IS The harlequinade/leading role 作:サヴァヴァヴァ
前回:ちょっとずるしたけど原作通りにするわけだからいいよね?
side海堂優人
そしてついに試合当日の日が来た。
あれから俺達は特訓を重ね少しづつ一夏は実力を伸ばし始めた。
だがそれでもまだ鈴との力の差は大きいだろう。
運がよかったのは鈴はおそらく一夏の戦い方をあまり知らないということだけだ。
何とかゴーレム乱入までの時間が稼げればいいのだが…
俺は今Aピットにいる。
理由は二つあり一夏を応援するために来ているということと、アリーナに俺の座れる席がもうなかったからだ。
あともう一つ理由はあるにはあるが、それに関してはゴーレムの乱入によってどうなるかが決まることだ。
今俺の目の前にいる一夏はとても緊張した面持ちだ。
「大丈夫か?一夏」
「やっぱり緊張するなあ…」
そう言いながら一夏は苦笑いしていた。
相手が鈴で気心が知れた相手とはいえ、こうして大勢の前で試合をするのは二回目だからな。
「そろそろ時間みたいだ。それじゃあ優人、行ってくる!」
「ああ。気を付けろよ」
一夏は白式を纏いアリーナへと向かった。
「頑張れよ、一夏……」
side織斑一夏
アリーナに向かうと突然大きな歓声が上がった。
やっぱ慣れないなこれには…
俺はそう思いながらもアリーナの中央に向かった。
「来たわね!一夏」
白式の
「待たせたか?」
俺がそう返すと鈴は「いや、全然」と返してきた。
鈴の声には緊張は一切なく堂々としたものが感じられた。
「よくこれで緊張しないな…」
「ある種の慣れみたいなものよ」
まあ回数をこなせばなれると思うが…
「それじゃあ一夏、準備はいい?」
「ああ、いいぜ」
白式が俺の視界に鈴のISの名前を映す。
『
ドラゴンな玉の奴を思い出してしまうな…
「はぁっ!」
鈴は突然俺に高速で接近し腕を振るった。
「げっ!」
俺はそれに何とか対応し雪片弐型を呼び出した。
するとギィンっ!という音が俺と鈴の振るった腕の間から発生した。
鈴の腕にはアニメやゲームに出てくるような青竜刀?のような武器が握られてきた。
「へえ!よくこれに反応できたわね!」
「スパルタで鍛えられてるんでね……!」
「それじゃあこれならどうかしら!」
鈴がそう言うと突然俺の顔面に謎の衝撃が走った。
「ぶっ…!」
なんだ今のは!スタンド攻撃か!?
「……あんた今絶対アニメか漫画のこと考えてたでしょ…」
鈴はどこか呆れたような口調でそう言った。
「今のなんだよあれ!スタンド攻撃だろ!」
「悪いけどそのスタンド攻撃とか言うの私知らないから反応に困るわ…ともかく!この攻撃の正体を見破らない限りあんたに勝ち目はないわよ!」
そう言うと鈴は武器を握ってない方の手にもう一つ青竜刀もどきを呼び出し二つを巧みに使い俺に斬撃を繰り出し続けた。
俺はそれを何とか捌き、鈴から一度距離をとろうとした。
「させないわよ!」
鈴がそう声を上げると突然俺の後ろから衝撃が起こり鈴から離れることに失敗した。
「がっ…」
俺は何とか辺りを警戒したが周りには何もなかった
「ほらほらほら!攻撃しないの!?」
「くっ!」
鈴は攻撃の手を休めない。
それどころかときおり俺の手に例の衝撃が起こり雪片二型を振るうのを妨害する。
まずいまずいまずい…!
このままでは一撃も与えられずに鈴に敗北する可能性が出てきた。
考えろ…考えろ…考えろ…!
鈴の攻撃の正体は何だ…!
