IS The harlequinade/leading role 作:サヴァヴァヴァ
やっぱUSB使わんといかんな…
あとこれまでやった変換をまた一からパソコンに覚えさせんと…
あとがっこうぐらし!を見ました!
………
うわああああああああああ!
前回:セシリアとの試合とお姫様抱っこ
side海堂優人
一夏がアリーナに行くとあいつがもういた。
あいつは白式を見るとどこか驚いたような表情をしていた。
何に驚いているんだ?
一夏とあいつは少し話した後、一夏があいつに突撃することによって試合が始まった。
最初の突撃をあいつがかわし、アサルトライフルを乱射したが一夏はほとんど当たらずに回避した。
やっぱ楯無さんとの特訓が効いているよな…
俺と一夏の特訓は最初にある程度操縦の仕方などを教えてくれたが最後のほうはほぼ実戦形式になっていた。
楯無さんの専用機である「
だがあの時は打鉄だったが、今は白式だ。
打鉄よりスピードが速い今なら簡単には当たることはないだろう。
一夏は銃撃を避けた後にまた突撃した。
あいつはそれを避けようとしたが避けきれずに雪片二型がかすった。
そのあとも一夏は突撃を繰り返し、あいつはそれを避けるかかすりながら乱射した。
するとあいつは何かつぶやきながら考え始めた。
一夏はあいつが攻撃しないことを左手を閉じたり開いたりしながら聞いていた。
それを見て俺と箒と千冬さんはため息をついた。
「優人、千冬さん、一夏は…」
「うん…」
「ああ…」
「「「浮かれている…」」」
「え?え?どういうこと?」
「織斑先生なんで織斑君が浮かれているということがわかるんですか?」
鈴と山田先生は何が何やらわかっていないようだ。
まあそこまで他人の癖を見抜くには鈴も山田先生も時間ないからな…
「さっきから左手を閉じたり開いたりしているだろう。あれはあいつの昔からの癖だ。あれが出るときは大抵簡単なミスをする」
「へぇぇぇ…。さすがご姉弟ですねー。そんな細かいことまでわかるなんて」
「ま、まあ、なんだあれでも一応私の弟だからな…」
「だとしたらまずいんじゃないの?」
鈴が俺に聞いてきた。
「…まずいな…」
そう、まずいのだ。
あいつはもしかしたらさっきのセシリアとの試合のような奇策を使ってくる可能性がある。
それも一撃必殺の奇策である可能性だ。
「一夏…」
箒は心配そうに試合を映すモニターを見ている。
だが箒の心配をよそに、試合は大きく動き始めた。
あいつがアサルトライフルを乱射すると、一夏はそれを避けてあいつの背後に回った。
するとあいつは手に持ったアサルトライフルを捨てて両手に破城槌を呼び出し、姿勢を低くするとアリーナの地面に破城槌を一つ叩き込んだ。
するとあいつはその叩き込んだ勢いを利用して急スピードで一夏の方に振り向いた。
そして残ったもう一つの破城槌を一夏に叩き込んだ。
「一夏!」
箒は大声を上げた。
一夏はすぐにあいつから離れた。
俺を除いたその場にいる全員が試合を真剣な目で見ていた。
だが俺は確信していた。
一夏は負けないと。
一夏はISに何かを確認し始めた。
「織斑君、いったい何を…?」
山田先生は疑問を口にしていたがその答えはすぐにわかることになった。
一夏の持っていたブレードが変形し始め、零落白夜が現れたのだ。
「あれは…」
どうやら千冬さんは一夏が零落白夜を使えることに気付いたようだ。
そしてあいつは一夏が何を使っているかを気づき、顔が驚きの表情に彩られた。
さあ来るぞ…一夏の宣誓だ。
「俺は世界で最高の姉さんを持ったよ」
「織斑…」
「俺も、俺の家族を守る」
「お前、何言って―ー」
「とりあえずは、千冬姉の名前は守るさ!」
この時、アリーナにいた全ての人は一夏に魅せられていた。
ああ、やっぱり一夏は主人公なんだな…
俺がそう考えていたとき、一人、ただ一人だけ魅せられていなかった人がいた。
あいつの顔、いや、目を俺は見た。
その目はありえないもの、気持ち悪いものを見る目だったのだ。
何故だ…
何故あの家族を守るという宣誓を聞いてそんな目で一夏を見るんだ?
お前はあの純粋でまっすぐな願いを気持ち悪いの一言で済ませるのか?
