復讐異世界旅行記   作:ダス・ライヒ

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割と早かったな…


秩序の名を持つ戦乙女

 思いっ切り地面を蹴って、高く飛んだシュンだが、魔導士と同じような飛び方を彼は知らない。

 そのまま落下して行くと思いきや、腰に身に着けているベルト型のデバイスより、不気味な声色のロシア語が聞こえて来る。

 

『鳥のようにイメージしろ』

 

「っ!? こいつ口が聞けんのか!」

 

 ロシア語は少し齧った程度で分かるが、シュンはそのことよりもデバイスが喋れることに驚いたようだ

 地面に落ちる直前で頭の中で空を自由に飛ぶ鳥をイメージし、気合いを入れて空を飛んだ。

 

「おぉ! 俺飛んでんぞ!」

 

『感心している場合じゃないこのタコ。敵が撃ってくるぞ』

 

「馬鹿にされてるが、空中戦もぶっつけ本番と行くか!」

 

 空を自由に飛べたことに、感動を覚えたシュンだが、敵はそんな彼に容赦なく攻撃してくる。それを不気味な声色で口汚いロシア語で喋るデバイスより知らされたシュンは、飛んでくる魔弾を回避しながら、手近な敵の魔導士に接近する。

 

「奴は魔法甲冑を身に着けて本の数秒足らずだぞ!?」

 

「あいつに魔力反応は無いのに何故あのように動ける!?」

 

「は、早く殺すのだ! あいつは高町なのはよりも危険だ!!」

 

 いきなりデバイスを使ってバリアジャケットを身に纏い、それに空中戦までやってみせたので、指揮官を含めるネオ・ムガルの魔導士たちは混乱した。

 そんな混乱を利用し、シュンは一人目の魔導士を手にしている大剣で叩き斬る。

 少々慣れないため、地上へと落ちそうになったが、何とか踏ん張って体勢を維持することに成功する。

 シュンの大剣、スレイブに斬られて上半身と下半身に別れた魔導士は、血を吹き出しながら地面へと落ちて行く。

 

「う、うぅぅ…!?」

 

「ヒッ…!?」

 

「ひ、怯むな! 相手は一人だ!! 殺してしまえ!!」

 

 仲間を無残に殺された魔導士らは恐怖を覚えたが、指揮官の怒号で何とか持ち直して、なのはを後回しにしてシュンに攻撃を続ける。地上に居る一人の魔導士も、空を飛んで加勢する。

 攻撃が激しくなってきたので、シュンは飛び道具があるか無いかをベルトのデバイスに聞く。

 

「ちっ、こう一方的に撃たれちゃな。なんか飛び道具とかねぇのか?」

 

『腰にあるクロスボウを左腕のガントレットに装備しろ』

 

「これか! これを付ければ良いんだな!? 矢がねぇが」

 

 飛び道具があるかどうかを問えば、デバイスは腰に備え付けてあるクロスボウを左腕のガントレットに付けろと指示した。

 それにシュンは矢が無い事に驚きながらも、左腕の防具に付ければ、左手に突如となく現れた引き金を握り、自分に向けて撃ってくる魔導士に狙いを定め、引き金を引いた。

 引き金を引いた瞬間に、クロスボウの銃口から凄まじい速さでプラズマ弾が勢いよく発射され、標的にした魔導士は、凄まじい血飛沫を上げながら地上へと落ちて行く。まるでヒトラーの電気ノコギリと恐れたれた汎用機関銃「MG42」か、長らく使用されているM2ブローニングのようだ。

 連射力と威力による反動を己の力で抑えつつ、シュンは次なる魔導士に照準を向けて発射する。

 

「な、何がどうなってるの!? レイジングハート、あの人は一体…!?」

 

『私にも分かりません』

 

 突然現れ、五人のごろつきを惨殺し、更には自分と同じバリアジャケットを纏って二名の敵の魔導士を葬り去った男に、なのはは混乱して自分のデバイスであるレイジングハートに問うたが、このイレギュラーな存在であるシュンに関して何も分から無いようだ。

 更にシュンはクロスボウで続けて二名を殺せば、魔法のシールドを張る魔導士に、プラズマ弾を撃ちながら接近する。動けないように撃ちつつ、接近して大剣で殺す腹だ。

 

「う、うわぁぁぁ!?」

 

 シールドを張るのに精一杯な魔導士は、迫り来るシュンを見て悲鳴を上げたが、彼は容赦なしに右手に握る大剣を振り下ろし、シールドごとその魔導士を切り裂いた。

 無残な死体となった敵の魔導士が血を吹き出しながら落ちて行く中、シュンはなのはが居る方向へと振り返る。

 その自分を見る目は、恐ろしい肉食獣と遭遇して怯える小動物であった。それに震えてシュンを警戒している。

 

「まっ、餓鬼には見せられねぇことをやっちまったからな」

 