見えない攻撃…後ろからの攻撃…ステルス?…違う…じゃあなんだ…ステルス…見えない…俺の周りにある見えないもの…ん?
その時に俺にはあるでたらめな考えが浮かんだ。
そして鈴にカマをかけてみることにした。
「わかったぞ鈴!この攻撃は空気を弾丸にして俺に攻撃しているな?」
俺の考えは某国民的猫型ロボットのように空気を弾にして撃つ銃こそがこの攻撃の正体だというものだ。
「…まあ当たらずとも遠からずという感じね」
どうやら的は射ていたようだ。
だが大体の答えが当たったとしても俺には鈴に反撃する方法はない。
考えろ…この状況…優人ならどうする…!勇気ならどうする…!
いくつか案は思い浮かんだがどれも成功するか怪しいものばかりだ。
思い出せ…今までの特訓を…俺にできることは何だ…
………これなら…いけるか…?
そしてようやく一つの案が浮かんだ。
成功するかどうかはわからないがこれが現状一番成功する可能性が高い…!
俺はすぐ行動に移した。
鈴の攻撃を捌いているが少しづつ押され始めているようにしたのだ。
まあ実際押されているが…
そしてついに鈴の攻撃に耐えきることができなかったように俺は雪片二型を鈴の攻撃に合わせて後ろに投げた。
「もらったぁ!」
鈴は二つの武器を全力で振り下ろそうとした。
それを俺は後ろに瞬時加速をすることによってかわした。
鈴は全力で振り下ろしたことによるものかバランスを崩していた。
だがそれでもすぐにバランスを戻すだろう。
だがそのすぐが命取りだ。
俺は後ろに投げた雪片二型をキャッチし、もう一度瞬時加速した。
その先にいるのは鈴だ。
「まずっ…!」
俺は零落白夜を発動し、鈴に切りかかった。
「もらったぁぁ!」
そして俺の攻撃が鈴に届こうとした瞬間
突然アリーナの中央が爆発した。
side海堂優人
試合を見ていると突然アリーナの中央で爆発が起こった。
「来たか!」
俺はそう言うとピットにある電話で管制室にいる千冬さんたちに連絡をとろうとした。
だが電話は通じなかった。
「駄目か!」
俺はISの開放回線でセシリアに連絡を取った。
『大丈夫ですか!優人さん!』
「ああ、大丈夫だ。今どこにいる?」
『私は今管制室にいますわ!優人さんは今どこにいますの!』
「俺は今Aピットだ。千冬さんはいるか?」
『いますわ!替わりますか?』
「ああ、替わってくれ」
そう言うとセシリアは千冬さんに替わってくれたようだ。
『無事か、海堂』
「俺は無事です。アリーナはどうなっていますか?」
『今アリーナに何者かが攻撃を仕掛けたと思われる』
「行きますか?」
『やめろ!相手の正体がわからない以上生徒であるお前を行かせるわけにはいかん!』
「だがそれじゃあアリーナにいる一夏達はどうなります!?」
『……』
「とにかく一夏達が逃げるだけの時間は稼いで見せます。それでいいですか?」
『………ああ…だが織斑達がピット逃げる時間を稼ぐだけだ…それ以外の行動は認めん…』
「ありがとうございます!」
俺は開放回線を切り、黒銃士を纏いアリーナに向かった。
ここで俺がピットにいたもう一つの理由が関係してくる。
もしこの乱入で乱入してくるゴーレムが一体ではなかったら?
俺がいることによってもしかしたらゴーレムが増やされている可能性がある。
俺はそう考えピットにいたのだ。
そしてアリーナに着くと上空に一夏達がいた。
「無事か!一夏!鈴!」
「ああ、俺たちは無事だ。でも…」
一夏の視線は爆発が起きた地点に注がれている。
「あれはいったい何なの…?」
すると爆発によって起きた煙と粉塵が晴れだした。
そしてそこには二体の「異形」が立っていた。
「あれは…」
一夏が声を上げる。
だがあれに対する明確な答えを一夏は持ち合わせていなかった。
俺もそうだ。
片方はわかる。
片方は原作にもいたようにゴーレムで間違いないだろう。
だが…
もう片方はいったいなんだ?
