とある最強の流体操作   作:慧都

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二話目です


今日は三話まで投稿したいと思います



見てくださる方、感謝です


一話 転生してみたんだが

 

よう!!

 

転生した蒼崎慧都、現在6歳だ。

 

 

赤ん坊の時の記憶?

 

いや、ついさっき『俺』を取り戻したところだから三歳ぐらいからの記憶しかない。

 

 

 

脳に多大な負荷がかかるとか、そんな理由でこうなっているんじゃないかと推測している。

 

俺としては神からもらった『完全記憶能力』によって、一生もののトラウマになるところを回避できたからな。

 

この状態はありがたいところだ。

 

幸い『俺』を取り戻す前の俺は子供とは思えない言動をしていたらしいので、怪しまれることは無いだろう。

 

 

 

 

 

しかし、今は少し困ったことになっている。

 

 

いま公園で遊んでるんだが、俺の前にいる男の子。

別段変わったところがないように見えるこの男の子こそが、この世界の主人公の一人上条当麻なのだ。

 

しかも名前で呼び合うほどの新密度。

 

『俺』が意識を取り戻すまでの記憶は確かに存在しているので、どうしてこのような状態になっているのかをダイジェスト版でまとめてみようと思う。

 

 

偶然、俺と当麻の家が近所

俺三歳時、言動が合わず友達いない

当麻同じく三歳、不幸体質から友達いない

あぶれ者同士仲良くなる、ある日上条宅へ

上条父(刀夜)感激、そこから家族ぐるみの付き合いが始まる

六歳、すでに親友ポジに(いまココ)

 

 

学園都市に行ってから接触するよりは確実だが、本当に原作ブレイクしやすくなってるんだな。

 

ここで俺が当麻の親友であることでこれからのストーリーに介入しやすくなってるのか……

 

 

この世界での俺が成すべきことは、結末を変えること。

 

いいだろう、当麻を幸せにしてやるよ!!

 

それが俺の原作ブレイクだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうかしたの慧都?さっきからぶつぶつ言って?」

 

「いや、なんでもない。当麻、あとそこを三ミリ削れ。」

 

 

俺はいま当麻と遊んでるんだったな、未来の事は家に帰ってから考えよう。

 

先ずは、目の前にある砂の城を完成させることに全力を注ぐとするか!

 

 

 

キングクリムゾン!!!

 

 

よう、現在十二歳の俺こと蒼崎慧都だ。

 

現在学園都市の入学手続きを待っている。

 

 

 

 

時が進みすぎ?

 

じゃあ少しばかり報告を。

 

 

あれからは、ばれないように超能力の訓練とか、聖人の力をコントロールできるように修行してました。

 

そうそう、聖人の力(テレズマ)って人間でいう『気』みたいなものらしくてさ。

神が『聖人の体』を与えてくれた時にコントロールできるようにしてくれたのか、弾として撃ちだせるようになりました。

 

しかも使えば使うほど絶対値が上がっていくから楽しくて楽しくて。

 

気が付いたら最初は気弾一発で木一本を破壊するのが精々だったのに、今や全力の1%にも満たない力で森が消し飛びます。

 

……どこの野菜人だよ、俺。

 

 

超能力は、最初は水滴を発生させるので精いっぱいだった。

 

しかし、ハイスペックな脳と日々の弛まぬ努力によりできることも増え、いつしか俺の能力はプールの水を空気中から取り出した水でいっぱいにすることができるようになった。

 

それもシンクロなどで使われる深くてでかいやつを一分弱で。

 

あれは思い出したくないな、超能力が当麻の母さんにばれて…、ガクガクブルブル

 

まあ、それのおかげで学園都市に来れたわけなんだから良しとしよう。

 

 

それと能力の効果範囲が格段に広がった。

 

最初は自分の周り―――半径一メートルぐらい―――の水分しか集められなかったのだが、今はまさにチートで半径五千キロの水分を操ることができる。

 

 

……血も流体であることを忘れちゃいけないぞ?

それを止めてやったりしたら、わかるよな?

 

 

 

 

最後に魔術なんだが…、近くに使える人が居なかったので上達も糞もない。

 

自分の中にあるテレズマとは違ったものを感じたぐらいだ。

 

この世界の魔術は、決まった手順と方法で行わないと魔術は発動しない。

だから魔術は早々に諦め、咸卦法もどきを試したりした。

 

テレズマと魔力(?)は超反発するから難しかったが、成功した時はありえないぐらい力があふれてきた。

 

一応完成はしたが、これを使うと超能力が使えなくなるという問題点があるので封印中。

……ホントは威力が高すぎて使えないです。

 

体から金色のオーラも出るし、超野菜人なんかじゃないぞ。俺は!!

 

 

 

 

とまあ、能力面ではそんなところだ。

 

 

ちなみに当麻なんだが、『俺』が記憶を思い出した日から1週間後にナイフを持った男に襲われた。

幸いなことに俺が近くに居たから大事には至らなかったが、それを知った刀夜さんが苦渋の選択として当麻を学園都市に入学させた。

 

俺もついて行こうかと思ったが、当時はまだ能力も知られてなかったし扱えもしなかったので中学から入学することに決まり、今に至るというわけだ。

 

 

 

「蒼崎君、来てくれるかな。」

 

おっと、呼ばれたようだ。

行ってくるかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後、モニターに表示された結果は……

 

『『流体操作』LEVEL6』

 

 

そりゃそうだよな、本気で戦ったら国どころか世界も相手取れる能力だし。

やって見せるんじゃなくて機械で測るから、不正もできないし。

 

アレイスターに目をつけられること間違いなしだ。

 

 

見ろ、研究者たちも慌ててる。

最終目標がポンと出できたらそうなるわな。

 

 

「蒼崎君、すまないが理事長がお呼びだ。来てもらえるかい?」

 

 

俺を測定した研究者がそう声をかけてくるが…

 

アレイスターさん行動早すぎんじゃないかい?

