無印なのはのアニメ8話でエイミーの口から語られた魔力値を見直してみたところ
フェイト 144万
なのは 122万
最大発揮値がその3倍以上というのが判明したため後日魔力値のみ修正します
零司Side
アースラに転移して俺のことを零司だと分かってもらった俺はリンディ提督の私室の和室にて俺とクロノとリンディの3人で向かい合って話し合っていた
フェイト達には俺の話で2度同じ話をする部分があるのでアースラ内にいるらしいプレシアとレグナーを呼んできて貰うことにしたためこの場には3人しかいない
そしてお茶を出されたんだけど、高町さんから聴いてたけど
『煎茶に砂糖って・・・・流石にないだろ。美味いのか?試すつもりはないけど、日本人として認められないし』
まぁそんな俺の脳内葛藤は置いておいて
「でさ、話し合いをする前にひとつ聞きたいんだけど・・・現状管理局で闇の書の被害に遭った人間っている?」
話し合いができるようになって俺は最初にクロノとリンディに問いかける
「現状では被害を受けた局員の報告はありませんが、管理外世界・・・それもこの世界を中心に近隣の個人転移で移動できる範囲の世界でのみ魔力を持つ生物の死骸などが次々と見つかっています」
「だから僕らは今回の闇の書の主はおそらくこの世界の住人ではないかと睨んでいるんだ」
「ということは・・・」
二人の発言を聞いて俺はある確信に至る
「なのはが襲われたのは闇の書の所有者の近くでなのはみたいな高魔力所有者は危険だと思われたからか・・・俺は普段から魔力を出すときは結界の中か異世界、フェイトは事件直前まで異世界旅行でいなかったからあの時最初に狙われたのはなのはだけだった・・・ということか?」
「そうなりますね」
「君が普段から結界を張っていたというのは初耳だがそういうことだろう・・・・・というか本当に君は何者なんだ?」
「ノーコメント。それよりも聞きたいことがあるんじゃないか?」
「ならばひとつだけ聞かせてください。」
「何ですか?リンディ艦長」
「貴方は前回の戦闘時、まったく全力を出していませんでしたね?天童君との戦いでは2000万という規格外の魔力を使いこなしていた貴方が何故あの戦闘では80万・・・およそランクA程度の魔力値しか計測できませんでした。なぜあれほどまでに実力を抑えていたんですか?」
「・・・まず誤解を解いておきたいんだけどいい?」
「「誤解?」」
「そう、フェイトやなのはに限ってはこの半年の間に話したけど俺自身の魔力値はその測定結果通りの魔力でしかな・・・なかった」
「なぜ過去形なんだい?」
「この数日間でその値までなら簡単に出せるようになったから」
「「は?」」
クロノとリンディが間の抜けた声を出す
「だから今はあれの軽く見積もっても3倍は出せるようになったからな?」
「「「「3倍!!?」」」」
いつの間にかフェイトとなのはが戻ってきてクロノとリンディと同時に驚いていた
その後方に控えるレグナーとプレシアはその声の大きさに驚いているようだ
「零司君!!3倍ってどういうことなのっ?」
「零司、説明してくれるよね?」
「なのは、フェイトの言いたい事はわかるけど一旦落ち着いて聞いてくれない?このままじゃまともに説明も出来ない。顔が近い、そしてレグナーとプレシアは微笑みながら静観しつつ畳に座るくらいならこっちを手伝ってくれない!?」
「何を言ってるんだ零司。僕たちは親として当然の働きをしてるじゃないか・・・そうだろう?プレシア」
「そうね。レグナーの言う通りよ零司私たちは・・」
「「愛娘の姿を脳内メモリに保存する事に全力を尽くしているのさ(よ)!!」」
「何言ってんだこの親バカ夫婦がっ!!」(スパパーーーンッ!!)
