「みんな!!力を貸してくれ!!」
「「「「当然だ!!(任せて(下さい))!!」」」」
その掛け声と共に俺たちはその場から四散し波状攻撃を仕掛けた
僕が神速で空を駆け最短距離で接近し、右の炎刀を横薙ぎに振り抜くが剣の軌道に人差し指を立てるだけで受け止められ、続けて振るった左手の水剣も尾を俺の剣とぶつけることで防ぐ
その直後アルゴシアスの背後からユエラがドラギアを尻尾の付け根目掛けて振るう
しかしそれにカウンターを合わせるようにして残る8本の尻尾を自在に振るうことで俺とユエラを同時に弾き飛ばす
弾き飛ばされる瞬間に俺はさっきの攻撃によるものか半ばほどから完全に折れている両手の剣をアルケミーに収納させ、グリモワールと双銃を展開して速射の要領で放ち
レグナーとエミリッタも合わせるように両サイドから魔法陣を用いた容赦なしの強力な砲撃を放ち
回避行動を取ろうとするアルゴシアスの行動を阻害するようにセラウィが針の穴を通すかのような精密さで目などの急所、展開中の魔法陣を的確に狙い撃ち迎撃と防御の邪魔をするように紫電を帯びた矢を放つ
それにより
俺の弾丸、レーザー
レグナーとエミリッタの砲撃が直撃し
激しい爆発音とともに凄まじい爆煙がその周囲を包み込む
「「「「「・・・・・」」」」」
しかし俺たちは分かっている。
この程度の攻撃で神や魔神の類が打倒できているはずがないと
だからこの爆煙から僕らはアルゴシアスがこの後どういう行動を起こすかを注意深く観察している
そして爆煙が晴れていきアルゴシアスの姿が現れる
流石にあの攻撃を受けて無傷なんてことはないだろうと俺たちは内心では思っていた
レグナーも俺もエミリッタも攻撃を当てた手応えは確かなものだった。そしてその攻撃自体も一切手を抜いていない
だが、現実は残酷で俺たちの予想をはるかに超える現実が目の前に悠然として立っていた
「無傷だと・・ッ!?」
ユエラが言うように直撃したはずのアルゴシアスには傷どころか服の焦げた部分すらなく当然血など全く出ていない
『ありえない・・・』
それが俺たち全員の共通思考だった
しかし、俺たちの絶望はこんなものでは終わらなかった
奴からの重圧が更に増大し、無数の火炎弾が絨毯爆破のように降り注ぐ
それを斬る、撃ち落とすといった方法で対処しようとしていた俺たちだが、アルゴシアスの火炎弾は俺たちの抵抗をあざ笑うように俺たちの攻撃を焼き払いながら迫る
そこでこのままでは防ぎきれないと思った俺は『スイート・ホーム』(鳥籠の戦略破壊魔術兵器)を使ってあらゆる"障害"を拒絶する壁『
10秒が永遠にも感じる中で30秒の時を耐え抜き
悪夢の絨毯爆破が終わった瞬間に俺と
『マスター、逃げよう。勝ち目がないよ・・・だって
ステータス
アルゴシアス(以後 奴) 種族 下級神
筋力 EX
魔力 EX
耐久 EX
幸運 EX
敏捷 EX
宝具 詳細不明
対魔力 EX
スキル 『神格』(Lv10倍化)
『九尾の悪狐』
Lv.1500』
冗談だろ・・・完全に俺たちの強さでどうにかなるLvじゃないじゃないか!!
