自宅付近の森~~~~
「「ん?」」
「この森変だな」
「そうだな・・・」
恭也さんが呟き、士郎さんが同意する
え?まさか結界に気付いた?・・・いやいや、まさか
「これは結界か?」
「それも俺たちの知っている妖魔や陰陽術の類ではないな」
恭也さん、士郎さん・・・・・貴方たち本当に人間ですか?
何で歪魔の力で作られた最高位の結界を感知できるんですか!!この結界自然と完全に同化してて動物ですら違和感なく暮らせる程に感知できない程結界の気配がほぼ皆無なのに・・・・後でこれの事とかも聴かれるんだろうな~ハァ~。
自宅前~~~~
「随分風変わりな家だな」
「中々に独創的だね」
上が恭也さん下が士郎さんの僕の家を観た感想だ。
うん・・・・作った僕もそう思う・・・・だって最初こそはコテージの様な普通の家だったのに
・・・・・度重なる改修、増設によって過去の普通さは無くなり
現在は・・・・・
足のないハウルの城モドキと化していた
「やっぱりそう思いますか?」
としか言えない・・・流石にこの家は奇抜だという自覚はあるし
「中に入りましょうか」
そう言って中に入る
「あ、マスター早かったですね」
家に入るとアルケミが出迎えてくれた
いつもなら嬉しいことだが・・・・・今は
「機械が喋ってる」
「いや、それ以前に浮いてるぞ」
と恭也さん、士郎さんを驚かせる結果を作るだけだった
はぁ~もうこの際高町さんがジュエルシードに関わってること以外全部話すかな
~~~~~~~
その後、アルケミのことは後でまとめて説明することで納得してもらい
絶対に僕の開ける扉以外に入らないように言って、もし開けたらどうなるか
士郎さんたちに試しに開けてもらった
士郎さんには
『扉を開けたら銀世界だった』という摩訶不思議体験をしてもらい納得してもらい
恭也さんには
『扉を開けたら海だった』を体験してもらい納得してもらった
うん、一回目に恭也さんが崖の扉を選びそうになって焦ったのは内緒だ。
~~~~自宅客間
「え~と、まず初めに僕には4歳以前の記憶がありません。あと僕に両親はいません」
~~~~その後僕は
僕のこれまでのこと
ジュエルシードを触ることで自身の大切な記憶を探していること
その過程で吸血鬼になってしまったこと
しかも普通のではなく同族を喰うと言われているに・・・・
かといって、本当に喰うわけではなく、『ライカンスロープ』が血を吸った吸血鬼は力を失い人間になるだけだと言って安心してもらったが・・・
流石に吸血時の異能については話していない
次に怪我をどうやって治したかでは
机に置いてあるカップを床に落とし、実際に『復元する世界』を使い元に戻した
流石にこれには二人も度肝を抜かれたようだった。
『この能力はジュエルシードを集める過程で発現するようになった力で物質を24時間以内の状態に戻すことが出来る』ことを伝え、この能力で打撲と切り傷を完治させたと説明した
そして、僕は魔導師でアルケミは僕の補助をするためのデバイスで僕の記憶がなくなる前から持っていたと説明した
そして、確認していないが、この街には僕を除いて5人の魔導師がいて僕と同じくジュエルシードを手に入れようとしている。
そのうち3人
『フェイト』という少女
『アルフ』というコスプレお姉さん
そして『天童 龍翔』
あとの二人は目撃していないため、わからないと言っている(勿論ユーノというフェレットと高町さんのことだ)
それを言ったとき
二人から「手伝おうか?」と言われたが、魔導師以外が触れたら反応してしまう可能性が高いことを説明し、諦めてもらった。
ついでにこの家はゼロから自分で建てて、アルケミの中に入ってた素材で色々造ってるってくだりでも驚かれた。・・・その作品の一部で魔力のない人用に作った刀身に炎を纏う『朱雀刀』、振った場所から推定2m程ウォーターカッターを飛ばすことができる『青龍偃月刀』を見せた時には、二人とも子供のような興味津々な目で見てきたためひと振りづつあげることに・・・・流石に高町さんやほかの人に言わないでいてくれるように頼んでおいたけど
そんなこんなで全ての説明が終わり
現在~~~~~
「いや~これは凄いな」
「確かに・・・ここまで質の良い木はなかなか無いし、どれも見事な職人技だ」
などと家で作っている椅子を見て話していた。
「気に入ったのがあれば作りましょうか?」
などと言って机や椅子を作って提供することにした。
そしてしばらくして
「父さん、時間大丈夫ですか?」
「げ、そういえば大分長居してしまったな・・・アレ?」
恭也さんから時間を指摘したため、士郎さんが時間を確認するが首を傾げる
「父さん、どうかした?」
「いや、時間が・・・」
士郎さんは時間を確認して戸惑っている様だ
それを見て僕は
「あぁ、時間でしたら問題ありませんよ♪森に入った時に気づいたかもしれませんが、この森には結界が張ってあってその結界の能力で僕の魔力とかを外部に漏らさないのと時間軸がズレていて実際の時間の10分の1程で流れているんで。今はまだジョギングから帰ってきて5時間・・・・現実時間で30分程ですかね」
「「30分!?」」
「色々と作るものがあって普通の時間では足りないんで」
「本当に魔法だな・・・」
と恭也さんが呆れ気味に言っていたが気にしない。
「でも、そろそろお暇(いとま)するとするかな」
「そうだな」
恭也さんと士郎さんが立ち上がり
「家の前まで送りましょうか?」
「それは助かる」
「それも魔法か?」
「いえ、魔法といえば魔法ですが、厳密にはこの『歪魔の神珠』を使った魔術というべきですかね」
「どう違うんだ?」
「魔法は自身の魔力を利用し、事象を起こす技術。魔術はさっき言った『歪魔の神珠』のような魔力を帯びた物質の魔力を使って事象を起こす技術。といった違いがあり、後者は自身の力を完璧にコントロール出来る事が前提となりますので、扱いはかなり困難です。」
「ほぉ~なるほどな」
「そうか」
二人とも納得が行ったようだ。
「では、翠屋へ」
そう言って翠屋の近くに転移したのだった。
翠屋に直接転移しなかったのはなのはとかユーノに見られる可能性があるためです