ふざけるなよ…
一夏の宣誓から少しした後、あいつはアサルトライフルを拾いなおそうとした。
だがその前に一夏があいつに接近し、切りつけようとした。
あいつは「うぇい!?」という奇妙な声を発しながら避けようとしたが、それでも回避は間に合わずにかすった。
「これなら勝てそうだな」
俺は知らず知らずのうちにそう声を漏らしていた。
「いや、この試合は一夏の負けだ」
だが千冬さんは一夏の勝利は無いと言った。
「何故ですか千冬さん?今の勢いなら一夏が勝つのでは…」
箒がそう言ったが、その時アナウンスが流れた。
『織斑一夏のSEが切れたことによりこの試合は二階堂勇気の勝利となります』
「「「………は?」」」
俺と箒と鈴は同じタイミングで間抜けな声が出た。
アリーナでもおそらく同じような声は出たことだろう。
「え?は?なんで?あいつ攻撃してないじゃない?」
鈴は疑問に感じていたが俺は何が原因か今わかった。
「零落白夜の使い過ぎによるエネルギー切れ…」
「零落白夜?零落白夜は千冬さんの専用機の単一使用能力だろう?」
箒は俺の言ったことにそう返してきた。
「いや。あれは零落白夜だ」
千冬さんはそう言ったがその後に「…だが何故だ…?」と小声で言っていた。
モニターを見るとアリーナでは一夏が大の字になって寝ていた。
たぶん初めての試合で疲れたのだろう。
するとあいつは何か話しながら一夏に手を差し出した。
一夏は差し出された手を掴むと立ち上がった。
悪いやつではなさそうだが…
だがあいつが転生者かどうかはわからなかった。
そのあと一夏が戻ってきたが、千冬さんは「よくもまあ持ち上げてくれたものだ。それでこの結果か、大馬鹿者」と言って出迎えた。
「うっ…」
「武器の特性を考えずに使うからああなるのだ。身をもってわかっただろう。明日からは身をもって訓練に励め。暇があればISを起動しろ。いいな」
「……はい」
一夏はうなずいたがさらに追撃が来た。
「えっと、ISは今待機状態になってますけど、織斑君が呼び出せばすぐに展開できます。ただし、規則があるのでちゃんと読んでおいてくださいね。はい、これ」
山田先生は電話帳ぐらいの厚さの「IS起動におけるルールブック」を一夏に手渡した。
一夏はそれを見てげんなりしていた。
「俺も手伝うからな、頑張ろう?一夏」
「う、うぅ!最近俺に優しいのは優人だけのような気がする…」
一夏は少し涙ぐんでいた。
「それと織斑。お前のISは損傷が少ない。だから次の試合はお前とオルコットの試合に決まった」
「え、連戦ですか…」
「十分後に試合がある。それまでにSEを貯めておけ」
そういうと千冬さんはピットから出ていった。
「一夏。さっきの零落白夜だけど、あれは何か切る少し前に出すようにするといい。そうすれば多少エネルギーの減りは遅くなると思う」
「ああ、わかったぜ」
一夏はそういうとSEを貯めに行った。
そして十分後に試合が始まった。
side織斑一夏
さっきの試合は負けたからな…
今度こそ絶対勝って見せる!
そう意気込んでアリーナに行くとそこにはもうセシリアがいた。
「あっ…」
セシリアは俺を見ると少し目をそらしたが、何か意気込むと俺をまっすぐに見てきた。
「あの…織斑さん。一週間前のことですけど…本当に申し訳ありません」
そう言うとセシリアは俺に頭を下げた。
俺はセシリアの態度の変化に驚いたが、心当たりがあった。
「もしかして優人と戦って何かあったのか?」
「え…ええ!まああの後いろいろ考え直しましていくらなんでも言い過ぎたということに気づきまして…」
そう言うとセシリアはしゅんとしてしまった。
「あー…まああの時俺もいろいろ言ったから、お互いさまってことにしないか?」
「え?」
「お互いいろいろ言っちゃったし、それに反省してるんだろ?」
「は、はい」
「ならそれでいいだろ?」
「………」
「どうかしたのか?」
「ふふ、あなたたちは本当に変わっていますのね…」
セシリアはどこか嬉しそうな表情で笑顔を浮かべた。
「そうかな?」
「私はそう思いますわよ?」
そう言うとセシリアはビットの操作を始めた。
「それでは不肖ながらセシリア・オルコット、全力でいかせてもらいますわ!」
「織斑一夏!俺も全力で戦わせてもらう!」
俺はそう言うとセシリアは俺に向かってビットからの射撃をしてきた。
俺はそれを横にかわしてからセシリアに近づこうとした。
「させませんわよ!」
セシリアは射撃を激しくするのと同時にスナイパーライフルを呼び出し、俺を狙撃してきた。
「ちっ!」
俺は何とかよけようとしたがビットからの射撃が激しすぎる。
「くそっ!近づけない!」
俺はそれを何とかよけようとしたが、それでもセシリアは俺の隙を見つけて俺の左足を打ち抜いてきた。
(くそっ!このままじゃジリ貧だ!)
