コードギアス反逆のルルーシュ 道化師は魔王の為に   作:悪逆皇帝

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魔王誕生

レオンハルトの家に泊めて貰い一晩たち、朝になるとリオンはレオンハルトからバイクを借りると租界の中を走り回っていた。

 

「特に変わったことはないみたいだな」

 

リオンはバイクを止めると辺りを見回した。

因みにジノには榛名たちに租界で手に入れた情報を伝えるためにゲットーへと行かせた。

 

「やっぱり租界に詳しい奴で

も一緒に連れていったほうが良かったかもな」

 

最初はレオンハルトかマリーカと一緒に行こうと思ったのだが、レオンハルトはラバックたち情報部隊と一緒に租界の情報収集を、マリーカは白銀の方舟に提出するための情報をまとめているので二人を連れていくことは出来なかった。

そう思いながらリオンはまたバイクで租界を走ろうとバイクに乗ろうとした時、遠くの方で爆発のような音が聞こえてきた。

リオンは爆発音が聞こえた方を見ると遠くで煙が上がっているのが見え、周りの人々も煙の上がっている方を見た。

 

『おい、聞いたか?今純血派がテロリストを追い詰めてるってよ』

 

『マジかよ!純血派が出るってなにしたんだよ。そのテロリスト』

 

『何でもブリタニア軍が開発してた物が盗まれたんだとよ』

 

近くにいた男性たちがそんなことを話しているのが聞こえたリオンは頭の中で情報整理を始めた。

 

――エリア11のブリタニア軍のなかでも優秀な純血派が出るほど重要な物を盗んだテロリストが、もしこのままゲットーに逃げ込んだとしたら……

 

「あの女の言ってたことが本当になっちまう!!」

 

リオンは急いでバイクを発進させた。

目指す場所は榛名たちがおり、そしてテロリストの本拠地があるであろうシンジュクゲットー。

 

◆ ◆ ◆

 

男性たちの話しを聞いたリオンは榛名たちと合流するために、榛名たちがいるシンジュクゲットーへと向かうためにバイクで地下鉄の道を走っている。

 

「くそっ!なんでこんな時に通信機を持ってこないのかな俺は!」

 

二人が一つずつ通信機を持つ必要がないと思ったリオンはジノだけに通信機を持たせた。

だが今はジノはいないので榛名たちに連絡することが出来ないのである。

 

「これ以上先はバイクじゃいけないな……」

 

ある程度バイクで進むことが出来たが段々と道が粗くなっていき、とてもバイクで進めそうにない。

 

「仕方ない。ここからは歩いていくしかないか……」

 

リオンはバイクから降り、鍵をかけて先に進もうと歩き始めた。

 

 

 

 

「――動くな」

 

「っ!?」

 

鍵を持った直後、背後から声が聞こえ、振り向こうとしたが軍服を着た男が頭に銃を突き付けられてしまい、振り向くことが出来なかった。

 

「テロリストが地下を通って逃げていると聞いたがまさかこうも簡単に遭遇するとはな。さぁ手に持っているものを地面に落とし、両手を上に上げろ」

 

男の指示を聞いたリオンは持っていた鍵を地面に落とした。

 

「まさかこうも簡単に見つけることができるとはな。運がいいぜ」

 

男はテロリストを捕まえることが出来ることに優越感を感じているのか笑みを浮かべていた。

普通ならこのまま大人しく従うのが正しいのかもしれない。

だが……

 

「そう上手くいくかよっ!!」

 

リオンはそう言うと地面に落としていたバイクの鍵を踏んで壊した。

直後男の背後にあるリオンのバイクが爆発した。

 

「ぐはっ!?」

 

リオンは爆発した瞬間に前に転がることで爆発の影響を受けることはなかったが、男は爆発の衝撃をもろに受けたために壁に叩きつけられ、そのまま気絶した。

レオンハルトから借りたバイクには、いざという時のために小型の爆弾が詰められており、バイクの鍵を壊すことでバイクの中にある爆弾が機能して爆発するように白銀の方舟の技術開発部が作ったものである。

 

「とりあえずコイツをどこかに隠さなきゃな……」

 

リオンは気絶した男の肩を抱えるとその場を去るために移動し始めた。

 

◆ ◆ ◆ 

 

「さて、はやく榛名たちと合流しなきゃな」

 

リオンは男の軍服を奪い、近くに落ちていた少しボロいロープで軍服を脱がして裸にした男を縛ると、あまり人が通らないとはいえ、人の目がつかないよう瓦礫の間に隠した。

 

「さっきの男が言ってたことが本当ならテロリストは地下を通って逃げているってことだよな……」

 

そう判断したリオンはブリタニア軍人に遭遇したとしても大丈夫なように軍服に着替えると、周りに注意しながら地下を進んでいき、地上に上がるための階段についたその瞬間……

 

タァン!タァン!タァン!

 

「!?今の銃声は!?」

 

階段の上の方から銃声が聞こえ、リオンは足音をたてないようにしつつ、走って地上が見える場所に移動した。

 

「っ!?これは」

 

リオンが見たのはブリタニア軍によって銃で撃ち殺されたイレブンたちと頭に銃を向けていることから自害したと思われるブリタニア軍人たちの死体が辺りに転がっていた。

その死体が転がっている中でただ一人学生服を着た少年が立っていた。

リオンはその死体の山を見るよりもその少年を見て、驚きを隠せないでいた。

 

「何故、あなたがここにいるのですか

 

 

 

 

 

 

 

()()()

 

 

その少年は両目が紫色であること以外はリオンと瓜二つの姿をしていた。

 

彼の名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア

 

リオン・クライスの――否、リオン・ヴィ・ブリタニアの双子の兄である。

 

――魔王と道化師。

復讐を心に誓った二人によって世界は大きく変貌することになるとは、まだ誰も知らないことであった……

 

 

 

 

 




ルルーシュ登場!!
と言ってもまだリオンとは関わらせるわけにはいかないのでまだ再会はしません。
次かその次の話辺りからナイトメアの戦闘を始めようと思っております。
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