昨日フェイトとアルフとかいうコスプレ姉妹?と別れて魔力反応をさせず空気に溶けるようにして転移できる『歪魔の神珠』を使いフェイトとアルフを撒いた僕は家に帰ってすぐに寝た。(正直吸血鬼化しているためあまり眠くなかったが)
~~~~~翌日
海斗のスキルで隠密のスキルはON/Offの切り替えが出来るが、魔力零化は無理だとわかったため
このまま転生者やなのはに時が来るまでバレたくないのでこのまま装備したまま学校に行く前の朝のジョギングに出ることにした。
吸血鬼になったため若干身体能力が上がるかと思われたがそう変わることもなく
というか以前より朝が辛くなっているため、ペースが若干落ちているような気がする。
「やっぱりペース落ちてるよな~」
「あれ?君は・・・」
ジョギングをし始めて20分が過ぎた頃向かい側から見覚えがある人が走ってきた。
「あれ?士郎さんじゃないですか」
「風邪でも引いたのかい?昨日は見なかったけれど」
「はい、少し・・・そのせいか若干ペースが落ちてきている気がするので早くペースを戻さないと」
ジョギングを続けながら答える
「鍛錬もいいけど、ウチの店にも寄ってくれよ?場所は覚えてるかい?」
「覚えてはいますが、家の仕事が忙しくて・・・」
本当に士郎さんは気さくな人だなと思いながら応える
「前にも聞いたけど君の両親は何をしてるんだい?」
この質問には話したくない・・・というより話せない内容だったのでこう答えた
「すみません・・・」
「いや、構わないよ。誰にだって答えたくないことはあるからね」
「心配してくれてありがとうございます。では、時間ができたら行ってみることにします。」
そう言って僕たちは橋のところで別れた
~~~~~自宅
「ただいま」
「マスターおかえりなさい」
「って言っても今から学校だけどな」
そして玄関に準備しておいた鞄を持ち
アルケミーを首から下げ服の中に仕舞い
学校へと向かった
~~~~~学校
「あはよう」
僕は誰に言うでもなく普通に挨拶をした
「「「「おはようございます室長!!」」」」
すると教室内から一斉にそんな挨拶が帰ってきた。
それに対し僕は辟易しながら
「だから室長って何だよ室長って」
「委員長だから教室内の長(おさ)って理由からよ。昨日休んだけど風邪治ったの?」
僕の質問に一人の女子が話しかけてくる
「一応問題ないくらいには回復したよ。心配してくれてありがとう」
「いいわよ♪そのくらい」
先程から話しているこの子はアルビノの影響により異常なほどに肌が白く赤い目をした長髪の美少女でクラスの副委員長をやっている『久遠寺 飛鳥(くおんじ あすか)』さんだ
クラスでは飛鳥の姉御と呼ばれたり飛鳥様などと敬称で呼ばれる人気だが本人は僕と同じくそれを望んでいない
そもそも僕と彼女がこんなことになったのは3年生に上がって間もない時期にあったクラスの役員決めの前日、僕と彼女は別に目立つことといえば勉強くらいでそれ以外は他の人とたいして変わらず
僕は2年の頃と同じく普通に授業を受けて、たまにクラスメイトの質問を受けるだけでこれといって特に変わることのない日々をおくるのだと思っていた
転校生だった彼女も当時は自身の肌や目にコンプレックスを持っていたために前の学校と同じくクラスの全員から無視されて過ごすのだと思っていたそうだ。
が、この僕と彼女の予想はある隣のクラスのバカによって見事にぶち壊されたのだった。
~~~~役員決め前日 回想
「久遠寺 飛鳥!!!お前を俺のハーレムの一員にしてやろう!!」
すべては『天童 龍翔(てんどう りゅうと)』(転生者)のこのバカ丸出しの発言から始まった。
「また始まったよ・・・」
これが転校してきたばかりの久遠寺さんを除いた僕を含めた全員の感想だった。
そして告白された当人は
恐らくほかの女子から聴いていたのだろう・・・彼のストーカー行動、傲慢な態度、複数の女子に対するアプローチの数々、その他の悪行etcを
そのせいか彼女は天童の宣言に
「・・・・ふざけるんじゃないわよ!!誰があんたなんかの愛人になるもんですか!!」
と返した
「うわ~凄いなあの子。あの馬鹿に啖呵切ったよ」
と僕は感心する
クラス内でもガヤガヤと色々と話してるのが聞こえる
そして天童はというと
「そう照れるな。俺は寛大だ。クラスの前だからといって遠慮をすることはない。」
そう言って天童は久遠寺さんに近づいていく
一歩天童に近づく度に一歩下がっていく
それを見て
「流石にこれは傍観できないな」
と僕はいい天童と久遠寺さんの間に割って入る
「ム、何だ貴様は?俺と久遠寺飛鳥の愛の時間を邪魔する気か?」
それを見て不快そうな天童は僕にアホな勘違い発言をしてくる
「そんなこと言われてもな~どう考えても嫌がってる奴に無視して求愛迫ってる発情期の馬鹿ザルにしかお前見えないし」
僕は天童に対して今思っていることを正直に言う
「俺が発情期の馬鹿ザルだと?雑種の分際でこの俺を馬鹿にするだと?」
天童は久遠寺さんに向けていた視線を僕に向け直し憤怒の表情で聴き直してくる
が、僕は意見を変える気はなく
「そうだ。阿呆に何言っても無駄だとおもうけど、一応言っておく」
僕はここで少し間を置き
「このクラスにお前みたいな嫌がる人間にしつこく言い寄るストーカーのカス野郎が跨ぐ敷居はないんだよ!!
