魔法少女リリカルなのは~記憶を探すもの~   作:杉坂 響夜

47 / 76
裏話・そして新たな決意

ドラゴン発現少し前~~

 

「なのは、もう大丈夫だ」

 

気絶しているユーノと共に木の幹に背を預け、なんとか普通に話せるレベルまで回復したクロノが言う

 

「でも、クロノ君!まだ顔色悪いよ」

 

明らかに無理をしているクロノになのはを心配して声を上げる

 

「クロノの言うとおりだよ・・僕たちは大丈夫だよ」

 

いつの間にか起きたユーノがクロノに同意する

 

「ユーノ君・・起きて「そんなことよりなのは」」

 

なのはの声を遮りクロノは続ける

 

「ユーノ、気づいているか?」

 

「うん・・・僕たちを苦しめていた力がいつの間にかなくなってるね」

 

「え!?」

 

「そうだ。恐らくあの執事があの二人に倒されたんだろう・・・けど、何故だかわからないけれどすごく嫌な予感がするんだ」

 

「・・・これ以上なにか起こるのかい?」

ユーノが訪ね

「おそらく・・・」

クロノが答える

 

「そんな・・・」

なのはも表情を歪める

 

それを見てもクロノは続ける

 

「だからなのは。君に頼みたい・・・・・こんなことを頼むのは正直申し訳ないんだが、僕らの中でマトモに動けるのは君だけだ。」

 

「そんなこと言ったって・・そんな力なんてなのはには・・「なのは!!君は初めて会ったときに傷ついた僕を助けてくれた!!それは今でも変わらない!僕たちを助けてくれてるじゃないか!!」・・」

 

「そうだ、さっきも君は僕とユーノを救うために勝てないと分かっていても諦めなかったじゃないか!!」

 

「君には人を守る力がある!それは救われた僕とクロノが保証する」

 

そこまでユーノが言ったとき

 

「ガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

 

結界内にドラゴンの咆哮が轟いた

 

そしてさっきまでいた場所からドラゴンの頭が見えたとき

 

「・・・ユーノ君・・・クロノ君。」

なのはが決心したような顔をしてユーノとクロノに言葉を続ける

 

「私、行くよ!!」

 

「いいのかい?」

クロノが尋ねる

 

「うん」

それになのはは迷いなく答える

 

それを見てユーノは

「うん♪やっぱりなのはは変わらないね!最初に会った時のどこまでも真っ直ぐで優しい女の子だ。僕たちは手助けできないけど君ならきっと大丈夫だって信じてる。だから、頑張って・・・なのは」

 

その言葉を聴き終わるとなのはは頷いてからふわりと宙に浮き

 

「高町なのは、行ってきます♪」

 

いつもの可愛らしい笑顔を見せてドラゴンのところに向かって飛んでいった

 

 

 

 

そして残されたユーノたちはというと

 

「クロノ・・・」

 

「なんだ?」

 

「僕は悔しい・・・たったひとりの女の子どころか自分の身一つ守ることのできない僕自身がッ!!」

 

「僕もだ・・・僕たちはもっと強くならなくちゃいけない」

 

「そうだね」

 

そうして二人は強くなることを決心するのだった

 

~~~~~~~~~~~~~~~陽菜子敗北後

~~~なのはSide~~~

行ってみるとあの鬼の人が居たのには驚いたけど・・・この間のことがあったから驚く以上のことはできなかった・・・あの時は目の前のドラゴンをどうするかしか考えていなかったから

 

 

結局・・・戦闘は私が遠距離から砲撃をしていて彼はドラゴン相手に銃やまたことのない兵器で攻撃をしたり、してるうちに攻撃が効かないからという理由だけでいきなり武器を消したかと思うとドラゴンを殴り始めた

 

・・・・出鱈目なのは知ってたけど、空いっぱいに魔力弾を展開したり、デバイス無しに魔力を収束したりここまで非常識だとは思わなかったの

 

何にしても結局ドラゴンたちは彼が倒して残った女の子は鳥籠を二人組の細い人がナイフで壊したら

 

光になって消えてしまいました

 

そして現在

 

「さて、聞かせてもらうぜ?」

 

「そうやな、坊主は何もんや?」

 

二人組が鬼の彼に問い詰める

 