 そんな目で見られるのは仕方ないと思い、シュンは返り血塗れの自分を見ながら言って、安心させようと彼女に近付こうとした。

 向かって来る血塗れの大男に、なのはは怖がって後ろへと下がり始める。当然の反応だろう。そんな怖がる彼女を助けようと、ユーノも地上より魔弾をシュンに向けて放とうとしており、完全にシュンを敵として見ている。

 ここは出直そうとした時に、地上より何者かが自分に向けて飛んで来た。

 両手に握る刀身がエネルギー体の剣で斬り掛かって来たので、シュンは大剣でそれを防ぎ、自分に斬り掛かって来た人物を見る。

 その人物は人間の姿をしたネオ・ムガルの姿をしておらず、高級な甲冑を身に纏った顎の割れたエイリアンだ。

 

「っ!?」

 

「ほぅ、良い反応をするな! まだ幼い人間の小娘を殺せと命じられて嫌々と付き合わされたが、ここでお前のような戦士に会い見えることが出来るとは!!」

 

 ネオ・ムガルがエイリアンの咎人を従えていたことに驚くシュンだが、そのエイリアンの咎人は遠慮なしに、斬り掛かって来る、どうやらゲッテムハルトと同じ戦闘狂のようだ。

 一旦シュンが距離を取った後、エイリアンの咎人は聞いても居ないのに名乗り始める。

 

「俺の名は十七代目アービター! 真の名はリパ・モラム! サンヘイリ族の戦士だ! 人間の剣士、貴様の名は!?」

 

「けっ、瀬戸シュン。ただの瀬戸シュンだ。顎割れ」

 

「ぬぅ、戦士として態度はなっていないようだな! 良かろう、この俺が戦士の態度を教育してくれる!!」

 

 堂々と名乗り上げるアービターと呼ばれるサンヘイリ、またの名をエリート族最強と言う戦士に対し、シュンは皮肉を込めて名乗る。

 これにアービターは、無礼極まりない男に腹を立てたのか、一直線でシュンに向けて突っ込んで来た。

 避ける暇も無いほどの速度で来たので、アービターの攻撃を防御するほかに選択肢は無く、おそらくゲッテムハルトよりも早い連撃を、シュンはただ防御するしかなかった。

 

「どうした!? さっきの威勢は!? これでは拍子抜けだぞ!!」

 

「ちっ、お前が早すぎんだろうが!!」

 

 恐ろしい速さでエナジーソードを振って来るアービターは、反撃の一つや二つが来ないので、自分を失望させるなと振り回しながら言うが、シュンはこれを防ぎながらそっちが強いと文句を返す。

 その間に、シュンは反撃の手段を考えていたが、ツマラナイ任務に偶然にも会えた強敵に喜んでいる相手は、本気を出して隙すら与えないようにしている。

 ただこの恐ろしい速さを防ぐしかないシュンは、アービターの背後でなのはが杖であるレイジングハートを、大砲のような形状に変化させて、自分に攻撃してくるエイリアンの背中に狙いを済ませているのに気付いた。

 これを好機と捉えたシュンは、アービターに気付かせないように、連撃を防ぎながら、彼の注意を引く言葉を掛ける。

 

「どうしたよ? 早過ぎて威力がねぇぞ」

 

「急に何を言い出すのやらと思えば減らず口か! 良かろう、我が渾身の一撃を…」

 

 早過ぎる攻撃を弱いと言うシュンに対し、これを挑発と見抜けなかったアービターは連撃を止め、力を込めた攻撃を始めようとした。

 そんな挑発に乗ったアービターの攻撃が始まる前に、なのはがレイジングハートの砲口より、強力なビームを背中に向けて放った。非殺傷設定であり、死なずに済むが、威力はどう見ても人を意図も容易く消す程の物だ。

 それを背中に受けたアービターは、もちろんのこと吹き飛び、地面へと落下する。身を守るシールドがあるようだが、放たれたビームは、そのシールド残量の半分を奪ったようだ。

 

「こ、小娘…! 貴様ぁ!! 神聖なる決闘を邪魔しようとは…!」

 

「ご、ごめんなさい!」

 

 背後より攻撃され、怒りを露わにするアービターに対し、なのはは敵である彼に撃ったことを謝る。

 そんなアービターに、シュンは頭上から大剣を振り下ろそうと思い、大剣を突き刺す姿勢を取りながら降りて来た。だが、寸での所で回避される。

 

「ぬぉ!? やはり人間はどれも同じか…! お前たち! そこの餓鬼を始末しろ!!」

 

『はっ!』

 

 決闘であるはずが、不意打ちばかりしてくる人間に対して敬意を払った自分を恥じたアービターは、自分の背後から攻撃したなのはを、部下の同じ種族のエイリアンたちに殺すよう命じる。