そこには巨大な人型がいた。
そいつのフォルムには丸みが一切なく、まるで大きな鉄の塊から削り出して作りましたと言わんばかりの重厚さが感じられる。
頭部にはゴーレムと同じようにセンサーレンズがあり、おそらく同じ人間が作ったのだろうということが考えられる。
そして何よりそいつには四本もの巨大な腕がありその腕にはそれまた巨大な長方形の盾がそれぞれ備え付けられていた。
「おい、お前ら何者だよ」
一夏があいつらに声をかけるが反応は帰ってこない。
『織斑君!海堂君!凰さん!今すぐアリーナから脱出してください!すぐに先生達がISで制圧に行きます!』
開放回線から山田先生の声が聞こえてきた。
「悪いけどそれはできません。山田先生」
『どういうことですか!?このままじゃあなたたちの身に何が起こるかわからないんですよ!?」
「ピットの入り口が閉められていてこのままじゃ脱出するのは無理そうです」
俺はゴーレムを確認した後に一応ピットの方を見たがなんとピットの入り口は閉まっていて出るのは不可能そうだ。
破壊するにもこの場にいる三人の武器では入り口を破壊して脱出するのはかなり難しいだろう。
「―――――先生、先生達が来るまで俺達で足止めします」
一夏が山田先生にそう言った。
「いいな、鈴、優人」
「わかったわ」
「俺もそれでいい」
『待ってください!何とか――――』
山田先生の言葉はそこまでしか聞くことはできなかった。
ゴーレムが俺達の方に突進してきており、俺たちは接近してくる二体に集中するために開放回線を切ったのだ。
「とりあえず俺があの盾持ちを相手にするから二人はあの腕長を何とかしてくれ」
「大丈夫なの?」
鈴が心配そうに俺に聞いてきた。
「わからん。でも……何とかしてみせるさ」
俺はそう言うとガン・オブ・マスケッティアーズを呼び出し突進してくる盾持ちに照準を合わせた。
「悪い!任せたぞ、優人!」
一夏はそう言うと腕長に向かって移動を開始した。
「死ぬんじゃないわよ!優人!」
鈴も一夏に続いて移動を開始した。
腕長は一夏達が近づいてくるとその場にとどまりビーム砲の狙いを定めて撃った。
盾持ちは勢いを抑えずに俺に向かってまだ突進を続けてくる。
「とりあえずこれでもくらえ!」
俺は引き金を引いて盾持ちに弾丸をお見舞いしてやった。
だが盾持ちは弾丸を避けることもなく突進し続けてきた。
「あんまり効いていなさそうだな…」
俺は近づいてくる盾持ちを見ながらどこかうんざりするような口調でそう言った。
盾持ちはあと20メートルほどまで近づいてくると四つの盾がスライドして前面に構えられ、まるで壁のような状態になって俺に近づいてきた。
俺はガン・オブ・マスケッティアーズを収納するとカラドボルグを呼び出した。
俺はカラドボルグを正眼の構えで持ち、盾持ちが近づいてくるのを待った。
盾持ちがあと5メートルまで俺に近づいてきた時に俺も奴に向かって移動し始めた。
奴が目の前まで来た瞬間俺は盾持ちの上に方向を変え、盾持ちが俺の真下に来た時に奴の頭にめがけて全力でカラドボルグの斬撃を叩き込んだ。
「っつ!」
だが斬撃は盾持ちにダメージを与えることなく、俺の腕には思い切りカラドボルグを
確かに刃は盾持ちに当たった。
だが盾持ちのあまりの装甲の硬さにさっきの斬撃はもはや打撃と化していた。
盾持ちは俺の斬撃を受けた後すぐに方向転換し、再び俺に突進をしてきた。
俺はその突進を避けようとしたら突然盾持ちが凄まじく加速した。
