コードギアス反逆のルルーシュ 道化師は魔王の為に 作:悪逆皇帝
後、コードギアスの内容が上手く書けないので他の作品を書こうと考えております。
その時はその作品も読んでいただくとありがたいです。
シンジュクゲットーにブリタニア軍のGー1ベースの司令部に二人の男がいた。
一人はこのエリア11の総督であるクロヴィス。
もう一人は兵士の服装をしている少年で、右手には銃を持っており銃口はクロヴィスに向かれていた。
「やめろ!実の兄だぞ!?」
クロヴィスは体を恐怖で震わせながら少年に言った。
しかし少年はクロヴィスの言葉を聞いても銃口はおろさないどころか引き金を引こうとしていた。
「綺麗事だけじゃ何も変えられない」
少年は顔色を変えずそのままクロヴィスを撃った。
少年の名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア
ブリタニアに捨てられたクロヴィスの異母弟であり、先程までテロリストに指示をだしブリタニア軍を追い詰めていた張本人である。
◆ ◆ ◆
ここはシンジュクゲットーの端の方にある倉庫の1つでそこにリオンと白銀の方舟のメンバーがいた。
先程までここにいた彼らが助けたシンジュクゲットーの住民たちは今ここにはいない。
その理由はクロヴィスが突然の停戦を部下たちに命令し、さらにあろうことか傷ついたイレブンたちの怪我の治療まで行うと言ったのだ。
総督の命令を逆らうことができるはずもなくブリタニア軍は大人しくその場を退き、イレブンたちも怪我を治してもらうためにいった。
リオンは白銀の方舟のメンバーに今回の戦闘で破壊されたあるいはコックピットがないサザーランドの回収とナイトメアが故障していないかの確認をするよう指示を出すと自身は行きに使ったトラックにある自身の部屋に向かった。
部屋の扉を開け、中を見るとそこにはまるで嵐のあとのように散らかったリオンの部屋とそんな中で平気で仮眠用ベッドでごろついているC.C.がいた。
リオンは無言のまま部屋に入るとまずC.C.をベッドから落とした。
「いきなり何をするんだお前は」
「やかましい。あんたが俺の部屋をこんな散らかすのが悪いんだよ」
C.C.がジトッとリオンを睨みながらそう言ったが、リオンは関係ないと言わんばかりに部屋の片付けを始めた。
「で、どうだった?ブリタニア軍の最新式ナイトメアと戦って?」
C.C.が枕を抱えながら聞いてきた。
「……最初は三人だけどもなんとかなると思ってた。だけど……」
リオンは手を固く握っていた。
もしあの時敵の増援ががこないで戦闘を続けていたら三人のうち誰かが殺られていたかもしれない。
そう考えただけでもリオンは悔しかった。
「それで?これからお前はどうするつもりだ」
C.C.がそう言ってきた。リオンはC.C.の方を見ないで机の上に置いていたノートパソコンを開くと何か打ち始めた。
「何をしてるんだ?」
「今回の戦闘で手に入れたサザーランドの残骸とランスロットの右腕を俺たちの基地があるカナガワに運ぶように指示を出すのと今回の戦闘データを技術部隊に転送しているんだ」
C.C.が聞いてきたのでリオンは素直に答えたがそれ以降は会話をすることもなくC.C.はベッドに寝転がり、リオンはパソコンを打ち始めた。
「(あ、そう言えば榛名たちにC.C.のこと話してなかったや)」
リオンはふと、そんなことを思い出して手を止めたがまぁなんとかなるだろうと思ってすぐに作業に戻った。
◆ ◆ ◆
シンジュクゲットーの虐殺から次の日の夜。
ゲットーには至るところに先日の戦闘の跡が残っており、ゲットーにいる住民たちも目が死んでいるものばかりだ。
あの後、基地にいる技術部隊にランスロットとの戦闘データを送り、神羅と部隊の半分にサザーランドのパーツの山とランスロットの右腕を届けにいってもらうため昨日のうちにカナガワへと向かった。
ちなみにC.C.は朝起きたら勝手にどっか消えていた。
色々聞きたいことがあったがあったがまた会えるだろうと思い、特に気には止めなかった。
むしろ今はそれよりも―――
「――で、誰だったんですか?あの女は」
―――背中に阿修羅のオーラを纏っている榛名を何とかしなくてはっ!!
昨夜、自分の仕事を終わらせた榛名はリオンと少し話したいと思い、リオンの部屋にいったのだが、部屋の中にいたのは拘束着を着た女が一人いただけだった。
最初はブリタニア軍が潜入したかと思った榛名はC.C.を捕まえようとしたが、C.C.がその後言ったことが問題だった。
『私はあいつの契約者だぞ?』
と、C.C.が怪しい笑顔で言ったそうだ。それを聞いた榛名はどう言うことなのか聞きに来たそうだ。
あの魔女が……余計なこと言いやがって
「で?契約者って何?答えによっては………」
榛名はリオンの首もとに日本刀を当てながら言った。
「今はまだ言えない。だけど榛名が考えるような関係じゃない」
榛名のことは信頼している。だけどまだC.C.のことを教えるわけにはいかない。
榛名はリオンの首もとに当てていた日本刀を鞘に戻した。
「いつかちゃんと話してくれるなら私はそれを待つよ」
榛名はにっこりと微笑みながら言った。
その右手に刀を持っていなかったらよかったのに………
「あ、殿下たち話は終わりましたか?」
「そうですね」
いつの間にかジノとビャッコが扉のそばに立っていた。
「ジノにビャッコか。なにかようか?」
「まぁ、これを見てくださいよ。トウキョウにいるレオンハルトたちの情報です」
リオンはジノから渡された情報を読んだ。
『クロヴィス総督の死亡。犯人は名誉ブリタニア人枢木スザク。明日、軍法会議が行われる予定』
「この情報は確かなんだよな」
「はい。ブリタニア軍から公式に発表されたので間違いないと思います。それに枢木スザクの輸送現場がTVでも放送されたそうですよ」
クロヴィスが殺されたことにはリオンは余り驚かなかった。
むしろ何故停戦命令が出たのかがわかった。
恐らくだがあのテロリストたちを指示していた人物が何らかの手段を用いてクロヴィスの元に侵入し、クロヴィスを脅し停戦命令を出させ、その後に殺したのだろう。
問題があるとすれば……
「枢木スザクか……」
「リオンさん。それでお願いがあります」
「………一応聞いてやるがなんだ」
リオンがそう言うとビャッコは頭を下げた。
「お願いします。俺にあの男を――裏切り者の枢木スザクの暗殺の許可をください」
ビャッコは真剣な目をしながらそう言った。
枢木スザク。ビャッコの異母兄であり、ビャッコが最も殺したいと思っている男である。
次回例の仮面の男を出す予定です。
また、原作とは違う展開を書くつもりなのでよろしくお願いします。