コードギアス反逆のルルーシュ 道化師は魔王の為に   作:悪逆皇帝

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ガンダム鉄血のオルフェンズ面白いです
三日月の戦いに興奮していると手が進みます


ナリタ攻防戦・四~終戦

枢木ビャッコは元々は枢木家の分家の出身であった。

ビャッコと姉のキリン以外の家族が病死したために枢木ゲンブが養子として貰った。

二人は次期党首のスザクを助けるために政治などを学ばされたり、鍛えるためにスザクと共に藤堂に鍛えてもらっていた。

しかしブリタニアが日本を攻めてきたとき、ゲンブが自害してしまい、党首がいなくなった枢木家は実子であるスザクが党首になるはずだった。しかしスザクはあろうことか名誉ブリタニア人になりブリタニア軍へと入隊したため、枢木家の中で最も信頼を得ていたキリンが党首になった。

キリンが党首になった頃からレジスタンスや日本解放戦線がブリタニアにテロをおこなっていたために、ゲットーに住んでいる人たちが巻き込まれて多くの人たちが死んでいった。

それを見たキリンはテロではなく話し合いで日本を取り戻そうと呼び掛けていた。ほとんどの人はくだらない考えだと否定していて、ビャッコもこの考えには賛同できなかった。

だが、それでも賛同するものは少なからずおり、その行動は次第に日本人だけではなく一部のブリタニア人も認めようとしていたものだった。

しかし、彼女たちを認めなかったブリタニア軍は枢木スザクに枢木キリンとその仲間を指定した場所に来るように伝えろと命じた。

結果、スザクを信じたキリンたちは待ち伏せていたブリタニア軍によってキリン以外の仲間たちはキリンを庇って全員死んでしまい、キリンに止めが刺されたそうになったところを物資の搬入として通っていたリオンが無頼で助けたが、キョウト六家の医療班が治療を施しても傷を直すことには成功したが意識は戻ることはなかった。

それからだった。収まろうとしていたテロがさらに激化したのは。

そしてなし崩し的に残っていたビャッコが枢木の党首になるはずだったがビャッコは党首にならず、姉を助けてくれたリオンの『白銀の方舟』に入った。

そしてビャッコは専用機を手にいれるまでの力を手にいれた。

 

 

―――全ては枢木スザクを殺すために

 

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

「バカな………あの白兜に乗っているのがスザクだと………」

 

ランスロットとの戦いで紅蓮弐式の輻射波動機構が壊れ、玉城と扇はカレンを助けに行き、ランスロットはルルーシュの無頼に狙いを定めようとした瞬間、コーネリアを襲う謎のナイトメアを見つけ、ランスロットはそれを庇うためにそのナイトメアの前に移動し、さらにはこれ以上の戦闘は無意味だと説得までしたのだ。

しかし、そのナイトメアのパイロットの言葉によりルルーシュはランスロットのパイロットがスザクだと知った。

 

「(バカな………なら、あのシンジュクゲットーのときもアイツが………)」

 

謎のナイトメアのパイロットの言葉にルルーシュの思考は完全に停止していた。

 

『ルルーシュ!!』

 

突如、モニターからライの声が聞こえ、ルルーシュはすぐに思考を切り替えた。

 

「ライか!そっちの状況はどうなってる!!」

 

『何とか敵を倒すことはできた。だけど無頼が使い物にならなくなった。これ以上の戦闘は無理だ』

 

「そうか……」

 

ルルーシュは悔しそうに唇を噛み締めた。

カレンもライもナイトメアが壊れたことで黒の騎士団の戦力は半減している。

さらに今この戦場には二人のラウンズとトウキョウ租界から援軍としてコーネリアの親衛隊であるグラストンナイツがやって来ていた。

これ以上戦闘を続ければ黒の騎士団側に無駄な犠牲が出るだけだ。

 

「全軍撤退せよ!これ以上の戦闘は無意味に被害を増やすだけだ!!各自、指定ポイントに集合せよ!!」

 

『了解!!』

 

「今回はしてやられたが次はこうならないぞコーネリア」

 

ルルーシュはそう言いながら無頼のランドスピナーを回転させ、その場から去った。

――――スザクに対しての心の整理がつかないまま

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

「久しぶりだなスザク。お前が枢木家に勘当されて以来か?」

 

