Talesof・Lyrical spin-off〜救世主の軌跡〜   作:かもめカメ

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いよいよSAO編もクライマックス!


お礼を込めた《贈り物》

須郷との激戦から早くて1週間が経とうとしていた。

ディセはその間にユージオを迎えに行き、仲間に加え、

好奇心旺盛なユウキはそれに便乗するかのように、ディセと共に過ごす事になっていった。

 

そんなある日の事であった。

 

ーーーーーSIDEtoディセ

 

ふっ!はっ!そいやっ!

 

…ふぅ。こんなもんかな…

 

ー相変わらず凄い剣技だよな?ー

 

ー僕にも出来る?ー

 

うーん…出来る事は出来るけど、この技は下手をすれば人を殺してしまう危険性があるから、オススメしたくないな〜

 

ーまぁ、俺はキリトから教わったこの剣術で、やってみせるさー

 

ユージオらしいな!

 

ー僕もアスナに負けてられない!ー

 

その調子だよ、ユウキ。

 

今の俺は、1人と2人の霊体と共にとある森の中で剣術を磨いていた。

キリトさんとアスナさんから託された剣を己の物にする為に。

けど、流石と言うべきか。

2人の剣は、お互いのコンビネーションは取れても、肝心の奏者(担い手)である俺がその剣に足を引っ張ってばかりだった。

 

あの時…須郷との戦いでは、ただアスナさんやこの世界の仲間を救う為だけに動いていたから操れたけど、今の俺は無いに等しいな。

 

そう言うとふと、視線を感じた。

 

「…そこか!」

 

俺はキリトさんから貰った投擲物・ピックを投げた!

 

すると、木にそれが刺さる。そこから…

 

「吃驚するでは無いか〜」

 

と、あまりにも素っ頓狂に話しかける1人の妖精がそこにいた。

 

髪が紫で、瞳が金色。

 

俺はそれを見た瞬間にそいつの名を言った。

 

「今頃かよ!Jマッド!」

 

「Jマッドでは無くて、ちゃんとジェイル博士って呼んでほしいな〜?」

 

Jマッドもとい…Dr.ジェイル・スカリエッティが此処にいた。

 

妖精の姿で。

 

「迎えに来るのが、遅すぎなんだよ!」

 

「いやはや失敬。なにぶん、色々とこちらにも不手際があったものだからね?

それで、成果は如何かな?」

 

ジェイルはそう言ってきた。

ジェイルからこの世界で頼み事を任されて来た事を今になって思い出した俺。悪くは無いはずだよね⁉︎

 

内容は確か…

 

①《紅の聖騎士》の力

 

②《青薔薇の騎士》の力

 

③《絶剣》と呼ばれる妖精の力

 

だったよな?…ん?

・・・・あぁぁ⁉︎

 

「お前…嵌めたな‼︎」

 

「何故そんな言葉が真っ先に思いつくのか不思議でたまらないね〜」

 

俺は今になって、ジェイルの言った頼み事を思い返した。

 

「1つ目の《紅の聖騎士》。これって、この世界の魔王と呼ばれる男、ヒースクリフの事だろう!

そして2つ目は此処にいるユージオで、

最後の3つ目はユウキの事だったんだろうが‼︎」

 

「おやおや♪分かってしまったかい?でも、お見事だよ〜♪」

 

「いや、今気付いたから⁉︎」

 

完全に俺は嵌められたのである。

するとジェイルは再び話をしだした。

 

「さて、そろそろ帰ろうかね?

何分、不手際があった故に、私自らディセ君達を迎えに行かなければ示しがつかなかったからね」

 

「そうかよ…。

…て事は…」

 

「彼等ともお別れの時が近づいていると言う事さ」

 

「…そっか…」

 

俺は少し胸の内が寂しかった。

此処で仲間になったキリトさんやアスナさん達とお別れの時がやって来た事に。

それに俺とお別れすると言う事は、ユージオやユウキも一緒に連れて行くと変わらない事だから。

 

だから、俺はジェイルにこんな事を話した。

 

「あのさ、ジェイル。1つだけ我儘言わせてくれないか?」

 

「君の頼みならなんでも聞こうでは無いか」

 

「なら…」

 

そう言うと俺はその内容を悟った。

ジェイルはそれを快く了承してくれた。

 

ーーーーー

そして翌日。

俺とセディ、ラザリスは皆と別れの時がやって来た。

 

キリト達も後からやって来た。

するとアスナさんの顔が驚きの表情がを見せた。それは…

 

「貴方は、あの時の!」

 

「?…おやおや、あの時の。如何も、ディセ君を探してくれて感謝致します」

 

如何やらアスナさんは前にジェイルとあっていたようだ。

でも、何時出会ったんだ?