俺の白式は優人のISや勇気のISのように銃を持っていないから遠距離からの攻撃はできない。
雪片弐型と零落白夜しか攻撃方法がないから俺はセシリアに近づくしかない。
でもセシリアは俺を近づけないようにしている。
近づいたらさっきの勇気や優人みたいにミサイルを撃ち込まれるかもしれない。
………
あれやってみるか…
俺はもう一度セシリアに接近した。
「無駄ですわよ!」
セシリアは自身の正面にビットを集め、俺に向けて射撃を始めた。
俺はセシリアに近づきながらも射撃は可能な限り避けようとした。
だがそれでも全部避けきるのは無理で、何発かは当たってしまった。
そして俺はあと30メートルまでセシリアに接近した。
するとセシリアはビットを横に動かした。
「ならこれを食らいなさい!」
セシリアは俺にミサイルを撃ってきた。
優人がやったように近づいてから…
ミサイルが俺に近づいてきた。
…思いっきり加速する!
俺は優人がやったあの急加速を見よう見まねでやった。
「…!また…!」
俺が優人がやったように斜め前に急加速するとセシリアは顔を少し歪めた。
そして俺はもう一度急加速してセシリアの背後に回り込んだ。
「今度はそうは行きませんわよ!『インターセプター』!」
セシリアはスナイパーライフルを戻してナイフのような刀身のブレードを呼び出した。
そして後ろに振り向いて俺を切りつけようとしてきた。
でも「遅い!」
俺はセシリアの下に滑り込むように飛び、零落白夜を出した。
「まず「はあ!」…あ…」
俺はセシリアを切りつけると返す刀でもう一度切りつけた。
『セシリア・オルコットのSEが切れたことによりこの試合は織斑一夏の勝利となります』
俺の勝利を告げるアナウンスがアリーナに響いた。
「…よっしゃあ!勝った!」
俺、勝ったんだ!
「…………」
セシリアはどこかボーっとしている。
「…大丈夫か?」
「あっ、はい!」
俺が声をかけるとセシリアは気づいて返事をした。
「もしかして…びっくりしてた?」
「ち、ちょっと…」
…やっぱ思いっきり切ろうとすると怖いよな…
「ピットまで戻れるか?」
「ええ、大丈夫です」
セシリアは落ち着いた声で俺にそう言った。
「それじゃあ俺は戻るよ」
そういって俺はピットに戻った。
side海堂優人
「やったな一夏!」
「ああ!」
俺は戻ってきた一夏をそういって出迎えた。
「一夏。よく勝ってきたな」
箒はそう言いながらも、嬉しそうだ。
「織斑、少しいいか」
「千冬姉、俺かっ…
パアンッ!
…織斑先生、何ですか?」
「さっきのお前の試合だが…まあ…その…なんだ…、よくやった…」
千冬さんは小さな声でそう言った。
「…!ありがとうございます!」
一夏はそう言うと頭を下げた。
「それと海堂、次はお前と二階堂の試合だ。準備をしておけ」
千冬さんはそう言うとピットから出ていった。
「それじゃあ頑張ってくる」
「絶対勝ちなさいよ!優人!」
鈴はそう言ってきた。
「ああ。頑張ってくる」
俺は鈴にそう返事をしながら試合の準備を始めた。
そして俺はアリーナに出た。
アリーナに出るとまだあいつはいなかった。
そこで俺は目を閉じて少し考えることにした。
さっきの一夏とあいつの試合はあいつが勝ったが、あれは運が良かっただけだ。
あいつの実力だったかどうか怪しいものだ。
まだあいつが転生者かどうかはわからない。
自分で調べるしかないよな…
するとアリーナにあいつがやってきた。
「…来たか」
俺は目を開けてあいつを見た。
「そりゃ来るだろ」
あいつはそう返してきた。
あいつの実力がわからない時点で近づくのはいい手とは思えない。
つまり俺がとるべき戦法は…
「悪いが全力でいかせてもらう」
俺はそう言うと魔弾の射手を呼び出し、あいつに向けて撃った。
「よっと!」
あいつは俺が撃った弾丸を横に跳んで避けた。
…よく避けたな…
「だがそれじゃあ駄目だ」
俺は弾丸を曲げてあいつに当てた。
「なっ!」
あいつは何が起きたかわからないようで驚きながらも周りを見回していた。
あいつ…なんであんなに驚いているんだ?