 そのエリートたちは、アービターとは違って質素な鎧であるが、戦闘力は高い方だ。

 彼らが命令に応じてなのはを手に掛けようと向かう中、シュンは彼らを左腕に付いているクロスボウで一掃しようとしたが、アービターに邪魔をされる。

 

「どうした人間? お前の相手はこの俺だぞ?」

 

「ちっ、顎割れ野郎が!」

 

「何とでも言え。先に仕掛けたのは貴様だ!」

 

 邪魔をしてくるアービターに対し、シュンは大剣で防御しながら蔑んだ言葉を投げ付けるが、当の相手は先にルールを破ったのはそちらの方だと告げ、二本のエナジーソードを押し込んで来る。

 ゲッテムハルト以上よりも強いとされるアービターの攻撃を防ぐしかないシュンは、いきなり窮地に追い込まれた。

 

 

 

『敵に包囲されました!』

 

「悪い宇宙人と何て戦ったこと無いけど、やるしかないよね!」

 

 レイジングハートの知らせで、なのはは周りを一瞬にして包囲されたと知り、周囲を見回しながら、臨戦態勢を取った。

 空を飛んで逃げる案もあったが、ライフルを持っている者がいつでも撃てるように待っているので、迂闊に空を飛べば、ハチの巣にされてしまう可能性がある。ここで斬り込んで来る者と戦うしかないだろう。

 そう決めようとした時に、一人のエナジーソードを持つエリートが斬り込んで来た。

 

「うわっ!?」

 

「なのは! クッ!」

 

 自分より遥かに体格差のあるエリートの突きを避け切ることに成功したなのはだが、次の二撃目が背中より来て、背中を大振りの斧の刃が掠める。

 肌に届かずに済んだが、届いていれば致命傷は確実だ。そんな彼女を助けようと、ユーノが魔法による援護を開始する。

 

「うっ!? この子鼠め!」

 

 放った魔弾の一発が一人のエリートに命中したのか、ユーノの方へ振り返ってプラズマ弾を発射するライフルで始末しようと撃ってくる。

 これにユーノは慌てて避け、近い遮蔽物に逃げ、それを一人のエリートはライフルを撃ちながら追う。

 

「ユーノ君!」

 

「ペットの心配をしている場合か?」

 

「わぁ!?」

 

 ライフルを持ったエイリアンに追い回される仲間が心配になったのか、その方向へと振り向くなのはだが、一人のエリートの攻撃が絶えず来るので、反撃も出来ぬまま、助けにも行けない。

 そんな彼女であったが、空より新たな敵、それも自分が話し合いたい‟相手‟がお供を連れて現れた。

 

「フェイトちゃん…!」

 

 長い金髪を靡かせながら現れた自分と同世代の少女、フェイト・テスタロッサを見たなのはは、彼女の名を叫び、直ぐにここから逃げて欲しい視線でお供の使い魔と共に空を飛んでいる彼女を見る。

 

「おっ! あれはフェイト・T・ハラオウン! イレギュラーの発生で大きく予定を狂わせてしまったが、これは好都合! まさに一石二鳥! 予備の空中攻撃兵よ! あの少女も殺すのだ!!」

 

『おぉぉ!!』

 

 わざわざ探す手間が省けたことに喜んだのか、指揮官は予備戦力である空中攻撃兵隊に、フェイトの抹殺を命じた。

 その命令に応じ、空中攻撃兵等はその名の通り空を飛び、標的であるフェイトを殺そうと、手にしているライフルを撃ちながら近付く。

 これに対し、フェイトは迎撃を始めた。

 

 

 

「フェイト、こいつら盗賊かな? 質量兵器なんか使ってるし。それに弱いし」

 

「分からない。でも、あのおかっぱ頭がジュエルシードを持ってることには、同じ目的かも」

 

 人間形態の使い魔のアルフは、向かって来るネオ・ムガルの空中攻撃兵等に対し、盗賊団と判断してフェイトに問う。

 そのフェイトは、自分が求めているジュエルシードを、あの懐中時計の指揮官が持っているので、自分と同じ目的かもしれないと答えた。

 

「なら、手加減しなくても徹底的にやっても良いよね! 悪党だし!」

 

 それを聞いてか、悪党に容赦はしなくて良いとアルフは判断し、オレンジ色の髪色の狼となり、向かって来る空中攻撃兵を幾つか倒す。

 フェイトも幾人かを自分の得物であるバルディッシュで倒しつつ、自分の求める物を手にしている指揮官の元まで一気に迫るが、攻撃はせず、大人しく求める物を渡すように告げる。

 

「おじさん、持ってる光る宝石みたいな物を渡してくれるかな? 手荒な真似はしないから…」

 

「ふん、小娘風情が! 大人を前にしてその態度とは!」

 

「おじさん分かってないね。私、本気だよ」

 

