Talesof・Lyrical spin-off〜救世主の軌跡〜   作:かもめカメ

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と言う訳で連投です。


銃剣槌士の実力

ーーーーーSIDEto一夏

「バトル・スタート‼︎」

 

そうルドガー先生が言った。

 

その瞬間にセシリアを筆頭に遠距離攻撃が得意なメンバーが一斉に砲撃した。

正に蜂の巣にしてやるかのような洗礼。だが…

 

「…はっ!せぃっ!そらぁ!」

 

ルドガー先生はその弾丸の嵐を避けたり、剣でものの見事に全部捌いていた……

人間離れしていて、皆は驚かされた。

 

「嘘ですわ⁉︎弾丸やビーム兵器まで避けて、躱して、更には剣で切り裂いたですって⁉︎」

 

セシリアの言葉を聞いて、他の皆も動揺していた。

各言う俺ら至近戦組もかなり動揺している。

 

え?何故至近戦組かって?そもそもなんなのか?

 

至近戦組は文字通り、剣や刀などの近接戦において随一の実力を持ったメンバーが集まったチームだ。

俺や箒はここに入っている。

 

そしてその奥には万能距離組がいる。

 

そこは槍や中距離武器などが待ち構えている場所で攻めも守りも出来るオールラウンダーのポジションチーム。

リーダーは鈴がやっているし、簪も一緒だ。

 

そしてセシリア、シャル、ラウラのいるチームがさっき大量の弾丸の雨を降らせた……遠距離組のメンバーになる。

 

元から遠距離においては逸脱しているからと、油断していた。

 

だけど、それでもルドガー先生は俺たちの方を向いていた。

 

ルドガー先生の瞳は優しいけど、その奥には何か悩みを持っていそうな眼をしていた。

 

 

「……言っておくが、俺はこんな事では負けないぞ。

遠距離からの攻撃は瞬時に避けていたり、剣で切り裂いたりして、ここまでやって来たんだからな。

それと……」

 

そう言うと、ルドガー先生は瞬時に剣を納刀すると腰に提げていたある物を取り出した。

 

「俺はメインは双剣(あっち)だが……

2丁拳銃(こっち)も使いこなせているからな?」

 

そう言うと、俺逹にその銃口を構える。

 

すると、

 

「この時点で……」

 

「……⁉︎がはっ⁉︎」

「ぐふっ⁉︎」

「痛っ!」

 

ルドガー先生が喋ろうとしていた時、俺の後ろから声がし、振り向くと、既に三人にペイント弾を付けられていた。

 

ルドガー先生はこの勝負前にこう言っていた……

 

『俺の攻撃は全てペイント加工済みだ。

要するに、ペイントを付けられたらそれは……死すなわち脱落だ』

 

と言っていた事を此処に来て思い出した。

 

「……三人は確定だ」

 

「「「「「「「「⁈」」」」」」」」

 

その一言で、俺達は焦りを感じた。

 

10人束でかかれば怖いものは無い。

そう言う事を聞いた事はあるが、

 

ルドガー先生は……それに当てはまらない。

 

何故なら……

俺達が、その10倍の100人いや、それ以上で戦っているんだから

(その内、男子は俺一人だけど)。

 

それなのに、ルドガー先生は俺達を相手に余裕の表情を見せていた。

あんな表情されて、余計に怒りが込み上げてくるが、そこは冷静に対処しなければならなかった。

 

「せぃっ!そらぁ!はっ!」

 

そう言うと華麗に舞いながら俺達に確実に弾丸を当てらせていく。

1人、また1人と、次々と脱落されていく。

 

「……ああ〜もう!やってられない!私が出る!」

 

そう言うと、鈴が前線へ……⁉︎鈴!勝手な行動はやめろ‼︎

 

ーーーーーSIDEto鈴

「貰った‼︎」

 

「……」

 

私は自らの武器《双天牙月》を使って一閃した。

その時に爆風が発生してグラウンドの砂が舞い上がった。

 

勝った!そう思った……けど、手応えが全く感じない……なんで?

そう思うと、砂埃が止み、そこにいたのは……

 

「まだまだだな?」

 

「……嘘、でしょ……?」

 

何処から取り出したのか、身の丈よりも少し長くしてあるハンマーを使って、ものの見事に私の攻撃を封じたルドガー先生が……そこにいた。

 

「俺はこう呼ばれているんだ……

槌で叩き、剣で切り裂き、銃で撃ち抜く戦士……

 

 

 

 

 

 

【銃剣槌士】……ってな‼︎」

 

そう言うとハンマーで私の武器を受け返した。

その時に動きを持ってかれてしまった。

 

「アッパー・ブレイズ‼︎」

 

そう言うと振り上げの要領で私の背中に直撃。

 

私はこの時点で脱落した……

 

ーーーーーSIDEto一夏

「アッパー・ブレイズ‼︎」

 

先生が叫んだと同時に鈴の背中にペイントの後があった。

この瞬間に分かった……鈴が脱落したと。

 

「今の子も含めて30人か…」

 

ルドガー先生はそう呟いていた。

だから、俺はもう黙ってられない……!

