クラウン   作:そもりす

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初めまして、真空ぱっくと申します。

CLOWN―クラウン―を読んでくださり、ありがとうございます。

ここでは、キャラクターと作中のワードについての設定を軽く説明します。

よかったら、引き続き読んでいってくださいね。


CLOWN―クラウン― 設定

キャラクター紹介

 

〇クラウン

元々の名前はクラン。生まれは英国。改名の理由と彼の過去は作中の通り。マーナの事は歳の離れた妹のように思っている。作中では描かれていなかったが、マーナに道化師のパフォーマンスを教えたのはクラウンであり、彼はマーナよりも格段に上手い。母国から飛び出し、マーナが笑顔になれるその日まで付き添う覚悟でいる。

作者からの一言:名前の由来は道化。私が彼が改名したのには、親になる、という意味が込められています。結婚することは今までの自分を変えることだと私は思うからです。

 

〇マーナ

元々呼ばれていたのはM382。生まれは不明。彼女に迫る暗い過去と愛しい現在は作中の通り。クラウンの事は父親のようにも思っているし、それ以上の感情も持っている。ただし、それを表現するすべを彼女は知らない。逃げ出したのが早かったからか、欠落していた感情はクラウンとの旅の途中にほとんど取り戻している。ただ、顔の表情は固く、甘えるという事柄に非常に抵抗を持っている。クラウンと共に道化師の旅を続けている。

作者からの一言:名前の由来はお母さんの意味を持つ沖縄のアンマー(ANMAA)。そのアナグラム(MAANA)。理由は原案ではマーナは愛する妻を失ったマッドサイエンティストの娘で、脳を食べさせることで妻の魂を呼び戻す媒体にされるという設定だったから。しかしあまりにも可哀想だしギャグが入れる余地が無いので現在の設定に。名前はその名残。

 

〇M101

研究所から仕向けられたM型ドール101番実験体。生まれは日本。大和撫子。欠如している感情は強者に抗おうとする意思と、自分よりも大切な家族を守る意思。研究所に入れられてはいたが、その中である程度の言葉の勉強をされている。自分に好意を持つ人間には対応が優しく、反面弱くて嫌いな人間には態度が厳しい。研究所に命令が下った時から、逃げたクラウンとマーナに興味を抱いていた。最期の最期になるまで死にたがっていたのでスイッチの脅迫はあまり意味をなしていなかった。チャラ男は大嫌い。

作者からの一言:某女児向け美少女戦闘アニメの2007年公開映画に登場する闇夢(英語)さんがモチーフ。知らなくて、でも知りたくて。分からないけど分かろうとする。そんなM101が書いてて好きになりました。

 

〇チャラ男

ある意味こいつが一番の道化。ただのチンピラで研究所のお偉いさんに金やるから逝ってこいと言われた人。なのに行動するM101は言うこと聞かないしクラウンは折れないし自分の骨は折れるしチャラ男マジ道化。

作者からの一言:クラウンとマーナ並にセリフはあるのに、こいつに名前が与えられていないのは、作中のどのキャラよりも劣ると思っているからです。作中の悪はチャラ男と上司にほとんど割り振られています。

 

〇おばあさん

孫が可愛くて仕方ないおばあさん。小さなホテルを経営するオーナー。意外とタフネスで、頑固者。

作者からの一言:伊達に歳を取っているんじゃないって感じを出すのに苦労しました。こういうおばあさんは好きです。

 

〇上司

クラウンの過去に現れる上司。また、マーナの過去の中で太ったおじさんというのもこいつ。マーナなどの子供をいたぶるのに悦びを覚える変態。ドールと思えなんていうのは建前で、ホントは誰よりも人間扱いしながら、その人格を侵害する事を楽しんでいる。

作者からの一言:悪キャラその2。早くクラウンに殴らせたかった(笑)。でも、新入社員に急に殴られて仕事の邪魔をされるって書くと、途端に可哀想な人に見えてきますね。

 

〇男の子

ちょい役。マーナの力を示すための登場。

作者からの一言:持っていた人形はカップラーメンが食べられない日本のヒーロー。

 

 

 

 

作中ワード紹介

 

◇ドール(M型)

クラウンが昔居た研究所で実験されていた生きる対人兵器。その名前の由来は作中通り。能力も作中通り。マーナは特別な存在であり、現在生存しているM型ドールの中で唯一接触せずに能力を使用できる。ただし、過酷な実験内容と投与される薬の影響で顔の筋肉が普通の人間よりも動かせない(口は例外)。ゆえに無表情になる。また、人間的な感情の欠落が見られる。早くに脱出したマーナはどの症状も軽度である(M101の反応が普通のドール)。身体能力は特に秀でているわけではないが、耐久力は高い。痛みに過剰な嫌悪感を覚える傾向にあり、耐久力が高いとはいえ、限界を超えると最悪感情の欠落が起きる場合がある。

 

◇研究所

ドールを作り、実験する組織。M型以外のドールも作っている。新人のクラウンをM382に抜擢したのは、最も危険な能力を持つドールだったから駒として使うため。M382の逃走以降、その捕獲とクラン元研究員の殺害(研究所の実態を隠蔽するため)も目的としている。M382の性能を上回りかつ自分たちにより従順な『全ての感情を失ったM型ドール』を作り出すことが最大の行動理念。

 

◇M~~~

Mは操り人形のドールを指し示す。数字は製作開始時期が早いドールほど若い。現在も制作しているため、M382は既に古い数字である。

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか。

何か他に説明してほしいことがあれば、言ってくださると助かります。

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