 自分を弱いと思っているフェイトに対し、指揮官は強気な態度を取る。それは、フェイトの背後にステルスで完全に姿を消したエリートがエナジーソードを片手に待機しているからだ。このまま注意を引いていれば、彼女は胸を貫かれて死に、後は高町なのはと、ここまで来て邪魔しに来たシュンだけだろう。

 そう指揮官が思った瞬間、フェイトの背後に回ったエリートが姿を現し、手にしているソードで少女の胸を貫こうとしたが、なのはが放った魔弾でそのエリートは吹き飛ばされた。

 

「ぶわっ!?」

 

「っ!?」

 

「フェイトちゃん!」

 

「ぬっ!? 何をやっているのだ貴様ら!? もう少しの所を…!!」

 

 背後のエリートが吹き飛んだのを見て、自分が攻撃されているのに気付いたフェイトが一定の距離を取れば、包囲しているなのはに攻撃を許したエリートたちに対し、指揮官は怒鳴り声を上げる。

 

「だが、貴様らはもう袋の鼠だ! 予定は大幅に狂ったが、ここで取り戻せば問題は無い!」

 

 しかし、抹殺対象のなのはとフェイトを追い込んだのは間違いなく、勝利を確信した指揮官はそれを声に出し、周りを包囲しているエリートにいつの間にか召喚した無法者達に、落ち込むように手で命じる。

 

「クソッ! ロリコン共が! 離れやがれ!!」

 

「貴様の相手はこの俺だと言っている!」

 

 これにシュンは何としても助けようとしているが、アービターに阻まれて向かえない。

 二人も思わぬ罠にはまり、もはやどうして良いか分からず、下品な笑みを浮かべながら近付いてくる無法者らに恐怖心を抱いている。フェイトの使い魔であるアルフは何が何でも助けようとしているが、空中攻撃兵や魔導士らに阻まれ、ユーノは一人のエリートに追い回されている。

 万事休すか。

 そうシュンがアービターの攻撃を耐えながら思った時、戦場より少し離れた場所に、アウトサイダーの言っていた助っ人とやらが現れた。

 

 

 

「救出目標並び護衛対象、高町なのは、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンを確認。これより、護衛任務を開始します」

 

 シュンがなのはとフェイトを助けようと奮闘する中、戦場より少し離れた距離に居る助っ人の容姿は、青色の長い髪と赤い瞳を持つ外見年齢十九歳の白人女性だ。頭には何かのヘッドセットを付けている。

 服装は白いワンピースに白いロングブーツと言う物であり、布の数が少なく、豊満なから突きが露わとなっていた。

 そんな彼女はヘッドセットから出たバイザー式の双眼鏡で、最初に護衛対象と言っていたネオ・ムガルの刺客たちに苦戦しているなのはとフェイトの様子を確認すれば、バイザーを元の位置に戻し、助けるのに有効な手段を口にしながら割り出す。

 

「狙撃が有効と断定。第一射後に敵の混乱を見計らって突入し、二名の護衛対象の安全を確保します、にゃ」

 

 言い終える前に奇妙な語尾を言ってから、彼女は行動を始めた。

 何も無い場所から未来の狙撃銃を出し、それを構えてなのはの背後から下品な笑みを浮かべながら近付く無法者の頭に照準を向ける。

 

「風力ならび温度共に狙撃に対しての影響なし。狙撃開始」

 

 狙撃に対する障害が無いと分かれば、即座に引き金を引いて無法者の頭を撃ち抜いた。

 弾丸の威力が凄まじく、一瞬にして無法者の頭は粉微塵に吹き飛ぶ。

 突然、仲間の頭が吹き飛んだので、その場に居た全員は何が起こったのか理解できず、固まっていた。その隙に、彼女は手にしていた狙撃銃を消してから、戦闘が行われている場所へと突入準備を始める。

 

「狙撃による敵の混乱を確認。体勢を立てなおるまでおよそ十数秒と推測。突入します」

 

 立てなおる時間まで計算すれば、背中にジェットパックを召喚させ、一気に空を飛んで現場へと突入する。

 

「な、なんだあの女は!?」

 

「撃て! 我らの邪魔をする敵だ!!」

 

 無論ながら敵に見付かり、見張りの空中攻撃兵等による迎撃の弾幕が彼女に向けて放たれる。

 

「三名の敵兵を確認。進路の障壁と認定し、排除します」

 

 これを軽やかに回避しながら彼女は右手に自動拳銃を出し、一人目に向けて二発を撃ち込んだ。

 狙いは異常なまでに正確であり、頭と胸を撃たれた一人の空中攻撃兵は地面へと落ちて行く。一人が一瞬にしてやられたため、残りの二名は動揺を覚える。

 

「い、一瞬で!? ぐわっ!?」

 

「一体なんだってんだ!?」

 

