Talesof・Lyrical spin-off〜救世主の軌跡〜   作:かもめカメ

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と言う訳で連投だ。


正統派の刀VS変幻自在な刀

ーーーーーNO SIDE

ー剣道ー

 

 

それは常に精神を研ぎ澄まし、

そして狙い澄ました一閃で勝敗を決する武道であり、スポーツの1つである…

 

 

 

 

 

 

さて、何故、こんな出だしなのか?

その原因を作ったものがいたのだ…それも2人。

 

片や剣道において全国優勝した超が付く程の実力者…篠ノ之 箒。

片や剣道においてはドが付く程の素人同然の新参者…高町・ディム・センダース。

 

一見すると、どちらが勝つのかは目を瞑ってでも分かる。

…実力者の方が勝つに決まっている。

 

だが、新参者はこう見えて戦士だ…それも怪物や魔物を倒す折り紙付きの実力者だ。死地を乗り越えて来た者だ。

 

彼女…箒もそれなりに死地を乗り越えては来ているのだが、

彼…ディム・センダースの足元には到底及ばない…

 

月とスッポン、雲泥の差とも言い換える事が出来る…

それ程までにディムと箒の差は歴然だった。

 

ーーーーー

「はぁぁぁぁ!」

 

「うおおお!」

 

箒もディムも両者の雄叫びを真近で聞いた者はその雄叫びに目を奪われた。

激しい攻防が続く。

そして鍔迫り合いが発生した。

 

それはもはや、剣道と言う武道でも、スポーツでもない…

 

今持っている人を叩く刀…竹刀が……

 

殺せる武器になったと錯覚したぐらいに。

 

「おらよ!」

 

「っ!…はぁぁぁぁ!」

 

両者の鍔迫り合いを制したのはディム・センダースことディセであった。

ディセは竹刀で簡単に受け流し、

箒は少し体勢が崩れるも、すぐに戻すや、そのまま「面」を取ろうとしてきた。

 

だが、それをみすみす見逃すようなディセではない…

 

「そらぁ!幻狼斬!」

 

「⁉︎っ!」

 

瞬時に箒の後ろをとるや、そのまま横一閃をしようとしたので、箒は慌てて攻撃を防いだ。

 

「!はぁぁぁぁ!」

 

「⁉︎」

 

そこから一気に攻撃を仕掛けた箒を見てディセはその行動に驚かされた。

 

だが、瞬時に立て直し、次に移る。

 

「瞬連刃!」

 

「なっ⁉︎」

 

すかさず納刀するやそこから抜刀して3連撃の斬撃で箒の攻撃を相殺した。

もちろんそれを見た箒は驚いた。

 

「遅い!風牙絶交!」

 

「ぐわぁ!」

 

ディセはそこから納刀モーションを取った後、すかさず高速移動しながら、抜刀そして一閃した。

更にそこから、

 

「抜砕竜斬!」

 

「ぐわぁ!

(なんだ⁉︎今の斬撃…

一撃の筈なのに…5回も斬られた感覚は⁉︎)」

 

更に研ぎ澄ました一閃をした。

しかし箒は違う事に驚かされた。

一撃で放った一閃の筈なのに、自分が当たった腹部にはそれ以上のダメージが入っていた事に。

だが、そんな暇を与える事は無かった。

 

「邪霊……一閃!」

 

そしてくるっと右脚を軸に1回転するとそこからまた一閃した。

 

「ぐわぁ‼︎」

 

箒は考え過ぎて、その攻撃を真面に食らってしまった。

そこから更にディセは攻撃を繰り出した。

 

(シグナム直伝)……紫電…一閃‼︎」

 

竹刀から炎が…

は、流石に出なかったが…(出たら出たらで非常に恐いのだが…)。

自分の仲間と同じやり方で一閃した。

その攻撃で箒は声を荒げる暇すら与えられなかった。

 

そして、そのまま後ろに尻餅をつき、すぐに立ち上がろうとしたが、顔を上げた瞬間に竹刀が目の前に現れたのだ。

 

「…言い方は違うが…チェックメイトだ。大和撫子さんよ?」

 

その言葉を聞いて、箒は悔しいながらもどこかホッとしたような感じで…

 

「…ふっ…私の負けだ」

 

と、潔く負けを認めたのだった。

 

ーーーーーSIDEtoセシリア

圧倒的でしたわ…

ISの専用機持ちとしては彼女…箒さんの剣の腕前は右に出る者がいない程の実力者が、ディセさん相手に完敗なんて…。

 

「凄いな…お前は…」

 

「いやこっちの方がやばかったっての⁉︎

それこそ仲間の技を勝手にパクってやったけど、それが無かったら、間違いなく、俺 負けてたって!」

 

…そうディセさんは仰っていますけど…

試合中に竹刀を空中に投げる動作をする暇があるまでに余裕を見せていたのは気の所為ではありませんわ。

 

「それにしても…」

 

グウゥゥゥ…

 

…はて?今の音は?

