機動戦士ガンダムSEED ~出動!日本国自衛隊~(現在リメイク中 作:名無之助
日本国航宙自衛隊 宇宙基地 [織姫]
へリオポリスのあったL3宙域とL4との間に位置し、この基地の周辺には日本の20ものコロニーからなる食糧生産コロニー群[雅]が存在している。
ここに、へリオポリスでザフトと戦闘を行った、第七航宙艦隊が到着したのは、へリオポリス崩壊後の三日後であった。
白井 京谷は基地の医務室で、ベッドに横たわりながらぼんやりと白い天井を眺めていた。
目を開けて最初に思ったことは、一体ここは何処なんだろう……そう思い、辺りを見回すも、何となく医務室かなということしかわからず、さらに、艦船の医務室とは異なる室内の内装に、京谷は若干戸惑っていた……。
具体的には、航宙自衛隊の艦船の医務室にはTV等はおいていないが(艦橋などの要員と会話するためのモニターつきの艦内通信機はあった)ここにはそれがあったのだ。
「どこだ?ここ……」
「あ、目が覚めましたか?」
京谷が呟くのと、声をかけられるのはほとんど同時だった。
「……きみは?」
「私はここの看護師の水羽 楠葉です。」
その名前を聞いたとき、彼は思い出した。
艦隊に配属になってから幾度か噂を聞いたことがあることを。
曰く、とある宇宙基地にて、視察に来た航宙幕僚長が、ある看護師が振る舞ったドリンクを飲んで看護師が立ち去ったあと、立ったまま気絶していた。
曰く、うっかりドリンクを飲んでしまった基地司令が気絶したあと目が覚めてから腰痛がなおった。
曰く、基地の調理場の責任者が試しにと飲んださい、余りの不味さに失神しトラウマになった。
等々である。そして、このドリンクを皆は恐怖と畏怖をもってこう呼んでいる、驚異のクスハ汁……と。
「あの……大丈夫ですか?」
「あ……ああ大丈夫です。まだちょっとめまいがしますけど……」
「そうですか、2日位寝込んでいたみたいですよ?……あ、ちょっと待っててください。」
彼女がそう言って医務室から出ていこうとしたとき、京谷はものすごく嫌な予感がして声をかけようとしたが、すでに彼女の姿はそこにはなかった。
そして、京谷は腹をくくることにし、数分後
「あの……これは?」
差し出されたのはコップには行ったカラフルな液体だった。
「私の作った栄養ドリンクです。どうぞ!」
決意が揺らいだが、人の厚意を無下に出来ない京谷は、恐怖と戦いながらソレを受け取った。
「………………い、頂きます!」
京谷は一気にソレを飲み干した。
「ど、どうですか?」
「……わ、悪くはない……かな?」
「本当ですか!?良かった、それでは失礼しました。
ゆっくり休んでくださいね?」
そう言って彼女は退室して行った。
彼女を見送ったあと、京谷は物凄い目眩に襲われ意識を手放した。
恐るべし、クスハ汁
数時間後、目をさました京谷は、からだが軽くなったように調子がよくなっていることに気がついた。
クスハ汁の効果はたしかな様だったようだ。
そして、暫くして艦隊司令に呼び出しを受けるのだった。
「白井 京谷3等宙尉、入ります」
ノックしたあと、そう言って艦隊司令の部屋に入室する。
「きたか、白井3等宙尉、君に辞令が来ている。 ここまで来なさい。」
「はっ!」
艦隊司令にそう言われ、言う通りに司令の前まで移動する。
「白井 京谷3等宙尉、本日付で君を二等宙尉に任ずる、また、明後日1400時に月基地へ移動、それをもって新設される部隊、独立機動実験団への転属を命ずる!」
「……転属ですか?」
「不服か?」
「いえ、慎んでお受け致します。
しかし、理由を伺っても?」
「我が国が開発しているMSがやっと宇宙での実験段階に来たのだが、その実験機を操縦する者を選抜しなくてはいけなくてね、そこで君に言ってもらいことにした。」
「なぜ私なのでしょうか?」
「君が撃墜したMSはザフトのエース、黄昏の魔弾だった。
これが理由だ。あとすでにこれは決定事項だ」
「了解しました。」
かくして物語は少しずつ動き始める。
クスハ汁最強
ラトゥーニ早く出したいな。