機動戦士ガンダムSEED ~出動!日本国自衛隊~(現在リメイク中 作:名無之助
不審船はまあ今後の展開にも関係……あるかな?
春「質問コーナーは?」
今回もキャラへの質問ありません
春「……ぐすん、私の出番が……。」
日本人拉致事件発生の翌日、日本海上に二隻の船がいた。
一隻は白い船体にJapan coast guard その近くに船名"いつき"と書かれている日本国海上保安庁の巡視船である。
もう一隻はこれも白い船だが船名等は書かれてなく、どこか不気味な雰囲気を出している、大きさは巡視船と同じくらいである。
『こちらは、日本国海上保安庁である!!貴船は日本国の領海に接近している!直ちに進路を変更されたし!!』
巡視船は最初は日本語で、その次に英語、中国語、韓国語で警告を発するが不審船は反応を見せず日本の領海に真っ直ぐに進んでいく。
「船長!該船は警告を無視している模様です!」
「管区本部より緊急連絡!!該船は、昨日の日本人拉致の工作員回収の為の工作船の可能性大!!応援に巡視船"ちずる"みつき"かつき"が急行中!!領海に侵入した場合、即時強制停止させよとのことです!」
「了解した。速度そのまま、該船を追尾する。」
その頃、ある海岸線の沖に一隻の潜水艦が潜航するところを、散歩していた一般人に目撃されていた。
そして、その通報を受けた海保は自衛隊に確認し、それを受けその付近に潜水艦を展開していないことを確認した自衛隊は、直ぐにその潜水艦を追跡するために哨戒機と艦船を向かわせるも見失ってしまう。
海保に追跡されている工作船ではピリピリした空気が漂っていた。
それもそのはず。執拗に自分達を追跡してきていた巡視船が余りにも執拗に追ってきているからである。
彼らの任務は日本国内の工作員の回収ではなく、陽動、そしてもう一つの任務が与えられていた。
その船の操舵室にやたら豪華な装飾をした服を着た二人の男がたっていた。
その二人のうち一人は見た目は痩身で若いいんしょうをうけるがもう一人は、一言でいうと、服を着たゴリラのような男である。
痩身の男が隣の見た目ゴリラな男に話しかける。
「劉船長、奴等の船が増えてます。第一作戦は成功ですが、第二作戦はいささか無理がありませんかね?」
劉と呼ばれた男は自分に話しかけていた男を目だけで一瞥し口許をニヤリと歪め、腕組をし、どかっとすぐ後ろにあった椅子に座り、ふんと鼻をならした。
「日本人のような連中が我々より優れている筈はない。よって、作戦が失敗する要素もない。邪魔なら沈めれば良い、どうせ日本はそれをされても文句しか言ってこないからな……ホントに可哀想な民族だ。」
それを聞いた痩身の男は、自分の上官の根拠のないただの想像とも言えることを自信満々な様子で話す様に頭痛を覚え、操舵室にいるほかの船員達がその上官の話を聞いてその通りだという表情に胃の痛みを覚えるのである。
その時こうも思った。
可哀想なのはあんたらの頭の中身なんでないの?……と。
「船長、該船間もなく領海を侵犯します。」
「領海を侵犯したら直ぐに警告射撃、停船射撃を行う、準備しておけ。」
「了解、臨検隊も準備しますか?」
副長の質問に船長は顎に手をあて、少し考えるそぶりをし、首を横にふる。
「いや、何があるかわからん、確か'かつき'がSST(海上保安庁特殊警備隊)をつれてきている筈だからSSTに対処させよう。」
「分かりました。」
それから直ぐに、'みつき'かつき'ちずる'の三隻が合流し、不審船追跡に加わった。
「くそ!日本人め、なかなかにしつこい連中だ。いい加減うっとおしくなってきたぞ!」
「……劉船長、どうしますか?」
コイツやっぱりバカだな、自国の領海に近づいて来る怪しい船追跡するのに途中で諦めるような馬鹿はいないだろ、ましてや実現できるかどうかも怪しい作戦を必ず成功すると信じきってる辺り、救いようもないな……ああ、胃が痛い。
そんなことを考えつつ、副官はどうするのか一応上司である劉に質問を投げ掛ける。
「ふん!そんなもの解りきっているだろう!!奴等をふりきり、目的を達するのみ!!日本人風情がマスドライバーを二基も持つなど許される筈もないのだからな!」
劉はさも当然と言うように答えた。その目的を達するのがどれ程無謀な挑戦かも知らずに……。
「該船、領海に侵入した。これより警告射撃を開始する。」