確か…腹が減った時になる音だったと思いますが…?

 

「腹減ったな〜」

 

⁉︎ディセさん⁈貴方の腹の音だったのですか⁉︎

下品すぎますわよ⁉︎

 

「お前…まさか昼食食べずに今日1日過ごしていたのか⁉︎」

 

「?…そうだけど?

ついでに言うと朝飯も食ってない!」

 

⁉︎この人、今日1日を何も食わずに授業を受けていたのですか⁉︎

 

…通りで、いつも織斑先生の攻撃を受け止めてはカウンターを食らわすのが当たり前のようになっていたのですが、

今日はそのカウンターが無かったので、何事なのかと思ったら、そう言う事でしたのね。

?あれ?

「それじゃ…今日の昼食が摂れなかった理由は何ですの?」

 

「簡単に言うと学園全員の女共に昼休み全部使っての大逃走劇を繰り広げていました…学園内の敷地全部使って」

 

やりすぎですわ⁉︎

一夏さんの時よりもえげつないですわよ!

 

「それは災難だったな…」

 

「おうよ…はぁ〜…ルドガー!俺の胃袋を満たしてくれ〜!」

 

箒さんが慰めたのですが、何故かルドガー先生の名を(それも呼び捨てで)呼んでいたディセさん。

そこで私はふと気になる事がありました。

「?何故ルドガー先生なのですか?」

 

そう…何故ルドガー先生の事を仰ったのか不思議でした。

そしたら、ディセさんはこう言いました。

 

「?ああ…ルドガーは元から料理上手でな?

仲間の中で一番に料理が得意なんだよ。

因みに俺も料理を作れるぞ?」

 

なんと⁉︎ルドガー先生もディセさんも一夏さんと同じで料理が上手なのですか⁉︎

「す、凄いですわ…ルドガー先生も、ディセさんも…」

 

「俺は別にそこまでじゃないが、ルドガーの料理は天下逸品ものだぜ!

俺の仲間達の中ではダントツで1番だな!」

 

それ程までとは……

 

「料理上手で、経験豊富、おまけに強い…

何ですか⁉︎この全て揃った三拍子は⁈」

 

「そうでもないけどな…。

あいつ、何気に借金背負わされるし…

就職先では濡れ衣の罪を被せられて初日勤務前から即解雇扱い…

おまけに指名手配されて移動制限設けられる始末だからな〜」

 

「何なのだ⁉︎その不幸の塊は⁈」

 

確かにありえないぐらいの不幸さぶりですわ⁉︎

ルドガー先生はルックス以上のマイナス要素があるのですか⁈

 

「まあ、今はそれはないけど、その辛すぎる思い出が頭の中に刻み込まれたのか、

最初会った時より酷くなっていくように感じているんだがな…」

 

それって、遠回しに昔は良かったと言う事になりますわ…。

何はともあれ…

 

「「ルドガー先生…頑張れ(ですわ)…」」

 

哀れみをかける他ありませんし、箒さんもそう思っていたようですわ。

そんな時でした。

 

「!…いた!おーい!ディセー!」

 

「この声は、確か…」

そう思って私達が振り向くと、そこにはサイドポニーにしたセディさんがいましたわ。

 

「?…どうした?セディ?」

 

「ルドガーの料理出来たから、呼びに来たんだよ?

あと、一夏さん達も加えて食事会開こうって!」

 

「食事会か…箒さんやセシリアさんは如何します?」

 

如何やら夕飯の用意が出来たらしく、食事会をするか事になったそうでして、ディセさんは私達も如何か誘って来ました。

 

「うむ。その誘い…ご好意に甘えるとしよう」

 

箒さんがそう言ったので、

「私もその食事会に参加しますわ」

 

私も了承を得ると、四人で食堂へと歩んでいきましたわ。




ディセ君、圧倒しております。
次回

再会
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