コードギアス反逆のルルーシュ 道化師は魔王の為に   作:悪逆皇帝

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今回からナリタに入ります。
ナリタ編はいくつの話に分けて投稿するのでよろしくお願いします
では、本編をどうぞ


ナリタ攻防戦・一~乱戦

黒の騎士団が現れてから数ヵ月がたち、季節は冬になった。

黒の騎士団は着々と力をつけており、キョウトも紅蓮弐式を与えることを決めたそうだ。

そしてブリタニア軍の方でもいよいよ本格的に行動を始めていた。

 

 

ナリタ連山

 

 

そこには日本最大の反ブリタニア勢力『日本解放戦線』の本拠地がある。

日本解放戦線はナリタ連山を要載荷しており、砲台やナイトメア射出口などが造られていた。

 

そしてそのナリタ連山ではコーネリア率いるブリタニア軍と日本解放戦線の戦いの火蓋が切って落とされたのだった。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆

 

ブリタニア軍と日本解放戦線の戦いは日本解放戦線が押されていた。

ブリタニア軍の奇襲というのもあるが、元々の戦力に歴然とした差があったのだ。

日本解放戦線の戦力は戦車や固定砲台などといった古い武器。そしてブリタニアから横流した第四世代量産機ナイトメアグラスゴーを改良した無頼だ。

対するコーネリア率いるブリタニア軍の戦力は最新鋭の第五世代量産機ナイトメアのサザーランドとコーネリア率いる親衛隊のグロースター、さらに第七世代ナイトメアランスロットが拠点のGー1ベース付近で待機しているのだ。

日本解放戦線はナイトメアの性能も数も劣っており、『厳島の奇跡』と呼ばれた藤堂鏡志郎とその部下である『四聖剣』たちも今はキョウトにナイトメアを取りに行っていて、ハッキリ言えば戦力が圧倒的に足りないのだ。

現に今もコーネリアの親衛隊によって日本解放戦線は少しずつだが追い詰められていた。

だからコーネリアたちブリタニア軍は勝利を確信していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――しかし、この戦いにイレギュラーがは起こった。

突如巨大な山崩れが起こり、ブリタニア軍と日本解放戦線を襲った。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆

 

「いやー。派手になったもんだな。黒の騎士団も」

 

「えぇ。まさかこんな策があるなんて……」

 

ここはナリタ連山から少し離れたところの森のなか。

ジノとモニカは双眼鏡でナリタ連山の山頂にいる黒の騎士団を眺めながらそういった。

 

 

―――そう。先程の山崩れは黒の騎士団が人為的によって起こしたものだったのだ。

 

 

黒の騎士団がキョウトから貰った純日本製ナイトメア『紅蓮弐式』には 右腕に内蔵された、「輻射波動機構」と呼ばれるマイクロ波誘導加熱ハイブリッドシステム。このシステムは右掌から高周波を短いサイクルで対象物に直接照射することで、膨大な熱量を発生させて爆発・膨張等を引き起こし破壊するというものがあるらしいので、それを利用したのだろう。

その証拠に山頂にいる武頼とは全く異なる姿の赤いナイトメアが地中に刺さっている何かを巨大な銀の爪が備え付けられた右腕で掴んでいるのが見えたのだ。

 

『いくら黒の騎士団に戦力が集まってきているといっても所詮は元レジスタンスたち。コーネリア率いる正規軍と正面から戦って勝てるはずがない』

 

「だからゼロはこのような奇策を使ったと言うことですか?」

 

『そういうことだ。』

 

リオンはそう言いながら自身のナイトメアの最終チェックをおこなっていた。

 

「でも念のために民間人の避難をしておいてよかったですね。あれ、町の方までいってましたし」

 

ジノの言う通り、山崩れは戦場だけでは収まらず、近くの町全体を飲み込んだ。

リオンは事前に何が起こるかわからないということで、神羅たちにまだ町に残っていた住民たちを避難させといたのだ。

 

『さて、無駄話はここまでだ。各自、持ち場についてるか』

 

リオンは変声機越しでそれぞれ離れた位置にいる幹部たちに確認をとった。

 

『こちらタウラス。予定通りビスケスと共に第三、第十部隊は後五分ほどでコーネリアの親衛隊に遭遇する』

 

『こちらスコーピオン。カプリコーンとバルゴ、及び第四、第五、第十二部隊はコーネリアたちと別れた部隊の制圧を始めます』

 

『こちらジェミニ。住民たちを安全な場所まで避難したよ。既にアリエスとキャンサーたちを援護に向かわせたよ』

 

『各自準備は整っているようだな。では再度作戦内容を確認する!狙いはブリタニア第二皇女コーネリアと日本解放戦線の片瀬少将の捕縛だ!!この戦いで我々の存在を世界に知らせるのだ!』

 

『『『『『了解!!』』』』』

 

こうしてブリタニア軍と日本解放戦線の戦場に黒の騎士団と白銀の方舟が参戦した。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆

 

ナリタ連山の中腹地点で一機のナイトメアが暴れていた。

そのナイトメアが通った道の後には数機のサザーランドの残骸があった。

そのナイトメアは翡翠色の装甲に頭部には一本の角が生えていた。

武装は薙刀のような柄が長く、先端にはランスロットのMVSと同じようにサクラダイトで造られた刃がついていた。

 

―――華武兜(かぶと)それがこのナイトメアの名である。

 

 

『ばかめ!後ろががら空きだ!!』

 

 

一機のサザーランドがそう言いながら華武兜の背後からショットランサーで華武兜のコックピットを貫こうとしたがその前にそのサザーランドのコックピットを水色に塗装されているグロースターがショットランサーで貫いた。