 

 

返事を待たず先に歩き出す男に大人しくついていくことにした。

 

 

……当麻に連絡いれたのに悪いことしたな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、やってきました『窓の無い塔』。

 

男の人とはここで別れ、テレポーターとかいうお兄さんについていきます。

ちなみにお兄さんはLEVEL4のテレポーターで高校2年生らしいです、メアドまで交換しました。

 

何やってんだって?

 

新しい友達作りですけど何か?

 

 

 

「よく来たな、蒼崎慧都。私はこの学園都市の理事長をやっている、アレイスターだ。」

 

「どうも理事長さん、俺は『流体操作』。この学園の最終目標であるLEVEL6の体現者、蒼崎慧都だ。」

 

機械とモニターに囲まれた空間の中心にある巨大な試験管。その中に逆さに浮いている者こそがアレイスター=クロウリー、俺の最大の敵と言ってもいい存在である。

 

「ふむ、ただの中学生ではないな。聖人、及び超能力者。君は何者だね?」

 

「俺はしがない『幻想殺し』の友人ですよ、アレイスター=クロウリーさん。何です、用って?」

 

少しずつ手札を切って交渉していくつもりだが、俺の知ってる知識の中には最終的な目的を知らないんだよな。

さて、どうしたものか。

 

「単刀直入に言おう、俺は『幻想殺し』である上条当麻を幸せにするためにやってきた。お前のシナリオもろともぶっ壊すつもりだからよろしくな。」

 

ここは本心を言うのが一番じゃないだろうか。

 

世界を操っているアレイスターに、一般人である俺が話術で対抗するなど不可能なのだから。

 

 

「どこで私のシナリオを知ったのかは知らないが、変更するつもりは、ぐふっ」

 

 

「こんな風に俺の能力なら、その状態の貴方を殺すことなんて造作もない。お互いにいい付き合いをしようじゃないか理事長さん、貴方だって志半ばで死ぬのはいやでしょう?俺は住み分けがしたいんだ。俺は好き勝手に行動する、それをどうするかは貴方の自由だ。どうです?」

 

 

俺には話術なんてもんはないが、武力はある。

エイワスが出てこられると厄介だが、まず俺の力を示しておくのが一番だろう。

 

「さて、答えを聞こうかアレイスター=クロウリー。堕ちた魔術師さん。」

 

能力を解除し、返答を求める。

 

「私は私で好きにやらせてもらう、君も好きにしたまえ。私へのホットラインを知らせておく、用があったら連絡する。」

 

「OK。俺の行動に支障が出ない程度なら、貴方の研究に手を貸してあげてもいい。その分こっちの要求を呑んでもらうつもりですが、悪い話じゃないと思いますけど?」

 

「……条件を聞こう。」

 

 

こうして俺はその後の交渉により、月に1500万と第七区にある一軒家の譲渡、書庫(バンク)の内容改竄、通う学校の選択を手に入れた。

 

 

 

すごいよな権力の力って。

 

 

 

一軒家は敷地300平方メートル、二階建てで地下四階まであるらしい。

もともとある人物の研究施設だったらしいんだが、その実験成果を試そうとして死んだらしい。

 

地上部分は改装してあるが地下は手つかずだという。

これは楽しみだ。

 

 

 

 

向こうの条件としては、非常事態時の出動要請(別料金)、月に五時間の実験への参加、体細胞の提供(クローンを作ったりしたら関係者を皆殺し、純粋な研究用)、ここで起こったことの口外禁止。といったもの。

 

俺としてはとてもいい交渉だったと思う。

 

出動要請はアレイスターからの電話でのみ受け付けることにし、暗部には所属しない。

それに拒否権があるんだ、これと言って悪いことじゃないだろう。

 

研究の手伝いと言っても俺が拒否すればその実験は行われないし、その際に俺が人を殺してしまっても構わない。

嫌なら皆殺しにして構いませんよ、ということらしい。

人の価値について疑問が残るところだが。

 

 

 

 

来た時と同じようにテレポーターのお兄さんに連れられて外に出る。

 

今度、普通じゃ知れないいろんなところに連れて行ってくれるとか。

ありがとう、お兄さん。

 

 

外に出ると辺りは薄暗くなっていた。

今夜中に一軒家のほうは生活環境を整えてくれるらしいので、俺は当麻の家に……

 

 

「あっ、当麻に連絡するの忘れてた。」

 

 

 

その後、ようやく再開した当麻に一発殴られた。

 

ホントに悪かったって、当麻。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうそう、俺のLEVELは予想通り6だったよ。口外禁止でよろしくな、当麻。」

 

「そりゃ、あんなすごい能力がLEVEL4とかだったら泣くぞ、俺が。」

 

「ははは、がんばりたまえLEVEL0の上条君?」

 

「くそ、俺が先に学園都市に来てるってのに…不幸だ。」

 

 

 

 

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