Talesof・Lyrical spin-off〜救世主の軌跡〜 作:かもめカメ
あ、どうもです。
今回はタイトル通りの展開です。
ディセはキリト達と絆を結ぶ事が出来るのでしょうか⁈
それでは、どうぞです。
…はぁ。何度読み返しても駄文だなぁ…(T . T)
ーーーーーNO SIDE
「はぁ…はぁ…はぁ…!」
荒い息を吐きながら、走り抜けるディセ。
彼は今、キリト達の所へと向かっていた。
ユージオを仲間にした後に現れた女性…ハイドロ・オーシャン。
ディセにとっては嫌な存在だった。
彼女はディセが追っている敵の組織・
彼女が口にした言葉を疑いながらも、急いでキリト達の場所へ向かった。
そして、やって来た時には…
既に遅かった。
「はぁ…はぁ……⁉︎こ、これは…」
そこで見た光景は、あまりにも悲惨な状況だった。
周りの木々が刈り取られ、そして火の海が舞い上がっていた。
そこにはキリトの仲間達が傷を負いながら、地面に倒れていた。
そして肝心のキリトは、地面に膝をつかせ、片手剣を杖のようにして必死に立とうとしていた。
そしてキリトの視線の先には1人の女性がいた…アスナだ。
だが、彼女は担がられていた。
…謎の仮面を被ったボロボロのマントを羽織った者と、不気味な笑みを浮かべてこちらを見るいかにもマッドサイエンティストを醸し出す謎の妖精の2人がいた。
「くっ!…な…ん…で…お前…ら…が…」
キリトは息が荒れていながらその2人を睨みつける。
「くははははっ!これはこれで、傑作だね〜‼︎ねぇ〜?キ〜リ〜ト〜く〜ん?」
そう言うは妖精の方だ。
「僕は君に負けた後から、君の幸せをぶち壊してやるとどれ程思ったことか…ああ…考えただけで快楽が来るよ…げはははははっ!」
明らかに狂っている。そう感じても可笑しくは無かった。
「だけど、刑務所にいる間はそんな事は到底不可能さ!分かっているとも!だけどね?そんな僕にもチャンスが訪れたんだよ‼︎
そうだ…女だ!あの女が、僕とこいつにチャンスをくれたんだよ!だったら、このチャンスを掴んで、僕が最強になるんだよ!」
「須郷ーーーーー‼︎」
妖精ーー須郷と呼んでいたーーの声にキリトは苛立っていた。
今まで見てきたキリトがこれ程以上に怒った事は短い間だが、見た事は無いと感じたディセ。
するとその妖精はディセを見つけ、ディセの方を見るや話しかけてきた。
「?…おやおや?こんな所に人間とは。しかもプレイヤーにもNPCにも成れない…なり損ないがここに居るとはね?」
「⁉︎ディセ⁈何で此処に!」
「如何言う事だ…それ」
ーーーーーSIDEtoディセ
全く分からなかった。
そんな時に、彼奴は衝撃の言葉を発した。
「まぁ…無理も無いんじゃ無いのかな?…だって君…
異世界から来た化け物でしょ?」
「‼︎」
「な⁈」
俺の正体を…知ってやがった⁉︎
しかも、それを当たり前のように聞いているのか、スルーしている仮面野郎。
2人は俺の正体を知っている…!
「ま、そんな事は如何でも良いけどね〜?