 

作)思い出せない人は「イベント・クエスト」をCheck!

 

…どさくさに紛れて作者が現れたが…気にしない、スルーする〜

 

と、ジェイル達も話を終えたから、俺は最後にある事をした。

 

「ふぅ…

皆さん。今日までいろいろありがとうございました。

セディとラザリスを助ける為に力になってくれてありがとうございます」

 

「別に構わないさ。俺達は仲間だろ?」

 

俺の挨拶に対して、代表してキリトがそう言う。

 

「そこで俺は、皆さんにその《お礼》を贈りたいと思います!」

 

『お礼?』

 

「はい!」

 

そう言うと、俺は念じた。

 

するとそこからたくさんの書物が具現化した。

それを見た皆は当然、驚いた。

 

俺は1人1人に手渡す事にした。

 

「先ず、シノンさん!」

 

「え?私?」

 

そう言うとシノンさんは前に出た。

そしてシノンさん用の書物を手渡した。

 

「皆さんに渡す書物は俺の仲間の努力の結晶《秘奥義》と呼ばれる物の一片です。

大量の魔力を消費する代わり、相手に強力な攻撃を与える力を携えています。

シノンさんには同じ弓使いである貴族、ナタリアと呼ばれる女性が使用していた力《アストラル・レイン》を授けます」

 

「あ、ありがとぅ…//」

 

「この力は星の力を秘めた矢を上空へ向けて放つ事で、敵に向かって流星群のように襲いかかる技です。

星々の加護があらん事を祈ります」

 

「…分かったわ。大事にするわ」

 

そう言うとシノンは下がった。

 

「次は…ストレアさん!」

 

「次は私なんだ♪」

 

そう言うとニコニコしながら此方に近づくストレア。

彼女には彼の力を授ける。

 

「ストレアさんには此方を。

【氷の大剣士】ヴェイグという男が使用していたこの世界では珍しい氷属性の力を秘めた秘奥義《セルシウス・キャリバー》を授けます。

全てを凍てつく氷結の一撃。それを上手く扱って下さいね」

 

「うん!分かった!」

 

「次は、リーファさん!」

 

「次は私なんだね!」

 

そう言うとストレアを下げ、リーファが前に来る。

彼女の武器は長刀。

なら、それに近い者の力を託そう。

 

「これは【贖罪の処刑人】と呼ばれた男が得意としていた単体専用高速連撃技《漸毅狼影陣(ざんこうろうえいじん)》。最初はゆっくりと、そして徐々にスピードを上げながら連撃をする技です。

スピード自慢の貴方に」

 

「わぁぁ。ありがとう!」

 

「次はシリカさん!」

 

そう言うとリーファとシリカが入れ替わる。

彼女は"ピナ"と言う頼もしいパートナーがいる。

彼女にはあの子の技を授けよう。

 

「次は私ですね」

 

「はい。貴方に贈る技は貴方と共にいる小さなドラゴンと一緒じゃなければこの技は発動しません」

 

「え?そうなんですか?」

 

「はい。技の名は《リベール・ゴーランド》。

私の仲間に貴方と似たような戦闘スタイルを取る女の子がいるのですが、その子が用いた秘奥義です。

ドラゴン…ピナですね。そのピナに正義の闇の加護を与え、ピナを相手に向かって突進を繰り出す。

そしてそこから闇の竜巻を発生させて、攻撃する技です。

大丈夫、ピナはその時には貴方のすぐ傍まで帰って来るようになっていますし、闇を纏っている間だけですが、ピナは無敵状態になります。

大切な友達と一緒に戦う貴方に」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「あ、ちょっと待って!」

 

そう言いながら下がろうとしたので、慌てて呼び止める。

 

「?」

 

「貴方にはもう1つ。以前見せた《百花繚乱》を貴方に」

 

「!良いんですか⁈」

 

「はい♪」

 

「ありがとうございます!」

 

「ふーん?あんただけ2つなんてズルいわね〜?」

 

「⁉︎…!り、リズさん⁈」

 

と、そんなやり取りをして気付かされたのか、リズベットがやって来た。

ちょうど良い。彼女にはあの人の技を進呈しよう。

 