何だよ!!俺たちのLvはせいぜいユエラたちの78~85と俺は元が天童たちを倒したことで得た経験値(魔王スキルの経験値増加付き)で上がった48、それを3倍しても144・・・3倍した俺の10倍以上。更に最大火力である俺の状態は正直限界に近い。あと攻撃に参加するのも無理しても2回がいいところだろう・・・だから俺たちは絶望する
そう思っているのか先程から動きを見せずに奴は俺たちの動きを観察している
ハハハ、けど・・・何でだろう。こんな絶望的な状況なのに俺の顔は無意識に笑っていた。
それも総てを諦めた笑いではなく・・・・もっと
それを見て奴は怪訝そうな顔で俺に問う
『解せぬ・・・何故貴様は我との絶望的な戦力差を知ってなお抗おうとする。何故そんなにも希望に満ち溢れた顔で笑う!!』
さっきの絨毯爆破を復元する世界と『
彼女が居なければ前線で攻撃を仕掛けるのは今以上に困難だろう
それを考えると今の俺は狂っているようにしか見えないな
こんな状態普通に考えたら無理難題もいいところなんだから
けど、そこで前世の絶望を考慮して考えてみると
こんな状況なんて・・・まだマシだと思える。何故なら
『親友を助けることもできず、親戚に対して金庫の中身を渡さない位の抵抗しかできなかった無力だったあの頃に比べたらどうってことない!!努力したつもりになってただけで気づいたら親友の命が手遅れにまでなっていたあの時の絶望に比べたらどうってことない!!
それに俺には今、約20の世界で数々の問題を解決し、どの世界でどんな問題が起こっても必ず
それだけ手札があって解決できない?
そう思うなら最早馬鹿だ。大馬鹿野郎だ!!だって・・・どの世界の主人公も俺よりも限られた条件下で複数の女性を幸せにした
なら俺は何だ?これまで苦しんできたフェイトに家族としての幸せを与えるため、親友との約束を果たすため。それだけの為に戦っている
たった一人の少女と自分でした親友との約束程度を果たせない主人公がどこにいる!!これだけ力に恵まれていながらこんな
なら俺のすべきことはなんだ?
『俺は愛すべき家族のために戦う!!』ただそれだけじゃないか!!』
そう思ったら何故か力が湧いてきたんだ。
しかし俺のこの思考は俺の仲間達に念話という形で無意識に発せられていたらしく
レグナーがニヤニヤとした顔で俺を見ていて
女性陣は全員顔を赤らめていた
うん・・・若干熱いことを考えてたせいか凄い恥ずかしい。出来たらこのまま海にダイブしたいくらいに(死ぬけど)
そのせいか俺たちの表情から絶望は消え、それまでを上回る意志をその目に宿す
「その目、不快ぞ・・・・前世で我の運命に抗い、何の力も無いに関わらず小童2人を助けた際にも感じたが・・・やはり貴様は危険。故に我の最高の技を持って灰燼に帰してやろう」
そう言って現れたの2つの太陽と形容するべき熱量を持った巨大な火球
それの発射を阻止しようとユエラがはいしぇらそーどVer32を奴に向けるが
「か、身体が!?」
「私も!?」
この連続戦闘のためか人口ジュエルシードの活動限界を迎えたユエラ、エミリッタの体が麻痺したかのように動けなくなってしまった。
それを支えるように近くにいたレグナーとセラウィが肩を貸し、俺の近くに連れてくる
「アレを食らったら流石に全員死ぬよな・・・アルケミー、サクラ」
『間違いなく』
『死んじゃうね』
「その割には余裕そうだな・・」
『マスターこそなんだよ』
『マスターが一番余裕そうですね』
「正直恐怖で足が震えそうだけどな・・」
『嘘ばっかりなんだよ。ユニゾンしてても全然そんな恐怖なんて伝わってこないんだよ』
『それどころか自信に溢れてますね』
「てか、これでアイツに勝ったら俺ってもはや歴史に名を残してもいいよな?」
『ご自由にどうぞ』
