少年の幻想〜幻想の世界に作者たちが集うと・・・瑠奈サイド〜 作:瑠奈
今回も甘いかもしれません()
いつも通り面白くないと思いますが、お楽しみください
武器を新調した日、もといデートの日から数週間が流れ
現在瑠奈は植物系モンスターと戦闘している
「せいっ!」
掛け声とともに僅かにモンスターのHPを削り、剣を構え反撃に備える
予想通りの場所にモンスターが根を伸ばし攻撃してくる
カキィン...
剣で受け流すと、即座に距離を詰める
袈裟斬りを放つと刀身がモンスターを捉えた、しかし浅い、さらに踏み込んで薙ぐように斬る、今度はしっかりヒットしモンスターを怯ませる
ーここだ!!
瑠奈はソードスキル『シャープネイル』を発動する
システムアシストにより、武器が発光
隙のない三連撃がモンスターを襲う、それはまるで獣の爪がモンスターに襲いかかっているようだった
3連撃を余すことなく与え、HPを削りきると、モンスターが光となり四散する
瑠奈は一息つくと
「結構狩ったな...」
と汗をぬぐいながら呟く
先程の植物系モンスターは、瑠奈が今日フィールドに入ってから400体目のモンスターだった
瑠奈はステータス画面を開き、レベルを確認する、35と控えめな数字が見えた
「あれから数週間経ったけど...結局、初日はまともに狩らず帰ったからこんなもんか...9層だとやっぱ効果薄いか...」
そう呟き、瑠奈が戦闘してた場所から少し離れたところで休憩してる暁美を見やる、すると、暁美はこちらに気づいたのか、手を振る
瑠奈は暁美に近づきながら声をかけた
「暁美はレベルどれぐらいになった?」
そう聞くと暁美は
「30だよ、今更だけど、ここじゃ全然レベリング出来ないね」
と苦笑しながら言った
「そうだね...まあ今日はこのぐらいにしておこっか」
そう言うと、メッセージが届いてることに気づく、相手はsuryu-だった
『兄さん、調子はどう?急に居なくなってたから驚いたよ、怒りたいところだけど、いい知らせを伝えるだけにしとくよ、20層まで攻略できたよ』
と書いてあった
あれ...ついこの間まで10層までだったのに、もう20層まで行ったのか
と瑠奈は内心驚いていた
しかし、瑠奈はこの数週間、9層でしかモンスターを狩ってなかったため、その手の情報を耳には挟んでいなかっただけであった
一通りメッセージを確認し、少し考えから、暁美に話しかけた
「20層まで攻略出来たってさ、どうする?もう少し上の層まで行ってみる?」
暁美は一瞬戸惑ったものの
「蒼月が守ってくれるならもっと上行きたいかもね」
といたずらに笑う
瑠奈は少し戸惑ったものの
「ならいこう!」
と手を差し出す、それに頷き、手を握る暁美
そうして2人は転移門まで走った
街に着くとすぐに
「何層に行く?」
と暁美が質問する
瑠奈は少し考えた後、頷き言う
「18層ぐらいでどうかな?」
安全マージンなどは理解していなかったものの、現在の敵の手応えとこれまでの経験をもとに、今の自分達に最適そうな階層を割り出した
「いいよ、行ってみよう」
暁美は
大丈夫かな
と思いつつも、瑠奈を信じ 了承すると、先に18層に転移した
瑠奈は、それを確認した後、少し間を空けて同じく18層に転移した
〜18層〜
転移し終えると、瑠奈は目の前にいる暁美に提案する
「とりあえず、宿で休もうか」
と近くの宿屋を指差す
暁美は了解した後、少し頬を染め
「部屋は一つでいいからね」
と後ろで手を組み恥ずかしがりながら言い放った
瑠奈は、少し疑問を抱いたものの、経費削減のためと言い聞かせ、一部屋だけ借りることを決意する
〜宿屋・寝室〜
部屋に着くなり、瑠奈はソファーに腰を下ろす
「ふぅ、今日も疲れたね夜まで休もうか」
瑠奈が提案する
「そうね、で、また夜になったらフィールドで狩りね」
付け足す暁美
この頃、昼から夜まで休み、夜中から朝まで狩りするというスタイルになっていた
「じゃあ、おやすみ」
「おやすみ」
2人は、それぞれベッドに着くと、間も無く寝てしまった
ーここは...?僕は何で雪走を持っているんだろう...どうして僕の剣が目の前に刺さっているんだろう...