「リズさんにはこれを」

 

「?」

 

「本来は斧を用いた攻撃ですけど、形状は片手棍と同じなので、大差は無いです。

技名は《森羅爆砕(しんらばっさい)》。

回転からの叩きつけで、強力な攻撃を生み出す技です。

防御に長けた貴方に贈ります」

 

「…そう。良いわ。ありがとう」

 

「いえいえ。次は、フィリアさん!」

 

「次は私だね」

 

そう言うとシリカさんと共にリズさんが離れ、代わりにフィリアさんが前に来た。

トレジャーハンターの彼女にはこれまたトレジャーハンターである彼女の技を覚えて貰いたい。

故に俺はこの技を贈呈する。

 

「貴方には俺の仲間でトレジャーハンターをしていた彼女が使用していた技を贈ります。

技の名は《ライフディスチャージ》。

彼女が最も得意としていた回復&攻撃を兼ね備えた秘奥義です。

この技は味方のライフが0になっても、蘇生してさらに全快にさせる能力を秘めています。

お宝を求めながらも、仲間を思いやる貴方に」

 

「ふふ。素直に言うわ。ありがとう♪」

 

「どういたしまして。次はエギルさん」

 

「お?次は俺か?」

 

そう言うと次にエギルさんと入れ替わった。

彼の豪快さなら、この技は真価を発揮するだろう。

 

「この技は同じ両手斧を使う青年が使っていた秘奥義です。

技名は《クリティカルブレード》。

武器を空中へ投げ、それをキャッチと同時に急降下の振り下ろしをする攻撃です。

他の技と違い、ヒット数が少ない反面、強力な一撃を叩き込める事が出来ます。

豪快でありながら、保護者のように接してくる貴方に」

 

「そうか。ありがとな」

 

「次はクラインさん!」

 

「お!やっと俺の出番だな!」

 

そう言いながら前へとやって来るクラインさん。

皆んなからよく悪趣味バンダナとか言われているが、俺から見たら、寧ろ一種のトレードマークだと俺は思っている。

そんな彼は生粋の刀を扱う剣豪。

なら、彼には同じ刀と同類の剣を使う彼奴の力を授けよう。

 

「クラインさんには、俺の仲間で【抜刀騎士】と呼ばれる青年が得意としていた技を贈ります。

技名は《獣破轟衝斬(じゅうはごうしょうざん)》。

居合斬りの後、敵を斬り上げる大技です。

名前からもわかるように、この攻撃は相手が獣系モンスターの場合、大ダメージを与える事が出来ます」

 

「マジか⁉︎サンキューな!」

 

そう言うとクラインは下がった。

 

その後も、他の人達にも仲間の力…秘奥義を授けた。

 

スメラギさんには【黎明王】ガイアスの《闢・魔神王剣(びゃく・まじんおうけん)》を、

アリスさんには【英雄の息子】ことカイルが父・スタンから託された秘奥義《斬空天翔剣》を、俺がアリスに託すような感じに贈った。

 

そして、セブンさんには【音術士】ティアの《イノセント・シャイン》を進呈し、

レインさんには性格が少しだが似てるロゼの《嵐月流・翡翠(らんげつりゅう・かわせみ)》を贈り、

そしてルクスさんのは【闇司る客員剣士】であるリオンの《浄破滅焼闇(じょうはめっしょうえん)》を授けた。

前者は両手を思っていた以上に動かすのに対し、後者はそこまで無かったので、この組み合わせにした。

 

そして、いよいよ残るは2人。

 

アスナさんとキリトさんだけとなった。

 

先に俺はアスナさんに託す事にした。

 

「アスナさんとキリトさんには3つ贈らせていただきます」

 

『⁉︎』

 

「そ、そんな⁉︎そんなにも貰えませんよ⁉︎」

 

その一言で皆は驚かされ、アスナさんはアスナさんで、動揺しながら断ろうとしていたが、俺には関係ない。

 

「貴方達2人には本当に感謝しています。

ですから、俺の感謝の気持ちを受け取って欲しいんです!」

 

「…そう。…分かりました。その気持ち、ありがたく貰いますね」

 

「!…ありがとうございます!」

 

そういうと俺はアスナさんに3つの秘奥義の書物を手渡した。

どれも、アスナさんには重宝するものばかりの逸品ものだ。

 

「1つ目は、以前、須郷の時に見せた高速刺突剣撃《ヴァーテクス・ローズ》。

 