さっさとこの教室から出て行って俺たちの新しい仲間に手を出すな!!」
そう叫んだ
「そうだ、そうだお前みたいな最低人間なんかお呼びじゃないんだよ!!!」
クラスの男子が一人呼応し、
「私たちの教室に近寄らないでよ!!」
クラスの女子が呼応し、
その波は広がり続け
「「「「出てけ!!出てけ!!!出てけ!!!!」」」」
最終的にはクラスのみんなが呼応した
そして教室中から鉛筆やら消しゴムやらが天童めがけて飛んでいく
天童「イタっイタタタタ、やめろ雑種の分際で貴様ら!!!!!」
天童は怒気に声を荒らげて僕に向けて腕を振り上げる
そして腕を振り下ろす
だが、僕を殴る前に僕と久遠寺さんが動いた
久遠寺さんが天童の腹を蹴飛ばし後退させる
そして
僕は後退しながら体制を建て直そうとする天童の目の前に接近する
そんな僕を天童は掴もうと右手を伸ばす
が、崩れた体制で伸ばされた腕を少し屈むことで躱し
がら空きの胸部に両手を押し当て突進の勢いのまま天堂を押し飛ばす
「グっ!?」
押し飛ばされた天童はそのまま廊下の壁に激突する
そして久遠寺さんは
「二度と私の前に現れないで!!」
そう天童に言い放ち
バンっと大きな音を立てて扉を閉めた。
「「「「「・・・・・・・・・・うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」」」
という雄叫びとともにクラスがひとつとなった。
そこで僕は久遠寺さんに
「よかったね。・・・転校してきてから不安そうにしてたけど、クラスのみんなは久遠寺さんを仲間だと認めてるよ」
といい
周りからは
「当たり前じゃない」「そうだよ」「これからよろしく」などの声がかかり
最後にみんなは声を揃えて
「「「「私たちのクラスにようこそ!!久遠寺さん」」」」
「・・・・ありがとう。みんな・・・ありがとう!!」
飛鳥は受け入れらたことによる安心と歓喜により涙を流しながら感謝の言葉を言い
少しして袖で涙を拭って
「みんな!!私のことは飛鳥って呼んで!!みんなも私に名前を教えて!みんなのことを名前で呼びたいから!!」
これが原因で僕と久遠寺さん改め飛鳥さんは満場一致で現在の役職に就くことになった。
~~~~~~回想END
ってなことがあったんだけど
「まさかアレで僕が委員長になるなんて本当に予想外だった」
女子A「当たり前だと思うよ?だってあの後天童君が怒り心頭で乗り込んでこようとして追い払ったのも零司君だったでしょ?」
「そりゃそうだけどさ~あの馬鹿のせいで」
「だけど私たち全員の総意だからさ諦めなよ」
飛鳥にそう言われて何も言えなくなり
「そうだね・・・って先生が来たみたいだ。みんな~席についてくれ~」
「「「「「「ハイ!!室長!!!」」」」」」
クラスは気色悪いほどの統率を見せ僕の指示に従う
まるで軍の教官に従う隊員の様だ・・・
「普通に委員長って呼べよ・・・」
こうしていつも通りの日常が始まるのだった。
次回も早めに更新できたらいいな
あと、最後の女子Aだけ台本形式なのは、
後の説明を少し楽にするために故意に残しているものです←ミスじゃないですよ~