Talesof・Lyrical spin-off〜救世主の軌跡〜   作:かもめカメ

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己の仲間の奥義()を、この場にいる仲間の武器()を用いて実現する…

今宵、ディセは仲間の力を発揮させる。

テイルズファンの皆さんにとっては、

『それ有りかよ⁉︎』と思うような出来事が出てくる話なので、詳細は後書きにて記載します。
それではどうぞ。


仲間の力

ーーーーーNO SIDE

ディセとオベイロンこと須郷との対決が始まった。

 

「そらそらそらそらそらあ!」

 

須郷の滅茶苦茶な剣術の動きにディセは紙一重で避けていた。

所謂、防戦一方状態であった。

 

「ディセ!」

 

皆を代表してキリトが言う。

しかし、それを聞いている暇すら無く、ただひたすら避ける事に専念しているディセ。

 

「どうしたどうした〜?そんなんじゃあ、この僕には倒せないぞ!

駄目犬のNPCモドキが!」

 

須郷は挑発を仕掛ける。

しかし、ディセはそれでも後退しながら、避けていく。

 

そして、ディセがシノンの近くまでやって来た…

 

 

その時だった…突然、ディセの口がニヤリと笑ったのは。

 

「?何が可笑しい⁉︎」

 

「何にも〜?強いて言うなら…

 

 

お前…たった其れだけ?」

 

その一言で須郷はすぐにブチ切れた。もはや完全に理性を保ってなどいない。

 

「ほざけぇぇぇぇ!NPCのなり損ないの癖にーーー‼︎」

 

そう言うとオベイロンはディセの胸目掛けて剣を突く!

しかし、其れを狙っていたのか、ディセが瞬時に躱し、

 

バキィィン!

 

須郷の剣を折った…拳で。

 

「なぁ⁉︎」

 

「そのなり損ないに…

 

 

お前は、負けるんだよーーーーー‼︎」

 

そう言うとオベイロンの腹に向けてアッパーカットをぶつける!

 

「⁉︎ガハッ!」

 

其れを合図に攻守が逆転する。

 

ディセはその後に回し蹴りを行った。

 

その衝撃で、オベイロンは軽く3mくらい飛ばされた。

 

「おいおい、此処からがお楽しみだぜ?寝るんじゃねぇよ!ド変態野郎!」

 

そう言うとディセはシノンの所にバク転しながら近付くとなんとシノンが使っていた弓を取った!

 

「⁉︎ちょっと、勝手に「借りるぜ!」って、人の話聞きなさいよ⁉︎」

 

シノンの声などどこ吹く風の如く。

ディセは弓を構えた。

すると、弓と弦の間に一本の光の矢が形成され始めたのだ!

 

「仲間の力…見せてやる!

"俺を怒らせた事…後悔するが良い!"」

 

そう言うとディセは弓を構え、そして言い放った。

 

(ヒューバート秘奥義)…ヴァンフレーシュ‼︎」

 

そう言うと矢を放った。

するとその矢は瞬く間に拡散し、遂にはオベイロンの前方を鳥籠の様に襲いかかった!

 

「イギャァァァァ‼︎」

 

その痛感に精神共にダメージを受ける須郷。

しかし、これで終わらせる程、ディセはそこまでお人好しでは無い。

 

「これ返す!」

 

「って、ちょっとあんたね‼︎…え⁉︎」

 

「うん?…あ!」

 

そう言うとシノンに弓を返すと今度はストレアの両手剣を取った!

 

「ちょっと!其れが無いと…「ちゃんと返すって!」って、コラぁ!」

 

そう言うとストレアの両手剣を持つや、そこから大きく跳躍する。

 

「うぐぅ…な、何⁉︎」

 

先程の攻撃をようやく終えた須郷はディセが上空にいる事に気付く。だが、時既に遅し。

 

「まだまだぁ!

"天を統べる覇者の証!"