『武勇伝くらいにはなると思うんだよ』
「冷たいな・・・さて皆・・・俺と死ぬ覚悟はできたか?」
「縁起でもないことを言うな」
「それもそうだな。ユエラ」
「貴方と共に有る覚悟しか私たちにはありません」
「嬉しいこと言ってくれるねセラウィ。俺も家族と生きる覚悟しかないよ」
「ケーキバイキングにも行ってないしね」
「会場は翠屋だ。当日腹壊すなよエミリッタ」
「そんなに自信がないなら僕が代わりに手本を見せてやろう」
「喧しい。お前にだけは負けねぇよレグナー・・・で、アルケミーはどうだ?」
『貴方以外の主人は私にはありえません』
「サクラは?」
「ケーキバイキングでケーキをお腹いっぱい食べるまで死ねないんだよ!!」
「こんな時まで食い意地全開か!!・・・まぁいい、そんだけ俺を信用してんならここは俺に任せろ!!」
「「「「ああ、任せた(はい、お任せします)」」」」
「別れは済んだかえ?」
「別れなんかしない。なんせ俺たちはそんなものじゃ死なないからな」
「戯言を・・・我が劫火の中で燃え尽きよ!!『孤炎神術外伝・劫火天墜球』!!」
アルゴシアスは二つの火球を頭上で1つに混じり合わらせ先程以上の巨大な火球を形成し、両腕を振り下ろして俺に向かって投げた・・・一瞬さっきと同じ方法で防ぐことを考えたが
「収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束収束・・・・・上がれェーーーーーーーーーーーーーー!!!」
俺は目の前に収束したグリモワールから収束した虹色の魔力の塊を大きくし
そして臨界点に到達すると同時に拳を振り抜きグリモワールで収束した魔力を放つ
「『
虹色の砲撃を放ち
巨大な火球と虹色の砲撃がぶつかり合う
「な、何故だ!!我の劫火と拮抗しているだと!!」
本来ならこれほどの
その理由は先ほどの銃を交えたレーザー攻撃、そして発射の瞬間にある
グリモワールの収束砲『極光の断罪者』は相手に背負わせた罪の多さによって威力が上昇する
更に、本来の五感などを奪う力を与える代わりに、相手の罪に応じた魔力の鎖で縛ることにより、相手の魔力出力を減少させることができる『
それにより本来拮抗するはずのない威力の攻撃の魔力を強制的に下げ
こちらは総ての罪の分だけ威力を上げて尚且つ発射の際に発動した『神討つ拳狼の蒼槍』を同時に放つことにより即座に『復元する世界』を使える状況を作り出しているため密度の高い砲撃を放ち戦力差を強引な手段で縮め、更に密度を高めることでギリギリ対抗しているのだ
「・・・けど、流石に押されるかッ!!・・・・なら、『術式固定解除(ラーゼン)』!!」
俺が先ほど速射で撃ちまくった魔弾とレーザーが空を星空のように彩る
「
それがアルゴシアスに向かって降り注ぐ
それを防御するため障壁を展開する
しかし、攻撃自体を防げてもグリモワールのレーザーによる追加効果『
流石にこれほどまでに目の前で魔力が急激に減少したせいかアルゴシアスもこの原因に気付くがもう遅い
「俺の策は基本多段構えだ。レグナー!!」
「こちらの準備は
いつの間にか俺の近くからアルゴシアスの右斜め後ろへ移動していたレグナーとユエラが大技の準備を完了させていた
そして、左斜め後ろでもエミリッタとセラウィが超巨大な魔法陣を展開して発射の瞬間を待っていた
それを確認するとアルゴシアスは魔力を強制的に封じられているこの状況で受けるのはマズいと思ったのか尻尾を全てユエラたちに向かって伸ばし、全力で妨害を試みるが
それが接近し切るより早くユエラたちの砲撃が放たれる
「これで撃てなくては女が廃る!!二刀流・・・奥義!! 『神竜無双乱舞』!!」
ユエラは先ほどの天童戦で使用した嵐の斬撃を放ち
「僕の本職はゴーレムなんだが今回は全力でやらせてもらうよ・・・『審判の豪槍』!!」