俺はそれに反応できずカラドボルグを片手は柄を、もう片方の手で剣身の腹に手を当て防御をしようとした。
そして盾持ちの盾がカラドボルグに触れた瞬間、目の前で爆発が発生した。
俺は何が起きたか理解できなかった。
盾持ちは盾しか構えておらず、爆発するようなものは一切持っていなかったはずだ。
盾持ちを見ると奴の盾からわずかに煙のようなものが立っていた。
「……盾が爆発したのか?」
だがその疑問に盾持ちは答えないし、誰からも反応はない。
だが黒銃士からは反応があった。
俺の視界に『目の前のUnknownの盾はERAの可能性あり』と表示された。
「ERA?」
俺がそう口にすると黒銃士はERAについての細かい説明を表示した。
「悪いけど今それ見てる暇ないんだよ…!」
実は20秒ほど前から俺は盾持ちに追い回されている。
『かなり砕いて説明するとあの盾の表面もしくは内部は爆発性の物質で構成されており盾に一定の圧力が加わると爆発する仕組みになっています』
「わかりやすいな!」
つまり触れたらドカンッ!か…
するとなぜか突然俺はストップしていた。
「何で止まったんだ…って!」
後ろを見ると盾持ちは構えを解き俺の足を掴んでいたのだ。
なんで捕まったんだ!?
さらに後ろを見ると奴の足からはロケットの発射のように火を噴いていた。
どうやら盾持ちはあれで加速を行うことができ、俺の足を掴んだようだ。
「嘘だろオイ!待て待て待て待て!」
そして盾持ちはさらに加速して俺を地面の近くまで引きずり下ろし、俺を地面に叩きつけた。
「ぐっ…」
盾持ちは一瞬俺の足を放すと今度は両腕を掴み、俺を持ちあげた。
「放せ!」
俺は奴に何度も蹴りを叩き込んだがびくともしない。
「これならどうだ!」
俺は盾持ちに両腕は掴まれていたが、手に関しては自由に動かすことができた。
俺は魔弾の射手を呼び出し弾丸を発射して操り盾持ちのセンサーレンズに叩き込んだ。
センサーレンズの一つは破壊できたがそれでも盾持ちはびくともせず、俺の両腕を掴んでいない腕の盾が再びスライドした。
「おい、まさか…」
俺の脳裏に嫌な予感がよぎった。
そしてその予感は現実のものになった。
盾持ちが盾を思い切り俺に叩きつけた。
そして爆発が起き俺のSEが削られた。
叩きつけた盾とは別の盾でまた叩きつけられ爆発が起きた。
そしてまた別の盾を叩きつけられ爆発が起きた。
叩きつけられて爆発が起きた。
叩きつけられて爆発が起きた。
叩きつけられて爆発が起きた。
叩きつけられて爆発が起きた。
叩きつけられて爆発が起きた。
叩きつけられて爆発が起きた。
叩きつけられて爆発が起きた。
叩きつけられて爆発が起きた。
叩きつけられて爆発が起きた。
叩きつけられて爆発が起きた。
叩きつけられて爆発が起きた。
そして幾度かの爆発の後俺は開放された。
奴は俺から少し離れた後俺のことを見続けている。
今の俺のSEは100を切り、装甲の所々はひびが入ってる。
まずい…
俺に盾持ちへの攻撃方法はなく、おそらく盾持ちはあの破壊したセンサーレンズ以外大したダメージは入っていないだろう。
どうしたらいい…どうしたら…
『一夏ぁっ!優人ぉっ!』
その時アリーナに箒の声が響いた。
『男なら……男なら、そのくらいの敵に勝てなくてなんとする!』
盾持ちは箒の声に反応してアリーナの放送室に目を向けている。
そして放送室に向けて突進をする構えをとっている。
まずい…まずいまずいまずい!