拡声器で警告射撃をすることを英語や中国語などで一度通告し、いつきに搭載された12,7㎜機銃が不審船の進行方向に重厚な射撃音を立てながら射撃を開始した。
「該船は停船せず速力を上げている、船体射撃に移行し、該船を強制停船させ……ッ!?該船に動きあり!機関砲か!?該船に武装を確認した!!繰り返す!該船は武装している!!」
その言葉に'いつき'をはじめとして追跡している巡視船の保安官たちに戦慄が走る、そして、不審船の機関砲がついに'いつき'に狙いを定め、砲弾をうち始める。機関砲とは、機関銃とは違い銃ではなく砲である、したがって機関銃とは威力も違う。
その凶悪な力が巡視船を襲う……。
「該船発砲!!船尾に被弾火災発生!!」
「機関室浸水発生!!該船の機関砲は少なくても30㎜以上と思われる!!」
「……正当防衛射撃、かつきに打電、本船が不審船の武装を排除する。排除し次第SSTにより該船を制圧されたし、他の船には援護を要請だ。」
「了解!正当防衛射撃、該船の武装を狙う!射撃開始」
いつきに搭載された12,7㎜機関銃が不審船の機関砲を狙い射撃を始める。
「現在、正当防衛射撃中、該船は尚も逃走を図る模様!」
「船長!管区本部より該船の目的が判明したとのことです!」
通信担当の保安官が叫ぶ。管区本部からの通信はそれほどの衝撃を保安官に与えるには十分なものであったからだ。
「……目的だと?工作員回収ではなかったのか?」
「それが……該船の目的は建設中のマスドライバー施設'遥'の破壊である可能性が高いとのことです。また、東アジア共和国よりこの件に関して一切関係はないと声明を発表したと……」
「声明?それは今この場で関係無いだろう、我々の仕事はあの船の目的を阻止することにある。」
「はっ!了解です。」
「該船の武装が沈黙!ちずる、みつきの機銃該船の船尾に命中!!該船の速力が低下、間もなく停止します。」
報告を受け、船長が不審船の方を見ると、不審船は黒煙を上げながら停止していた。
「かつきよりSSTが該船に向かいます。……やっと終わるな。」
報告をした保安官がSSTが不審船に向かうのを見てやっと終わるとほっと息をつく、しかし次に聞こえた悲鳴に近い報告に次の瞬間顔を青ざめさせることになる。
「船長!!!!該船よりロケット弾発射!!本船を狙ったものと思われる!!!!」
船長は一瞬驚愕の表情を浮かべるも直ぐに指示を出す。
「緊急回避!!面舵いっぱーい!!かわせぇ!!!」
不審船の放ったロケット弾はいつきの船橋をかすめていった。
「回避成功!」
「よし、負傷者は?」
船長が負傷者の有無を確認しようとしたとき、いつきの斜め後方から雷のような轟音が鳴り響いたのが聞こえた。
「何が起きた!」
「本船の右後方にいた巡視船かつきにロケット弾が命中!かつき大破沈没します!」
見ると'かつき'が黒煙を上げながら右に傾いていくのが見える、'いつき'が面舵をとったのにたいし'かつき'は取り舵でかわそうとしたのが命運を分けたのだ。
「な!SSTは!?」
「SSTは既に該船へ向かってます!」
「SST該船へ突入に成功!!」
「よし、本船は'かつき'乗員を救助する、他はSSTの支援だ。」
船長が指示すると、'いつき'は'かつき'の乗員を救助するため、反転していく。
「劉船長!日本の特殊部隊です!侵入されました!!」
「劉船長どうしたら良いですか!?船長!」
「……バカな、そんな馬鹿な、こんなことあるはずない、日本人がこんなに強いわけが……ブツブツ」
部下が指示を求めているにも関わらず、劉は現実を見ることを拒みなにやらブツブツと呟くばかりである。
ちっ!コイツダメだな……。
そんなことを思いつつ副官は自分の役目を果たすことにした。つまりは、船長が指揮不能になった場合の指揮である。
「劉船長は錯乱された為、指揮権を剥奪する。暴れないよう拘束しろ。」
「り、了解です。」
船員が船長を拘束する。
「な!何をする貴様ら!?こんなことしてただですむと思ってるのか!」
「……貴方にはもううんざりです。」
凍てつくように冷たい目で劉を一瞥した副官は劉がこれ以上喚かないよう猿ぐつわを噛ませるのと、船橋にSSTが突入してくるのはほとんど同時であった。
そして、副官はSST隊員に投降する旨を伝え拘束される。
この事件は、後に日本海不審船事件と呼ばれることになる。
次の投降も遅くなります。
また、次の投降は日本の戦力などの詳細な設定をのせるつもりです。