「うおおおおお‼︎」

 

「「⁉︎一夏⁉︎」」

 

「一夏さん⁈」

 

「嫁⁈」

 

「一夏!」

 

簪とシャルが、セシリアが、ラウラが、

そして……箒が……俺を呼んだ。

 

だけど、俺はそのまま前に向かって行った……これ以上、やらせない為に。

「はぁぁぁぁ‼︎」

 

俺は直ぐに自分の武器《雪片弐型》を振りかざした。

だが、それをルドガー先生は直ぐに躱して、直ぐさまハンマーを納め、双剣を持った。

 

「はぁぁぁぁ‼︎」

 

先生が叫んだ……だから、俺も……

 

「!……うおおお!」

 

そう叫んで、

 

 

ガシィィィン‼︎

 

鍔迫り合いが起こった。

直ぐに離れそして縦斬りを仕掛けた。

「っ!……はぁぁぁぁ‼︎」

 

「!……はぁぁぁぁ‼︎」

 

そう言うとルドガー先生が直ぐに攻撃を仕掛けてきたが、一撃の重みが欠けていた…チャンスだと思った。

だが、それが命取りだった……

 

「鳴時雨‼︎」

 

「⁈……がはっ!」

 

そこからもう片方も合わせた連撃で相殺されると、そこから俺の腹に向かって蹴りを組み込んだ。

正直……腹が痛い。

けど、何処にもペイントの跡は付着していない。

いや、正確には所々に小さいがそのペイントの跡がちやほやある。

けど、鈴ややられた皆のペイント時の大きさよりは明らかに小さかった。

 

ルドガー先生の双剣には刃全体にペイント加工済みのカバーが嵌めてあった。

けど、斬られた後は何一つ無かった。

その事で分かった……俺はまだ脱落していないと言う事に。

 

「……しばらくは動けない。そのまま他の仲間達がやられるのをよく見ておけ」

 

そう言うと、俺を置いて、そのまま他の皆のところへとルドガー先生は歩んでいった。

待て、行くな!俺はそう言おうとしたが、腹のダメージが余程なのか、声を上げる事すら出来なかった。

 

ーーーーーNO SIDE

一夏がやられたのを気に、皆の士気が下がっていた。

だが、ルドガーは敢えてこう言った。

 

「織斑はまだ脱落扱いされていない。付着しているペイントは鍔迫り合いの時にでる火花だと思えばいい」

 

それを聞いたのか、皆の士気は少しだけだが、元に戻った。

 

「だがな……俺の攻撃からは逃れないぜ?」

 

その一言を最後にルドガーは無双状態になった。

 

「ヴォルテックチェイサー!

バブルストーカー!

タイドバレット!

レインバレット!

エイミングヒート‼︎」

 

銃による連撃で軽く20人を脱落させると、

 

「飛燕翔旋!

ソート・ラルデ!

アヴァント・ポルテ!

ファンガ・プレゼ!

エオリエーネ‼︎」

 

ハンマーによる豪快な連打攻撃でさらに30人を脱落、

 

「一迅!舞斑雪!

アサルトダンス!

刺宴!轟臥衝!

直伝、双針乱舞‼︎」

 

双剣による連撃で30人が脱落し……

そして怖気づいたのか、皆が一ヶ所にいつの間にか集まってしまった。

それを見たルドガーは双銃を持ち変えると、

 

「せぃっ!」

 

その銃を上に投げた瞬間に、

 

「そらぁ!」

 

槌で叩き、そして剣で切り裂き、

 

「祓砕!斬!はぁぁぁっ!零水(あやみ)!」

 

その攻撃で、殆どの生徒を脱落させた。

現状で言うと……

 

2組と3組のクラスは全滅、

4組も簪を除いて全滅、

1組はセシリア、ラウラ、シャルロット、箒そして一夏以外、全滅してしまっていた。

 

「んな⁉︎」

 

「残っているのは……」

 

「私達だけ……だと⁉︎」

 

「そんな……」

 

上から箒が驚き、

シャルロット、ラウラ、セシリアが戸惑いを隠せないでいた。

 

「……!一夏!」

 

簪も彼女達と同じだったが、一夏がこっちに来ているのを見て、彼の名を呼び、その方へ向かっていった。

それに気付いたのか、他の皆も一夏の所へと赴く。

 

「大丈夫か……皆」

 

未だに腹に痛みがある中でも、他人を思いやる一夏。

皆は無事であると言うと一夏は少し安堵していた。

 

「だが、鈴が……」

 

ラウラがそう言った。

それを聞いた一夏は少し落ち込んでいた。

だが、それでも諦めずに立ち向かうという眼差しを向けていた。

それに気付いた箒達も一緒に戦う事を改めて認識した。

 

それを見たルドガーは残った6人の方を向いて、少し笑みを浮かべ、話しだした。

 

「うん……君達なら、俺の本当の力を前に屈しないだろうな」

 

そうルドガーは言った。

それを聞いた皆は、驚愕した……

 

 

 

"今まで彼は本気を出していない"と言う事に。

 

すると徐にルドガーは胸ポケットの中にしまっていたある物を取り出した。

 

それを見たセシリアはこう呟いた……

 

「金の……懐中時計…?」

 

そう、ルドガーが取り出したのは、見た目が派手な色合いでありながら、しっくりとくる金色の懐中時計だった。

 

「この時計で、俺は更なる力を得る。

行くぞ!」

 

そう言うとルドガーは懐中時計を相手側の方に手をクロスさせて向け、こう言った……

 

 

「骸殼…25%(クォーター)……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発動‼︎」




次回

骸殻

ルドガー先生…其れあんまりです…。
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