これが、変装道具を買って少し遅れて現場に辿り着いた僕の感想だった。
ちなにに今の現状を三行にまとめると
『一度止まったジュエルシードがまた暴走した
周りには魔導師が多数
俺ぼっち、チョーヤベェ〜(棒読み)』である
「ダメだと思いますよ?もうセラウィ様がユエラ様より話を伺っている頃だと思いますので」
「ってことは今何もせずに帰ったらアレの餌食か?」
アレとはセラウィ教官により行われる行われたら数日間筋肉痛で歩くことすら困難になる有難い教導(拒否権なし)である
「はい、間違いなく・・・ついでに転成の際の天使様から『いい加減マトモに戦わせろと上司から言われているので頑張ってください P.S 無視したら海水で家を水没させますよ〜♪』とメールが届いています」
「それされたら僕間違いなく死ぬんですけど・・・・」
僕の吸血鬼体質は現在も継続中で海水に触れるだけで火傷してその箇所は爛れてしまう
仮に海に落ちたらショック死するだろうって前にアルケミが言っていた
「頑張ってくださいマスター」
「はいはい、やりますよ〜っと」
現在のスキル
『神採りマイスター ウィルフレド・ディオン』
『DRACU-RIOT! 六連 佑斗』
『暁の護衛 朝霧海斗』→『fortissimo exs 芳乃 零二』
「さて、僕たちの戦争《ゲーム》を始めようか」
天童side
ビクッ!?
「なんだこの膨大な魔力は!?」
俺は暴走中のジュエルシードを止めるためにジュエルシードから発される衝撃波に耐えながら進む途中、この世界で最強であるはずの自身の魔力を超える魔力反応に動きを止める
「こんな魔力感じたことがない!!」
などと騒ぐ我が盟友ユーノ
「「「・・・・・・」」」
圧倒されて言葉の無い我が嫁達(なのは、フェイト)ついでに獣(アルフ)
そして俺は魔力反応の方に再び目を向ける
そこにいたのは口元だけ見える赤い鬼の面をつけ、藍色の忍者のような格好し、蒼い魔力の奔流をオーラのように纏った俺と同じくらいの男だった
零司Side
「いくぞぉ!!アルケミー!!」
「いつでも問題ありません」
僕は自身の大気を震わせるほどの魔力の奔流をコントロールし、右腕に収束させる
「オォォォォォォォ!!!!!!!!」
「出力全魔力の40%!いけますマスター!!」
「神討つ拳狼の蒼槍《フェンリス・ヴォルフ》!!」
僕はその魔力を蒼い砲撃としてジュエルシードに放った
そして、ジュエルシードからもそれを迎撃するように更に強力な衝撃波が断続的に放たれそれらは壁となり砲撃に立ち塞がる
蒼と無色の力がぶつかり合い
ズガガガ!!!という一瞬の拮抗を見せた次の瞬間には
ボシュンっとまるでそこには何もなかったかのように蒼の砲撃が衝撃波の壁を消失させジュエルシードを撃ち抜き
そして世界は蒼に染められた
ユーノSide
僕は夢を見ているんだろうか?
僕は今日ほど現実が信じられなくなったことはない
だって、ただ魔力を解放しただけで大気を揺るがし、ロストロギアであるジュエルシードに真っ向から力のぶつけ合いをしてアッサリ打ち勝つなんて・・・
こんなこと龍翔にだって出来ないだろう。
龍翔の時にも思ったけどこの世界(地球)は規格外すぎる
龍翔Side
何なんだあの力は!?
それが光が収まり視界を取り戻し、いつの間にか俺達を追い抜きジュエルシードを掴んでいる鬼の仮面をつけた奴を見たた俺の感想だった
想定外だ。まさか俺以外にこれほどの力を持った奴がいるとは
だが、奴の力がどれ程であろうとこの王たる俺が負けるはずがない!!
