Talesof・Lyrical spin-off〜救世主の軌跡〜   作:かもめカメ

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今回はキリトメインなお話!
そして、ディセの初料理回!


悲しき思い出

ーーーーーSIDEtoディセ

さて、あの場所から近くにある転移門?とか言う物がある街にやってきたけど…

「如何やって下に降りるんだ?

ってか、俺はなんでこんな所にやって来たんだ?」

 

全く持って分からない事だらけだった。

俺はこの世界の理は知らない。

なのに、身体が勝手にここへと足を運んだのだ…。

 

そんな風に考え込んでいると、

 

「転移門の近くで、行きたい層の街の名前を言うんだ」

 

と、キリトが空から降りながらそう言ってくれた。

 

「何気に知ってるんだな〜」

 

「まあな。でも、俺の仲間達を置いて行くのは関心しないな?」

 

うぐ…。反省します。

だけど、やっぱり妹達の事が気になるから…

 

「…はぁ…。お前の気持ちも分からなくはないさ。

俺もそんな経験を積んで来たからな」

 

キリト…君は一体…?

 

「お?漸く皆の登場だ。

おーい!」

 

そう言うとキリトは上空にいる仲間達に手を振った。

 

その後、色々叱られたのは言うまでも無いけどな。

 

さて、気を取り直して、行きましょう!

 

「さて、行くか!

転移!はじまりの街!」

 

そう言うとキリトを始め、俺達はその場所へと転移した。

 

ーーーーー

そして、俺が次に目をみた光景は凄まじい光景だった。

 

まさに何処かの王国のような風貌を醸し出した大きな街並みだった。

 

そうか…転移門ってのは、クレスの「時空転移術」と同じ原理で成り立っているのか…!

これは凄い!

 

「さて、早速探すとするか…」

 

キリトがそう言うと皆も探すのを手伝ってくれた。

この妖精達はお人好しなのか、はたまた欺けているのか…

 

真意は分からないが、助けてくれているのは確かだな。

 

そう言うと俺も探した。

 

ーーーーーSIDEtoキリト

 

俺の合図で皆は一層の彼方此方を探し回った。

だが、特に得られる情報は無かった。

困り果てた俺はふと、ある場所に目をやった。

そこは懐かしくも、同時に悲しい過去を引き摺るような場所だった。

 

俺は今、【トールバーナ】と呼ばれる1層にある街の一角にいる。

 

原作を読んでくれている人はもう気づいているだろ?

そう…俺がいるこの場所は…

第一層フロアボスが発見された際に攻略会議を開いた場所に俺はいた。

 

ここから俺は幾多にも及ぶ死と隣り合わせの危険な戦いに身を投じた。

「懐かしいな…」

 

俺はそう感じていた。

ここでアスナと初めて出会い、そしてパーティーになった。

そしてそれと同時に、頼れる存在だった者…

 

 

ディアベルが…

 

演説をした場所でもある。

 

俺は懐かしさに浸っていた。

すると、

 

「あの〜、妖精さん?」

 

「ん?は、はい。何でしょうか?」

 

俺は後ろにいた人間のNPCに出会っていた。

 

「あの〜すみませんですけど…

ここいらに赤いワンピースを来たポニーテールをした小さな小さな妖精さんを見かけませんでしたか?」

 

「い、いいえ。すみません…自分にもさっぱり…」

俺はそう言った。

すると、NPCはこう話した。

 

「…そうですか。困ったな…

この様子だと、⁉まさか…迷宮区の中に⁉

だけど、彼処にはコボルト達の親玉がまた居座っているから、行けない…如何したらいいんだ…」

 

コボルト達の親玉…まさか!

 

イルファング・ザ・コボルト・ロードの事なのか…?

だが、ここはSAOの中じゃない、ALOって言う別のゲームの中だ。

それにそのフロアボスはもう1年前にすでに討伐されている。

 

ここに来て、また出てきたのか…?

 

「ああ…妖精さん!あの子には更に下の妹とディセと呼んでいる双子の兄がいるそうなんです!」

 

…ディセ?

俺はすかさず思考を逆行させた。

しかし、それはすぐに解けた。

ディセって…ゲストキャラの事か⁈

 

「彼女が迷宮区に行ったとなると、私は如何する事も出来ません!

お願いします!迷宮区の捜索をお願いしても良いでしょうか⁉」

 

そんな事言われてやらないと言う奴は…屑だ。

「俺でよければ、構いませんよ?」

 

「本当ですか!!ありがとうございます!

あ、そうだった!あの子の名前はセディと言っておりました!