 仲間が落ちて行くのに気を取られた一人が動きを止めれば、容赦なく彼女は銃弾を浴びせ、二人目を排除する。残る一人はライフルを撃ちながら後退したが、彼女が左手より出した電磁ナイフで首を斬られて他の二名と同様の運命を辿る。

 数秒ほどで迎撃の空中攻撃兵等を全滅させた彼女はバックパックを消し、偶然に真下に居た無法者を踏み潰してから戦場へと降り立つ。

 

「ま、また新手!? こ、今度は女の人!?」

 

「一体何がどうなってんのさ!?」

 

 着陸した彼女に対し、ユーノとアルフはまた新しい敵が現れたと思ったが、彼女はなのはとフェイトを助けるため、過去へと来たシュンと同じタイムトラベラーだ。

 大雑把で鉄塊のような大剣を振るう大男とは違う美しい女性の救世主に、なのはとフェイトは、思わず見惚れて同時に名を問う。

 

「貴方は…?」

 

「誰…?」

 

 二人の少女に名を問われた彼女は、視線を向けながら自分の名とその目的を機械のように語る。

 

「私はKOS-MOS(コスモス)。全身機械型女性アンドロイドで対グノーシス用人型掃討兵器であります。護衛対象の高町なのはとフェイト・T、テスタロッサと確認。これより安全確保のため、周囲の敵戦力の掃討を開始します…にゃ」

 

『にゃ?』

 

 名前を名乗った後に、語尾に猫のように「にゃ」を付けたKOS-MOSに対し、二人は疑問に思うが、そんな彼女はそれを気にすることなく、両手にガトリング砲を召喚させ、引き金を引こうとする。

 

「伏せてください」

 

「うわっ!?」

 

「嘘っ!?」

 

「っ!? やべ!」

 

 撃つ前に警告した後、なのはとフェイト、それにユーノとアルフは直ぐに地面に伏せた。

 アービターと戦っていたシュンは、KOS-MOSの登場で気を取られている相手を蹴飛ばし、安全な場所に身を隠す。

 

「待て! ぬおっ!?」

 

 それを追おうとするアービターであるが、既に彼女の両手からガトリング砲が発射された後であり、シールドと甲冑で雨のような弾丸を防ぐ。

 他のエリートたちも防御するも、シールドはそれほど長くは続かないため、数秒ほどでシールドが切れてハチの巣にされる。無法者らは雨のような弾丸を防ぐ手段は持ち合わせていないので、拘束で発射される弾丸に引き裂かれ、ドミノ倒しのように次々と倒れていく。

 指揮官はと言えば、即行で地面に伏せて震えていた。

 

「周囲の敵戦力、大幅に排除完了。これより残敵の掃討に入ります」

 

「おのれ! 舐めおってからに!!」

 

 ガトリング砲を撃ち終えた後に立っている者が少ないと確認してから、ガトリング砲を消し、右手からブレードを出して、怒り心頭に襲い掛かるエリートに立ち向かう。

 

「死ね!」

 

「ヴァルキリーⅡ起動」

 

 エナジーソードで斬り掛かって来た一人目の一撃を回避し、背中をブレードで突き刺して倒す。続けて連続で攻撃を仕掛けて来るエリートの顔をサマーソルトキックで蹴り上げ、ブレードで腹を斬って二人目も排除する。

 

「ぬぉぉぉ!!」

 

「ドラゴントゥース、起動」

 

 三人目に対しては、ドラゴントゥースと呼ばれる巨大なエネルギーの刃を右手に発生させ、斬り掛かって来た三人目のエリートを、エナジーソードごと切り裂いた。

 これには流石のアービターでさえ、他のエリート同様に戦慄を覚える。

 

「な、なんて女だ…! 巨大なエナジーソードを意図も容易く召喚せしめるとは…!」

 

 彼がその言葉を吐けば、他のエリートたちは動揺し、KOS-MOSを畏怖する目で見始める

 

「あの黒目野郎、邪神でも召喚したか? だが、ありがたいぜ!」

 

 そんなエリートたちが動揺する中、シュンもKOS-MOSに対して恐ろしさを覚え、邪神と表する。

 だが、敵はかなり混乱しているので、その隙に付け込んでシュンは完全に戦意を損失している無法者らを、手にしている大剣で次々と惨殺していく。

 KOS-MOSの乱入に合わせ、アービターが足止めしていたシュンが自由になったことで、更にネオ・ムガルは混乱を極め、瓦解し始めた。

 

「無法者共が勝手に逃げ出しております! 戦闘継続不可能です!!」

 

「おのれぇ~! 撤退だ! 撤退する他ない!!」

 

 無法者らは戦わずして逃げ始め、何名か殺してでも前線へ立たせようとするが、全くの無意味であるので、これ以上の戦闘継続は困難と部下が告げれば、指揮官は悔しながらも、撤退を決め、残った部下を引き連れて自分等のこの世界における拠点に転移して撤退した。