俺は頭の痛さを感じながら最近見慣れてきた親馬鹿加減を遺憾なく発揮する二人の言葉を聴き、アルケミーから普段教室で使っているハリセンを展開してなのは達を飛び越してその後ろにいる二人の頭を全力で叩く
「さて、そんな話は置いておいて零司はさっさとその急激なパワーアップの原因とこの数日間の成果をここにいる面々に話したらどうだい?本来ウチの連中だけで解決してなのはちゃんやフェイトを危険な目に合わせないことを前提条件にする君にしては『らしくない判断』の理由を説明してくれないか?だいたいの予想はついてはいるけれど」
「・・・流石にレグナーは自分のことだから予想がつくか。・・・プレシアとフェイトがいる以上隠していい内容じゃないし、これからアースラの連中に協力を要請するなら事情を話す必要があるから今からユエラたちにも言っていない内容だ。このことを漏らしたら誰であっても容赦しない・・それを念頭に置いてくれ・・・いいね?」
全員俺の有無を言わせない様子に無言で頷く・・それを確認した俺は静かに語りだした
「・・・まず、本来この世界にユエラ、セラウィ、エミリッタ・・・そしてレグナーを含め、幻獣たちは
この言葉にレグナー以外の家族全員は息を呑む
それはそうだろう・・俺が逆の立場なら確実に動揺している。昨日まで普通に接していた家族が幻のようなものだと言われても直ぐに受け入れられるような内容じゃない
「それは・・いったい」
天童との戦闘をモニターで見ていた強力な戦闘力を持つ2人(ユエラとエミリッタ)が、あの戦闘をした人間が存在しないという意味がわからなかったクロノが問う
「事の発端は俺が5歳の頃・・・記憶のない俺が公園で佇んでいて足元に置いてあった箱に入っていた謎の手紙に触れてアルケミーに出会い。・・・・ここにいる全員にとって因縁の深いジュエルシードを手にした時に遡る」
「「「「「ジュエルシード!!?」」」」」「やはりか・・」
予想外の言葉が出たことによりユエラたちのメンテナンスをしたレグナー以外は驚いた声を出す
「ちょっと待って!!」
それによりなのはが制止をかける
「そうだ。ジュエルシードが地球に来たのは半年前のユーノ・スクライアがこの世界にやって来たのと同日のはずだ!!」
クロノがそれに続くように言うが、俺は話を続ける
「半年前、ジュエルシードは確かにこの世界に漂着した。けれど、全部があの日のあの瞬間に漂着したわけじゃないってことだよ」
「・・・それはどういうことか説明していただけますか?」
「リンディさん、心配しなくてもちゃんと説明します。・・・っとその前にユーノ・スクライアを通信でいいので呼び出してもらえますか?勿論周りに誰もいない場所で録音機器などの記録媒体なしでね」
「・・・それは必要な事なんだね?」
クロノは問う
それに対して俺は無言で頷くことで肯定する
「わかった。少し待ってくれ・・・」
そう言ってクロノはユーノに誰もいない部屋に移動して通信をかけ直すようにメールを送る
数分後・・
「クロノ、急にどうしたんだい?さっきの報告が2時間前だから流石にまだ新しい報告は見つかってないよ?」
「あぁ、ユーノ。わかってる・・・僕だってあの膨大な無限書庫から望む情報がすぐにまた見つかるなんて楽観的思考は持ってない。それとは別件だ」
「別件?」
物事をはっきりと言うクロノらしくない濁したような口調を疑問に思いながら首を傾げるユーノ
そこで
「久しぶり、ユーノ・スクライア。学校での天童との決闘を見てた君なら僕の顔は見覚えはなくても声は聞き覚えはあるはずだ。」
「知ってる。ジュエルシード事件の後になのはのご両親がなのはに君のことを話していた時にはまだ僕も地球に居たからね。・・・十六夜零司、何の用だい?生憎僕は君と話したいことなんて何もないよ。龍翔を殺した君なんかと・・・・ッ!!」
