コードギアス反逆のルルーシュ 道化師は魔王の為に   作:悪逆皇帝

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今回はちょっと短めです。
これでシンジュクの話は終わりです。
それでは皆さんよろしくお願いします!!


無と道化と魔女

ここはシンジュクゲットーの廃ビル。

そこでは今ビルの奥にある部屋でゼロが枢木スザクを仲間にしようと説得をしていた。

クラウンはそれが終わるのを榛名たちと共に待っていた。

 

「クラウン。ゼロは枢木スザクを仲間にできると思いますか?」

 

榛名は待つことが退屈だと思い始めたらしくクラウンにそう聞いてきた。

 

『高い可能性で枢木はゼロの仲間にはならないだろう』

 

「何故ですか?枢木スザクだって日本人ですよ。日本を解放するためならゼロの力はとても心強いじゃないですか」

 

ジノの言うとおり、今回のことでゼロの能力の高さがよくわかった。

ゼロの力なら自らの軍隊を作り上げることもでき、その能力を最大限に引き出せたらブリタニアを倒すことは不可能とは言えないものだ。

 

「アイツはブリタニアを中から変えるって言ってる奴だ。テロなどといった手段には否定的な奴だ。そんな奴が今更仲間になるわけないさ」

 

ジノの問いに代わりに答えたのはビャッコだった。

スザクはブリタニア軍に入る前に、枢木家を含むキョウト六家にブリタニアの中から変えると宣言をしたそうだ。

当然、キョウト六家はこれを取り入れるわけもなく、枢木スザクは枢木家に勘当された。

ビャッコもその場にいたのでそのことはよく分かっているようだ。

 

「では何故ここに残っているんですか?既に報酬も受け取っているんですからこの場を去ってもいいのでは?」

 

榛名はそう言いながら手に持っているトランクケースをクラウンに見せた。

 

そのトランクケースの中には今回の手伝いの報酬として貰ったあるナイトメアのデータの資料があった。

 

前々からナイトメアの強化や製造の為にそのデータを手に入れたかったのだが、中々見つけることが出来ずに困っていたのだが、ゼロがそのデータを持っていたので今回は手伝ったのだ。

 

『ただ、少し話すだけさ。時間はそんなにかけないつもりだ』

 

クラウンはそう言うと、それ以上なにも話すことはないというかのように黙った。

榛名たちもこれ以上深く詮索する気はないのか黙ってゼロが出てくるのを静かに待った。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆

 

しばらく待っているとゼロがやって来た。

予想通り。スザクは仲間にならなかったようで、どことなくゼロがイライラしているのが感じ取れた。

 

「やぁゼロ、気分はどうだい?」

 

『………何のようだ。約束のものは既に渡したはずだが』

 

「なに。少し君に提案があるんだよ」

 

『提案だと?』

 

「ゼロ。私と同盟を結ばないか?」

 

クラウンのその言葉にゼロだけではなく、彼の後ろにいた榛名たちも驚いた。

 

『………理由を聞かせてもらおうか』

 

ゼロは怪しいと思っているのか少し警戒しながらそう聞いてきた。

それはそうだろう。数回しかあったがない人間が同盟を申し込んできたのだ。

警戒するのは当たり前だ。むしろ、警戒しないような奴だったならこんなことは言わない。

 

「簡単なことだ。私はあなたの力が欲しい。

ブリタニア軍からナイトメアを強奪し、あまつさえその強奪したナイトメアとその場にいたテロリストだけでブリタニア軍を壊滅まであと少しのところまで追い詰めたあの戦略。

是非とも欲しいと思ってな」

 

俺は嘘偽りのないようちゃんと言った。

これから本格的にブリタニアと戦うなら少しでも戦力は欲しいのだ。

それが強力なものなら尚更だ。

 

『………1つだけ聞いてもいいか?』

 

「答えられる範囲でならいいぞ」

 

『では聞こう。お前たちは何故ブリタニアと戦うんだ?』

 

ゼロがそう質問してきた。

 

何故、か………理由なんて俺たちは全員バラバラだ。

 

 

ジノやモニカは俺の騎士として忠誠を誓ったから

 

 

ビャッコは己の大切なものを奪ったものたち全てに復讐するため

 

 

榛名は俺に助けられた恩とブリタニアを倒すため

 

 

神羅や他の日本人は奪われた祖国を取り返すため

 

 

その他にも色々な人が色々な理由を持っている。

でも、俺の戦う理由なんてとっくに決まっている。

 

「……私がブリタニアと戦うのは私にとって大切な人を殺された復讐。そしてこんな私と共に戦ってくれるものたちの為に世界を平和にするためだ」

 

『………そうか』

 

ゼロはクラウンの言葉を聞くと後ろに振り向き、その場を去ろうとした。

 

『同盟に関してだが互いにまだ完全に信頼できることが出来ないからまたにしてくれないか?』

 

「いいさ、ブリタニアと戦うのならまた会うことがあるだろうしな」

 

そのままゼロはビルの外に出た。

クラウンもまた榛名たちを連れ、反対側へと歩きだした。

 

 ◆ ◆ ◆

 

「魔王と道化師が出会ったか」

 

ゼロとクラウンがいたビルよりも高い位置にあるビルの屋上からC.C.が見ていた。

 

「だがこれはまだ始まりに過ぎない。クラウン――いや、リオンには頑張ってもらうしかないな」

 

C.C.は妖艶な笑みを浮かべながらその場から離れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――あぁ、早く会いたいものだな。私の愛しい魔王―――ルルーシュに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――これは未来に魔王と呼ばれるルルーシュと道化師と呼ばれるリオンによるブリタニアへの復讐。そしてブリタニアに隠された陰謀との戦いの物語である。

 

 

 

 

 




いかがでしたか?
ちなみに最後のC.C.の言葉は後々明かされる予定なので楽しみにしてください。
多分ギアスは今年はこれが最後の投稿だと思います。
それでは皆さんまた見てギアス!!
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