~前回のあらすじ~
「私に体に封印された治癒の力が」
「アーシア、それは違う作品だ」
その光景を偶然見ていた協会の関係者の一人が、そのことを内部に報告する
内部の司祭はその事実に驚愕した
「悪魔を治療し、癒せる力だと!?」
「そんな馬鹿なことがあるはずがない!」
「治癒の力は神の加護を受けたものにしか効果を及ぼせないはずだ!!」
司祭たちの言う通り、治癒の力を持つものは世界各地にいた
だが悪魔を治療できるその力は規格外だった、なぜなら、治癒の力は悪魔と堕天使には効果がないというのが常識として協会内部では認知されていたからだ
たしかに、今回と同じような事例が過去にもあったようだ
神の加護を受けない悪魔、そして堕天使すらも治癒できる力。しかし、それは『魔女』としての力としては十分であり、恐れられた
それから協会の司祭たちは少女を異端視するようになった
「悪魔を癒す魔女め!」
聖女として崇められた少女は、悪魔を治癒できるというだけで今度は『魔女』として恐れられ、あっけなくカトリックに捨てられた
行き場のなくなった少女を拾ったのは極東に存在する『はぐれ
つまり、少女は堕天使の加護を受けなければならなくなったのだ
しかし、間違っても少女は一度も神への祈りを忘れたことはないし、感謝も忘れたことはない・・・
しかし、少女は捨てられた
神は救いを与えてはくれなかった
そして少女にとって一番ショックだったのは、協会で自分を庇ってくれる人が独りもいなかったこと
少女の味方は誰一人としていなかった
「きっと、私の祈りが足りなかったんですね・・・ほら、私少し抜けているところがあるじゃないですか、さっきも転んでしまいましたし」
「レイナーレとはその組織で知り合ったのか?」
「はい・・・レイナーレさまは一人ぼっちだった私に唯一手をさし伸ばしてくれた大切な人なんです、だから・・・」
「なあ、アーシア」
「なんですか?」
「アーシアの味方はレイナーレだけなのか?」
「・・・はい」
「そうか・・・辛いことを思い出させちゃって悪かったな・・・」
「いえ、剣さんのせいじゃないですよ」
「だからこそ訂正させてもらう」
「え?」
「アーシアの味方はレイナーレだけじゃない、俺もアーシアの味方だよ・・・それに他にも何人も味方になってくれるやつもいる・・・人生じゃ辛いことだらけじゃない、もし、辛いことがあったら辛いことがあった分だけ幸せが訪れるものさ、それこそ自分を信じてる優しいやつのところにほどな」
「剣さん・・・ありがとうございます」
「気にすんな、俺が好きでやってるだけだから」
「剣さんは優しい人ですから、きっと幸せが訪れますね」
「そういうアーシアにもな」
「今日は本当にありがとうございました」
「いや、こちらこそなかなか有意義な時間だったよ、だからこそ警告させてもらう、協会には行くな」
「どうしてですか?」
「俺の集めた情報だとあの協会にいるやつらはアーシアの神器を狙ってる」
「神器・・・ですか?」
「アーシアの持つその治癒の力のことだよ」
「そうなんですか!?」
「ああ」
「そしたらレイナーレさまが心配です!」
「安心しろレイナーレならすでに保護してる(イッセーの家にな)」
「そうですか・・・よかった」
「アーシア、これから君に選択してもらう」
「洗濯?」
「違う選択だ・・・一つは『このまま協会に行き神器を抜かれ死ぬ』二つ目は『俺と共にレイナーレのいる場所へと行く』この二つだ、さあ、どっちがいい?」
「私は・・・剣さんと一緒にレイナーレさまのいる場所に行きます」
「OK了解、じゃあついてきな」
「はい!」
←to be continued
アーシアがいたらのどを治してもらいたいです・・・
それじゃあみなさん
また見て次回!!