Talesof・Lyrical spin-off〜救世主の軌跡〜 作:かもめカメ
曲は…栗林みな実さんの「TrueBlueTraveler」で。
ーーーーーNO SIDE
此処はとある学園。
そこは一般の者達の視点から言えば、至極普通の女子校であるのだが…。
此処は普通の女子校のようで、そうで非…。
この学園はこの世界で知れ渡っている技術を詰め込んだパワードスーツ…
《インフィッニット・ストラトス》…通称IS。
それを扱う女子達が切磋琢磨している。
だが、何故女子なのか?
答えは至極単純…女性しか扱えないからである。
…その技術が。パワードスーツがだ。
だが、この学園…半年以上前に、ある出来事が世間を知らしめた…
世界初の…男性IS操縦者が現れたと言う事だった。
そしてその人物は今、その学園…IS学園にて生活しているのであった…
ーーーーーSIDEto???
思えばこの10ヶ月…いろいろ有ったな〜…
俺がISを動かして、この学園にやって来て、
そこで箒と久方ぶりに再会して、
セシリアとは決闘するハメになるし(ーー;)
鈴とも会えるや、なんでか決闘されるし(~_~;)
シャルロットもシャルルとして最初来た時に女の子だったって言うのは驚かされるし、
ラウラはラウラで最初は険悪だったのに、救ったあとは嫁扱い…。
楯無さんは妹を想うあまりの対応に後悔をしていたし、
簪は簪で、そんな姉を超えたいと思っていたな。
…最も2人は俺の仲裁?なのかな?、そのおかげで今は姉妹として仲良しになっているのは良かったけどな。
兎に角、今の俺は無事に毎日を過ごしている…
え?何故そんな事を言うかって?
だって考えても見ろよ!
俺以外生徒は全員女の子って…。
ある意味、生き地獄だよ⁉︎
辛いを通り越している…絶対。
さて、そろそろまだ名前を言ってなかったよな…?
俺は織斑一夏。
この学園…IS学園で唯一の男子学生である。
ーーーーー
さて、今の俺は朝のSHRを受けている…
俺の担任は織斑千冬…俺の姉で、《ブリュンヒルデ》と呼ばれていた世界最強のIS操縦者だ。
俺はそんな姉を持って、世界の空気が嫌いになった。
けど、それでも俺は前に向かって進んだ。
そして、中3の時に偶々真近にあったISに触れて起動してしまい、そして今、俺はこの学園にいるのである。
「さて、SHRの事だが、今回はこのクラスに今更ながらだが、転校生を紹介しようと思う…」
ん?転校生?
周りの皆もそれに反応して、
「転校生?」
「聞いてる?」
「ううん。全く…」
話をし始めているのだが、如何やら誰も聞いてないようだ。
だから俺は席替えをして近くにいた箒やセシリア、ラウラにシャルロットに話を聞いてみた。
「転校生って?」
「?…私はあまり聞いた事が無いのだが…」
「私もですわ…」
「僕もあまり聞いた事が無いな…」
「我も知らぬぞ、嫁よ」
やはり皆も聞いていないようだ。
後、ラウラ…嫁の使い方違うぞ…。
「さて、入ってきてくれ…」
そう言うと教室へと入ってきた。
最初は女の子で、目が右が水色で、左がオレンジ色のオッドアイで、サイドポニーをした活発そうな女の子。
次にやって来たのは、髪が白のショートで、肌白くてそして左眼の方はラウラと同じように眼帯をかけていた。
そしてその後からやって来た生徒に俺はもちろん、このクラス全員が驚かされた。
何故なら…その生徒は…
男の子だった。
さらに驚く最中、最後に入ってきた人もみて、また驚かされた。
その人も…
男だった。
前者は髪は黒のサムライヘアー。
瞳の色は真紅のような紅い右目と蒼海のような蒼い左目のオッドアイをした男子だった。
後者は他の生徒としては異例で、明らかに身長が高いし、
髪の先端が黒を除けば、後は銀髪で好青年を醸し出した風貌を持ち合わせている人だった。
「紹介しよう。
最初に入ってきた順に、
高町・セディ・タンザー。
高町ラザリス。
高町ディム・センダース。