なんでもいい…何かまだ使えるものがないのか!?
すると俺の視界に黒銃士から『まだ未使用の武器の機能があります』と表示された。
あるのか!?早く表示してくれ!
そして俺の視界にそれは表示された。
「これは…」
俺がその機能が何かを理解した何秒後かに盾持ちは放送室に向けて突進を開始した。
「おい!待て!」
俺が声をあげても奴はもう一切の反応を示すことはなかった。
俺はもう一度カラドボルグを呼び出し、その場で振るった。
「間に会えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
その時カラドボルグの剣身が先端から少しづつずれはじめ、まるで意思を持ったように盾持ちへと伸び盾持ちを拘束した。
盾持ちは暴れて何とか拘束から逃れようとしている。
俺はなんとかその場に踏みとどまった。
「出力全かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!」
すると剣身をまるで雷光のような光が通りすぎ、盾持ちは暴れ狂い活動を停止した。
「はぁ…はぁ…はぁ…ふぅ……」
……勝った…のか…?
盾持ちは地面へと落下していった。
俺は手を引くと盾持ちに絡みついていたカラドボルグは拘束を解除し元のように戻った。
さっき表示された機能とはこのカラドボルグはただの大剣ではなく正体は蛇腹剣でありしかも剣身に電気を流すことができるというものだった。
その出力はスタンガンレベルからさっきのように相手のISの電気回路を破壊するレベルまで行けるようだ。
…人にはあまり使えないな。
危なそうだし。
一夏達の方を見ると腕長はすでに撃破されていて一夏はアリーナの地面で気絶していた。
あっちも何とかなったみたいだな…
ピットの方を見ると入り口は開いていてそこから先生達が何人もアリーナに入ってきた。
そして俺は思い出した。
俺…織斑先生に怒られる…?
あの後ガッツリ織斑先生に絞られた…
「今回は助かったからいいものの次同じことがあった場合どうなるかわからん。それを忘れるなよ?」とのことだ。
そして罰として反省文を書くことになった。
ちなみに箒は危険な行為を行ったとして反省文五枚書かせられることになったらしい。
ご愁傷さま…
そして今一夏のいる保健室へと俺と鈴と箒とセシリアで向かっている。
一応見舞い品としてお菓子をいくつか持っていくことにした。
「一夏ー生きてるかー?」
「生きてるわ!」
「そうやって突っ込みができるからにはそれなりには元気っぽいな」
「まあなってて…」
「痛いなら無理しない方がいいぞ」
「そうさせてもらう…なあ優人…」
「なんだ?」
「俺…皆を守ることができたかな…?」
「…ああ、できたさ」
「そうか…」
一夏の顔は痛みを感じているせいか少し辛そうだがその顔には満足感が見て取れた。
「二人とも男同士の世界に入らないの!」
「私達もいるのを忘れるな…」
「そうですわ!」
「三人も来てくれたのか……その手にあるのは?」
一夏は三人に気づいて箒の手にあるお見舞いのお菓子に気づいた。
「これはお見舞いで持ってきたお菓子だ」
「ありがとう箒!なあみんなで食べないか?」
「私は構わないが…」
「私は食べるわ」
「私もいただきますわ」
「俺ももらう」
「よし、決まりだな」
そのあとお菓子を食べて少し話をした後に俺達は一夏にちゃんと体を休めておくように言った後に食堂へと向かった。
今日は疲れたな…
side織斑千冬
「……先生…織斑先生!」
「…っ!ああ。山田先生どうかしたのか?」
考え事をしていたが真耶の声で私は思考の彼方から引き戻された。
私は今IS学園の某所にある部屋にいる。
今私達のいる部屋と強化ガラス一枚隔てた場所に今日IS学園を襲撃した謎のIS二体が鎮座し、何人かの先生方が解析を行っている。
