機動戦士ガンダムSEED ~出動!日本国自衛隊~(現在リメイク中 作:名無之助
拉致事件は、この低軌道会戦後で進展させます。
CE71、2.12 日本国航宙自衛隊 月面基地'月読'
連合のアルザッヘル基地とダイダロス基地との間にあり、それらを線で結ぶと少しいびつな二等辺三角形を形作る配置となっている。
ここには今現在、基地の防衛艦隊の他に第一から第四艦隊までの艦隊が集結していた。
理由は、地球、低軌道上で地球軍第八艦隊と件の連合の新型艦が明日には合流するとの情報があり、それに伴うザフト軍の動き……主にクルーゼ隊の動向を警戒し不測の事態に備えるためであった。
それとは別に、度々航宙自衛隊基地への偵察をしてくる月の連合軍に対する牽制の意味合いもある。
また、別に避難民に被害が及ばないよう第八艦隊をある程度距離をおき追尾監視せよとの命令をうけ巡洋艦一隻と駆逐艦二隻の偵察部隊が臨時に編成され追尾していた。 しかし、航宙警戒令は発令されたものの、前回の戦闘のことを持ち出した野党の一部がザフトと戦闘になるとの主張を展開、一部の議員に至っては政府が自ら戦争に介入しようとしているなどと発言する者もいた。さらにそれに合わせるように自称平和団体な方たちが恒例のデモを行い一部のマスコミもそれに迎合するような報道を行い政府を批判していた。
その他に野党の一部が安全保障会議の開催を妨害しようと総理官邸の前で座り込みをし閣僚が官邸に入れないようにするなどし、公務から帰ってきた総理が総理官邸に入れず、また野党が意味不明なことを叫んでおりその内容は、総理が無表情で「あいつらには国民の税金で政治をする議員である自覚はないのか……」と思わず呟くほどであった。
因みにこの呟きは確りと取材に来ていたマスコミのマイクに拾われており、生放送で全国のお茶の間に届けられ、総理の支持率が10%上がり、野党の支持率は5%下がったのは別のお話。
閑話休題
そんななか何とか自衛隊に対し正当防衛以外に、避難民 (日本人の他ヘリオポリスから避難している全ての民間人) 保護の為必要であると認められる場合、現場指揮官の判断での武力行使を認めるとの通達がされたのは、低軌道にてクルーゼ隊と第八艦隊の戦闘が開始される数時間前であった。
低軌道上 第八艦隊の後方50㎞ 航宙自衛隊 臨時偵察艦隊 旗艦 巡洋艦'筑波'艦橋
「鶴岡、本艦隊はこの場で待機、何かしら動きがあり次第直ぐに基地指令部へ報告するように。」
「了解しました。艦長、今回の任務は我々だけでは厳しいのでは?」
「そんなことは分かってる……が、今動かせる戦力は我々しか居ないとのことだからな、難しいだろうな、上の方の判断次第だが……。」
通信やレーダーを担当する通信班長の鶴岡一尉の言葉に艦長は表情を変えることなく答えた。
「艦長……指令部より入電、正当防衛の他、避難民保護に必要と現場指揮官が判断した場合、必要に応じ武力行使を認める、とのことです。
また、これにともない増援として第四航宙艦隊がこちらへ向かっているとのこと、到着は約5時間後ですね。」
「了解した。他の艦にも通達しろ、機関員、戦闘班、専務班、整備班は各所の点検、通信班は周辺監視を厳にせよ。」
数時間後
第八艦隊旗艦 メネラオス 艦橋
「レーダーに異常発生!ザフトのNジャマーと思われます!!」
第八艦隊司令 ハルバートンは直ぐに命令を出した。
「全艦対艦、対MS戦闘用意!MA隊発進せよ!!」
命令と同時に第八艦隊の各艦から大量のMAが発進していく……。
時を同じくして後方の自衛隊の臨時偵察艦隊も行動を始めていた。
筑波 艦橋
「全艦警戒体制!第八艦隊ならびにザフトへ通信!第八艦隊へは避難民を当方へ引き渡すように、ザフトへはその間の攻撃を控えるように要請しろ!」
「ダメです!第八艦隊は了承しましたが、ザフトからの応答なし!Nジャマーの為通信可能域縮小!」
その報告に艦長は苦虫を噛み潰したかのような顔になる。
「全艦不測の事態に備えつつ避難民保護に急行せよ」
自衛隊臨時偵察艦隊は難民保護の為、第八艦隊へ全速で向かうのだった。
後にこの判断が新たな波乱を呼ぶことになるとは、この時に知るものは居なかった。
暫く休みなしなのでまた更新遅れそうです。
すんません、少し……大分?疲れぎみです。