レグナーが先ほどのエミリッタと同じくユエラの斬撃に合わせるように青い砲撃を放つ
逆サイドでも
「風の精霊たちよ・・私に力をッ!!・・・・『リーフ=ヴァル』!!」
「『レイ=ルーン』!!」
エミリッタの桜色の砲撃がセラウィの雷と化した矢と混じり合いアルゴシアスに迫る
その両方を各3本の尻尾を盾にして防ぐアルゴシアスだが
そこで予想もしていなかったことが起こった
「馬鹿なッ!!」
先程から傷一つ付かなかった尻尾が攻撃を受け止めた瞬間、受け止めた6本同時に切れたのだ
その疑問には俺が答えた
「最初攻撃したときと違ってお前は今俺のグリモワールの拘束下にある。そのせいで今のお前は開戦直後の数分の1程度の力しか使えなくなってるんだよ!!・・・つまり、今のお前に俺たちの攻撃を無傷で防げる肉体強度は無い」
妖孤にとって尻尾とは力の象徴であり、善狐であれ悪狐であれ、取り込む(要するに尻尾を自ら食うなど)でなければ、尻尾の減少とは1本だけでも大幅な力の減少に繋がる
複数の尻尾を失ったアルゴシアスの強さの激減は3分の1以下にまで減少する
それに『
そこで力を使い果たしたユエラたちは技を放ち続けることができなくなり、俺の収束砲が劫火を突き破った瞬間の衝撃波で吹き飛ばされてしまった
「あとは任せたぞ!!」
「負けたら罰ゲームですよ!!」
「負けたら女装だよ!!」
「負けたら新作ゴーレムの実験台だ!!」
吹き飛ばされる瞬間俺に対して皆が激励の言葉を贈ってくれる
けど最初のユエラ以外、すっげ~嫌なことしか言わないな。セラウィ、エミリッタ、レグナー
・・・まぁ、何にしても!!
「ありがとな!!オォォォォォォォォォ!!!!」
俺は最後の力を振り絞り、収束砲に限界まで魔力を注ぎ込む。そこで障壁を張ってダメージを抑えようとするアルゴシアスだが
「させるか!!『
俺が障壁に収束砲がぶつかった瞬間に障壁を張られる前の状態に戻したことで無防備になり
「そんなことが!!我が人間なんかにィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーキエエエエエエエエエエェェェェェェェェ・・・ッ!!」
俺の収束砲がアルゴシアスを飲み込んだ
砲撃が終わるとそこには3本残っていた尻尾が1本にまで減り、人化を保つことが出来なくなったのかボロボロの白い体毛に青い文様の刻まれた狐が立っていた
『赦さぬ!!赦さぬ!!貴様だけは決して赦さぬ!!』
アルゴシアスの憎悪に満ちた声が念話として俺に届き
そして俺に向かってくるアルゴシアス
『スロット変更
1.『デモニオン 魔王の地下要塞 魔王 アスタロト』
2.『DRACU-RIOT! 六連 佑斗』→『カミカゼ☆エクスプローラー! 速瀬 慶司』
3.『fortissimo exs 芳乃 零二』
4.『創刻のアテリアル 仙崎 秀哉 Ver魔王』
5.『姫狩りダンジョンマイスター 魔王エミリオ』』
『死ねぇーーーーーーーーーーーーー!!』
「『アイギス ゴルゴネイオン』!!」
俺は右前足を振り上げて怒号と共に接近してきたアルゴシアスを『ジョーカー』の力を使って『アイギス』の能力を選択して対象を取り巻くようにアイギスを発生させて空気の壁で束縛し、同時に展開される排他的覚知範囲で束縛した対象のスキルを封じる
そして
「グリモワールフルスロットル!!」
7色のレーザーがアルゴシアスの全身を穿ち
「グフッ!!」
吐血と共にアルゴシアスの体から力が抜けていき
『アイギス』を解除するとアルゴシアスの体が塵と化しながら
『おのれぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー十六夜零司ィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!』
