コードギアス反逆のルルーシュ 道化師は魔王の為に 作:悪逆皇帝
次の投稿は少し遅れると思いますが、読んでください
あの後ゼロと共に枢木スザクを助けることが決まり、ゼロから作戦内容を聞いて、リオンたちはナイトメアに乗ることになった。
リオンたちは時間になるまで待機しており、リオンは自室でクラウンの仮面を手に持って立っていた。
ゼロとの契約することに春人には反対されたが何故かリオンはゼロのことを信頼していた。
リオン自身も何故ゼロのことを信頼出来るのかは分からない。
だが一度契約したのだからその契約はちゃんと守る。そうリオンは誓っているのだ。だから――
「せいぜい失望させないでくれよ。ゼロ」
リオンは仮面を顔に付け、クラウンの衣装に着替えると自室を出て、自分のナイトメアがある格納庫へと向かった。
――――枢木スザクを奪還するために
◆ ◆ ◆
『間もなくです。間もなく時間となります。
ご覧下さい。沿道を埋め尽くしたこの人だかりを!
皆、待っているのです!クロヴィス殿下を殺した大罪人が処刑されることを!
名誉ブリタニア人の枢木スザクが通るのを!元イレブンを!今か、今かと待ち構えているのです!』
TV局『HiTV』が独占放映権を得て、『枢木スザク護送』を実況生中継する報道特別番組。それは全て仕組まれた大嘘だった。
確かにクロヴィス殿下は殺されたが、犯人はまだわかっておらず、ブリタニア軍の中から犯人を出すわけにはいかないので、名誉ブリタニア人であるスザクを犯人にしたてあげようと、エリア11総督のクロヴィスの騎士であるトリルランはこの見せしめのショーを実行したのだ。
『人でなし!』
『神の呪いを受けよ!』
『人の皮を被った悪魔め!』
『下衆が!』
『クロヴィス殿下を返して!』
スザクが沿道に差し掛かる度、罵声が浴びせられ、生卵や石などが投げられる。
クロヴィスの追悼番組でその能力を示したテレビ局ディレクター、ディートハルトによって熱狂的な愛国者を集めたのだ。
ただでさえ集団心理で感情を表しやすいこの状況下、すべてはブリタニア軍の描いたシナリオのまま終わるはずだった。
―――しかし、ここでイレギュラーが発生した。
◆ ◆ ◆
「トリルラン興、前方から車とナイトメアが4機やって来ますがいかがいたしますか?」
キューエルが今きた情報を彼の上司であるトリルランに伝えた。
キューエルとジェレミアたち純血派は純血派使用のサザーランドに乗り、トリルランは特別に改造されたグロースターのコックピットで爪を削っていた。
「構わん。そのまま通せ」
「はっ!」
見せしめにピッタリだと思ったトリルランはそのまま通すことにした。
やって来たのは皇族の御料車とそれを囲むように配備されている4機のナイトメアだった。
車とナイトメアはスザクが乗せられている護送車の前で停止した。
「どこのネズミだか知らないが姿を表して貰おうか!!」
トリルランはコックピットから体を出しながらそう言った。
その直後、その声に応じるように張りぼての壁が焼け落ちそこから黒い仮面を着けた人が現れた。
『我が名はゼロ!!力あるものに対する反逆者だ!!』
◆ ◆ ◆
その人物の姿を見た時、人々は純粋にこう思った。
――――何だ、あの趣味の悪い奴は。
随分と酷い感想だが、しかしその場にいる誰もが似たようなことを考えただろう。
180センチに届くか届かないかくらいの背丈で、少々貴族趣味な衣装。
黒のマント、黒の靴と手袋、ここまででも相当だが、まぁしかしここまでならファッションセンスだと言われても納得するだろう、何とか。
しかし、一点だけ。
「か、仮面……?」
そう、その人物は黒い仮面で自分の顔を覆っていた。
アップで映像を映せば、黒いトゲや金のラインで装飾されているらしいことがわかる。
いや問題はデザインではなく、何故あんな仮面で顔を隠しているのかと言う点だ。
まぁ、普通に考えれば顔を見られたくないのだろうが。
『枢木スザクを貰い受けたい、コイツと交換でな』
ゼロの言葉に沿道にいる人々とブリタニア軍は動揺を隠せなかった。
ブリタニア軍に対したった4機のナイトメアだけでここに現れただけでなくクロヴィス殿下を殺した枢木スザクを寄越せと言っているのだ。