そう自身を鼓舞し俺は
「貴様、それは俺の物だ。大人しくソレを置いていけ。今なら褒美として我が臣下として飼ってやってもよいぞ?」
零司Side
僕はジュエルシードを封印直後の状態に『神討つ拳狼の蒼槍』に『復元する世界』を付加して戻した後、直ぐに『歪魔の神珠』を使いジュエルシードのところに転移して回収した
すると、視界を取り戻した天童が
「貴様、それは俺の物だ。大人しくソレを置いていけ。今なら褒美として我が臣下として飼ってやってもよいぞ?」
と言ってきた・・・今日も絶好調だね
更に
『それは危険なものなんだ!』
と念話で言ってくるフェレットもといユーノ・・・正直頭に響いてウルサイ
「それを渡してください!!」
鎌を向けて奪う姿勢のフェイト・・・この子は会う人会う人に鎌をいちいち向けるのだろうか?
「それはユーノ君の物なの!!」
と言ってくる高町さん・・・・うん、渡してあげたくはあるんだけど士郎さんたちの家族にこれ以上こんな危険物持たせてはおけないしね~だから却下で♪
そして、唯一僕のことを無言でじっと見てくるアルフ・・・・・何故かその目は僕を射抜くように捉えていた・・・な~んか嫌な予感
そして
「アンタ、前にあったことある餓鬼だね?」
嫌な予感的中かよ!!
あぁそれにしても、やっぱり動物だから匂いで分かっちゃったかな・・・まぁ幸い向こうは僕の名前すら知らないんだから特に問題ないけど
「そうだよ。生憎とある友人との約束でジュエルシードを全て確保することになってね。勿論君たちのもね♪」
そう言って自身の獲物である戦斧『歪曲の戦斧』をアルケミーから取り出す
こうしてこの夜の戦いの何度目かの幕が開けた
~~~~~~~~
「雑種!!貴様は王たる俺が消してやる!!」
そう言って早速距離をとり、遠距離から『王の財宝』で宝剣、宝槍を全力で射出し、黄金の鎖で足度拘束しようとして僕を殺す気の天童。
「何でジュエルシードを集めてるか教えて!!」
アクセルシュートを放ちながら僕のことを囲もうとする高町さん
「それを渡してください!!」
ソニックムーブで僕の右側方から鎌で狩ろうとするフェイト・・・・前回の奇襲といい猟奇的だなオイ
「貰ったよ!!」
フェイトの反対から挟み込むように殴りかかるアルフ
だが、僕はそれらを一瞬で空中に逃げ回避する
「えぇ!?」
「そんな!?」
「なんて速度なんだ!!」
常識外な速度で回避してからも消えるように移動する僕に驚く魔法に対して長い経験を持つ関係者(アルフ、フェイト、ユーノ)・・・恐らく僕の移動が見えていないのだろう(当たり前だけど)
そして
「生意気な!!雑種の分際でいい気になるなよ!!」
そう言って放った宝具を全て移動した僕の方へと方向変換させ追撃する天童
「君もしつこいね。ハァァ!!!」
ガンガンガンガンガン・・・・・・・
それらを先ほどの移動をしながら戦斧で弾き捌く
「コレを弾けるとはな・・・やはり消すには惜しい逸材だ。どうだ?今ならまだ降伏を認めてやってもいいぞ?」
そんな天童に僕は剣や槍を弾きながら
「そういうの・は!槍とかを!納めて!言う!もの!じゃない?」
と答えた
それを見ていたユーノは
「何て戦闘センスなんだ・・・一瞬の目視不能な移動に龍翔の槍や剣を無傷で見切って全弾捌く技術・・次元が違う・・・でも、龍翔!!加勢するよ!ストラグルバインド!!」
緑色の鎖が8本独自の動きを見せ不規則的に僕の動きを捉えにかかる・・・だんだん僕の移動箇所まで予測して撃ってくるのが正直いやらしい・・・流石高町さんと一緒に風呂に入った淫獣(恭也さんに聴いた・・・止めようとしたけど止められなかったと僕に先日ジョギング中に愚痴っていた)
「なんだろう・・・今すごく不本意なことを考えられた気がする」
そう言ってくるユーノ
「感がいいね♪流石獣の姿をしてるだけはあるね♪淫獣」
僕はそう言ってユーノをからかう
「淫獣!?僕は・・・そんな///」
このやり取りで動揺し、次第に精度が落ちていくユーノ
「獣の姿で公然と覗き行為をしてる君にふさわしい称号だと思うよ♪」
と仮面の下でケラケラ笑い止めをさす僕・・・よし、鎖が全体的に絡みだした♪これくらい雑になったら簡単によけられる!!