やっぱり、ユーノには嫌われたままみたいだな。・・・仕方ないか。ユーノは天童のことを友人だと思っていたみたいだから(向こうはなのはとの仲を手助けする都合のいい存在としか思ってなかったみたいだけど)←天童のデバイスのエレミアから聴いた
「わかってる。俺も君の気分を害するためなんていう巫山戯た内容で君に連絡を取ろうなんて外道な趣味はない。話があるのはジュエルシードのことだ」
ジュエルシードの単語を聞いた瞬間ユーノは本を手に取ろうとした手を硬直して体を向け直し、先程までとは打って変わって俺の話を聞く姿勢を作る
「ジュエルシード・・・今回の件に関係があるとは思えないんだけど?」
「闇の書には・・・ね。生憎と俺が管理局と協力関係を保つために必要なことなんでね」
「僕は君にだけは協力しない」
「構わない。最初から無理強いする気はない。俺がお前の友人を奪ったのは事実だ。今回は輸送艦が事故にあったときに起こった裏で起こったことを関係者であるお前にも知らせないといけないと思って気を利かせただけだよ」
「いったい何を言って・・・」
「前回のジュエルシード事件、高町なのはが魔導師になった前日の深夜、確かに海鳴市に21個のジュエルシードが漂着した。しかし、実際に漂着したのは20個で内一つが破損して2つに分かれていたためこの世界に21個のジュエルシードが漂着した
「ちょっと待ってくれ!!その言い分だとジュエルシードは22個あったことになる!!あとひとつは「輸送艦事故が起こった際に低規模の次元震が発生した。原因は21個のジュエルシードの内一つが事故の際に破損してそこから漏れでた魔力が他のジュエルシードと共鳴したことが原因だ。共鳴した時間が短すぎたせいで大した被害は起こらなかったけれどここで2つ問題が起きた
一つはジュエルシードが1つ破損して2つに分かれた
そして二つ目、さっき言った次元震で発生した次元の裂け目に破損していない残り20個の内1つが吸い込まれてしまった・・・そしてそのジュエルシードは時を遡り、ある日、とある公園の記憶喪失の少年にデバイスとともに木箱に入れられて届けられた」」
「まさか・・・その少年が零司君ってこと?」
「まぁ、隠す気もないし、そうだよ。ついでに言うと俺の記憶の始まりはその公園でジュエルシードを集めようと思ったのはその時にジュエルシードに触れた瞬間に前世の記憶・・俺の大切なものの一端に触れたからだ。」
「それが貴方が前回の事件でジュエルシードを集めていた理由ですか?」
「そうです。そして知っての通りアレには不完全ながら人の願いを叶える能力がある。」
『まさか・・・』
この場にいる全員に一つの真実が浮かび上がる
「レグナーたちは当時孤独だった俺の1年の及ぶ家族が欲しいという願望が具現化した存在だ」
「「「「「ッ!!!?」」」」」
「けど最初の方は消えたり現れたりしていた。それから一年後には『複製ジュエルシード』を開発したことによってレグナーたちの現界状態が安定したから今見ての通り突然消えることもなく普通の人間と変わらない状態を半永久的に維持できるようになった。・・・半年前の天童との戦いまでは」
そこで俺は話を区切り、茶を飲み一息をつく
みんなは俺が声から言わんとする内容を
そして心を落ち着けると
「レグナー以外の俺の家族のジュエルシードを媒体にしている者たちの寿命は20年は生きれたはずがあと五年にまでその寿命を減らしてしまった。大本であるジュエルシードの方に強力なダメージが行ってしまったのが原因だと思う。レグナーたちの体内にある複製ジュエルシードは増幅器でしかない。だから大元のオリジナルの力が減衰している以上もう一度地球で戦闘を行えばユエラたちは消えてしまう」