という断末魔を最後に残し完全に消滅するのだった
そこで長かった戦闘の終わりを告げるように『
そして、吹き飛ばされていた皆を集めると
レグナーから半分になったジュエルシードを受け取る
そして『ジョーカー』を発動する寸前にこっそり『復元する世界』でアルゴシアスから回収していた半分のジュエルシードとレグナーから受け取った半分を合わせて
半分になっていたジュエルシード二つに魔力を流し込み、制御することで元の1つの状態へと戻す
それが終わると俺の目の前に半透明な人影が姿を現した
それに全員新たに敵が現れたのかと警戒するが
「ちょっと待って!!」
俺はその人影が誰なのかがわかり全員の武器を下げさせ、二人きりにしてもらう
そこで目を開いた人影は
「ん?零司か?」
と前世で俺が病院に訪れた時のような対応で話しかけてきた
「お前は相変わらずみたいだな貴久」
それに対し俺も前世と変わらない口調で話しかける
「そういう反応ってことは記憶、戻ったんだな」
「1時間くらい前にな。そんで最後のジュエルシードを手に入れたら記憶じゃなくてお前が出てきた」
「あぁ~なるほど。で、零司。一つ聞きたいんだが、『お前、今幸せか?』」
「あぁ、幸せだよ。新しい家族と今一緒に暮らしてる」
「向こうに居るのがそうか?」
「アイツ等以外にも九尾の狐とかドラゴンとか精霊とか他にもたくさんだ♪」
「そりゃすげぇな大家族じゃん♪やったな親友・・・って、そろそろ時間か」
気づけば貴久の身体は粒子となって消えていっており、もう上半身しか残っていない
「貴久、俺・・・何年かかっても絶対にお前に会いにいくよ。その時は俺の家族を紹介する」
「そっか、なら俺も・・・お前に会いにいくよ。親友と彼女連れてな(笑)」
「楽しみにしてるよ」
「じゃ、またな!!」
そう言って貴久は消えていった
それを見送っていると
「話は終わったようだね」
後ろからレグナーが話しかけてきた
俺が話している間に回復薬を飲んだのか全員先程の怪我や疲れが無くなって見える
そこで流石に肉体が限界に迫っていたユエラとエミリッタを自宅に転移させるとセラウィには放置してきてしまったらしいパラスケバスを連れて家に帰って来て貰うように言って
俺もアルケミーから回復薬を取り出して傷を癒し、残ったレグナーは俺と一緒にアースラへと転移した。
エピローグ
あの後アースラに転移した俺とレグナーは人影のこととか天童のこととかの事情聴取(流石に神のことは言っていない・・・信じて貰えないだろうしね)
それを話した上で俺が士郎さん達を通して先に話して貰っていた交渉内容
『召喚せし者についての情報の秘匿』
『俺たち日本魔術結社・・・通称J.M.A(Japan Magic Association)とリンディ・ハラオウン、クロノ・ハラオウンの両名とのあくまで個人的な繋がりによる緊急時の協力関係』(管理局自体とは協力する気がないから)
といった俺の組織とか召喚せし者についての話と今回の事実捏造に関する話し合い
今回のジュエルシード事件、『召喚せし者』『SSSの魔導師天童龍翔』『日本魔術結社の構成員』といった管理局の常識から見ても異質な者たちが多すぎた
そのため管理局の本局に知らせられては地球に対して傲慢な上層部が調査などを仕掛ける可能性がある。俺たちに対しても調査を行うために高町家の方々も被害を被るおそれもあるだろう。
そう考えた俺はこのアースラからの定時報告などを途中でインターセプトしていたのだ
内容は
護送中だったロストロギア『ジュエルシード』が護送艦の事故で地球に落ちてしまい
発見者の『ユーノ・スクライア』自身が回収に向かうも手に負えず
止む終えず現地の協力者『高町なのは』の協力を得てジュエルシードを封印していった