「解析結果が出ました」
真耶から手渡された端末にはあの二機の解析結果が映し出されていた。
「無人機…か…」
今この世界に存在するはずのない無人で動くIS。
その存在しないはずの二機が私達の前に存在する。
「見ましたか。織斑先生」
ドアの方を見るとさっきまで解析を行っていた先生の一人が立っていた。
「はい」
「どう思いますか?」
「どう…とは?」
「右の奴を見てください」
私は右の解析中のISを見た。
そこには四本の腕と盾を持つISがあった。
「あれに何か?」
「あいつに盾があるじゃないですか。あいつの盾にはERAの一種だと思われるやつがあったんですよ。あっちなみにERAは何らかの物体が当たったら爆発するものだと考えて下さい」
「…そのERAがどうかしたんですか」
「正直に言いたい。こいつは馬鹿かと」
「はい?」
「ああいえ。こいつを作った人間がですよ」
「人間が?」
「はい。ERAはIS登場以来からほとんど開発も制作もされることはありませんでしたが一応二十回ぐらい連続で使用することが可能だったんですよ。で、こいつが何回連続使用することができると思いますか?」
「…百回ですか?」
「いいえ、少なめに見積もっても千回近く連続使用することが可能だと思われるんです」
「千!?…あっすいません…」
真耶が驚いたというような声を上げたが顔を赤くし私達に謝った。
「その千回とはどれほどのものなのだ?」
「正直言ってこれの制作者は天才としか言い表しようがありませんよ。下手すりゃ何十年先の技術を作り出してるようなものですから」
「…」
「まったく…こんな技術をこんな犯罪に使うなんて何考えてるんだか…」
先生は部屋から出て行って解析を再開した。
私は再び二機に視線を合わせつぶやいた。
「束…お前は何を考えているんだ……?」
自分の小説を見直したときにかなりの数の誤字があり驚きました…
そしてFGOでBBAがこねえぇぇぇぇぇぇ!
カラドボルグについての設定追加分
カラドボルグは蛇腹剣であり、今回のように蛇腹剣としても大剣としても使うことができる
カラドボルグは電気を流すことができ、今回優人は蛇腹剣の状態で電気を流したが大剣の状態でも電気を流すことはできる
蛇腹剣後は相手を切りつけるか拘束するかの二択でいろいろ使い方が変わる
切りつけるならそのままだが拘束する場合ある程度自動で相手を拘束してくれる
元ネタはそのままカラドボルグで、名前の語源は「硬い稲妻」でなんとこの剣は刀身が一瞬にして無限に伸びるという力を持つ
ISの二次小説であんまオリ主が蛇腹剣使ってるやつないなーと思いぶち込んだ
ゴーレムに関してはもうちょい後で設定出します!
どのくらいかというと第1章の終わり辺りまで…
でもこいつの使ってた盾だけでも設定を…
この盾は表面が爆発する物質でできていて、一応設定では千五百回以上二千回未満は連続で使用することが可能
元ネタは某金属の歯車のライジングな感じの奴に出ていたハサミハゲの使っていた盾
これもISで使えそうだと思いぶち込んだ
1月12日追加
頑張って盾のISのイメージを絵にしてみました
【挿絵表示】
…画伯だな
なんとなく考えたけど没にしたネタ
・某ニンジャのアニメを見てラオモト=サンよろしく一つのISに複数個のISコアをぶち込んでSEも拡張領域も増えるぜ!
・無人機に人間の脳を搭載してCPUにしようぜ!
没の理由
・この作品にこの設定は合わない
今作品が進まない時に書いてるISとFateの方にこの設定ぶち込むかな…
一応こっちもISとFateの方もどう進めるかはちゃんとできてはいるんですがまずこっちを片付けないとなあ…
ちなみに今書いてる部分で雁夜おじさんがすげえ鬱りまくってます
その分雁夜おじさんのガッツやら何やらが一夏の方にINしそう…
次回 勇気編 第八話 お前はいったい何なんだ?