機動戦士ガンダムSEED ~出動!日本国自衛隊~(現在リメイク中 作:名無之助
文章拙いですが、アドバイスあれば下さい。
オーブ連合首長国 資源コロニー へリオポリス
へリオポリスの宇宙港管制室は接近してくるザフト部隊が警告を無視して進んでくることにパニックになりかけていた。
「接近中のザフト艦に通告する!!貴艦はオーブ連合首長国のコロニー・へリオポリスの領域に接近中である!速やかに進路を変更せよ!繰り返す!進路を変更せよ!!」
オペレーターが警告を発するが、返事はなかった。
そして、管制室の別のオペレーターの呟きに管制室の面々は恐怖した。
オペレーターの呟いたのは、「ザフトは攻撃してくるんじゃないよな?」というものだった。
「……今日は日本の艦隊が訓練航海で寄港する予定だが、予定時刻は何時ごろだ?」
「あと一時間程です。」
管制室の責任者である管制主任の言葉にすぐにオペレーターの一人が答えた。
「ダメもとだが……日本艦隊へ緊急の救援要請を出す!日本艦隊への通信回線を開け!急ぐんだ!!」
その頃
航宙自衛隊第七航宙艦隊は訓練航海で寄港するためへリオポリスへ向かっていた。
艦隊旗艦 航宙巡洋艦 天津 艦橋
「ん?なんだ?……司令!!へリオポリスより緊急通信!!スピーカーにながします!!」
『……サザ……チラ……へリ……ザフト…攻撃を受け……ザ……至急……援…繰……返す……至急救援……要請……』
ここまで聞こえたところで、スピーカーから何かが破壊されるような音と共に通信が切れてしまった。
「NJの影響で聞き取りにくいが……大体のことはわかった。全艦機関最大!へリオポリスへ急行する!!司令部への報告も忘れるなよ!」
司令の命令により、第七航宙艦隊総数20隻は全速力でへリオポリスを目指すことになるのだった。
日本国・東京、総理官邸の地下にある内閣危機管理センターには、第七航宙艦隊からの緊急報告を受け緊急召集された、国家安全保証会議のメンバーが揃っていた。
「総理、この度の事案ですが、対応は慎重にお願いします。」
最初に口を開いたのは、内閣の安全保証を担当する総理補佐官だった。
「それはわかっているが、なぜザフトがオーブのコロニーを襲撃したのか誰かわかるものはいるか?」
「それについては、私、内閣情報局局長、山科がお答えします。まずは資料を配りますので少々お待ちください。」
その言葉のあと、控えていた情報局の職員により、その場の全員に資料が配られ、配り終わったところで、山科が再度口を開いた。
「まずは資料をご覧ください。」
そう言われ、全員が資料に目を通していく、すると、何人かのメンバーが驚愕の表情で口々に疑問を口にした。
「これは……MS……か?」
「しかし、ザフトの物とはだいぶ見た目が違うようだが……。」
「一体どう言うことかね?見たところ、この資料に写っている写真はMSのようだが、我が国が研究、開発している物とも、ザフトの物とも違うようだが?」
「はい、その資料にのっているのは、地球連合が開発しているものですが、場所が問題でして……」
「場所?……連合所有のコロニーか何かではないのか?」
疑問を口にしたのは、総理大臣の橋山 清四郎だった。
「いえ、違います。……件のオーブの資源コロニー、へリオポリスで開発されている、連、合、の、MS、です。」
「……な……に?」
「オーブは一体何を考えているんだ!」
「これではザフトに襲撃されても仕方ないのではないか?」
「しかし、曲がりなりにも中立をうたう国を攻撃するのは国際法でも許されることではないし、オーブの行いも許されるものではないが、ザフトの行動も正当な手段とは到底思えん……。」
「よろしいか?」
橋山の懐刀と言われている官房長官、長篠 寵児が鋭い眼光を光らせ口を開いた。
「今回の趣旨は、第七航宙艦隊にどのような対応をさせるか、ではなかったですかな?」
「しかし、オーブの行いはどう対応する?第七航宙艦隊を動かすのもいいが、オーブの行いにも何らかの対応が必要では?」
そう言うのは外務大臣の吉野 春夫だった。
「ならば、オーブへの対応については、地球連合のMSをへリオポリスで開発していたことの説明を強く要求することに、
第七航宙艦隊にはへリオポリスへ向かい、ザフトへの退去勧告を行い、可能な限り戦闘は避けることを命令する。
但し、ザフトが攻撃の意思を明らかにした場合は自衛のための行動を認めるものとする。
また、コロニーの民間人は可能な限り救助することも付け加えて内閣総理大臣の名で命令とする。以上!異議のあるものは?」
橋山は言い終わると、全員を見回したが、口を開くものはいなかった。
「では、今事案の対応はこれに決定する。これにて会議を終了する。」
第七航宙艦隊 旗艦 天津艦橋
「司令、艦隊司令部より入電です。
第七航宙艦隊はへリオポリスへ急行、ザフト部隊に対して退去勧告を実施せよ。
また、可能な限り戦闘は避けること、但し、ザフト艦の攻撃意思明らかな場合は自衛のため必要な行動を認めるものとする。
付け加えて内閣より、コロニーの民間人は可能な限り救助するよう重ねて命令するとのことです。」
「……つまりは、不測の事態においては、武器使用も認められると言うことだな?私はそう解釈する。何があろうと、全ての責任は私がとる、いいな!」
「「了解!!」」
三十分後、第七航宙艦隊が着いたとき、戦闘は落ち着いていたが、ザフト艦は未だそこに居り、戦闘を続けるつもりなのが見て取れ、第七航宙艦隊はまずはザフト艦に警告をすることにした。 ヴェサリウス艦橋
そこでは、クルーゼ隊の隊長である、ラウ・ル・クルーゼが艦長のアデスに話しかけていた。
「物事とは、いや、思うように行かないな……アデス、君もそう思うだろう?」
「……隊長がそう言うの、珍しいですな。」
「それはそうさ、まさか日本艦隊が現れるとはね……どうしたものか」
クルーゼは言いながらも口元は笑っているようにも見えた。
その時、不意に通信が入った。
『こちら日本国航宙自衛隊第七航宙艦隊、ザフト艦へ通達する。直ちに戦闘行為を停止しヘリオポリス領域外へ退去せよ!諸君らの行った行動は、国際法上、認められるものではない、直ちに退去せよ!』
「こちらはザフト、クルーゼ隊、ラウ・ル・クルーゼだ。我が隊は正規の作戦に則って行動している。また、中立国でありながら連合のMSを開発しているのは、君の言う国際法では認められるのかね?」
『しかし、中立国を唄う国へ攻撃することは許されないと思うが?』
「我々も仕事なのでね、その仕事をきちんと終わらせなければいけないのだよ。」
『つまり、戦闘停止、退去しないと?』
「そういうことになるかな?」
『了解した。』
そう言うと通信は切れた。
「アデス、私も出るぞ、シグーを用意しておけ!」
クルーゼはそう指示すると艦橋を出ていった。
第七航宙艦隊 天津
艦橋
通信を終えた司令は、顔を下げ、少し息をはくと、艦橋要員を見渡し口を開いた。
「総員、合戦用意、MA発進開始……これは演習にあらず。」
淡々と、しかしはっきりと発された命令は、再構築戦争後初めて発令された戦闘命令だった。
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