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私は今、一年一組の教室にいる
ISの男子操縦者が物珍しいのか周りの視線が私とその隣にいる織斑先生の実の弟である織斑一夏に集まっている
そんな期待の目を光らせる女子人とは対照的に織斑先生は依然険しい顔をしたままだ、それはおそらく今朝の事が少なからず関係していると思われる
あの時、試合が終わった数分後の事だ、誰もいないはずの第三アリーナに織斑先生が来たのだ
理由は簡単、私が入学式に遅れたことについての話だ、必然的に更識とともに織斑先生による指導を受けた
それと、今日付けで私は『生徒会長補佐』の役職を得た、なぜ補佐なのかというと、更識曰く『私の方が一年歳上だから』だそうだ、いかにも更識の負けず嫌いな性格を表した発言だと私は思った、私にとってそんな事はは有象無象の一つでしか無いが
閑話休題
織斑一夏の率直な印象は、知識の乏しい一般人と行ったところだ
普通自己紹介というのは、初めて会うものに対する簡単な自己PRの意味合いが強い
それに必要な要素は『氏名』はもちろん『自身の趣味』や『この場所で何を成すか』という簡素なものでも十二分に効果を発揮する
しかし、当の彼は氏名を述べたのち『以上』と締めくくった、織斑先生の言葉を借りるとするなら『貴様は阿呆か』というところだろうか
彼は内心『望んでここにいるわけではない』という感じだろう、しかし人間社会において人は望む望まずに関わらず『自分の置かれた環境にどれだけ柔軟に対処できるか』が重要になる、『郷に入れば郷に従え』という言葉にもあるように人は環境が変わった時には自身の考えは二の次に置き環境に合わせなければならない、そんな時に自身を変える事のできないものは環境についていけず退廃していく道をたどる
そういう点で織斑一夏はまだまだ子供なのだ、少なくとも私に比べたらの話だが、流石に織斑先生が言った『人間をやめろ』とまでは言わないが
私がこんな考え方をするようになったのは、6年前に愛する両親を殺されてからの話になるが、またの機会に話そう
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授業と授業の合間にある休み時間、私が先ほどIS技術の鱗片の話をまとめていると金髪ロールの少女が目の前に立っていた
この少女は『セシリア・オルコット』というイギリスの代表候補生の一人だ
IS適性はAクラスで専用機は試験的にBT兵器を搭載した『
前に操縦試験を盗み見た事があるがなかなかの良さだった
「ちょっとよろしくて?」
話しかけてきたが聞かないふりをした
「聞いておりますの?」
覗きこむように見てくるが無視を貫き通す
「なんで無視するんですの!!」
苛立った彼女は私の机を叩いた、衝撃でシャーベンが宙を舞う、それを人差し指と中指で挟んで止め上目遣いで睨みつける
「ッ・・・!」
怯えたように彼女は『また来ますわ』を吐き捨て何処かへ行った、また来られても困るのだが
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1日の授業が終わったが一つ問題があった、それは織斑先生の所為でクラス代表選出戦に巻き込まれてしまったのだ、織斑先生の言葉は要約すれば『私に勝ったのだから貴様が立候補しないのは許さない』という感じである、これは流石に想定外の事態である
おかげで織斑一夏に並ぶほどの注目度になってしまった、なので下校途中女子陣につけられてる始末、非常に鬱陶しい
包囲網をかいくぐり自身の部屋にたどり着く、部屋番号は『1120号室』だ
部屋に入るとセシリア・オルコットが目の前に立っていた
「あら、あなたと相部屋だったのですね」
「そうらしいな」
「・・・やっと喋ったと思ったら私に対する悪態ですか?」
「私は誰と部屋になろうが構わない、しかし・・・」
「私の邪魔をすれば、この世から消す」
鋭い眼光で忠告を促す、セシリアは恐怖におののいた顔をして一歩下がる
「別に・・・邪魔はしませんが、一つ聞きたいことがありますの」
「手短に済ませろ、長話は嫌いだ」
「あなたは、何をしにここに来たのですか?」
「・・・何も成すことはない、成り行きでここにいるだけだ」
そう言い残し、私は自身のベットに向かい横になった
「ほんと、不思議な人ですわ」
最後にセシリアの言葉が耳に入り、深い闇の底へと意識は落ちていった
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