アスナ君は僕が貰っていくから!それじゃあね〜」
「‼︎待て!」
それを最後に妖精と仮面野郎は姿を瞬時に光の粒子に変えて消えていった。
「うぅぅぅぅ…うあぁぁぁぁぁ!」
キリトの悲しみの叫びが響き渡った。
ーーーーー
数時間後、キリトは叫び疲れたのか、今は娘のストレアに膝枕しながら睡眠していた。
他の皆はキリトよりも軽い怪我だけだったので、被害を免れたセディとラザリスによって手当をした。
クラインさんがキリトの次にヒドイ怪我をしていたので、俺はジュードから習っておいた気を用いた医療術を行わせて、一命を取り留めた。
落ち着いた頃合を見て、話を伺った。
如何やら、俺がユージオと
その時にキリトが先程の妖精…須郷の事を少なからず俺は知っていた。
元はアスナさんの婚約者だったそうだが、秘密裏に行われていた極悪な人体実験を用いた研究を行っていた文字通りのマッドサイエンティスト。
その際に意識が回復していないアスナさんと無理やり婚約しようとしていたが、この世界でも、
だが、その須郷がこの世界にまたやって来ていた。
それはつまり、キリトさんへの復讐と言う感じなんだろう。
俺は皆が介抱されていく中、1人、ある場所へと向かっていた。
その場所は…
ーーーーー
ー!来たんだね♪ー
「…ああ、来たよ。…ユウキ?」
ーうん!ー
俺は今、ユウキの墓が立てられている小島にやって来た。
ある事をする為に。
「ユウキ。今の状況、分かるか?」
俺がそう言うとユウキから笑顔が消え、冷静で全て凍てつかせる程の視線を発していた。
ーうん。僕も分かるよ。
アスナ…誘拐されたんだねー
「…すまない。俺が居てながら!」
俺はユウキに謝った。
俺がユージオの所に行かなければこんな事にはならなかったかもしれないのだ。
本当はキリトの方にも謝らなければならないのだが、彼は気を失っている。
だけど、必ずまた立ち上がる筈だ。
不屈の魂が有るから!
ー謝らないで。その代わり1つ、条件が有るんだ…ー
「条件?」
俺はその話を聞いた。
ユウキの話を聞いた俺は動揺してしまった。
俺はユウキにその重大さを慌てながらも懸命に説明した。
けど、ユウキは頑なにそれを受け入れる覚悟の目をしていた。
大事な存在を傷つけた。
ユウキはそれだけで怒りに近い感情をオーラと共に発していた。
それに俺は心折れて、ユウキの言う通りにした。
ーーーーー
そして、俺は今、ある場所へとやって来た。
《儀式の回廊》
そう名付けられていた。
この場所ははっきり言って危険な場所だった。
邪気しか感じられないからだ。
だが、俺はそれでも前に進む。
俺のこの世界での罪を滅ぼす為に。
そして現れた敵に俺は驚き、そして…
「ふざけんなーーーーー‼︎」
激怒した。
理由?
相手が闇の煙を纏っていて見え辛いが間違いなく、厄介な敵だった。
それは…
「おうらぁぁぁぁぁぁ‼︎」
俺は拳で敵を一掃する。
ある者は剣で、ある者は弓で、ある者は魔法で、ある者は俺と同じ拳で、ある者はそれ以外の武器で、俺の動きを止めようとする。
だが、俺はそんな事は関係ない!
「邪魔すんなぁぁぁぁぁ‼︎」
俺は雄叫びを放った…まるで獅子の遠吠えのように。
言い換えるなら、
『
とでも呼んでおこう。
俺の新たなモンク用秘奥義だ。
それにより皆は陽炎のように消え去った。
そして俺は最頂部へとやって来た。
そこにはあの汚い妖精…須郷と、仮面野郎がいた。
そして奥にはアスナさんが十字架に磔にされていた。
「…てめえ等、よくも!」
「おやおや?まさか君が此処に来るとはね〜♪」
須郷が話しかけてくるが、そんな事は知った事では無い。
俺はこの2人からアスナさんを取り返して、キリトさん達の所に返す為だけに現れたのだ。
「君を見ると反吐が出る。(#)
あの忌々しい餓鬼と同じ事をしてくれているからね!」
須郷は叫びながらそう発した。
「俺もてめぇを見ると、イラつきまくるぜ(#)
お前みたいな性格の奴をごまんと見てきたからな!」
俺もその挑発に乗っかる
「だったら、これで消えたまえ!」
そう言うと須郷の手から拳銃が現れた。
如何にも魔法の世界での武器だと思わせる様な武器の形状をしていた。
それにより隙を作ってしまった俺。
それを須郷=オベイロンは見逃さなかった。
バァンッ!
1発の弾丸が俺に襲い掛かる。
俺はその瞬間に身動きが取れなかった。油断していたからだ。
そのまま胸をくらったらお終いになる…そう感じた。
その時だった…
ガチィンッ!
