なしで出せて事故にならない。明らかにこっちの方が強い。
というか…この中でいえば城之内君のギルフォード・ザ・ライトニングにも劣る…どうしてこうなった…
ライフを100にするセルフバーンで攻撃力を取るか、攻撃力0のカスカードとして召喚条件とコストに見合わない破壊効果を使うか…どうして三体生贄でやっと出したのに苦渋の決断を迫られるのか…
何よりマリクが使っていた死者蘇生で墓地から復活はおろか『特殊召喚』ができない。
特殊召喚ができない。
頭おかしい。侍が刀を持ってないとか歌手なのに声が出せないとかそんなレベルである。
神の癖に一切の耐性を持たず、ライフを削り決死の覚悟で攻めてもミラフォやグレイモヤはおろか炸裂装甲にすら耐えられない、元の効果に勝っている点はヒエラティックテキストが読めなくてもいい点のみ。
こんなに酷いのなら…出さんでよかった…TFとかだけでよかった…
「模造した上にこの仕打ち、これは神に対する冒涜デース…作った人は神の怒りに触れるでショウ…」
「…まぁこの通り本物のカードじゃありません。カードに意志が宿るとかは今の所有りませんし大丈夫じゃないでしょうか?」
「ええ、デスガこのカード達はデュエルディスクから出さない方が良いでしょう…」
「ええ、ラーは頼まれても使いませんが…」
~~~~~~
「フーム…」
「理解出来ましたか?」
「シンクロにエクシーズ、原理としては理解できましたが、実際に動かしてみないと分からない事も多いデース」
「と、言う事は?」
「私がお相手するのでそのカードで戦ってクダサーイ!」
やっぱりそうなるのか…
まあ実際見せた方が分かりやすいだろう…あの召喚方もやっていないしね…
次回、ペガサス戦です