「つまり貴方は自分の家族を死なせないために嫌悪する私たちの組織の手を借りることを決意したということですか?」
「俺は家族のためと親友のためならこの腕を犠牲にしろと言われれば今すぐにでも切り落とす。目を捧げろと言うのなら喜んで差し出そう。・・・俺にとってフェイト達を含めて
それが俺の覚悟だ!!」
俺はそう言って迷いなく聴いてきたリンディ提督の目を見据える
「・・・っ」(この子は本当に何者なの!?本当になのはさんやフェイトさんと同年代の子供なのっ!?この子の目つきは間違いなく覚悟を決めた歴戦の戦士の目・・・いったい何がこの子をここまで執着させるの!!普通の家族ではありえない。それも半年前に会った人間でも関係なく命をかけるなんて真似普通の精神じゃ決してできない・・・前回の事件でも感じたけれどこの子・・・底が知れない、不気味すぎる)
『僕にもこれほど迷いなく同じことを言えるか?・・・・・・・無理だ。母さんは間違いなく僕にとって大切な存在だ。親友であるエイミーも大切な存在だ。それは間違いない・・・けれど、それを護るために自分の腕を切り落とすなんてこうも迷いなく言える自信は僕にはない・・・っ!!たとえ口ではそう言えても目には迷いが現れるだろう。それが彼には見えない・・・だからこの事件の間に見極めよう!!彼自身の人柄を、価値観を、思いの強さ・・・いや、深さを!!』
『僕は彼のことを軽蔑していた。ジュエルシードの事件で僕の事を助けてくれた龍翔を殺したと言った彼を憎んでいたと言ってもいい。・・・けれど思い返せば彼は僕らに対して攻撃する際もあんな移動をできるのに僕らをすぐに落とせないことが人数差を考えても今考えてみるとおかしい・・・彼は龍翔以外の僕らを極力無傷で倒そうと考えていたんじゃないのか?龍翔に殺意を向けたのは自分に殺意を向けたから・・・龍翔を殺したのは彼の性格を考えると龍翔がなのはにとっていたような態度で彼の大切な家族に下衆な感情を向けたからじゃないのか?・・・僕はそんな龍翔がなのはに言い寄っていたのをしょうがないなっと苦笑いをして見守っていたけど・・家族に・・スクライアの仲間を大して親しくもない人間が表面だけ見てそんな感情を向けられて僕ならどう思う?嫌悪感を抱かずにいられるか?・・・わからない。けれど、僕には家族のためと言ってあんなことを迷いなく言えるとは思えない。』
「・・・零司君」(零司君が何故あの事件で私たちを事件から遠ざけようとしたのかやっとわかった。零司君にとって私やユーノ君は魔力を持っているだけで戦闘経験のない
「零司・・・・」(
全員が俺の言葉を聞いてからその衝撃により黙ってしまい、事情を知っているレグナーとプレシアは相変わらず静観を貫いているため部屋の中を重苦しい沈黙が支配する
「けどまぁそんな話は置いておこう。」
そこで俺はこれまでの感情を抑えた口調とはまるで違うこの空気を払拭するようにあっけらかんとした口調で雰囲気を払拭しようと試みる
その明るい雰囲気を出し始めた俺にポカンと口を開けて間抜けズラを晒す一同・・プフッ!!・・・あぁ、これは笑えるな。多分今の俺は口角がヒクヒクと動いてると思う。ウチの連中相手じゃ基本的に心を読んでるんじゃないか?ってくらいにこういう悪戯じみた真似しようとしても直ぐに読まれるから悪戯のやり甲斐がないもんな・・・若干変な趣向に目覚めそうな感じがするけど取り敢えず今は思考の最果てにでも投げ捨てよう・・・今は
「で、結局のところジュエルシードだけど本物は実は総てここにあったりする」
「「「はぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー!!!?」」」「「「「えぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!?」」」」