 

「勝負は預ける! その首を洗って待っておけ!」

 

 エリート部隊も大分減ったので、アービターも負け台詞をシュンに向けて吐いてからエリートたちを引き連れて指揮官の後に続いて撤退した。

 

「ま、待ってくれ! 俺たちを置いていかないでだば!」

 

「や、止めてくれぇ! ぶべらぁ!」

 

 空を飛ぶ手段も転移装置も持たない無法者らは、その場に取り残され、シュンとKOS-MOSに皆殺しにされる。

 周囲の敵影を全て排除した後、固まっていたなのは等は我を取り戻し、未知の敵より自分等を守ってくれた同じ未知の者達に視線を向ける。

 

「あ、ありが…」

 

 なのはがKOS-MOSに向けて礼を言おうとした時、彼女はフェイトやユーノ。アルフの視界を防ぐために上空へ向けて閃光弾を放つ。

 この意味は、周囲にある無残な死体を見せないためだ。

 

「突然の閃光弾、失礼いたします。瀬戸シュンを除く皆さまは目を開けないでください。貴方たちの視界に入るのは、精神的トラウマになるかもしれない物ばかりです。排除が終わるまで、決して目を開けないでください」

 

「まぁ、確かに餓鬼には早過ぎる光景だな。でも、見えちまってるようだが…」

 

「脳が興奮して見えていないはずです。多少は見えているようですが、記憶には残らないでしょう」

 

 そのKOS-MOSの行動に納得するシュンだが、死体は見えていた筈だと言うも、彼女は興奮して余り見えてないと、死体を焼却しながら返す。

 

「お待たせしました。目を開けてください」

 

「う、うん…」

 

 死体の処分が終わると、KOS-MOSはなのはに目を開けて良いと告げ、彼女はそれに従って目を開けた。

 そこにはシュンにKOS-MOS、ユーノ、それにフェイトとアルフが居た。

 

「周囲の死体を処分しました。これで精神的トラウマは…」

 

「一体、あんた等は何者だよ? さっきの連中と同じく、犯罪者共か?」

 

「いや、俺たちは未来から来た。お前らを殺そうとする同じく未来から来た連中からな」

 

 KOS-MOSが言い終える前に、アルフは二人のイレギュラーに何者かを問う。

 これにシュンは、自分たちは未来より来たネオ・ムガルの刺客たちから守りに同じく未来より来たと答えたが、上手く説明できなかったため、更に疑われる。

 

「あぁ? 何言ってんのか理解できないね! フェイト、こんな奴らと関わってないで行くよ!」

 

「えっ? あぁ、うん!」

 

 信用されず、アルフは放心状態のフェイトに声を掛け、指揮官が落として行ったジュエルシードを、なのは達が反応する前に拾ってからこの場を後にした。

 

「あっ! ジュエルシードが!!」

 

「待ってフェイトちゃん!」

 

 そう後を追おうとするが、既に追い付けない距離にまで逃げられてしまう。

 先にこの場を後にしたフェイトらを追おうと、KOS-MOSは左腕の端末を操作しつつ、シュンになのはらに対しての説明をシュンに押し付ける。

 

「フェイトとアルフの信用度が極端に下がりました。私が追って彼女らに説明します。瀬戸シュン、貴方がなのはたちを説得して信用度を上げてください」

 

「オイこら! 勝手に人に…! くそっ、行きやがった」

 

 なのはらの対処をシュンに押し付けたKOS-MOSは、彼の言葉も聞かず、上空より現れた空飛ぶモノバイクに飛び乗り、フェイトらの後を追って走り去った。

 

「ちっ、子守を押し付けやがって…!」

 

 これにシュンは苛立ちながらも、大剣をポケットに入るくらいの小ささまでに縮小させてから、バリアジャケットを解除して戦闘態勢を解いた。

 そんななのはも戦闘態勢を解いて、バリアジャケットを解除してからシュンに自分等をなぜ助けたのかを問う。

 

「あの、さっきはありがとうございます。でも、なんで助けてくれたんですか? もしかすれば、ユーノ君の言っていた管理局の人?」

 

「いや、管理局に大剣を振り回して殺す魔導士は居ない。それにリンカーコアの反応も無い! 誰だお前は!?」

 

 礼を言ってから質問をいくつか出してくるなのはの次に、ユーノはシュンのバリアジャケットと質量兵器を持ち合わせていることに警戒してか、いつでも魔弾を撃てるような姿勢で問う。

 

「いっぺんに聞くんじゃねぇよ! くそ、何から説明していいのやら…」

 

 これにシュンは少し戸惑いながらも、後頭部を掻きつつ何の理由でこの過去の世界に来たか、それとどうやってバリアジャケットを纏っているのかを答えた。

 