「バカなことを言うな!!此奴はクロヴィス殿下を殺害した大罪人だぞ!?」
コックピットから顔を出していたジェレミアがゼロに向かってそう怒鳴るように言った。
無論ジェレミアはスザクが犯人ではないことをわかっている。
だが、今この場ではそう言うしかないのだ。
『違うな。間違っているぞジェレミア興。クロヴィス殿下を殺したのは
この私だ!!』
ゼロのその宣言にその場にいた人々だけでなくテレビの画面越しに見ていた者全てが驚いた。
「き、貴様が殿下をぉぉおおおお!!」
最も早く立ち直りが早かったジェレミアがサザーランドを動かし、ゼロに向かって飛びかかる。
「大した忠義だ、だが…」
ジェレミアのサザーランドを遮るようにアドラメレク現れ、大剣でサザーランドの腕を切り落とし、バランスが崩れて倒れたサザーランドにスラッシュハーケンの射出口を向ける。
他の純血派たちもジェレミアを助けるために動きたいが、アドラメレクの他にも残り3機のナイトメアがいるため迂闊に動けないでいた。
「その男とあれを交換だ」
ゼロがそう言うと、御料車の残りの装飾が燃え、直径2メートルほどのカプセルが現れた。
トリルラン達にとってあれは毒ガス。
この場に集うすべてが人質。しかも人質にはそれを気づかせないようにしている。その上相手は逆上していたとはいえ純血派のリーダーであるジェレミアを押さえ込んだ。
「……いいだろう。枢木スザクを渡そう」
「トリルラン興!?正気ですか!?テロリストの要求を飲むなど!!」
純血派の一人であるヴィレッタがトリルランにそう言うが、ここは従うしかないと純血派の人間は思っていた。
スザクは拘束具をつけられたままゼロの元へと歩かされた。
その間スザクは沿道の人々から罵声などが飛ばされた。
『(おかしい。何故トリルランはこうも簡単に枢木スザクを引き渡したんだ?)』
ブリタニアは基本人質を取られたとしてもそんなのは関係なしと言わんばかりにそのまま攻撃する。
それで人質が死んだとしてもそれは人質が弱かったのがいけなかった。と言う。
それがブリタニアという国だ。
「(まさか!!)ゼロ!!その場から早く離れろ!!」
「もう遅いぞ!!ドブネズミが!!」
ゼロがクラウンの言葉に反応し、頭上を見上げるとトリルランのグロースターがハンマーを降り下ろそうとしていた。
『(クソッ!!まんまと騙されてしまった!!)』
ゼロは仮面の下でそう悪づいた。
トリルランは元からスザクを逃がす気などなかったのだ。
一度は解放してゼロを油断させ、その瞬間二人まとめて殺そうとしたのだ。
『レグルス!!』
『わかってますよ!!』
しかし、すんでのところでジノがグロースターを動かし、トリルランの攻撃をショットランサーを横にして両腕で支えるように受け止めた。
『チィッ!!ドブネズミが余計な真似を!!』
トリルランがそう言った直後、カプセルから煙が溢れだし、沿道にいた人々はそれに驚いてパニックになっていた。
その隙にゼロはスザクと御料車を運転していた女は橋から飛び降り、下に待機していたもう一人の仲間によって回収された。
リオンたちもスラッシュハーケンを利用して橋から下へと下りた。
『奴らを逃がすな。追え!!』
トリルランがそう言うと純血派のメンバーがサザーランドを動かし、アサルトを撃ちながらリオンたちを追ってきたが、クラウンたちはランドスピナーの回転を止め、サザーランドたちに向くと振り向きながら大剣をサザーランドを横から真っ二つに切り裂いた。
ジノたちも同じように降りてきたサザーランドを倒しおえると榛名とビャッコは夜天と武頼改からチャフスモークを展開し、ジノが敵の援軍のサザーランドに向かってアサルトライフルを撃ち、ランドスピナーを壊して追ってこれないようにした。
その隙にクラウンたちはその場を離脱した。
―――――こうして、枢木スザクの奪還は成功し、世界にゼロという反逆者の存在が知れ渡るのであった。
すいません。本当ならもっと戦闘シーンを書きたかったんですが先の内容が思い付かなかったので少し最後の方さが少し雑になってしまいました。
次でスザクの奪還編は終わりです。
できるだけ早く投稿出来るよう善良いたします
こんな駄作ですがよろしくお願いいたします。