さっきセシリアとの試合でやったのに…
まさか…試合を見てなかったのか…
あいつはまだ銃弾が当たっているのに何かを考えている。
あいつ…今は試合中だろうが!
「考えている暇があるのか!」
俺がそう言うとあいつはアサルトライフルを俺に向けてきた。
「じゃあこれを食らいな!」
あいつは撃ってきたが俺はそれを全部避けた。
そういえばこの銃は二発撃っても曲げることはできるんだろうか?
「いけるか…」
俺はあいつに向けて二回撃ってみた。
すると俺の頭の中に映像が流れてきて弾丸のコースが二発ともちゃんと表示されていた。
(くぅっ…無理だ!)
俺は銃弾を曲げてあいつの背中に当てるのが限界だった。
まだ二発しか操ることしかできないな…しかもその場から動けないし…
まだまだ先は長そうだな…
俺はそう考えながらあいつから離れることにした。
もしかしたら何らかの反撃をしてくるかもしれない。
そう考えたがあいつは予想外の言葉を言った。
「詰んだな」
詰んだ…あいつまさか…
弾切れを起こしたのか?
だがそれはあいつの嘘かもしれない。
俺はガン・オブ・マスケッティアーズを呼び出しとあいつを撃ち続けてみた。
すると…
『二階堂勇気のSEが切れたことによりこの試合は海堂優人の勝利となります』
アナウンスが俺の勝利を告げたが、アリーナ全体に微妙な空気が流れた。
そりゃそうだ。
何せ相手は最終的にただ棒立ちになって何もしなかったからだ。
するとあいつはピットに戻ろうとした。
「…おい」
俺はあいつになぜ何もしなかったかを聞くことにした。
「ん?」
あいつは俺に声をかけられたことに気づいて振り向いてきた。
「最後に何で何もしなかった?」
するとあいつはこう返してきた。
「何もって…じゃあ飛べない、銃は弾切れ、相手はガンガン遠距離から撃ってくる、この状況で何をしたらいいかぜひともご教授願いたい」
「……」
確かにあいつが言うような状況では、仕方がないかもしれない。
だが俺は別の考えが頭の中にあった。
もしかしてあいつは自分の実力を隠したのではないかというものだ。
そうなるとなぜ隠したかということになる。
もしかしたらあいつは本当に転生者ということになるかもしれない。
俺はあいつに何かカマをかけようとしてあいつのいた場所を見た。
するとあいつはそこにはいなかった。
おそらくピットに戻ったのだろう。
「……はあ」
俺はピットに戻ることにした。
「なによあいつ!手を抜いて!」
ピットに戻ると鈴が大声でそう言っていた。
「でもあいつはもう銃の弾が切れてどうしようもなかったらしいぞ」
「あ、優人。…それ本当なの?」
鈴は俺が声をかけると俺に気づき、そして今の話が本当かと聞いてきた。
「ああ。あいつの話が本当ならな。ところで一夏は?」
「一夏は最後の試合の準備をしているぞ」
箒は俺にそう言ってきた。
「そうか。次の俺との試合か。いつからだ?」
「十分後だって」
鈴はそう言ったが十分後か…
休めるかな…
だがSEの補給やその他もろもろをやるとほとんど休めなかった。
「待ってたぜ、優人!」
試合が始まる時間になりアリーナに行くとそこにはもう一夏がいた。
「これが最後の試合だからな。全力でやろうぜ」
「ああ。全力でやろう」
俺と一夏は二人ともブレードを呼び出した。
「…あの銃を使ってもいいんだぞ」
一夏はそう言ってきたが、おそらく魔弾の射手のことだろう。
「あれは使いすぎてもう疲れたからな。すまないが使えるのは一夏の言っている銃以外だ」
「そうか。じゃあ…」
一夏は両手で雪片弐型を構えた。
「いくぜ!」
一夏はそう言うと俺に向かって高速で飛んできた。
「はあ!」
俺はそれを迎え撃つことにした。
ギインっ!という音が二人のブレードから響き、つばぜり合いになった。
「こうやって剣で戦うのはいつ振りだろうな!」
そう言いながらも一夏は剣のつばぜり合いを止めない。
「たぶん中学2年の時以来じゃないか!」
俺もつばぜり合いを止めない。
「じゃあ久々のこの試合は俺が勝つ!」