「未来の私が倒せないからって、今の私を倒しに未来から来た刺客…? なんか、この前にテレビで見た映画みたい」

 

「それにそのベルト型のデバイスを着けるだけでバリアジャケットを纏える? ありえないよ、そんなこと。リンカーコアが無い人間が魔法を使え無い筈なんだ」

 

「まぁ、どういう理屈か知らねぇが、これ着けときゃ甲冑纏って空飛べるってこったよ。嬢ちゃんに関しては、映画みたいなもんだ。力を持つ前の時代に行って殺す。あいつ等、餓鬼なんか殺すことに躊躇ねぇってのかよ。何が偉大なる帝国だっての」

 

 シュンから出された答えに、なのはは前に見た映画のようだと言って、ユーノはベルト型のデバイスを着けるだけでバリアジャケットと空中戦が行えることに疑問を抱く。

 それらにシュンは答え、ネオ・ムガルの非情さを皮肉る。

 

「これで問題が増えたってことは分かるよ。ジュエルシードを一刻も早く集めなきゃならないのに、刺客にまで警戒する羽目になるなんて…」

 

「どうしよう。あの人達、アニメとかに出て来る凄く悪い人たちだから、家や学校まで襲って来そうだよ」

 

「餓鬼がそんなに悩むんじゃねぇよ。ネオ・ムガルとか言うロリコンの異常者共は俺に任せとけ。お前らは、いつも通りにそのジュエルなんたらを集めときゃ良い」

 

 ジュエルシードを一刻も早く集めなければならないのに、場所を選ばずに襲って来る刺客と言う問題が出て来たので、なのはとユーノは悩み始める。

 そんな二人に、シュンは「ネオ・ムガルの事は自分に任せ、自分等の事は専念しろ」と言って心配を解消させる。

 

「でも、筋肉のお兄さん一人で大丈夫なの? あの悪いエイリアンさん一番強そうだし…それに昔の漫画に出てきそうなモヒカンの人達もいっぱい出て来るし…」

 

「心配すんな。金髪のお嬢ちゃんの方に付いてる邪神も居る。それに一匹たりともお前らには近付けさせやしねぇよ」

 

 それでもなのはは、一人でネオ・ムガルに立ち向かうシュンの事を心配したが、当の本人はKOS-MOSも居るので心配するなと返し、無用な心配である事と告げる。

 それから夜空を見上げ、二人に早く家へ帰るようにも告げた。

 

「それと餓鬼はもう寝る時間だ。家に帰りな」

 

「でも、筋肉のお兄さんは…?」

 

「良いから帰れ。親が心配すんぞ」

 

「う、うん。行こう、ユーノ君」

 

「あぁ、帰ろう。今夜は色々あり過ぎた。明日にも響くかも」

 

 帰るように言われたなのはは、シュンに何所へ寝るかどうかを問えば、彼はそれに答えることなく、早く帰るように告げる。

 これになのはは少し心配になるが、言う事は聞いた方が良いので、シュンの言葉に従い、同じく納得しているユーノと共に家路についた。

 それに合わせてユーノが張っていた結界は消え、シュンはその場に一人取り残される。

 

「さて、寝床はどこにすっかな」

 

 一人残されたシュンは、寝床を何所にするかどうかを悩みつつ、二人と同じくその場を後にした。

 

 

 

「あんなに人を殺し回ってたあんたが一体私達になんのようだい?」

 

「私の任務は、フェイト・T・ハラオウンとアルフ、貴方たちの護衛です。高町なのはとユーノ・スクライアの護衛は私と同じタイムトラベラーである瀬戸シュンに任せております」

 

 一方で、空飛ぶモノバイクでフェイトとアルフの根城に着いたKOS-MOSは、二人から熱い歓迎を受けていた。もっとも、その熱い歓迎とは、雷属性の魔弾に爪と言う物だが、アンドロイドであるKOS-MOSは全く動じず、自分は貴方たちを守りに来たと機械のように告げる。

 

「信用ならないね。あんたもジュエルシードを狙っているぽいし」

 

「未来から来て守りに来たって言うの、普通に信じられないよ。コスモスさん。それに私の苗字、ハラオウンじゃ無くてテスタロッサだよ」

 

「護衛対象の信頼度、さらに低下中。敵対行為を防ぐため、貴方たちに私の任務と貴方たちの脅威についてお話します」

 

 余りに信用されないため、KOS-MOSは自分の任務とネオ・ムガルについて二人に教えた。

 

「理由は分かった。でも、なんで私まで狙われたか…」

 

「そうだよ。あいつだけ狙えば良いじゃないか。なんで私達まで…」

 

「それはお答えできません。いずれ時が経てば、分かる事でしょう」

 

「ちっ、それが一番信用できないね! でも、あいつ等を止めてくれるってんなら、あんたをここに置いても良いけど…」

 