『ビャッコ…………』

 

ビャッコは嫌味ったらしく言うのにたいし、スザクは動揺していた。

だが、動揺していたのは一瞬ですぐに気を引き締めていた。

 

『ビャッコ、これ以上の戦闘は無意味だ。藤堂さんたちに降伏するように言ってくれ』

 

「無理だな。俺は日本解放戦線のメンバーじゃないから藤堂さんに何を言っても聞くわけないだろ」

 

『日本解放戦線のメンバーじゃない?なら、君は黒の騎士団に』

 

「てめぇには関係ねぇことだよ!!」

 

ビャッコはべリアルのランドスピナーを回転させ、メンチメイスを振りかぶりながらランスロットに近づき、頭部に向かって叩きつけた。スザクはそれをランスロットのブレイズルミナスで防ぐがメンチメイスの重量とべリアルのパワーによって強引に押されていた。

 

『っ!こんな戦いに何の意味があるんだ!!関係ない人々を巻き込んでまで戦うなんて!!』

 

「黙れ裏切り者!先に戦いを持ちかけてきたのはブリタニアだろうが!!この戦いも!日本を占領してきたあの時も!!」

 

ランスロットは右脚でべリアルの胴体を蹴り、べリアルのバランスが崩れたお陰で一瞬、力が緩んだのを見逃さず後ろに下がりながらヴァリスを放った。それをべリアルはメンチメイスで防いだ。

 

「ブリタニアのせいで今までどれ程の日本人が犠牲になったと思ってる!?奴隷のように扱われ!貴族ごときの気紛れで多くの人が殺された!そんな扱いに耐えろって言うのか!?」

 

『っ!?それは!君たちがテロなんて無意味なことをしてきたせいだからだろう!!テロなんてしなければもっと早くブリタニアに認められた筈だ!!』

 

それは、言ってはならない言葉だった。

何があっても、それだけは言ってはならない言葉だった。

お前たちの活動のせいで日本の独立が遅れているなど、日本解放を望んでいる者には言ってはならない言葉だ。

 

「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ビャッコは完全に理性を失った。

ただ目の前にいる裏切り者を殺すことだけを考えていた。

べリアルのメンチメイスを構え直してランスロットに突撃した。

ランスロットもまた二本のMVSを抜き、同じ様に突撃した。

今、裏切りの騎士と反逆の堕天使の戦いが始まろうとした。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

ビャッコとスザクが戦っているとき、リオンたち三人もラウンズと戦っていた。

戦闘をはじめてからかなりの時間がたっており、互いのナイトメアは既に満身創痍となっていた。

ジノのグロースターは左腕と頭部のファクトスフィアを破壊されており、右腕にはショットランサーが握られていた。

モニカのグロースターもまた同じ様に左腕と頭部のファクトスフィア、両肩のザッテルバッフエが破壊され、右腕にはヒートブレードがあった。

そしてリオンのアドラメレクが最も損傷が酷かった。

頭部と両腕が完全に破壊されていて、残りの武装はスラッシュハーケンのみとなっていた。

相手のランスロット擬きはヴァリスとスラッシュハーケンが破壊され、右脚のランドスピナーも破壊されたため移動速度が半減していた。

相手のエナジーフィラーがどれ程残っているのかはわからないが、こちらのエナジーフィラーは十分な戦闘が出来るほどの量は残っていなかった。

 

『ここまでだな………』

 

既に目的の一人は捕まえたと連絡はきていた。コーネリアのことは口惜しいが、諦める他ないだろう。

 

『白銀の方舟のメンバーに告げる!直ちに撤退せよ!!』

 

『『『『了解!!』』』』

 

『これがラウンズの実力か。痛い出費をしたものだな』

 

「チャフスモークを展開します!!」

 

モニカとジノのグロースターからチャフスモークが流れ、ランスロット擬きの視界を遮った隙にリオンたちはその場から去った。

ランスロット擬きは右脚のランドスピナーが破壊されているため、うまくバランスがとれないようで、追いかけてくることはなかった。

チャフスモークが晴れた頃には既にリオンたちのアドラメレクの姿はなかった。

 