一夏はさらに力を込めて剣を押し切った。
俺は剣を押し切られるのと同時に後ろに下がり、追撃されないようにした。
「逃がすか!」
一夏は俺を逃がさないように下がった俺を追いかけてきた。
「せい!」
俺は縦に一回転して一夏にかかと落としを食らわせた。
「ぶっ!」
かかと落としは綺麗に一夏の頭に入った。
「これは剣道じゃなくてISの試合だからな。剣以外の攻撃も普通にあるからな」
俺は一夏にそう言った。
「…っ、ああ。わかってる!」
一夏は言い切ると俺の顎めがけてアッパーを叩き込んできた。
俺はそれをぎりぎりかするかかすらないかで避けた。
「おらっ!」
一夏は俺が避けるのを見越して雪片弐型で切りかかってきた。
「くっ!」
それを俺は避けれずに腕で胴体に当たらないようにすることしかできなかった。
「お返しだ!」
俺は下がらずに片手にガン・オブ・マスケッティアーズを呼び出して一夏を撃った。
「まずっ!」
一夏はすぐに避けようとしたがかなり弾丸が当たった。
俺はガン・オブ・マスケッティアーズを収納し、一夏に追撃を行おうとした。
「させるかよ!」
一夏はすぐに俺に反応し、雪片弐型を振りぬいてきた。
俺はそれに合わせてカラドボルグを振るった。
そしてまたつばぜり合いになる。
今度は俺が押し切り一夏を切った。
そして一夏は俺にカウンターを食らわせてきた。
そしてまた雪片弐型を振るう。
俺が回避する。
一夏がもう一度雪片弐型を振るう。
俺はそれをもう一度回避して逆に一夏を切った。
追撃してきた。
回避した。
カウンターとして銃撃を食らわせた。
回避された。
接近してきた。
雪片弐型を振るってきた。
かわして切った。
カウンター、回避、銃撃、接近、攻撃…というように幾たびものやり取りが繰り広げられた。
アリーナには歓声が響いていたが俺と一夏には聞こえてなかった。
次に相手はどう行動し、そして自分はどう行動したらいいか、ということしか考えてなかったからだ。
俺と一夏は同じ篠ノ之流の剣であり、相手が剣を振ってきたらどうしたらいいかが二人ともわかるのだ。
つまり俺と一夏はどうやって相手の裏をかくかを考えなければ相手を倒せないのだ。
そして俺と一夏は幾度かの剣と幾度もの体術の応酬の後に一度離れた。
俺の残りのSEは10パーセントを切っている。
おそらく一夏も同じくらいだろう。
「…なあ優人」
「…なんだ一夏?」
「次の攻撃で俺は零落白夜を使う」
一夏はそう言ってきた。
「……本気か?」
「ああ。本気さ」
一夏は手に持っている雪片弐型をもう一度ちゃんと持ち直した。
…おそらく一夏は本気だ。
ならそれに応えるしかないな。
「…いくぜ!」
一夏は俺に全力で接近してきた。
そして零落白夜を発動させてきた。
なあ、一夏。知ってるか?
零落白夜にも弱点はあるんだぜ?
それはな…
一夏は俺のすぐそばまで来て全力で雪片弐型を振ってきた。
刀身以外は普通のままだってことだ!
俺は雪片弐型の柄の部分に合わせて全力で剣を振った。
「なっ!」
一夏はそれに耐えきれずに雪片弐型を手から放してしまった。
「一夏、この試合…」
「…ああ…」
「…俺の勝ちだ!」
俺は一夏を全力で切った。
『織斑一夏のSEが切れたことによりこの試合は海堂優人の勝利になります』
アナウンスが俺の勝利を告げた。
こうして俺はクラス代表決定戦を全勝し、終わった。
……もしかして俺がクラス代表になるのか?
ISのエネルギー源であるSEは充電式か、それともコア自身が発電しているか
それがわからない
なので充電式にします
つまり束さんが最初に充電のための装置を作り、それを日本が解析し、そのデータを世界中の国家に送ったということにします
そうでもしないとどうやってあの謎エネルギーを貯めているかの説明が…
あと零落白夜を発動していても雪片弐型の柄とかはそのままだから柄を狙えば零落白夜を無効化できるんじゃと思いそうしました。
次回 勇気編 第六話 クラスに非協力的でもフリーパスは貰えるんだろうか