「・・・で質問なんだけど、この石何に使うの?」
「「・・・・」」
二人は答えない
「答える気はないか・・・なら仕方ない。この石は今ここで粉々に壊しちゃおうかな~♪」
「!?駄目!!!」
僕が冗談半分で言ったことに対してフェイトという少女がさっきまでの無口な雰囲気からは想像もできないような大声で叫んできた。
「お、おう。冗談だから・・・流石にこんな綺麗な石壊すのはもったいないって、でも困ったな~。そっちもこの石が必要。俺も一応小さい子が泣いてたから代わりに探してあげようかと思って探してたんだけど」
「え?それだけなの?」
「アンタそんなことの為にこんな時間まで探してたのかい?」
勿論嘘だが、それにこの石俺にはもう用はないから渡してもいいんだが、こんな背後から攻撃を仕掛けてくるような奴に渡したら何に使われるのかわからないしな~とか考えたら正直に自分が魔法関係者だなんて言いたくなかったのが理由だ。
なので、僕は
「そうだよ。だからこれは君のじゃないんだったらその子に返してあげるべきだろ?」
「それは・・・」
フェイトは言い淀み
「でも、それは危険な物なんだよ!!」
アルフはそれでも反論する
「なら何で大人の人じゃなくてその子(フェイト)みたいな子がこの石を集めてるの?矛盾してると思わない?そんな危険物ならこんな林の中に放置されてるのに誰も大人が回収に来ないのはオカシイと思うけど?」
僕は即座に切り返す
「それは・・・」
フェイトに続きアルフさんも言い淀む
おそらくこの地球が魔法未発達地域の管理外異世界で僕が魔法関係者じゃないと思っているから迂闊に魔法関係のことを話せないからどう説明するべきか悩んでるんだろう
このままいけば戦闘にならずに離脱できるかも・・・
「じゃあ、僕は用も済んだし帰ることにするよ」
そう言って僕は背を向けて帰ることに
「あ、今度会う時には理由聞かせてよ。それによっては無条件であげるかもしれないからさ」
と言い残して
「ちょっと待ちなよ!!」
「待って!!」
そこでアルフとフェイトが呼び止める
が、僕はその静止を聴かず、近くの木をブラインドにして『歪魔の神珠』を使い自宅に『転移』した。
~~~フェイトSide
「待って!!」
そう言って私はさっきまで話していた女の子?僕って言ってたから男の子?を追いかけたけどその子は
木の後ろを通ってその姿を探したが見つけることは出来なかった。
「どうなってるんだい?確かにここにいたのに・・・魔力反応もなしにここから消えるなんて・・・」
「やっぱり、あの子って魔法関係者だったのかな?」
「わからないよフェイト・・・・」
そう言って二人は夜の闇に溶けていくのだった
アル「危なかったですねマスター」
零司「流石にアレは焦った・・・なんで魔力探査に引っかからなかったんだろう?」
アル「おそらくですが、『魔力零化』スキルによって探査が上手く働いていなかったのではないのでしょうか?」
零司「つまり普段探査に何かかかったら何かがいると判断すると同時にかからなければ問題ないと思ってるからそれが原因であいつらの接近に気付けなかったってことか?」
アル「その通りです。マスター」
零司「その『魔力零化』のおかげで魔法関係者だってバレずに済んだわけだから結果オーライか?」
アル「『芳乃 零二』を付けていたら他の魔道士全員に私たちの存在が露見していたでしょうからこれでよかったのでは?」
零司「しばらくはジュエルシード集めは中止しておこう。」
アル「そうですね・・・」
零司「それに」
アル「それに?」
零司「勝つための準備は整ったことだしな」
アル「え?」
零司「それでは皆さん次回から日常編に入ります」
アル「え?マスター!?勝つための方法ってどんなの何ですか?ねぇ~マスターぁぁぁぁぁぁぁぁ」