そして彼は仮面の上からでも分かるほどに愉快そうな表情で静かに口を開いた

 

~~~零司Side~~~

はぁ~本当に面倒なことになったな

 

まさかあの規格外を内包しまくったようなFortissimoのキャラクターが出てくるなんてな

 

陽菜子や霧崎、鋼の3人がいたんだ・・・それに戦う前にアルケミーに解析させた結果

 

あの三人からは僕の中から出た光と同一の反応が出ていることがわかった

 

つまり・・・あの三人は僕の一部だ

 

そして、僕の中から出たのは全部で9つ・・・つまり他にもいることになる

 

それを考えたら今この二人を相手にするのは得策なんだろうか?

 

今の現状で特に超人生徒会長雨宮 綾音(あまみや あやね)・・・腹黒アイドル梶浦 海美(かじうら うみ)・・・純情剣姫鈴白 なぎさ(すずしろ)・・・疾風迅雷の鈍感皇 龍一(すめらぎ りゅういち)の四人は現在どうやって倒すか打開策が浮かばない

 

会長との相性の悪さは最悪だ

 

それに目の前にいる霧崎はともかく鋼に至っては行動不能まで陥らせるところまでは可能だろうけど、肝心の戦略破壊魔術兵器は『傷つかない』という概念で守られているため、僕の今の現状では破壊することが困難(基本的に考えられる方法で概念魔術を使わないといけないため)

 

・・・可能性があるとしたら、誰かほかの魔法使い(なぎさ、有塚、陽菜子辺りの魔法・・・ってよくよく考えたら陽菜子霧崎に殺されてもういないじゃん・・・ん?霧崎に殺されて?

 

あぁ~こんなところに最高の解決策があるじゃないか!!

 

ならここでこいつらと手を組む必要はないな!!

 

 

 

『コイツラは・・・・獲物だ』

 

 

 

そう結論がついたとき霧崎と鋼が『僕が何者か?』について聴いてきた

 

それに対して僕は高ぶる感情を抑えきれず笑みを浮かべたまま答えた

 

「元々僕の一部であるお前たち『召喚せし者(マホウツカイ)』を殺し、記憶を取り戻す糧とする者だよ」

 

あぁ、最高だ・・・これで僕は貴久の記憶を取り戻すことに一歩近づける

 

もう誰にも邪魔はさせない

 

「『ユニゾン・イン』」

 

殺気全開でサクラとのユニゾンを果たした僕と臨戦態勢を整えたナイフを僕に向かって放つ霧崎とエッケザックスを僕に振り下ろすために接近する鋼

 

そうしてこの森で決戦の第三幕が切って下ろされた

 

 

 

 

だが、そこで僕を庇うように

 

「もうやめて!!」

 

なのはが間に入って仲裁をした

 

それに驚き動きを止める僕、それに対して僕という脅威を排除するため構うことなく攻撃を続行する鋼と霧崎

 

そしてなのはが続ける

 

「オカシイよ!!同じ人間なのに殺し合うなんて!!」

 

しかし、その言葉を前にしても鋼と霧崎の攻撃は止まらず僕の前に立つなのはに迫る

 

それに対しなのはは自身と僕を囲うようにドーム状のシールドを展開して僕を守る

 

だが、彼らの攻撃でなのはのシールドは軋みをあげ

 

これまでにない程の圧力がシールド越しでなのはに伝わる

 

その追撃で振るわれ、放たれる暴力的な攻撃をを防ぐために更になけなしの魔力をシールドに注ぐ

 

・・・その時見た顔は

 

あの時の顔だった

 

 

独りで公園で泣いていた・・・あの時の家族思いの女の子

 

あの時の高町なのはだった

 

それを見た瞬間・・・僕の胸がズキリと痛んだ

 

 

 

そうか・・・僕は・・・あの子に裏切られたとしてもあの子の泣き顔が見たくないほどに彼女をあの時から

 

 

 

 

 

 

好きだったんだ

 

恋人のような好きではなく・・・それは僕にとって命をかけるに値する理由

 

 

この世界に来て初めての

 

高町なのはは貴久と同じ『友達』だったのだ

 

 

そう気づいた瞬間

 

僕の中にあった高揚は氷水をかけられた焚き火のように掻き消えていったのだった

 

同時に思い出されるのは

 

『俺は相手を見捨てるような関係を友達とは認めない!!』

 

紛れもない前世の僕自身の言葉だった

 

そして

 

あの時天童に刺されたときに見たが、激情に駆られて気づいていなかった

 

転移の前の

 

なのはの何か僕に訴えたそうにしていた

 