 これにフェイトは疑問を抱き、アルフは自分達まで狙われる理由まで問うたが、KOS-MOSは答えられないと返す。これにアルフは更に警戒心を強めたが、ネオ・ムガルまで居たらジュエルシード集めが困難を極めるため、仕方なくKOS-MOSを仲間に引き入れた。

 ジュエルシード争奪戦の相手が、なのはとユーノだけになったことに、フェイトは安心しきる。

 

「うん、コスモスさんが居れば、私たちはあの子達だけに集中できる。あの筋肉と大剣の人は、コスモスさんの言う通り、私達が手を出して来ない限り攻撃してこない。多少の心配はあるけど、ありがとう、コスモスさん」

 

「私を信頼してくれてありがとうございます。貴方たちは貴方たちの任務を優先してください。ネオ・ムガルに関しては、私にお任せを、にゃ」

 

「そのにゃってのは何なのさ? あんた、猫型のアンドロイド?」

 

「質問の意味、分かりません」

 

 こちらが手を出して来ない限り、シュンは攻撃に加わって来ないとも分かったので、フェイトは多少の心配を抱きつつも、第三勢力からの介入を阻止てくれるKOS-MOSに感謝する。

 その感謝をありがたく受け入れれば、語尾にまたあれを入れてジュエルシード集めに集中するよう告げる。これにアルフが何か言ったが、それがバグであることに気付いてないのか、KOS-MOSは質問の意味が分からないと返す。

 

「取り敢えず、ご飯にしようか。お腹減ったし」

 

「うん、私もペコペコだよ。さぁ、早く」

 

 腹が減っていたのか、にゃについては触れず、フェイトは冷蔵庫に向かう。

 アルフもこれに喜び、彼女が出すドックフードを食べようと冷蔵庫へ向かう中、KOS-MOSは冷凍庫より冷凍食品を取り出すフェイトを見て、言い止める。

 

「冷凍食品による夕食は、成長期の少女の健康状態並び成長に余り良くありません。冷蔵庫の中身を見せてください」

 

「なんだい? アンタも食べたいって言うのかい、猫耳ロボ」

 

「良いけど…」

 

 突然、冷蔵庫の中身を見せろと言い始めたので、フェイトは彼女に冷蔵庫の中身を見せた。

 冷蔵庫の中身を数秒ほどで確認した後、KOS-MOSは一般女性の服装をネットで検索し始める。

 

「成長期における食生活に多大な欠落あり。この時代の一般女性の服装を検索…検索終了。繊維ならび材質生成、着ます」

 

「これも魔法…?」

 

「多分、そう…」

 

 突然、この時期における一般女性の服装を検索し終えた後、彼女は身体を光らせてその服装を身に着けた。

 数秒後、そこに居るのはカジュアルな服装を着こなすモデルのような女性であった。正体は言うまでも無く、KOS-MOSだ。

 

「着衣完了。これより、成長期における少女に良いメニューの材料の買い出しに向かいます。お財布の提供をお願いします」

 

「え? あぁ、うん」

 

 自分に似合った服装を着こなすKOS-MOSに、フェイトは懐に仕舞ってある財布を渡す。

 

「買い物に支障なし。これより買い物に行ってきます」

 

「えぇ…いってらっしゃい…?」

 

 財布の中身を確認した後、KOS-MOSは成長期のフェイトに健康的な食事をさせるため、買い物へと出掛けた。

 こうして、今と未来を守るための、この過去の世界におけるシュンと助っ人であるKOS-MOSの生活が始まった。




今週のr、ではなく中断メッセージ。

T-elos「コスモスゥ! なぜ奴が出れて私が出られいんだ!?」

アシェン「T-エロスか。お前では、シュンを薄い本的にテロッテロに出来ないからだ」

T-elos「黙れポンコツめ! 私は色仕掛けなどしない! それに私に興味あるのはKOS-MOS。ただそれだけだ」

アシェン(コードDTD発動)「うほっ! キマシタワーだわこれ!」

ラミア「アシェン姉さま。取り敢えず自重してください。熱くなり過ぎて、コードDTDが発動しちょっとりまんねん」

T-elos「貴様ら、いい加減にしろ! 私とKOS-MOSはそのような関係では無い!」

アシェン「モッコス×T-エロス! これは既に使ったネタだけど、結構売れそうだね!」

ラミア「まぁ、確かに売れるもんですけど。取り敢えず、T-エロスが受けじゃなくて、攻めの方じゃないっすか?」

アシェン「うむ、それもそうだな。足でモッコスのあそこを足コキ、いや足マンで…」

T-elrs「き、貴様ら…! 相転移砲で吹き飛ばしてやる!」

ラミア「っ!? 不味い! 姉さま、ここはズらかりましょう! おっぱい砲、着ます!」

アシェン「取り敢えず、KOS-MOSの攻めの場合も考察しつつ、退避開始!」
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