そして端にいるのは今後このクラスの副担任を山田先生と共にやる事になった…
ルドガー・ウィル・クルスニク先生だ。
では、自己紹介を頼む」
そう言うと千冬姉は隣にいる生徒に自己紹介をさせていった。
「はいはーい!私は高町セディ・タンザーでーす♪
趣味はダンス!そして、歌が好きな女の子でーす♪
お気楽者だけど、宜しくね〜♪」
随分とお気楽な人なんだな…セディって…。
「はぁ〜…改めて、僕の名前は高町ラザリスです。
この中では末っ子になります。
少し病持ちなのですが、治すように頑張りますので、よろしくお願いします」
この子は末っ子で僕っ娘か…真面目タイプという事か。
さて、次はディムの自己紹介だが…
「…高町ディム・センダースだ。
名前は真ん中のディムで構わない。
俺は…この世界の理をあるべき姿へ…帰す。
それだけに俺は…
ISが嫌いだ」
その一言に俺はもちろん、このクラス全員が驚愕させられた。
「元々は篠ノ之束さんって言う人が宇宙進出の為に開発したと本人談から知っている。
だが、この世界の人間は其れを戦争の兵器として利用しようとまでしたそうだな?」
「…⁉︎」
その言葉でラウラが顔には出ていなかったが、間違いなく動揺している事が分かった。
ラウラも昔はそんな立場だったからな。
「おまけにそれを利用して富を得ようとした愚か者共もいたそうだな?」
「っ⁉︎」
今度はシャルロットに関係しているような物か…。
確かにそれは行けないが、今の現状では如何する事も。
と思っていたら、また話をし続ける。
「おまけに代表候補生と言う肩書きを貰って、さぞ自慢している奴等もいたと言うからな?」
「⁈」
その言葉で今度はセシリアが動揺していた。
「だが、まあ…俺にとっては如何でも良い事だ」
その一言でこのクラスは全員、ディムに睨みかけた。
だが、俺は思わず見てしまった…
ディムが、このクラス全員を余裕で倒せる程の存在が。
普通に見た限り、ディムは他の生徒達よりも明らかにISの稼働時間は短い筈…
なのに、この絶対的な品格は…!
「俺は俺なりのやり方でやらせて貰う。
精々、足掻いてみせろ…
何かを言いかけていたような気がするが、小さすぎてうまく聞き取れなかった。
「それと…織斑一夏!」
⁉︎お、俺?
「…お互い、良い激闘をしたら良いな…
俺からの自己紹介は以上だ。
ご静聴感謝致します。ありがとうございました」
そう言うと彼…ディムの自己紹介は終わった。
でも、なんであいつは俺に対しては異様に優しかったんだ…?
そう思っていると、
「最後に副担任に赴任するルドガー先生。よろしくお願いします」
と、千冬姉が言ったので、俺はルドガー先生の自己紹介を聞く。
「あはは…。
あ、コホン。改めまして…
ルドガー・ウィル・クルスニクです。ルドガーで構わない。
此処にいる山田先生と共に1組の副担任をする事になりました。
基本的に特別措置で厨房を借りる事が出来たので、昼休みの間までは基本、食堂にいます。
後は、体育の授業を教えられますので、如何かよろしくお願いします!」
「きゃぁぁぁあ!かっこいい!」
「料理ができて、運動神経バツグン!」
「私をお嫁さんにして下さい〜‼︎」
ルドガーの自己紹介を聞いたクラスは殆どがそれ一発で虜にしていた。
凄いな…ルドガー先生って。
でも、そろそろやめないと…
「黙れ!小娘共!」
「「「「………………」」」」
ほらな、そうなるだろうなとは思ったけどな。
「「「「(この人…怖い…)」」」」
転校生の皆さんもそう思っていたようだ。
え?なんで分かったかって?
顔に書いていますよ〜?
でも、俺は気になっていた。
高町・ディム・センダース。
奴は一体、何をしでかそうとしているのだろうか…?
こうして、俺たちのクラスに、
しばらくの間、IS学園で生活を余儀なくされたディセ達。
ルドガーに至っては先生と言う形で、学園を生活する事になった。
これから波乱万丈の生活が待っている…!
次回
ルドガーの授業スタイル