「⁉︎」
「何⁈」
「!…矢…だと⁉︎」
俺に襲い掛かる筈だった1発の弾丸は1発の矢によって、相殺されたのだ。
俺はその矢が放たれた場所を見るとそこには、
「…自分勝手で先を行かないでよ!」
そう言うは水色の髪を生やした
更にその後ろには他の仲間達もいた。
勿論、セディやラザリスも一緒だ。
そしてそんな仲間達を掻い潜り、前にやって来たのは…
「!…キリト…さん」
「あんまり心配させんじゃねぇよ」
不屈の魂で蘇ったキリトさんがそこにいた。
「キリト…だと!…おのれぇぇぇぇ‼︎」
「須郷!お前のような奴に俺の大切な人を渡すもんかーーーーー‼︎」
須郷に対してそう発言するキリトさん。
そして何気に気付いたんだが、最後のはどう見てもプロポーズみたいな…じゃなくてまんまプロポーズの台詞だと俺は思ったのだが、気の所為か?
「貴様ーーーーー‼︎」
怒る須郷。その時に須郷は見えない何かを触れて、何かを弄り始める。
その瞬間、須郷の身体はみるみると変わり始める。
まるで魔獣のように。
『邪魔するなよ!
「…」コクッ
魔獣と化しても会話をする事が可能である事は分かった。
問題は、あの
そんな時だった。
『先ずは貴様だ、NPCのなり損ない!』
「…俺の事…だよな」
『貴様は人間では無い!そうだろ!』
「⁈マジかよ⁉︎」
そんな事か。俺は冷静になりながらも話をした。
「だから、なんだ?俺は化け物と呼ばれても構わない性分なんだがな?」
その一言で、皆は驚愕の事実を知らされる。
だが、そんな中でただ1人反発した者がいた。
「そんな事は無い!」
「⁉︎…キリトさん…」
キリトだ。
「俺は此奴と短い間だったが、それでも俺は此奴の事を化け物と呼べるような事は思ってもいない!」
俺はその一言で、キリトは、
『なら、此処にいる此奴以外は全員、仮想世界の者だと言う事は知っているのか?…
その一言で、皆は驚いていた。
俺に皆の正体をバラしたから。
だが、俺はそんな事は如何だって良い。
だから、俺は本当の事を喋った。
「別に関係無いね!」
『何⁉︎』
「ディセ?」
「御免なさい…今まで騙して。貴方達がこの世界の住人では無い事は知っていました」
『‼︎』
それにより皆は沈黙していた。
「だけど、皆さんはやはり人間です。それは変わり様は無いです。
俺は化け物です。それも尋常じゃない化け物。
俺は誰かを守る為にこの場にいる守護者と言っても過言では無い。
例え、この身が全てを殺す殺人者のような血に染まったとしても、
愛する者の為なら、この身を全て捧ぐ。それが俺です」
「でも俺にとって、皆さんは大事な…
仲間です!
それだけは変わりません!絶対に!」
そう言うと皆はしばし沈黙した。
そしたら、クラインさんが口を動かした。
「…ったく、みずくさいっての!」
それを合図に他の皆も喋り始めた。
「そうです!」
「私達はあんたの仲間よ!」
「短い間でも!」
「少なからず、あんたは貢献しているわ」
「ええ。確かに」
上からシリカ、リズベット、リーファ、シノン、アリスが。
「でも、頑張り過ぎなのは駄目だけどね!」
「うんうん!」
「でも、それが良いところなのかも知れませんよ?」
「そう言うところはお父さんに似てるもんね〜♪」
セブン、レイン、ルクス、ストレアが。
「私達は貴方の味方よ!」
「それだけは忘れないで下さい!」
「俺達も忘れんなよ!」
「仲間なんだ。力を貸すのは当然だ」
フィリア、ユイ、エギル、スメラギがそれぞれ俺にエールをくれた。
そうしていると、俺の近くにいつの間にかセディとラザリスが来ていた。
「私達に至っては兄妹なんだから、力を貸すのは当たり前だよ!」
「兄さん。僕達の事も頼ってね」
セディ。ラザリス。…ありがとう。
そうしていると、キリトがこちらにやってきて俺の肩を叩く。
「なら、俺はお前と共に何処までも超えてみせるさ!絶対に!」
「キリトさん…はい!」
そう言うと俺とキリト、他のメンバーも武器を構えた。
弓を構え、剣を携え、刀を構え、盾を構え、
短剣を逆手に構え、大剣を構え、双剣を構える。
そして俺は拳同士を打ち付ける。
「さあ、今の此処からが…」
「「パーティの始まりだ!」」
そうすると俺達は戦闘を開始したのであった。
絆を結ぶ事に成功したディセ。
さあ、悪しき者に仲間達と共に天誅だ!
次回
決戦