何卒、彼女を探して来てくれませんか⁉」

 

俺はすぐに首を縦に振って頷いた。

それをみて安心したのか、NPCは感謝しながら、トールバーナの宿屋を起点に他の場所を探すと言って行ってしまった。

 

セディ…か。

ディセにこの事を話してみないとな…。

 

そう言うと俺は皆との集合場所であるはじまりの街へと帰還した。

 

ーーーーー

そしてそこに行くと皆はもう集まっていた。

 

「!キリト君!」

「「パパ!」」

 

「アスナ、ユイ、ストレア!」

俺は彼女達に抱きつかれた。

まあ、満更でも無いけどな…。

 

「…と、皆は如何だった?」

 

俺はそう聞くと、皆はおろか、ディセすらも手掛かりを得られなかったようだ。

 

だが、俺には一つだけ手掛かりがあった。

だけど、その前に確認しないと行けない事がある…

 

「そうか。…ところでディセ。その妹の名前って知ってるか?」

 

そう俺は聞くとディセはこう告げた。

 

「知ってるっての!伊達に兄としてやって来たわけじゃないんだよ!!

 

セディとラザリスだ!」

 

!…ビンゴ!

 

「それが如何かしたんだよ?」

 

「皆、聞いてくれ!ひょっとしたら、迷宮区にいるのかもしれない!」

 

「「「「「「「「「⁉」」」」」」」」」

 

俺の一言で皆は驚愕した。

俺は皆に事の発端を簡潔ながら話した。

 

「つまり、そのNPCの証言で、迷宮区にいるかもしれないと言う事なんですね⁉」

 

「最もあくまでも(・・・・・)の話だ。罠があるのかもしれないし、本当の事かもしれない…

半信半疑でやらないと、正直きつい」

 

「でも、コボルト達の親玉って言うと…イルファング・ザ・コボルト・ロードだよね?

あれはちょっと厄介よ…」

 

アスナの一言で皆は黙り込む。

無理もない。

β版と正式版との違いがあって、そのせいで…ディアベルが死んだんだから。

 

だから、俺達は真剣になった。

いくら、死んでも蘇るファンタジー系としても、今回は違う…

 

今回はゲストキャラも同行しないといけない状況だし、

ゲストキャラがやられたら俺達はクエスト失敗になってしまう…

 

それは俺がディセの後を追った際に判明した事だった。

 

つまり、あのデスゲームと同じ環境を持っている奴と…

 

 

一緒と言う事になるんだ…

 

今まで以上に神経を研ぎ澄ます必要があった。

 

 

俺達は気を引き締める為、

迷宮区へと入り、

そして迷宮区内にて皆でキャンプを張る事になった。

 

ーーーーー

その時の事なんだが…

 

「♪〜♪〜♪〜♪〜」

 

俺達の目の前でアスナは料理をしていた。

するとディセが話しかけて来た。

 

「あの〜キリトさん?アスナさんって…料理上手なんですか?」

 

「ん?…そうだけど?」

 

俺はそう言った。

するとディセは、 (◎_◎)!!

 

何かを閃いたのか、俺達が渡した道具一式の中を漁った。

そして、

 

「あった!」

 

と言って取り出したのは…

 

な、鍋⁈

その他にも…包丁にまな板⁈

後は…レンガブロック?

 

それを取り出した。

 

…て言うよりも、その袋…○次元○ケットか⁉

 

「アスナさん!俺にもやらせて良いですか?」

 

え?ディセ…お前、料理出来るのか⁈

 

「え⁉…う、うん…良いけど?

何を作るの?」

 

アスナが何を作るのか聞いたら…

 

「マーボーカレーです‼」

 

…はい?

 

その後、ディセは1人でに料理を作り始めた。

因みにレンガブロックは縦に並べてガスコンロ代りになっていた。

火は火属性魔法を応用して着火していた。

水は水属性魔法で使用した。

…と言うより、魔法使えたんだな…ディセって。

 

一つ目の鍋にはカレーの具材が…

二つ目の方は麻婆豆腐の具材が入れられた。

 

そして待つ事15分。

 

「ご飯をついで、カレーを掛けて、最後に麻婆豆腐を掛けて…出来上がり♪」

 

と言われて出されたのは、神々しい香りと食欲がそそる料理だった!

 

最初に俺は一口食べた…毒味として。

 

「パクッ!…⁉う、う、う…

 

 

 

 

 

美味ーーーーー‼」

 

「「「「「「「「「嘘⁉」」」」」」」」」

 

やべえよ…これ!

手が止まらねぇーーーーー‼

アスナには負けるけど、それと同等って!

何気にディセ凄すぎだろ⁉

 

「皆さんの分もありますよ!

あ、甘口用もあるので、どうぞ!」

 

と言って鍋の中をみてみると、鍋の間には仕切りがあった。

成る程、味はお好みと言う訳か…やるな。

 

その後、皆もあまりの美味さに手が止まらなくなったのは言うまでも無かったし、「そこまで喜んでいただけたなら、レシピ教えますけど?」

 

と言われ、すぐにアスナが何処から取り出したのか、メモ帳とペンを持って,真剣に話を聞いていた。

 

その時は少し苦笑したけどな…。




次回

コボルト・ロード
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