あの・・悲しそうな表情を

 

なのはは僕を裏切っていなかったんだ

 

僕が単に早とちりして

 

彼女を悲しませた

 

最低だ

 

何が『僕は昔から目の前で困っている女の子の味方なんだよ』だ!!

 

僕はあんな悲しげな顔を女の子にさせる最低野郎じゃないか!!

 

そんな僕に彼女と友達だという資格はない

 

 

でも・・・これ以上彼女が傷つくことがないように全力を尽くす

 

それが僕にできること

 

そう決心した瞬間僕は

 

「なのは、そのままシールドを展開し続けて」

 

そう言って『復元する世界』をシールドにかける

 

「これでよし、なのは・・・もうシールドの力抜いていいよ」

 

「ッ!?」

 

僕の発言の意味がよくわからなかったのかなのはは驚いた表情になる

 

なので

 

「今このシールドは僕の力で展開状態に保たれてるから今は彼らの攻撃は僕らに届かない」

 

そう言われてシールドの力を弱めてみるが

 

ガンガンガン!!

 

「チクショウッ!!何だってんだ!この壁はよう!!」

 

先程まで全力で張っていたのに防ぐのが辛かった攻撃が衝撃すら伝えない程まで完璧に防がれていた

 

それに安心したのかなのははシールドに注ぐ魔力を止める

 

シールドの外では鋼たちがシールドを打ち破らんと攻撃を続けている

 

なのはのシールドは全開時ならば最初の攻撃で破られていただろう

 

だが、彼らはこれまでの連戦で既に残存魔力をほとんど使い果たしている

 

そのため本来の攻撃力を失っている

 

その為破られないと確信したのか

 

なのはは後ろにいる僕を振り向く

 

「信じてくれてありがとう・・・そして、勘違いしてごめん。」

 

僕は振り返ったなのはに謝罪を述べた

 

そしてこれまで着けていた鬼の仮面に手をかける

 

『『マスター!?』』

サクラとアルケミーの驚きの声が聞こえるだけど

 

「二人共、ごめん。やっぱり彼女には嘘をつけない」

 

そう言って仮面を取り外した

 

そして現れた僕の顔を見てなのははこれまでにない程に驚いた顔をして

 

「うそ・・・・」

 

っと漏らした

 

僕の魔力で擬似的に生み出した二人だけの空間

 

そこで

 

「・・・改めまして、日本魔術結社・・・通称J.M.A創始者兼会長の十六夜零司です。」

 

僕は彼女に正体を明かした




日本魔術結社・・・通称J.M.A(Japan Magic Association)

零司がユエラたちと立ち上げた組織で管理局に対応するために設立した基本名前だけの組織

日本と書いてありながら本社は管理外世界の『フェーリア』という緑豊かで文明の全くない無人世界にある

基本組織を上げて行われているのは

・身寄りのない子供たちの率先した保護

・管理局などで実験体とされている人たちの保護

・暴走の危険のある人に力の扱い方を教える

・成長したら零司が設立する会社で雇うための一般教養、経済についての教育(零司の発明品を異世界に売る予定なので)


現在は『エリザスレイン』と『メロディアーナ』の二人と『エリザスレイン』が召喚した部下の天使たちが基本的な面倒を見ていて

運営資金はアルケミーから取り出した金などの貴金属や財宝(翌日にはリセットされているから減らない)を定期的に取り出して異世界の換金所に持って行って金銭に変えて食料などの足しにしている



『レグナー・アーシェス』が一般教養や経済などの教育担当(珠に僕もやる)

『アト』、『水那』の二人が幼稚園くらいの低年齢の子供達と遊んであげている(そのため二人は日中基本的に家にいるのは僕が手の掛かる発明をしている時だけだ・・・夜になったら帰ってくるけど)

戦闘に関する訓練はユエラ、セラウィ、エミリッタがしていて

対戦相手として

パラスケバスやガプタールといった強敵を子供達全員で協力して倒すといった訓練をしている

後は技術者希望の子達に僕が工匠として育て上げるため技術を教えている←基本これが僕の仕事

といっても最近はジュエルシードの回収で僕は手が回らなくなっているけどね



※質問等があればお願いします
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告