「ゆき~お風呂沸いたよー」「はーい、今行くよ~」
どうもみなさん雪です、永琳との修業が終わって2年ほど私にとって特に変化のない日々だった。ただ永琳は日に日に忙しくなっていった。なんか職場のお偉いさんと会議にしょっちゅう出るようになった。理由は分かんないけどね。
「早く服脱ぎなさーい。もうさすがに慣れたでしょ?」「う~ん、、、脱げないよぉぉぉ~」なぜこんなに苦戦しているかというと初めて永琳に会ってから「服が足りないでしょ?」と言われ買ってきてもらったやつなんだけど、、尻尾がただでさえ大きいのに穴が小さいんだよね。穴を大きくしたら見えちゃうかもだし////と言う訳で現在もまだ永琳に手伝ってもらっています。「相変わらずねー早く服ぐらい自分で脱げるようにしなさい」「は~い」ぬぎぬぎ(ほんっとに可愛いわね)「まぁいいわ、体が冷える前に湯船につかりましょう」ザバァァー「ふぅ~生き返るぅ~」思わず声が漏れる。お風呂あるあるだね!「それにしても何度見ても違和感しかないわね。、、、その尻尾。ぷふっ」永琳が水にぬれた私の尻尾を見て笑ってきた。「むぅ~何回も同じこと言わないでよ~」今現在私の尻尾は水にぬれてものすごく細くなっている。自慢の尻尾も水には勝てないよ、、そんなことより、、、「いいなぁ~」ボソッ「へっ、なにが?」「なんでもないっ!」毎回永琳とお風呂に入ると劣等感しか出てこない、、、そりゃ私にも少しはあるけどさ?あるよ!少しならあるもん!目の前であんなものをたたきつけられちゃねー「ちっ!」「?」見ないでおこう、そうしようこれからに自信が持てなくなりそうだし、、、「そんなことより、永琳、なんで最近忙しそうなの?」「ん~まぁあなたなら問題ないかしらね、、「?」実は」、、あと数年したらここ、、、つまり地球は大規模な地殻変動が起きるの、、、」「え?」「つまり地球上の生物が一度リセットされるのよ。だから私たちは月に行こうとしてるの。
生き残るためにね。幸い私たちには技術がある。だからしばらく極秘にロケットの建造をしていたのよ。、、どうしたの?」「、、、私はどうしたら?どうしたらいいの?まだいきていたいよ!」涙目(もう泣いてる)になって詰問する私を永琳が優しくなでてくれる「大丈夫よ。そのことで上の連中と掛け合っていたのよ。だから最近会議が多かったわけ。納得?」「うん、、でもどうするの?」「答えは簡単。雪が入ったカプセルをマントルまで沈めて地殻変動が終わり大気諸々しっかりと安定したら浮上するプログラムを組んどけばいいわ。こんな簡単なことなのに上の連中は妖怪だからーという理由だけで許可をなかなか出さなかったのよホント頭の固い奴ら!」「ごめんね永琳私のために、、、」「可愛い雪のためだもの。苦労は惜しまないわ」「あ、ありがと、、」正直びっくりしている。ここまで永琳が手を回していたと思うと感謝してもしきれなくなりそうだった。「さっ、髪の毛洗ってもう出ましょう。のぼせるわよ?」「うん、、、永琳、ほんとにありがとっ」「どういたしまして」
このあと私たちはいつも通り髪を洗って風呂を上がった、、さりげなく永琳に胸をもまれたのは内緒/////////
出発の期間がまじかに迫ってきた私はみんなよりも先に行くことになっていた。」私が入るカプセルは
すでに最終段階に入っていた。「結構大きいんだね、、、」目に入ったのは二階建ての一軒家くらいの高さがある細長い物体だった「今ある科学技術の粋を集めたものよ。安全性は保障するわ」「ん、わかった。それじゃ、行ってきます!!永琳!!」最後にしっかりとあいさつして入口へ向かう「行ってらっしゃい。いつかまた会えることを祈ってるわ!!」永琳からの言葉を背中に受け中に足を踏み入れる。<油圧ロック開始!作業員は最終確認を終えたのち速やかに退避せよ!ポッド投下まで10分!>現場監督らしき人から指示が飛び作業していた人が続々と退避していくゆっくりと閉まっていく扉が閉まりきる前にこちらを見ながら涙を流している永琳に私は最大級の笑顔を送った<<投下まで残り1分、59,58,57、、>>カウントダウンが始まり私は慌てて座席に座る<<10,9,8、、>>「、、、この地上ともしばらくバイバイなんだね、、、、」ふと思ったことを口に出す。こうでもしないと息が詰まりそうだった。<<5,4,3,2、1、投下!!>>ガコンッという音とともに重力に従い自由落下をしていく。<<深度50,100,150、、、>>「上に上がれるのは何年後になるのかな?」これから一人になると思うと寂しくなり私はひっそりと泣いていた・・・・・・