次は高町さんを崩すか・・・
「話を聴いて!!君の名前は?」
そう言いながらも僕を堕とす気満々な魔力弾を5発、操作して天童と同じく全方位から多角的に攻撃する高町さん・・・・珠に天童の槍や剣とぶつかって互いに邪魔してしまっているところを見ると学校での中の悪さ(一方的な感情の押し付けからくる)のためか余りお世辞にも練度の高い連携とは言えない・・・天童が他人を尊重して合わせるなんてする可能性なんてないし、高町さんも態々嫌いな人間と一緒に行動するだけでも嫌だろうにこれに加えて息を合わせろなんていくら魔法の才能があるとは言っても小学3年生の彼女に求めるのは酷だろう(前世の記憶を持つ転生者ならある程度可能だろうけど・・・記憶の曖昧な僕の場合は前世関係なく今生の仲間との連携とスキルで場数を踏んだ御蔭で補っているけど)
「そういうのはこの砲撃を止めてから聴いて欲しいな」
とは一応言うけどこの砲撃が止むとは思っていない
なので
「そういえば君の家のご家族は君がこんな危険なことをしてるって知ってるのかな?」
と方向性を変えて動揺を誘う・・・あ、2発逸れた
このまま動揺させ続ければ簡単に接近して無力化できる
そう考えてた時
「貴様!俺を相手にしながら他人に気をやるとは余裕だな!!」
そう言って黄金の聖剣を振り上げて魔力を込めている天童
ヤバ!!さっきから宝具ばっかり投げまくって自分からは接近してこないから忘れてた!!・・・・アレ?黄金の聖剣?そんなもんまであんの!?
多人数からの猛攻と動揺を誘うことに神経を集中していた僕と違って天童の魔力にも気をかけていたフェイトたちは既に離脱しておりいつの間にか魔力弾による牽制のみを行っていた
「いつの間に・・・(ジャリリリリリ)!?この鎖は!!」
僕の体には黄金と緑色とオレンジ色の鎖が巻き付き、戦斧にも僕が最初の拘束で動揺した隙に黄金の鎖が巻き付き固定される
「もう逃がさないよ!!」
「ストラグルバインド!!」
「懺悔は済んだか雑種、エクス・・」
「全力全開!!ディバイ~~~~~ン」
「撃ち抜け、雷光!!サンダーーーー」
宝剣、宝槍に加え魔力弾により完全包囲されっている挙句拘束されている僕に逃げ場などなく
「これはOverKillだろ・・・」
「「「カリバァーーーーーーー(バスターーーーーーーー)(レイジ!!)」」」
黄金と桜色、黄色の砲撃が放たれ複数のバインドのため転移ができない僕は魔力の本流に飲み込まれるのだった。
天童の能力に王の財宝と書いていましたが、それは零司がそう認識していただけで実際の能力はフェイトstaynightに登場する全サーバントの宝具(魔眼は除外)でした
ちなみに零司は飛行できないために空中戦ができないと言いました通り今回も実は転移の腕を使い
連続で同じ場所に転移して飛んでいるように見せかけたりして小細工をしていただけでした
あと今回の話に登場した仮面の説明
『疑鬼の仮面《ぎきのかめん》
零司が変装道具調達中に発見した骨董品店にあった曰く付きの仮面
装着者の声を変え、他者を無意識のうちに惑わせようとする呪われたアイテム(作者オリジナル)です・・・・これをを着けたからといって鬼になれるとか、眠れるパワーが目覚める、身体能力を向上させるなどといった効果はない
最後に楽しみにして頂いていた皆様にご報告
最近まであっていたテストがようやく終わり、執筆時間が出来てきたので投稿できるようになりました
流石に前みたいにすぐには連日投稿などはできないと思いますが
これからもよろしくお願いします