俺の告げた事実による驚きによる絶叫で艦内が揺れた・・・その中にプレシアの顔があるのを見て『そういえばこのこと言ってなかったな~』と思い出す
「ちょっと待ってくれ!!君は確かに事件のあとで「渡したな。俺が作った『複製ジュエルシード』を」・・・って複製!?」
ユーノが堪らず声を上げ、俺がその答えを空かさず答える
「ついでに言うとジュエルシードを家に帰れば今すぐにでも作れる俺からしてみれば見た目全く同じで中のシリアルナンバーを変える程度の違いのダミーを作って管理局に渡すなんて真似は朝飯前だよ。21個のジュエルシードを1つにして誰かの体内のコアとして活動させることもね」
「それがユエラたちと同じ理由で存在しながら唯一の例外となった僕だと考えて間違いないかい?零司」
「そうだよ。レグナーはジュエルシードで現界しているメンバーの中で唯一願いの大元である僕以外の
「・・・レグナーさんがジュエルシードを総て宿している存在?」
「君は何をしたかわかってるのか!!自分で大切だと言った存在に兵器を埋め込んでるんだぞ!!なんとも思わないのか!!」
俺の話を聞いてなのはは困惑し、クロノは激昂する
それに対する俺の反応は冷ややかだった
「兵器・・・ねぇ。馬鹿らしいにも程があるAクラスを越える危険なロストロギア?残念だけど俺にはそうは思えない。アレを3年以上に渡って研究し尽くした俺にはわかるアレは可能性の塊だ。使いようによっては失った手足を元通りに復元することもでき、エネルギー源として活用する道もあり、管理局の言うように兵器として使うこともできる。・・・要は使い方を誤らなければ多くの人を救う道具に変えることができるんだよ。そしてレグナーを生かす為にもこの処置は必要な事柄だった」
「そういうことじゃありません!!貴方は人体実験のような真似をしていて家族を大切な存在だと言えるんですか!!?」
俺の話を聞いて今度はリンディが激昂する
「ならリンディ提督は仮にクロノと管制室にいるエイミーという女性が命が5年持たないと診断されても同じことが言えますか?」
「グッ・・・」
「要はそういうことです。俺は家族を救える可能性があるなら一般に兵器だろうが安全を俺が誰よりも確認している物質が俺が使うことに何の問題がある?少なくとも俺はあの物質について管理局以上に知り尽くしている。よく知りもしない人間にとやかく言われる理由はない。」
「けれど、あれは本当に危険な「そろそろ無駄話を終えて本題に入る」まだ話は「終わりだよ。クロノ・ハラオウン、俺が今回ここに来たのはこんな事を話すためだけに来たんじゃないことくらいはわかるよな?」・・・闇の書か」
「それしかないからな。・・・正確にはそのメンバーのフェルグラントについてだ」
「零司を一撃で墜とした・・」
俺の言葉を聞いてフェイトは傷だらけになった俺を思い出したのか暗い表情になる
「今回の話が彼に対しての情報の提示ということでしたら私たちよりも貴方の方が詳しいのではありませんか?私たちにとって貴方の言っていた『気』というのは未知の能力ですから」
「誰もそんなこと頼む気なんかないよ。むしろ
「なるほど、そういうことですか。・・・ですが了承はできま「じゃなければフェイト、プレシア、高町さんとレグナーの協力を強引な手段を使ってでも止めさせる。組織の団長としても妹の友人の危険回避、
「ちょっと!!零司君!!私は「高町さん、俺は士郎さんたちにお世話になっている手前フェイトの友達である以前に君の安全を保障する義務がある」でも私は「高町さんの言いたいことも理解してるつもりだけど、俺が管理局と今回協力体制を引く最大の理由が皆の身の可能な限りの安全だから悪いけど反論は聞けない」・・・それでも私はあの赤い服の子と!!」
俺の話を聞いてなお反論を続けようとする高町さんだが俺はあえてそれを無視する。