2つ目は、俺の仲間の一人で【騎士団長】を務める青年が最も得意としていた秘奥義《光竜滅牙槍》。

剣に光を宿らせ、そして突き刺す。

そこから光の龍達が相手に向かって襲いかかる技です。

 

そして最後の3つ目は、

【鋼の大佐】と【槍の姫騎士】、そしてその姫騎士の師匠で【槍の戦乙女(ランス・ザ・ヴァルキリー)】と呼ばれていた女性の3人が最も得意としていた秘奥義、

技名…《翔破裂光閃》。

敵を頭上へと浮かせて、そこから光の速さのような連続突きをお見舞いさせる技です。

相手を確実に突き、尚且つ、その俊敏な動きを見せる貴方にこの3つの技を授けます」

 

「!…ありがとう」

 

そう言うとアスナが下がると同時にキリトが俺の前にやって来た。

 

この人にはいつも助けられた。

短い間だったし、疑心暗鬼のように俺を疑ってくれた。

だけど、最後はやっぱり俺の事を仲間として見てくれたこの人には正直…頭が上がらない」

 

「そこまで畏る必要なんか無いさ。ディセ」

 

「あれ?…もしかして…?」

 

「もしかしなくても、聞こえていたぞ?」

 

あちゃ〜。つい、口が勝手に開いたのか〜。これはいけない。俺の悪い癖だ。

 

「とは言え、お前と一緒のクエストは楽しかったぜ!」

 

「キリトさん…」

 

「それと、もうその「さん」付けするのはやめてくれよ?

俺達はお前の仲間なんだから!」

 

そう言いながら、キリトは前に手を出した。

俺はそれを聞いて、驚かされたが、落ち着きそして、

 

手を出し、握手した。

 

「これからも俺達はこんな場所からだけど、見守っているからな」

 

「はい!」

 

そう言うと俺とキリトは握手をし終え、そして最後になった3つの贈り物をキリトに手渡した。

そして俺は説明に入った。

 

「1つ目は、【闇司る客員剣士】が使用していた単体専用技《魔神煉獄刹》。

衝撃波で斬りつけたど同時に、上空へと向かいながら、斬撃を与え、最後に双剣を構えて一閃する、闇属性の秘奥義です。

 

2つ目は、【聖剣の転生者】呼ばれてる青年が使っていた技。

名称《獣皇雷迅剣(じゅうおうらいじんけん)》。

敵陣の中を駆け巡り、最後に落雷で相手を襲う直線型広範囲技です。

 

そして最後の3つ目は、完全単体専用秘奥義にして…

 

俺の秘奥義」

 

「⁉︎」

 

その一言でキリトは驚いた。

それもそうだ。俺も双剣を扱っている。

だが、その技を使っている所は見た事すら無いだろう。

最もそれが俺の愛機では無かったが故に出来なかった事だけなのだが。

 

「技の名称は《天空轟雷双神剣》。

其々に風と雷を纏い、相手単体に連撃を与え、最後にX斬りで締める技です。

本来なら、この技は俺だけの専用秘奥義にしたいと思いましたが、

キリトさんいや…キリトになら、託しても良いと思って、この技を託す事にしました。

キリト、この技を使う際はこれだけは守って欲しい!」

 

そう言うとキリトは先程の動揺感から一転、真剣な表情へと変わる。

 

「この技は、キリトにとって大切な物を、純粋に『護る為』だけに使ってくれ。出なければ、技が貴方を見限り、応えてくれなくなります。

それだけは…守って下さい」

 

そう言うとキリトが俺の肩に手を置いた。

そして一言。

 

「ああ、約束する!

お前と俺との友情の約束さ」

 

「!…お願いします」

 

そう言うと俺達はまた握手をした。




次回

別れと再会

ついにテイルズキャラが登場!
ヒントは、ズバリ!

【導師】と【天族】だ!

ディセ「もろネタバレだよな…」

な⁉︎なんでディセ君が此処に⁈

ディセ「居ない内に色々とやってくれたもんだな〜(#)」

ガシッ!

ぎゃぁぁぁぁぁ!やめてぇぇぇぇ⁉︎

ディセ「という訳だから、また不定期だが、TOGV出張版!次回からまた不定期だが、開催する事になったから、よろしく!」

嫌だ〜〜⁉︎俺に自由をーーーー⁉︎

ディセ「そのままゼロスの所に連れて行こうっと…
んじゃあまた次回な!」
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