なぜ花束が...
ジリリリ!
目覚ましの音に気がつき目を覚ます
瑠奈は夢を見ていたのだった
なんの夢だったんだろう、そう気になったものの、狩りに向けて準備する
準備が終わると暁美がいないことに気づく、それと同時に瑠奈は走り出していた
〜街・宿屋前〜
ガタン!
勢いよく扉を開けると、暁美の姿を探す
時間はかからなかった、宿屋から少し離れたベンチに腰をかけている暁美を発見する
近づくと、こちらに気づき、手を振る
「ったく...心配させないでくれよ...」
ため息混じりに瑠奈は呟く
「ごめんね、ちょっと月を見たくなってさ」
ここまで言うと、暁美は空を仰ぎながら真剣な表情になる
「月を見ながらね、伝えようって決めたんだ」
ここで一回途切り、瑠奈の方に向け見つめる
「私ね、いつの間にか、恋をしてたんだ、自分を救ってくれたヒーローに」
暁美が語るのを静かに聞く
「そのヒーローは、何をしたわけでもなく、ただ、怖がってる私を、自分も不安だから、って理由で抱きしめて安心させてくれた」
瑠奈はハッとする
「あの時ね、抱きしめられてなかったら、きっと私、前向きになれなくて死んでた、君に勇気をもらえたから、私ここで生きてるんだよね、ありがとう」
暁美は大きく息を吸う
「私の進む道を明るく照らしてくれた、眩しくもなく、それでいて暖かい、私の月みたいな...瑠奈が、好きだよ」
瑠奈はここまで聞くと少し顔を伏せる、目には涙が浮かんでいた
暁美は、少し間を空けて、最後まで言う
「ずっと、瑠奈といたい...結婚してください...」
涙が溢れる、瑠奈は暁美を抱きしめると
「俺も...好きだよ...勿論...結婚しよう...」
耳元で呟く
暁美も涙を浮かべ、言う
「不束者ですが...よろしくお願いします」
しばらく抱き合い、泣いていたものの、やがて、見つめ合い、笑う
この日2人は結婚した
〜それから二週間後〜
結婚から二週間が経っていた
あれから毎日変わらず、昼に眠り、夜から狩りに行く生活
変わったことといえば、暁美は料理スキルをマスターし、瑠奈はレベル40に上がっていた
この日もいつも通りに睡眠をとり、いつも通りに食事をし、いつも通りに準備をする生活
いつも通りフィールドに向かう、その途中、一度だけキスをする、その後手を繋ぎながらいつも通りにフィールドに出た
〜18層・フィールド〜
「今日は何時もの場所より遠いところに行ってみようか」
そう提案する瑠奈
「あ、いいかも、行ってみよ!」
暁美が元気よく答える
手を繋ぎながら、月の照らす夜道を2人走る
月明かりが、草や落ちてくる葉、動物の毛など様々なものに反射して、まるで幻想の世界に迷い込んだような錯覚を受ける
いつもの場所を通り過ぎ、森に入る、月明かりがわずかに差し込む場所で止まり
「この辺にしよっか」
瑠奈が言う
「そうだね、でも少しこの景色を見よ?」
暁美は森に差し込むわずかな月明かりに見惚れていた、瑠奈も同じように空を仰ぐ
「綺麗だね」
暁美は静かに頷く
2人は幸せに包まれていた、忍び寄る影に気づくことも無く...
はい、お疲れ様でした
今回はここまでです
今回もおまけを用意しております
ではどうぞ
おまけ
いやぁ〜、今回は熱々でしたねぇ
瑠奈「まさかあんなロマンチックなシュチュエーションにしようとするなんてね」
暁美「こういうのって結構効果的なんだよ?」
ですよねぇ、瑠奈さん落ちてましたもん
瑠奈「う、うるさいやい!」
暁美「それにちゃんと、瑠奈って名前を利用したからね」
確かに瑠奈と月をかけてましたもんね
暁美「でも、乙女に効果的なんだよね...」
わあ...瑠奈さん乙女w
瑠奈「乙女違うわ!」
暁美「男の娘(笑)」
瑠奈「男の娘いうなぁぁぁぁぁぁぁ!!」
〜fin〜
おまけも終わりましたので、次回もお楽しみに
それでは、ダスビダーニャ