嫌われるかもしれない。独裁的な行為だとも思う。けれど、フェルグラントと俺が一対一で戦うのがここで決まりさえすれば高町さんたちがフェルグラントと戦わなくて済む。仮に俺が負けるにしても奥の手で絶対に彼女たちの元には行かせない。フェルグラントと俺以外のメンバーが戦えば現状一分の勝機もないのは既に分かってる。
「で、どうしますか?リンディ提督。貴女の息子のクロノと協力者であるユーノ、アースラのクルーだけでフェルグラントを擁する闇の書の守護騎士と戦うかフェルグラントを俺に任せることで守護騎士に高町さんたちの協力を得た上で真っ向から守護騎士に集中する。高町さんのおおよその願いも叶いますし
戦力をフェルグラントに割く必要がなくなる上に貴女がたにとっての危険分子である俺の監視、ジュエルシードを不活性化でも索敵できる索敵能力というメリットが生じますがどうですか?」
俺はリンディさんに尋ねるがそこで
「零司、一見零司の嫌っているって言ってた管理局にメリットばっかりな案に聞こえるけど、逆に零司にはどんなメリットがあるのかを教えて?」
「フェイトからそんな質問があるとは予想外だな。俺のメリットはただでさえ勝てるか勝率5割の敵に邪魔なしで戦える。魔力探査レーダーの出来きを確かめられる。フェルグラントが出てきてなくてもフェイト達がヤバくなったらすぐに横槍でもなんでも手助けできる、ユエラたちの寿命をこれ以上減らした場合の最悪な事態が起こる可能性を下げるってところかな?」
「そうですか。ですが本当に貴方はフェルグラントという子に勝てるんですか?」
「今のままじゃ俺の予想で実力を隠してる分を加味したフェルグラントって奴に勝てる可能性は現状5割強、俺の想像以上なら俺の勝率は下がるってところかな」
「それほどなのか?」
「ユニゾンデバイスのサクラとユニゾン出来れば「サクラさん?」・・・あぁ、そういえばなのはとフェイト以外は見たことがなかったね。・・・とはいってもその件のサクラは自宅で休眠状態にあるから会わせることはできない。」
「どこか悪いのか?」
「どこが悪いというよりも半年前の戦いで俺の未発達な体で結構無理をした影響を肩代わりしてたらしくそのダメージでユニゾンが一時的に出来なくなったから体調が戻った3ヶ月前からリンクの調整のために眠りについてるだけだからどこが悪いってことはないよ」
「そうなんだ・・・良かった」
「管理局のくせに優しい性格してるんだな?クロノ」
「当たり前のことだ」
「そうだな・・・管理局も上層部以外は確かに良い組織だ。けどな、お前らの組織の闇を局員であるお前以上に知ってる俺からしてみれば管理局が一概にそうであるって認められないんだよ」
「そうですか・・」
リンディ提督は俺の話を聞いて少し残念そうな表情をする
「そういうわけで最大戦力が使えないのは痛いけど俺の武装はサクラ以外にもここにいるデバイスのアルケミーもいるから問題ないよ」
そう言って相棒の青い十字架を見せる
それに合わせてアルケミーはキラリと光って自己主張する
「というわけで今回協力関係を結んでくれますか?」
俺はリンディ提督に尋ねる
するとリンディ提督は
「ハァ~・・・仕方ありません。なのはさんたちの協力関係、フェルグラントという人物に対して真っ向から戦える人物が私たちに居ないのも事実。・・・本局の違法研究のデータを探し出せるあなたを味方に引き入れた場合のメリットと確かに私たちが求めていることも確かです。・・・・・・いいでしょう。本日からなのはさんやフェイトさんと一緒に嘱託魔導師として働いてもらいます。」
こうして俺と管理局の一時的な共同戦線が誕生したのだった
その裏で俺は
『これで情報改竄がやりやすくなった』とほくそ笑んでいたことを誰も知らない