魔法少女リリカルなのは~記憶を探すもの~   作:杉坂 響夜

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転生編です


転生

目が覚めると真っ白な空間にいた

 

なんて聴くとそこらにある二次小説を思い出す人がいるだろう

 

そして俺もその例に漏れずその一人だった

 

「どこだここ?前に貴久のPCで読んだ二次創作に出てくる風景によく似てるっていうか何もないとこだけど・・・・あれ?・・・そういや?俺って死んだはずじゃ・・・・」

 

などと考えていたら

 

「貴方は確かに死にました」

 

と後ろから若い女性の声がした

 

「!?」

 

誰もいないを思っていたところでいきなり声をかけられたため俺は勢いよく首から上を後ろに向け

 

視線を声の発生源に合わせる

 

そしてそこにいたのは・・・・金髪でサマードレスを着た外国の絵画の女神のように美しい同い年くらいの女性だった

 

「女神とは少し照れますね//」

 

っと指を口元に持っていき「フフッ」っと少し照れたように笑う様子はとても堂に入って見える

 

そんな彼女に俺は見蕩れていたため自身の心を読まれたことに気付かなかったが、数瞬の内に正気に戻った俺は

 

「貴方は何者ですか?」

 

そう質問を投げ掛け

 

「私は天使のメルスといいます。」

 

とニッコリと笑いながら羽を広げて会釈してきた

 

俺も会釈に応え

 

「俺は死んだはずだがどうして生きてるんだ?」

 

と疑問をメルスという天使に投げかけたが

 

メルスは

「死んでますよ。いま肉体があるのはその方が話しやすいからですよ」

なんて応えたので俺はあまり死んだという実感が沸かないが、自分は死んだと仮定して

 

「何のお話ですか?」

と要件を聴くことにした

 

「聴きますが、貴方は死ぬ前のことを覚えていますか?」

 

「たしか、鉄骨から小学生を護ったんじゃなかったか?」

 

「えぇ、その通りです。そして我らが神が貴方をほかのアニメや漫画の世界に転生させることと何でも1つだけ願いを私たちが与える特典とは別に叶えることに決定したのです」

 

「その前に聞きたいんだけどいいか?」

 

「お構いなく」

 

「じゃあ、俺の前に錦戸 貴久って奴がこの死後の世界にきたと思うんだけど?」

 

「錦戸様ですね・・・少々お待ちを・・・・・・・・・お待たせいたし「早いなオイ」ました・・・・錦戸様は既に天国行きが決まっています」

 

「なら、願いで俺の転生権を貴久に譲渡してくれ」

 

「な!?・・・今・・・何と?」

 

俺の申し出にメルスは驚愕していた。恐らく心底意外だったのだろう・・・・ここで過去に転生をした人の中に俺と同じことを言った人は恐らく居ないだろうから

 

「だから俺の転生権を貴久に譲渡してくれって言ったんだよ」

 

「・・・貴方は自身の好きな作品に転生したくはないのですか?」

 

「いや、正直言えばしたいさ・・・・けどさ、貴久はな小さい頃から体が弱くて学校にも行ったことがないまま死んだんだ。もし、アイツが現世で出来なかったことを出来るチャンスを貰えるんなら、俺は喜んでアイツにこの権利を譲渡したいと思ったんだよ。俺と同じ転生権を貴久に与えてもらうことも考えたんだけど、アイツにそのチャンスを与えてないことを考えると、その転生権って数に限りがあるんだろ?なら俺はこの権利をアイツに使って欲しい」

 

これは俺の正直な気持ちだ。何せ俺は前世にしたかったことはあれど、後悔は無いに等しいのだから

 

少し間を置いてメルスは

 

「・・・優しいんですね。今回のことも最後の子供たちの時にも」

と微笑みながら言った

 

「そうでもないさ、最後に子供を助けた時も今回も俺は俺のしたいようにしてるだけだから」

俺は照れくさくて頭を掻いた

 

「合格です♪」

唐突にメルスが満遍の笑みを浮かべてそう言った

 

「は?何が?」

 

俺はそれが何に対してか理解できなかったが、次のメルスの発言を聞いて完全に理解した

 

「貴方と錦戸様には転生していただきます・・・残念ながら同じ世界には行けませんが」

 

「え?いいのか?」

 

メルス「はい♪」

さっきと同じ笑顔で応えてくれる

 

「本当に?」

 

正直行きたかったこともあり二人一緒の世界ではないのが残念だが、アイツが自由に動き回れ学校に行くチャンスを得られるのならこれ以上望むことは無いため

 

咄嗟に聞き返してしまった

 

が、

 

「本当です♪」

 

メルスの答えは変わらなかった

 

ソレを実感した俺は

 

「よっしゃぁ~~~~~~~~~~!!!!」

 

っと歓喜の雄叫びをあげていた

 

 

 

 

 

 

すぐ後ろに件の親友が居るとも知らずに

 

「零司、元気そうだな」

 

っと彼は自身の存在に気づかない親友に苦笑いを浮かべるのだった

 

俺はいきなり背後から聞き覚えの有りすぎる声を聞き振り返った

「!?貴久なのか?」

 

「おいおい、たった半年会わなかっただけで親友の顔を忘れるのかよ?」

 

「そんなわけ・・・ないだろ・・」

 

声に涙が混じり途中で所々途切れてしまう

 

「泣くなって」

貴久は俺の肩に手を置いてくる

 

 

「うるせぇ・・お前もだろ、もう会えないと思ってた奴に会えた感動を少しくらい感じさせろ」

 

「そりゃそうだけどさ・・・まぁ何にしても」

 

「「また逢えて嬉しいよ親友」」

 

っとどちらともなく手を差し出しお互い笑顔でに抱き締め合った

 

 

 

 

 

そして、感動の再会がひと段落してメルスが

 

 

「では、貴方たちには転生をしていただきます。錦戸様は『インフィニット・ストラトス』、十六夜様は『魔法少女リリカルなのは』の世界に転生していただきます。なお転生の際十六夜様の記憶は錦戸様の転生権の対価として全て消させていただきますが「ちょっと待て」・・言いたいことは分りますが、話の続きを聞いてください」

 

と言われ話を聞くことにする

 

「先ほどの対価ですが、貴方の記憶は全て条件を満たせば元通りになります。」

 

最後にメルスにそんな事を言われたが俺の答えは決まっている

 

「何だ・・安心した・・・ならその条件全て達成してやればいいだけだ!」

俺はもう怖いものはないとばかりに言い切った

 

「流石親友♪」

っと貴久は俺に親指を立ててサインを送る。

 

零司「当然♪俺は必ず記憶を取り戻してみせる!!」

 

俺はサインを送り返す。

 

それを見てメルスは

「本当に二人は仲がよろしいんですね♪」

 

と微笑んでいた

 

「では、時間です。条件と特典については転生先の世界に着いたらわかりますので転生先にて確認をしてください。・・・では、貴方たちが良い来世を送ることを祈っています」

 

メルスがそう言うと俺たちの上から光の柱が降りてきた。そして俺たちは転生するのだということを実感して

 

「零司!良い来世を♪あとメルスさんありがとうございます」

 

「貴久!お前こそな♪メルスさん俺の無茶な頼み聞いてくれてありがとう」

 

「お二人共お元気で♪」

 

全員が笑顔だった

 

そして笑顔のまま貴久と零司はそれぞれの世界に飛び立ったのだった。




結構リアルな描写って難しいですよね・・・・どうやったらもっとうまく書けるんだろうかとか正直よく考えます

感想や誤字報告とかあったらお願いします。

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