前回……俺は何故か50年以上修行しないといけないことになった。
俺はあの後なんとか落ち着いた後、まず自分の姿を確認してみた。とはいえ、鏡がないから顔は分からんが髪の色は金色だった。ちなみに服装は俺が日頃良く着ていたジャージだった。ひとまず自分の姿を確認できたので、俺は小屋の中の魔法球の中に入った。ゼウスのクソ野郎が魔法球の中に役に立つものをいれてあると手紙に書いていたので、何か修行をするためのものが有るのかと思ったからだ。
魔法球に入ると、そこは円形の地面に日本の一般的な一軒家があるとこだった。円の端っこに駆け寄ってみると、遥か下の方に砂漠、海、密林、火山等の様々な環境があった。それに微かに獣の鳴き声が聞こえる。
どうやら今いる場所は、ワン○ースのドラム島の山脈の山頂見たいな所らしい。
俺は山頂からのその光景に見入っていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
暫らくその光景を見た後、俺は自分が出てきた魔法陣を見ている。自分の出てきた出入り口の魔法陣の他にも、周りに幾つか魔法陣が有る。某魔法先生の吸血鬼の別荘のように魔法球の他のエリアに行けるのだろうか?確かめるために俺は魔法陣の一つに乗ってみた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あの魔法陣に乗って数分後俺はずぶ濡れの状態で、元の場所にいた。
………………………どうしてそんなことになったかだって?
どうやらさっきの魔法陣は、このドラム島の山脈っぽい山ーーーいちいちそう言うのは面倒くさいので以後はもう、ドラムロッキーと呼称するーーーの山頂から下の方へ行った場所だったらしく、猛吹雪が吹いていた。
余りの寒さにすぐに戻ってきたが、雪でずぶ濡れになってしまった。
俺は何か暖をとれるものがないかと、今、一軒家に入ろうとしている。
そして玄関のドアを開け、中に入ろうと後ろ向きに靴を脱いでいたら背後から
『御帰りなさいませ、マスター』
と、まるで天使の声かと聴き間違えてしまうかのような綺麗な声が聞こえた。
誰だ?と思いながら振り返ってみると、そこには
キラキラと光を反射する汗でテカった髪のほとんど無いハゲ頭
脂ぎった、吹き出物がたくさん有る醜い顔
前に突き出ている脂肪をたくさん蓄えた腹
という姿をしたおっさんがいた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『マスター?どうなさいましたか?』
「・・・・・・・・・・・・・・しいだろ。」
『マスター?』
「おかしいだろーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
俺は現実逃避をやめて、この現状への不満を爆発させることにした。
「普通そこは美人の女性だろ!!!!!!!!!!!!!!!!!声から、もしかして美女かな?と、すこしワクワクしてた俺の気持ちを返せ!!!!!!!!!!!!!!!!!っつうか、何でいかにも私、汚職してますよって感じの政治家みたいなおっさんなんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目を開けると、醜い顔があった。
『おはようございます、マスター。』
「うわぁっ!!!!」俺は驚いて立ち上がろうとした。すると、身体がだるくて立ち上がることができなかった。
『ご調子は如何でしょうか?』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
落ち着いて話を聞くと、俺はずぶ濡れのままで愚痴り続けた結果、熱を出して倒れてしまったらしい。
その後俺はベットで寝転がったままで、彼の話を聞いた。
彼はゼウスに俺をサポートするために創られたお手伝いさんらしい。
それと、名前がまだ付けられてないので名前を付けて欲しいと言ってきた。俺のお手伝いさんということなので、そのまんまヘルパーと名付けた。
その後も彼のことやこの魔法球の中のこと、魔法球の外の世界のことについて様々な説明をうけた。
受けた説明を簡単にまとめると
・この世界は俺とヘルパー以外には動物や魔獣しかいない無人世界である。
・この魔法球の時間は某魔法先生に出てくる別荘と同じく、時間の流れを変えることが出来るらしい。しかも、元のものとは違って、もっと時間を引き延ばすことが出来る。
・修行はヘルパーがつけてくれるーーーーーーーーーー疑わしく思っているとヘルパーは俺を外に連れて実際にその強さを遠方にいた、どでかいドラゴンみたいなやつをこの距離から一瞬で殺してみせることで証明してくれた。
・俺はゼウスが手紙に書いていたように、この世界では不老不死だが、今回のように病気にはかかる。
俺は説明を聴き終え、頭でその内容をまとめると、ヘルパーに手を差し伸ばし、
「何はともあれ、今後ともよろしくたのむ。」
と言った。
ヘルパーはその醜い顔に満面の笑みと思わしき表情を浮かべ、俺の手をその手で握った。
『はい、よろしくお願いします。』
まさかのブサイクな従者。どうしてこんなのを出したのだろうか?
すいません。なんかしっくりこないので、能力名を変更しました。12/30