ここまでは同じだけど、ここから先を改変した
まず、『フェイト・テスタロッサ』は本来は母『プレシア・テスタロッサ』が『アルハザード』へ向かうためジュエルシードを回収させられていた→事件発生時偶然観光に来ていた『プレシア・テスタロッサ』『フェイト・テスタロッサ』の両名が管理外世界での魔法物質による事故を事前に防ぐためという理由で回収し、管理局到着後は寄託魔導師という扱いで協力し、同じく寄託魔導師となった『高町なのは』『ユーノ・スクライア』と共に迅速な行動で事件解決に協力した
というものに変更
これに関してはプレシアが『過去に起こした罪を償って綺麗な体で娘たちともう一度やり直したい』という理由で服役を望んだため少しでも刑期を減らしてフェイトたちと幸せになって欲しいということと、この短期間でジュエルシードをいくら途中から管理局の手助けがあったといってもなのはたちだけで集めきったというのは余りにも現実的ではなかったため
その内容で俺が報告書を送ったことによりアースラのみなさんは報告書を訂正するのが面倒になったのか
リンディさんとか呆れながらだったけど、なし崩し的に今回の事件の本当の内容は管理局本部に報告しないこととなった
なんせ報告してもこの場にいる全員に良いことなんて無いしね
召喚せし者はもう俺しか居ないし
そんなことがあって3ヶ月が過ぎました
新しく家族になったフェイトはプレシアさんが連行されてしばらく悲しんでいたけれど、現在は立ち直り、学校にも通って新しく友達が出来たらしく楽しそうに笑っている(まぁ、友達っていうのは『なのは』、『バニングスさん』と『月村さん』のことだろうけど)
あと一応事後報告になるけど、5つほど報告があります
まず、フェイトの名前が変わりました。
フェイトって名前はそのままだけどミドルネームのところに十六夜のIが入って
『フェイト・I・テスタロッサ』
原作よりも語呂が悪いけれど本人は気に入ってくれたらしい
次に『なのはに正体バレました』
絶対に言わないでって言ったのに恭也さんがリンディさんから士郎さんと恭也さんが俺の正体知ってるって聴いたなのはに詰め寄られてバラしたらしい
そのせいで自宅まで押しかけられてしまい色々と隠してたことについての弁明とかするのが結構キツかった・・・けど、当然管理局には黙ってて貰うことは約束して貰ったけどね・・・いつまでこの秘密って持つんだろうな~とか不安に思った・・・ついでにこの時
3つ目、あの戦いで負担をかけ過ぎたせいかサクラは俺とユニゾンできなくなってしまったらしい。とは言っても一時的なものらしいから特に問題ないけど、本人は俺と一緒に狩りに行って戦えないのが不満らしい
4つ目は管理局に連行されたプレシアさんについてだけど、裁判をやる前に無罪放免になったらしい
何でも管理局宛に現在管理局でも治療不能な病の新薬が『プレシア・テスタロッサ』名義で数十種類届いたのが原因らしい・・・さ~て誰がやったのやら。
ついでにそのお節介を焼いた人物は『子供の傍に居てあげることが親としての一番の仕事』というメッセージを送ったそうだ
その返信には『あとひと月以内に帰る』といったことが書かれていた
最後に治療していたアリシアだけど、まだ目を覚ましていない。とは言ってもあと1月もあれば完全に目を覚ますだろうと思う。さて、プレシアさんが帰ってくるのとアリシアが目覚めるのとどっちが先になることやら・・・答えは神のみぞ知るってね♪
あと今思い出したけど、天童は家庭の都合で引っ越したことになった(多分天界の人たちがやったんだろう)・・・その日の放課後、学校全体がお祭り騒ぎになったのはさすがに驚いたけど
なんてことを考えていると
「零司~学校行くよ~」
玄関の方からフェイトの声が聞こえる