『………逃げられたか』

 

ランスロット擬き―――『マーリン』から聞こえてきたのは十代くらいの若い女性の声だった。

そして一機のグロースターがマーリンの近くにやって来た。

 

『手痛くやられたようですねベオウルフ卿』

 

『小言を言いたいならあとにしなさいクランク中佐』

 

『失礼いたしました』

 

そう言いながらクランクはグロースターを動かし、マーリンの肩を持ってGー1ベースへと帰艦した。

 

『やはり相手は噂の黒の騎士団でしたか?』

 

クランクは移動しているときに先程までクリスが戦っていた敵について尋ねた。

 

『多分黒の騎士団とは関係ないと思う。もし黒の騎士団の仲間ならあの機体をコーネリアの方に向かわせた筈だから』

 

ノネットからコーネリアを回収したと聞いたときにコーネリアを襲ったナイトメアのことを聞いたが、グラスゴー擬きの無頼が三機と新型が一機らしい。

もしさっきの敵が黒の騎士団ならグロースターの一機でもそちらにいく筈だ。

 

『では、第三の謎の組織と言うことですか?』

 

『恐らくね。しかもその組織はかなりの規模のものかもしれないわ』

 

ブリタニア製のナイトメアのグロースターやサザーランド。日本製の無頼や無頼改だけでなく謎のナイトメアたちが何機もいたことから有能な技術者が何人もいることがわかる。

そしてそのナイトメアたちを動かせるパイロットが十分な数がいる。

恐らく、組織としては黒の騎士団以上の存在だろう。

 

『エリア11。気を付けるのは黒の騎士団だけだと思ってたけど違うみたいね』

 

クリスはナリタ連山を見ながらそう言った。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

黒の騎士団と白銀の方舟のメンバーが撤退しているなか、ビャッコはまだスザクと戦っていた。

しかし戦いはスザクの方が圧倒的に有利だった。

怒りで理性を失ったリオンはひたすらメンチメイスでランスロットを叩き潰そうとしたために無駄な隙が出来てしまい、スザクはそれを見逃さずその隙をついて攻撃していた。

それによりビャッコのべリアルは装甲が所々欠けており、左手に握っていた短刀も折られ、ハンドガンの弾丸も尽き、膝をついていた。

 

『ビャッコ、投降するんだ。これ以上やっても無意味な行為だ』

 

「黙れッ!!貴様に投降するぐらいなら自害した方がましだ!!」

 

これはビャッコのただの強がりだった。

勝ち目は既に無くなっていたが裏切り者に投降し、ブリタニアに捕まるぐらいならここで死んだほうがましだと。

 

『なら、君はここで』

 

スザクは説得は無理だと思い、ランスロットのMVSをべリアルの胴体に向けた。

 

「させるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

『何っ!?』

 

突如崖の上から華武兜とギラファが落下しながらランスロットにそれぞれの武器で攻撃してきたが、ブレイズルミナスで軌道を変更させることで攻撃をいなした。

 

「大丈夫かビャッコ?」

 

「うわっ、ボロボロじゃねぇか。よく壊れてないな」

 

武蔵と大和は心配そうにビャッコに声をかけながらべリアルを立たせた。

 

「武蔵さんと大和さんですか。助けていただきありがとうございます」

 

「いいってことよ」

 

「それよりクラウンから撤退命令が出た。指定場所に向かうぞ」

 

「っ!?わかりました………」

 

ビャッコは目の前にいる仇を討てないことの悔しさに操縦桿を強く握りながら我慢した。クラウンの指示を無視して二人を危険にさらすことはあってはいけない筈だ。

 

「俺と大和てチャフスモークを展開する。その隙に逃げるぞ」

 

「了解…………」

 

『待てビャッコ!!』

 

スザクが何かを言ったようだが、それを無視して武蔵と大和はチャフスモークを展開した。

チャフスモークなのよって視界が遮られ、その隙にビャッコたちは逃走した。

 

「次あったときは必ず殺してやるスザク!!」

 

ビャッコはそう言いながら憎々しげに吐き捨てながらその場から逃げた。




今回でナイトメア戦は終わりですが、ナリタ編は次の話で終わりになります
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