魔法少女リリカルなのは~記憶を探すもの~   作:杉坂 響夜

15 / 76
決闘終決

零司Side

「いって~」

 

そう言って僕は木刀を受け止めた左腕を抑える

 

「ちょっと零司君大丈夫なの!?」

 

「零司大丈夫なのか!?」

 

「室長!!腕折れてないんですか!?」

 

「そうよ!!木刀を腕で受け止めるなんて!!」

 

腕を抑えながら道場を出ていこうとする僕に真っ先に彩、和志、優希、飛鳥走り寄り心配してくる。

 

「あぁ、大丈夫大丈夫♪少し痣になってるだけで折れてないから」

 

と少し顔を引き吊らせながら笑顔で答える僕

 

「大丈夫なわけないよ!!」「木刀で殴られたんだよ!?」「そうだよ!!それに頭から血も出てるし」

 

といつの間にか集まってきたギャラリーも心配してくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで・・・・

 

「一体何の騒ぎだ!!!」

一人の教師が柔剣道場の騒ぎを聞きつけやってきた。

 

「き、君!!一体何があったんだい!?」

 

騒ぎの中心にいる僕の姿を見て酷く驚く教師

 

「特に何もありませんよ」

と僕は白々しく答える

 

「嘘です!!本当はそこで伸びてる天童くんに殴られたんです!!」

と僕の発言を否定する高町さん

 

「「「「「そうです!!僕たち(私たち)見てました!!天童が十六夜君に決闘を申し込んで倒されたからって背後から木刀で殴りかかったのを!!!!」」」」」

それに呼応するように飛鳥達を含めたギャラリーのみんなが同意する

 

 

 

 

が、

「何を言ってるんだい?あの天童くんがそんなことするはずはないだろう」

通知表で優秀な成績を持ち他学年からよく思われている天童・・・・基本同学年以外彼の悪行を知らないのでその話を信じない教師

 

これはある意味で当たり前の反応だ。

 

 

事件後に目覚めた天童はこう発言している

 

「柔剣道場で話をしようとしたのだが、いきなり暴れだして自身の危険を感じて止む終えず木刀で殴ってしまった。」

 

っと・・・・多くの目撃者がいながら通用するはずのないと思われたこの発言は何故かすんなり通った

 

理由としては

 

日頃から高町さん達に対してストーカーのような行為をしておきながら、何故一向に他学年(教師陣)に目撃されず、同学年の人からの報告を受けても評価が上のまま変わらないのか本当に疑問だけど・・・・

 

対して成績は優秀だが授業態度に難があり教師陣から良く思われていない僕。というのも理由のひとつだろう・・・・・・もっと他に決定的な理由がありそうだが

 

結果「僕は謹慎1週間対して天童は謹慎3日」

 

という現場に居合わせた者から言わせればどう考えてもおかしいだろと言わずにいられない結果に終わった。

 

そのことを教師から言われた僕のクラスメイトと隣のクラスの多くの目撃者は抗議したが一向に僕の罰が減刑されることはなかった。

 

 




信用とかって結構大変だよね

勿論今回の天童のことには理由があります
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告