「ちょっと待ってくれ!!今行く!!」
そう言って俺は作業に使っていたノートパソコンを閉じて首に『アルケミー』を掛けると走って玄関へと向かう
そして玄関から俺たちを微笑ましそうに見送るユエラ、セラウィ、エミリッタ、アト、水那、サクラと朝食を優雅に食べているレグナー
最近定着したいつもの光景。代わり映えしないけれど俺にとってこの世で一番の宝物
これからもこんな日常が続くことを願って俺とフェイトは
「「行ってきます♪」」
そう言って学校へと歩き出した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~あとがき
これまで応援していただいた方々ありがとうございました。
これからも不定期になりがちですが更新を頑張ろうと思うのでよろしくお願いします。
作者はアルゴシアスの劫火と砲撃のところはDBのセル戦の親子かめはめ波のシーンを思い出しながら書きました
特典詳細
15.『カミカゼ☆エクスプローラー!』
速瀬 慶司
『ジョーカー』・・・本来は触れた相手の超能力を一回切りの使い切りでコピーする能力なのですが、この世界には超能力者が居ない事を考え 15分に一回5つの能力のいずれかを選択し、発動できる・・・上位能力の『ペルセポネ』などは登場しません
『アイギス』・・・空気を圧縮することで目に見えない強固な壁を作り出し、どんな攻撃からも身を守る。戦車砲すら防ぐといわれる程の高い物理的防御力を持つ上、壁の内側には排他的覚知範囲が展開されており、メティスによる干渉も遮断されることから「絶対防御」の異名を持つ。覚知範囲は周囲3m程度の球状。(本作ではメティスを使う相手がいない為排他的覚知範囲では能力・・・つまり特典やスキルを無効化する鬼畜な性能へと進化を遂げている)・・・ただし、原作同様光(レーザーなど)を防げない弱点は健在(高密度で制御することで屈折させることは可能だが零司の練度では不可能)
『プロミネンス』・・・炎を発生させ、自在に操る。原作でジョーカーを使って情報を得た慶司曰く「本気で能力をフル活用すれば町一つ焼き尽くせる」ほどの、他の追随を許さないエネルギー量を誇る強力なメティスであり、覚知範囲も「視界内で距離感が掴める範囲」という桁違いの広さを持つ。発生した炎は見た目通りの物理現象で「酸素」を消費する為、閉鎖された空間などで使用すると酸素不足になり、場合によってはバックドラフトを引き起こす危険性もある。理論上最高温度は無限で、鉄塊すら溶融できる。
『ペネトレーター』・・・手に持っている物質を硬化させ、いかなる障壁をもゼロ距離なら貫くことが出来る能力・・・しかし、某上条さんの幻想殺しみたく対象に硬化させた物質が触れる必要がある・・・一応ロケット花火みたいに飛ばすこともできるが、その場合は刺さるくらいがせいぜいで障壁などを貫通させることはできない。また所有者が手放しても最長30秒間は能力が持続する
『マーメイド』・・・自身の周囲の水流を操作(効果範囲ほぼゼロ距離)し、自身の体温調整、水中での呼吸を可能にするダイバーなどに重宝されそうな能力・・・・ただし、現在零司は吸血鬼の特性で海に入れないため使用していない。
『アンブラ』・・・触れることができる影の人形を作り出し操作する能力(零司は基本この能力を子どもの遊び相手くらいにしか使わない)
はい、ようやく無印編が終了しました。次回からはみんな大好きA's編です♪
ここまで結構ズルズル引き伸ばしてすみません
次回のA's編はもう少し上手くまとめられるように頑張ります
あと
誤字脱字等の報告があればお願いします。
質問とか感想も貰えると励みになりますのでどんどん宜しくお願いします
ではでは皆さんまた今度、See you Next Time♪