Talesof・Lyrical spin-off〜救世主の軌跡〜   作:かもめカメ

40 / 50
今日はルドガーさんの出番!


ルドガーの授業スタイル

ーーーーーSIDEto一夏

それから朝のSHRは終わり、午前中の授業も終わって今は食堂にて、皆と一緒に食事をしていた。

 

「へぇ〜?変わった生徒ね?」

 

「私も見たんだけどIS嫌いが、ISを起動するなんて…」

 

そう言うのは更識姉妹の楯無さんと簪。

楯無さんは俺より1つ上の先輩で、この学園の生徒会長を務めている人。

故に学園最強の実力者だけど…

妹にはとことん甘やかすシスコンな人だ。

 

簪は、俺と同い年でこの間までは4組の生徒で今は俺と同じ1組の生徒になった人でありながら、この学園が設けられている国・日本の代表候補生だから、其れなりの実力はある。

 

昔は楯無さんに対しては拒絶していたけど、

楯無さんの本音を聞いた後はそれは無くなり、こうして普通に姉妹として一日一日を大切に過ごしている。

姉妹としてやってくれているのは俺としても嬉しいものだ。

 

「しかも、一夏と同じ男なんでしょ?

訳分からないわよ、全く…」

 

そう言うのは、俺のセカンド幼馴染こと鳳鈴。愛称は鈴。

箒はファースト幼馴染なんだが、

箒が小4の頃に引っ越しをした時に現れたのがセカンド幼馴染こと鈴であった。

だけど彼女もまた俺が中2の時に出身である中国へと帰国していった。

けど、今ではIS学園で切磋琢磨する仲なんだ。

 

俺は今、上の三人と箒、セシリア、ラウラ、シャルロットの7人で食事をしていた。

 

そんな時だった。

 

「織斑一夏…」

 

「?…ディム?」

 

俺の後ろから声がしたので後ろを振り返るとそこにいたのは噂をすれば何とやら…

張本人であるディムが俺の所に来ていた。

 

「…お前…何気にフラグメイカーなんだな?」

 

「え?」

 

「「「「「「「‼︎‼︎⁉︎/////」」」」」」」

 

その一言で俺は?マークが頭上から出て、

箒達が顔を真っ赤にして、蒸発しそうな姿をしていた。

 

「おまけに鈍感と来たか…この、唐変木に朴念仁…」

 

…いや、だからなんでそうなるんだよ…。

 

「あ、話が全然違う方向になっていた。

次の授業なんだが…」

 

次の授業?…確か、1年全員での合同体育だったような…。

 

「次の授業…ルドガーが担当する事になっている。

…気をつけろ。…ただそれだけだ」

 

そう言うとディムは近くにいたセディとラザリスを連れて食堂を後にした。

 

次の授業はルドガー先生が担当するのか…

だけど…

「気をつけろって…一体…?」

 

俺はそう思った。それはもちろん箒達も同じであった…

 

ーーーーー

そして体育の授業なんだけど…

ディムの奴だけ、制服のまま…じゃなくて明らかに私服だった。

その事で皆は慌てていたのは言うまでも無い…俺もそうだから。

そんな事すんなよ⁉︎後でやられるから、早くスーツに着替え…

 

「ほう…私の前で堂々としているな…」

 

って、もう遅かった…

 

そう言うと千冬姉はディムに向かって教育簿の角っこで叩こうとした…

 

だが、

 

シュン…

 

「⁈…っ⁉︎」

 

「…こんな程度かよ…【ブリュンヒルデ】さん?」

 

叩こうとした時、ディムが見えなくなるや、瞬時に千冬姉の後ろをとったディム…

しかも、そこから小刀を千冬姉の喉元に突きつけた…

正直、侮れなかった。

 

ISの稼働時間は明らかに千冬姉が上。

なのに、その千冬姉の後ろをとるなんて…

ディムは一体⁉︎

 

「そこまでにしとけ!ディセ!」

 

と、俺たちの前にいた先生…ルドガーがディムに向かってそう叫んだ。

 

「…分かった」

 

そう言うと小刀を納め、元の位置についた。

 

「怪我はありませんか⁉︎」

 

「…ああ、なんとかな…」

 

その異様な行動に俺はもちろん、この場にいた1年全員は驚きようがなかった…

引退していたから少し衰えていたとはいえ、

元世界最強のIS操縦者が…

 

つい最近扱えるようになった転校生相手に…

 

 

 

 

 

敗北を喫した事に。

 

ーーーーー

授業の一悶着があったにせよ、授業は開始された。

 

「さて、今回の授業は俺が担当する事になっている。

1組の皆と食堂にいた皆はもう知っていると思うが、改めて自己紹介をしよう。

ルドガー・ウィル・クルスニクだ。ルドガーで構わない。

俺もつい最近、ISを起動したばかりだから、皆とは人生の先輩であるが、それと同時にISに関しては皆の後輩と思うような立ち位置にある。

普通にルドガーで呼んでくれても構わない。皆、よろしくな!」

 

「「「「「「「「「きゃぁぁぁあ!」」」」」」」」」

 

「ルドガーさん、マジさいきょー!」

 

「結婚して〜!」

 

「あなたの奴隷になりたいです〜‼︎」

 

 

思いきりデジャヴを感じる…。

特に最後に言った奴はかなりいろんな意味でヤバい…。

 

「あはは…。

さて、俺が教えるのはただ一つ。

 

ISの武器だけでの実戦を行ってもらう‼︎」

 

 

「「「「「「「⁈」」」」」」」

 

ルドガーの一言で皆は驚愕した。

もちろん、俺も。

それと他のクラスの先生達もだった。

ただ…

 

「おお〜?そう来たか…」

 

「面白くなりそ〜♪」

 

「はぁ…姉さんは…」

 

上からディム、セディ、ラザリスの三人がそれぞれ言っては普通に過ごしていた。

 

「ルールは至って簡単だ。

君たちはISの武器展開のみで、俺に傷一つでもつけたら、君達の勝ちだ。

その間に俺は君達全員を必ず1ヒットさせる。

全員が1ヒットしたら、終了で、俺の勝ちだ。

1対多というハンデがある中で、如何にコンビネーションを発揮できるかどうかが勝負の分かれ目だ。

尚、この授業では、1組にいる生徒…

 

セディ、ラザリス、ディムはこの授業は受けない。

だから、ISの稼働時間が長い君達が俺にどれ程追い込ませるのか、期待してるよ。

さ、散開して!」

 

 

ルールを聞かされた俺たちはひとまず散開した。

 

その間にディム達は近くにあった長椅子で悠々とのんびり過ごしていた。

 

なぜ、あそこまで余裕の表情が出るのか分からなかったが、

今は目の前の事に集中するだけだ。

 

「…よし、散開したな?

では、始めるぞ!

5…4…」

 

そう言うとルドガー先生はカウントダウンを始めた。

 

「3…2…1…」

 

徐々に短くなっていくカウントダウン。

皆はそれぞれの得意武器を所持している。

 

俺も姉がかつて使った武器の改良型【雪片弐型】を携える。

 

そして…

 

「バトル・スタート‼︎」

 

俺達は攻撃を開始した…

 

だが、この時の俺たちはまだ気付かなかった……

ルドガー先生はまだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ISを展開もしていないという事に。




連投しよう。

と言う訳で、
次回

銃剣槌士の実力
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。