 

(ルカ直伝秘奥義)

 

 

 

魔王灼滅刃‼︎」

 

そう言うと、ディセはそこから急降下するや剣から炎が出て、

縦斬りを炸裂する。

更に斬り上げ、また縦斬りを繰り出すと、そのまま突進突きを往復で決める。

そして最後に横薙ぎ一閃をした。

 

「な、何ぃぃぃ⁉︎」

 

其れにより、更にダメージを受ける須郷。

 

しかし、まだまだディセの無双は終わらない。

 

ストレアに両手剣を返すと今度はなんとリーファの長刀を勝手に拝借した!

 

「って、ちょっと!」

 

リーファが何か言おうとしたがもう既にディセは須郷の方へと走って行ってしまった…

 

「…はあぁ〜…デジャヴを感じる…」

 

リーファはそう言うと半ば諦めてしまっていた。

其れもそのはずである。

かつて、自分の義兄であるキリトから勝手に拝借されていたので、最早、呆れていたも同然だったから。

 

するとディセはその長刀を右腰に納める。

 

「はぁ…はぁ…ふはは…!

だかが、このくらいで僕が立ち上がらずに負ける訳は無いのだよ!」

 

そう自慢げに言いながら立ち上がる須郷。

するとディセはそれを聞いたのか、先程よりも更にニヤリと笑みを浮かべて、こう述べた。

 

「へぇ〜、そうですか〜。

なら、まだまだ付き合ってくれますよね〜?

ド変態のお・じ・さ・ん♪」

 

そのディセの声を聞いた皆は一斉に血の気が引いた。

勿論、須郷本人にもだ。

 

「導師の力、此処に顕現せよ!"終わらせる!"」

 

そう言うとディセが一瞬の内に懐へと入り込み、慌てる須郷。

弾き返そうにも、身体がまるでスタン状態のように微動だにしなかった。

 

そしてディセの剣戟が襲いかかる!

 

「"(つるぎ)よ吼えろ!"

(スレイ直伝秘奥義)雷迅双豹牙‼︎」

 

「何⁉︎うわぁぁぁぁぁぁ!」

 

その攻撃により須郷は上空へと飛ばされた。

その隙に、ディセはリーファに長刀を返すや、今度は近くにいたクラインから瞬時に刀をスリのように掻っ攫った。

 

「ん?…⁉︎お、おい!俺の刀、返しやがれーーー‼︎」

 

違和感を感じ、クラインはそう言うも既に其れを行った本人は全く聞いてはいなかった。馬耳東風である…。

 

「って、人の話聞きやがれーーー⁉︎」

 

 

すると、ディセは落ちてきたタイミングを見計らって、打突攻撃を加えた!

 

「がはっ⁉︎」

 

「光よ集え!」

 

そう言うとディセは刀を鞘から引き抜く。

 

そして、其れと同時に周りの光が徐々に消えて行く…

 

そうしていると、刀が青白い光が輝いた!

 

「"閃く刃は勝利の証!"」

 

すると、ディセは須郷目掛けて斬撃を斬りつける!

 

(アスベル直伝秘奥義)白夜殲滅剣!」

 

そして最後に一閃し、鞘に納めた。

 

「がはっ⁉︎」

 

須郷も流石の連続攻撃に膝を地に落とした。が、

 

「まだまだ先は長いぜ〜?」

 

ディセはまだ殺る気満々だった。

 

え?字違いじゃないかって?

…いいえ、正に今のディセ君はこれが適当なのです。




何故、ディセが仲間の力の具現化した技《秘奥義》を発動する事が出来たのか?
何故それが可能なのか?

証明できる説は主に2つ。

①仲間の《直伝技》をマスターした事で、その仲間の力を開花させた。

②その《秘奥義》を発動する者のを見て、それを真似た。

その2つのどちらかで、条件が成立すればそれは可能である。
そして、両方成立していれば…

その秘奥義は…確定する。

次回

絆の力の顕現
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