自由気ままに生きてみる   作:カンタロス

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またキングクリムゾン!!!!!


第六話

前回……能力を使って自分の魂の質を上げたら、どうやら上げ過ぎてしまったらしい。

 

 

 

あれから一万と数千年もの年月が流れた……………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ、そろそろ旅立つか。」

 

 

『はい、亮介様の現在の実力ならば、どのような事態であろうと対処出来るはずです。』

 

 

「ヘルパー殿の言うとおりであります閣下。今まで、ヘルパー殿の拷問のごとき辛い修行でも自分と共に乗り越えて来たであります。例えどんな困難であろうとも閣下は一蹴出来るであります。」

 

 

 

俺は魔法球の外の小屋の前にあるちょっとしたスペースで、中性的でかたっくるしい、騎士のような喋り方をする腕時計状のインテリジェント・デバイス【アリィージェンス】を腕につけて、旅立とうとしている。

 

 

ちなみにこのアリィージェンスーーーーー略してアリィーーーーーはあの後大体30年くらいたった頃に話せる相手がヘルパーだけというのに耐えきれなくなってきていたので、他に話す相手が欲しいと思っていた時に魔法少女リリカルなのはのインテリジェント・デバイスのことを思い出し、インテリジェント・デバイスなら生命ではないので能力で創れるのではないのかと思い、創ってみた。しかし、名前を【アリィージェンス(忠誠)】と名付けたのが悪かったのか、明るい女性をイメージして創ったはずなのに、まるで騎士の様な性格になってしまい、話し相手が欲しいという理由で創ったのに、こんな性格になってちょっと残念だったが、まぁ、それでもヘルパーと話すよりはましなので、気にしないことにした。

 

 

 

 

まぁ、其れはさて置き

 

 

俺はここで、お別れになってしまうヘルパーに、もう最後なので今までの礼を言おう。

 

 

 

「………………ヘルパー……………………今までずっと邪見にしていて済まなかった。それと、邪見にされていたというのにそばに居続けてくれてありがとう。お前がいなければ俺は最初の50年で気が狂ってたかもしれない。」

 

 

俺が礼を言うと、ヘルパーはその醜い顔に驚きの表情を浮かべた。

 

そして

 

 

『ふふふ、私は亮介様を手助けするために創られたのですからそばにいるのは当然のことですよ。ーーーーーーそれに今、こうやって亮介様に御礼の言葉を頂戴いたしました。それだけで十分です。』

 

 

と、満面の笑みを浮かべながら言った。

 

 

 

「!!!!!!!…………………………………くっ………………………………」

 

 

 

 

俺は滲み出てきた涙をヘルパーに見せないよう背中を向けて、能力で創り出した王の財宝(ゲートオブバビロン)から聖槍を取り出してから、世界を渡るために創った【世界を渡る者(トラベラー)】を発動して聖槍で空間に穴を開けて、そこに飛び込んだ。

 

 

 

 

 

「さようなら……………………もう1人の父さん……………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパーは亮介の残した言葉に涙を流している。

 

 

 

「亮介様、いや、亮介………………うっ………うっ………私を家族だと言ってくれるなんて……………………うっ…………うっ………」

 

 

『もう、気は済んだか?済んだのならもう消えることになるが。』

 

 

すると、いつの間にか背後に現れた某征服王そっくりの姿をした最高神ゼウスがヘルパーに声をかけた。

 

 

「はい、もう十分です。」

 

 

『そうか。ーーーーーーそれにしても何故おまえは転生を選ばず、今回のような事を望んだのだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー荒川雫よーーーーーーーー

 

 

 

 

制限のせいで姿が変わって息子はお前を母だと分からないというのに。』

 

 

「……………………私は夫が死んでから生活費や亮介の養育費、学費を稼ぐためにずっとあの子を放置してしまいました。ーーーーあの子は聡い子でしたから、どうして私が自分を放置しているのかを理解し逆に励ましてくれました。「僕は大丈夫だよ、父さんと母さんの子供なんだから1人だってへっちゃらさ。だから母さん、安心してお仕事に行ってきて。」と、その言葉に私は安心して仕事へ行くようになりました。

 

 

 

 

 

これが最大の誤りでした。親に放置されてへっちゃらな子供なんているわけないのです。

 

 

ある日、仕事から帰って家に中に入ると亮介は涙を流してたのか目のまわりを真っ赤にして寝ていました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー亮介は起きた後、私が帰宅していたのに気付き、急いで顔をふいて、何も無かったかのように、私の帰宅を喜びました。

 

 

亮介が悲しんでいることに気づいて何とかしようとしましたが、交通事故で死んでしまい、結局、亮介の悲しみを癒すことは出来ませんでした。

 

 

そうして魂だけの状態で後悔している時に貴方様が転生をさせてやると言ってくれたのです。

 

 

あの時はこれはチャンスなのではと嬉しく思いましたね。転生できるなら、母親ではないけど、亮介のもとにいれるんじゃないかって。

 

 

……………………すいません。つい無駄話をしてしまいした。

 

 

 

それと、質問の答えですが、子どものために何かしてやれるなら例え自分が母だと分かってもらえなくとも、何かをしてあげようとするものですよ、母親は。」

 

 

『ふっ………………………………相変わらず人間は良く分からん。

 

 

まぁいい、ではお前にはもう輪廻転生の輪にのってもらおう。』

 

 

 

 

ゼウスはほんの少しだけ笑ってから用件を伝えた。そして門みたいなものを開いた。

 

 

雫は躊躇わずにそこにに向かって歩いていって、入る直前にゼウスの方へ振り返ってたっぷり20秒くらいの間お辞儀をした。そして改めて、門へ入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

それを見届けてからゼウスは消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ヘルパーは主人公の実の母親って、どうしてこうしてしまったんだろう。

ちなみに章の○○○○とはかあさんです。
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