コードギアス反逆のルルーシュ 道化師は魔王の為に   作:悪逆皇帝

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今回は前半はリオン、後半はルルーシュの視点で話をします


黒の騎士団誕生

第二皇女コーネリア・リ・ブリタニアがエリア11の総督になってから二週間が過ぎた。

コーネリアはその軍事力によって数多くのエリア11のレジスタンスが壊滅された。

白銀の方舟のアジトがあったアオモリゲットーにもコーネリアの部隊がやって来たが、事前にコーネリアがやって来ることはわかっていたので、コーネリアが来た頃には既にアジトの移動は完了しており、今はヨコハマゲットーの地下を新たな拠点として使うため色々と設備の整理をしている。

そして書類整理をしていたリオンにモニカがあることを話した。

 

「蒼い亡霊?」

 

「えぇ今租界とゲットーで話題になっているらしいですよ」

 

―――蒼い亡霊

 

その存在が確認されたのはコーネリアが総督に着任してから数日後だった。

それは蒼く塗装された無頼。しかしその戦闘能力は無頼だからと言って侮ってはいけないものである。

これは噂であるがその機体はたった一機でサザーランド四機を無傷で倒したらしい。

性能で格段に劣る無頼で、しかも四機を相手に無傷というのはとても信じられるものではない。だがその噂をゲットーに住んでいる日本人の人々は信じている。

何故なら――

 

「その無頼はゼロと共に行動し、今までにエナジーフィラーとナイトメアの強奪、そして法で裁けないものを断罪しているそうです」

 

 

――――ゼロ

 

 

それはあの枢木スザク奪還事件によって注目を浴びている人物である。

 

 

ブリタニアからは『犯罪者』

 

 

レジスタンスからは『奇跡を起こす者』

 

 

それ以外の人々からは『謎の仮面』

 

 

印象はそれぞれ異なるが、ゼロという存在は決して無視できるような存在ではなかった。

クロヴィスの暗殺に枢木スザクの奪還。

ブリタニアを相手にこんなことをできた者は今までに一人としていない。

日本解放戦線にいる『奇跡の藤堂』でもこんなことはできないだろう。

故にコーネリアもゼロを炙り出すためにレジスタンスをかたっぱなしに壊滅させているのだ。

 

「それから、ゼロとその蒼い武頼のほかにも黒い服にバイザーをつけたレジスタンスの姿もあったそうですが恐らく………」

 

「あぁゼロの部下になった奴らだろう。恐らくはシンジュクゲットーの扇グループだと思うが」

 

エリア11のレジスタンスのグループについては以前からある程度調べあげていたので、あのシンジュク事変で戦ったレジスタンスがどこのものかについてはわかっていた。

だからあのゼロの指揮を認め、部下になったのだろうとリオンは思った。

 

「彼らは多くの人々から支持を持ち始めています。なにせやっていることは他のレジスタンスと違い民間人を巻き込んだりはしません。その上罪をおかしたものは日本人だろうとブリタニア人だろうと差別することなく断罪してます」

 

「フッ、まるで正義の味方のような存在だな」

 

まさか自らの軍隊をこんな短期間で造るとは恐れ入ったよ。ゼロ

 

「まぁ今はゼロのことは置いておこう。それよりもアジトの様子はどうなっている」

 

ゼロのことは今考えたところでしょうがないので今は自分たちのことを考えるのが先だと思い、モニカに訪ねた。

 

「アジトの完成率は79%で、ナイトメアの方も幹部の『タウラス』『カプリコーン』『キャンサー』の専用機が三機と量産機としてアレイオンと青嵐が完成しました。量産機の方はまだ数が揃いませんが順調に進んでるそうです」

 

「そうか。なら『ジェミニ』にはそのままナイトメアの開発を優先し、幹部全員のナイトメアが完成したら例のものを作るように言っといてくれ」

 

「わかりました」

 

モニカはそう言うと部屋から出ようと扉を開けようとしたが、その前に扉が開くとそこにはジノが立っていた。

 

「ジノ?何故あなたがここにいるの?あなたには仕事を頼んでいたはずですが?」

 

モニカはジノに笑顔でそう聞いた。しかしその目は決して笑っていないことに気づいたジノは慌てながらもちゃんと答えた。

 

「し、仕事の方はちゃんと終わらたぜ。ただ殿下に呼ばれて……」

 

「殿下に?」

 

モニカはリオンの方に顔を向けるとリオンはコクりと頷いたので、どうやら嘘ではないようだ。

 

「実は――――」

 

 ◆ ◆ ◆ ◆

 

「―――――では予定通りに動いてくれ」

 

シンジュクゲットーのとあるビルの一室にてそんな怪しい会話があった。

その部屋には四人の人がいた。

 

ゼロという仮面を持つルルーシュ。

 

ルルーシュの共犯者C.C.

 

ルルーシュと契約を結んだライ

 

そして――

 

「ルルーシュ。扇さんは何て?」

 

「既に準備は済んでいるだそうだ」

 

カレン・シュタットフェルトまたの名を紅月カレン。

シンジュク事変にてグラスゴーで戦っていたレジスタンスのパイロットである。

何故彼女がルルーシュがゼロであることを知っているのかと言うと、ルルーシュとライがブリタニアの汚職政治家を断罪したときのことだった。

ライが武頼でその政治家のボディーガードとして雇われていたサザーランド四機を

陽動している間にルルーシュがその汚職政治家の汚職の証拠を集めていた。

しかし、運の悪いことに護衛の人間に見つかってしまい、証拠は全て手に入ったが逃げる途中に銃弾が当たり、 ゲットーで気絶してしまったところをカレンに見つかってしまったのだ。

最初はライにカレンに『ゼロの正体を忘れろ』とギアスをかけてもらうつもりだったのだが、ライとC.C.に『カレンには正体を教えておこう』と言われてしまったのだ。

ルルーシュは色々と文句を言ったが、ライがギアスを使わないと頑なに言うので、仕方なくカレンに教えることになった。

 

「いよいよだね」

 

「ああ、これが日本解放の第一歩になるだろう」

 

「そしてブリタニアを倒すための第一歩でもあるか………」

 

「そうだ」

 

ルルーシュはC.C.にそう言うとゼロの仮面を取った。

ライとカレンもそれぞれ手に持っているバイザーをつけた。

 

「さぁ、正義の味方をしようじゃないか」

 

ルルーシュはとても正義の味方には見えないような笑みを浮かべながらそう言ってライとカレンと共に部屋を出た。

C.C.はルルーシュたちが部屋から出ていくのを確認すると笑みを浮かべながら壁にもたれ掛かった。

 

「ルルーシュを守る騎士が二人揃ったか。何心配するな、あいつらならルルーシュを裏切ることはないさ」

 

C.C.はまるで誰かと話してるかのようにそう言ったが、それは誰の耳にも入ることはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、カナガワゲットーの港区にある麻薬――リフレインの製造工場が破壊され、リフレインを製造していたパルス公爵が拘束されていて、ブリタニア軍に捕まった。

 

そしてパルス公爵の部下の一人があることを言った。

 

自分たちの前に現れたのはゼロと蒼い亡霊と黒い服をきた集団だった。

そして彼らはこう言った。

 

 

 

――――我々の名は『黒の騎士団』!!

 

 

 




オレンジ事件、サイタマゲットー、河口湖事件といった重要な話を何故消してしまったのだろうか………
これもすべて作者の能力がないのが悪いのですね………
早い段階でカレンにゼロの正体ばらしました。これが物語にどう影響するか、お楽しみにしてください
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