その水色のグロースターは両肩にはザッテル・ヴァッフェ、左腕にはバズーカをつけていて、右手にショットランサーを構えていた。

その後ろには十五機の無頼がいた。

 

『先攻しすぎですよタウラス。もし幹部の貴方が殺られたらどうするつもりですか』

 

『すまん』

 

グロースターのパイロットである『ビスケス』――クロア・バロンは華武兜のパイロットの『タウラス』――山本武蔵にそう注意した。

 

『分かってくれたならいいですよ。それよりも……』

 

『あぁ、親衛隊のお出ましのようだな。各自、戦闘体勢をとれ!』

 

『『『『『承知!』』』』』

 

武蔵の言葉を聞いた無頼のパイロットたちはアサルトライフルを構えた。

そして武蔵たちの前に二十機のサザーランド。そしてコーネリアの親衛隊の証であるグロースターが二機現れた。

 

『テロリストが!このブラドのグロースターの剣の錆びにしてくれる!!』

 

そう言うと一機のグロースターがヒートブーレードを降り下ろしながら突撃してきたのを華武兜の薙刀で防ぐ。

それにより他のナイトメアも戦闘を開始した。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆

 

武蔵たちと離れた場所でも戦闘は行われていた。

しかし戦況は白銀の方舟の方が押していた。

 

 

―――量産型ナイトメア『青嵐』

 

 

両肩にはキャノン砲がついており、右腕がガトリングガンとなっていて、左腕にはアサルトライフルを持っている藍色に塗装されたナイトメアである。砲撃と銃撃に特化したナイトメアで、ブリタニア軍のナイトメアは近づくことは愚か、回避した場所に的確に攻撃されてしまい、徐々にブリタニア軍のナイトメアは数が減っていた。

青嵐の後ろで神羅がスレイプニールのコックピットの中で指示を出していた。

 

『第四、第五部隊はそのまま牽制を続けてください。第十二部隊は飛び出してきたナイトメアに砲撃をしてください』

 

『『『了解!!』』』

 

『カプリコーンとバルゴは前衛として出てください。援護はこちらで行います』

 

『了解。任しとけ』

 

『かしこまりました。援護お願いします』

 

スレイプニールの横にいた廻転刃刀を構えている武頼改とガトリングランスを構えている灰色のナイトメア――ニーズヘッグが攻撃するためにランドスピナーを回転させ、突撃した。

 

『さぁ、楽しもうぜ!!』

 

『あなたたちに許しは乞いません』

 

グレイドのパイロット――ラルフ・アーノインは愉快そうに、武頼改のパイロット――神無月志穂は坦々とした様子で突撃した。

 

『迎え撃て!我が眷属たちよ!』

 

『『『『『イエス、マイ・ロード!!』』』』』

 

コーネリア親衛隊の証であるグロースターのパイロット――の声を切っ掛けに、サザーランド部隊も突撃した。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ 

 

そしてブリタニア軍と戦っているのは白銀の方舟だけでなく黒の騎士団もである。

そこには一機の青い無頼がいた。

その無頼は廻転刃刀でサザーランドを切り裂いていく。

 

『なんだこの青いナイトメアは!?』

 

『怯むな!!相手はたった一機なんだ!一斉に攻撃しろ!』

 

隊長らしき男がそう言うと、五機のサザーランドがアサルトライフルの弾丸を放つ。

しかしその無頼はすべての弾丸をかわし、更にスラッシュハーケンを放ち、一機のサザーランドのコックピット部分に当たり、爆発した。

 

『ば、馬鹿な!?あの弾丸をすべてかわしただと!?』

 

相手の機体が特派の第七世代ナイトメアランスロットのら納得できただろう。

しかし、あの青いナイトメアはブリタニアから横流したグラスゴーを改良したしただけの機体のはずだ。

こんな芸当が出来るわけがない。

 

『接近戦で方を付けるぞ!こいつは危険だ!!』

 

『『『イエス、マイ・ロード!!』』』

 

隊長の指示に従い、全員がスタントンファを構え、青い無頼に突撃してきた。

青い無頼は廻転刃刀を構え直し、こちらも突撃した。

 

 

―――それは一瞬の出来事だった。

 

 

一機目を上から真っ二つに切り裂き、返す刀で二機目を斬る。

三機目と四機目は三機目のスタントンファを青い武頼も同じようにスタントンファで受け止め、二機を一気に廻転刃刀で胴体を貫いた。

すべての攻撃を終えた青い無頼の武頼の後ろでは爆発したサザーランドが燃えていた。

 

「ふぅ、これでここにいるサザーランドは全部倒したか……」

 

無頼のコックピットの中でライは一息ついた。

数にして十七機。それがライが一人で倒したサザーランドの数である。

ライはゼロ=ルルーシュに指示されて、部隊を引き連れずに一人でここに来たのだ。

無論、黒の騎士団からは何人かに危険すぎると言われたが、ライの操縦技術なら問題ないとゼロに言われ、ライ自身も問題ないと宣言したので、黒の騎士団も認めたのである。

 

「さて、ルルーシュたちの援護にでもいくか」

 

そう言うとライは無頼を動かし、ルルーシュたちのいる方向へと向かおうとした。

―――しかし、その直後にコックピットの画面にUnknownとついたナイトメアが四機やって来るのが分かった。

ライはその方向に向き直り、警戒した。

 

『こちら白銀の方舟の総帥クラウンだ。そちらは黒の騎士団のメンバーか?』

 

――――これが、ライとクラウンのはじめての出会いだった。




ナイトメアの名前を考えるのが難しいです………
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