とある最強の流体操作   作:慧都

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ここからはあまり変更点はありません


誤字脱字、思ったことがあったら教えてください



二話 原作開始

 

 

よう、めでたく15歳になった蒼崎慧都だ。

 

 

俺は今走っている。

 

暗く狭い脇道をかれこれ10分ほど。

 

全力じゃなく隣の男―――当麻―――に合わせてるから、軽くジョギングをしているような感じだが。

 

 

当麻の方も結構余裕そうな顔をしているが、ペースを上げることはしない。

 

結論を言うと、俺達は今追われている。

 

 

正確には追わせているといった方が正しいのだが、後ろの奴らは気付いていないだろう。

 

 

ああ、安心してくれ。やばい世界に足をつっこんでいる訳ではない。

女子中学生(・・・)をナンパしていた、不良(スキルアウト)達から逃げているのだ。

 

「少人数かと思ったら実は大人数でした~なんて笑えねえな。当麻。」

 

「そうだな慧都。大人数過ぎて喧嘩すらできねえ、足止めたらリンチ確実だな。」

 

隣を走る当麻に声をかけると、軽愚痴が返ってくる

それは俺の一方的な虐殺の事を言ってんのか?

 

こんな奴らに能力なんて使いたくないわ。

 

「余裕そうな顔をして何言ってんだよ。俺の親友なんだ、これぐらい倒せないでどうする。」

 

いつも俺の隣にいた当麻は必然的に俺を狙う暗部に関わることになり、実戦経験なら俺と同じだ。

トレーニングも欠かしていないようだし、こいつらぐらいのチンピラなら文字通り無双できるぐらいには強い。

 

はずだ、たぶんきっと。」

 

「たぶんってなんだよ、しかも誰に対して説明してるんだ。」

 

上条が呆れたように言う、声に出してたか。

 

「聞いていたのか、俺が話しているのはほかでもない・・・神だ。」

 

「ふざけてる暇があるなら、この状況をどうにかしてからにしてくれよ。」

 

いい加減ただ逃げ回るもの飽きていたしな。

ここらで一発、特大の花火を咲かせてみるか?

 

「やっぱ無し、俺がどうにかするから能力禁止。」

 

「ちぇ、じゃあ救急車でも呼んどくよ。」

 

そんなやり取りをしながら裏路地を走っていると二股の分かれ道にたどり着いた。

 

「お前は左な。しばらく行ったら広場に出るから、グットラック。」

 

「おう、じゃあ先帰っててくれ。」

 

俺は右の道へ、上条は左の道に二手に別れる。

ちなみにさっきのは嘘だ、右が広場、左は大橋に続いている。

 

 

「あの戦闘狂の相手はしたくないからね、おーいこっちだよ。」

 

 

ぞろぞろと現れる影、影、影。

 

ざっと20人ぐらいか、さて

 

 

「お前ら、俺らに感謝しろよ。病院送りにはしねーから安心しな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、ラストっと。」

 

最後の一人を地面に叩きつけ、一息つく。

 

辺りにはリアル犬神家の皆様。全員気絶しているだけなので安心していただきたい。

殺すのは命を狙ってきた奴だけって決めてるんだ。

 

「当麻は、御坂と戦ってんのか。無駄に動体視力と反射神経はいいからなアイツ、わざわざ攻撃受け続けてるのか。物好きなやつだ。」

 

能力による探知で二人の行動が手に取るようにわかる、行ってもいいけど絡まれるのもめんどくさいしね。

 

 

あと蛇足だが、俺は御坂に会ったことは無い。

いちいち絡まれるのも嫌だし、自己中過ぎるよな。

 

当麻のヒロイン2だし、俺の好みじゃない。

 

後半だととってもいい奴なんだけど、前半だと……ね。

 

 

 

「お、どうやら決着がついたみたいだな。しかし、これによる被害って何も考えてないのか?」

 

大橋から空へと立ち上る光の柱。

この攻撃による経済的損失はいくらなんだろうか、と考えながら俺は当麻の部屋に戻ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<当麻side>

 

「おう、お帰り。ちょっと待っててくれ、すぐ終わるから。」

 

「……なんで慧都さんはうちの冷蔵庫を分解しているのでしょうか?」

 

ビリビリとの壮絶な(本人的には)戦いを終え、家に帰った上条当麻は絶句する。

何故かちゃぶ台の上には冷蔵庫の中身がきれいに並べられ、何故か親友である慧都はそれらが入っていた冷蔵庫を分解している。

 

慧都が間違っていることはほとんどないので、いつもは気にしないが今回ばかりは意味が分からない。

ついに完璧優秀であった慧都が壊れてしまったのかと、心配になったころ。

 

「いや、さっきの雷で冷蔵庫がショートしてたからさ。直してるわけよ、OK?」

 

「変なこと考えて申し訳ありませんでした!!」

 

危ない危ない、自分だったら気付かずにせっかく買いだめした食材が腐るとこだった。

ただでさえお金がなく、万年金欠の上条当麻にとってみればそれは死活問題である。

 

「?まあいいけど。はい、これで大丈夫だと思うぜ。ただ…」

 

顔を曇らせる慧都、もしかして……

 

「その、俺が着いた時には扉が開いてて…もう腐ってるわ。」

 

「ノオォォォォォォォぉぉぉぉぉぉぉ」

 

終わった、財布の中身はごくわずか。

とてもお金が振り込まれる来週末まではもたない。

 

思わずorzしてしまう。

 

そんな時、天(慧都)の声が。

 

「安心しろ、俺が飯持ってきてやるよ。」

 

「ありがとうございます、慧都さん!!」

 

いや、持つべきものは友達だな。

あの時もこの時もどの時も……、あれ俺って迷惑しかかけてなくね?

 

昔の事を思い出し、俺は再びorz状態になってしまうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

<慧都side>

 

何故かorz状態になった当麻を宥めてから三十分、俺は自分の家に向かっていた。

 

ちなみにアレイスターから得た俺の家は、一人では無駄に広いし寂しいので、当麻に一緒に住んでもらおうと打診していたんだが、すげなく断られたという経緯がある。

 

夜の道を一人で歩く。

前世の漫画やゲームではこういった場合、何か不可思議で面白いことが起こるのが定番なんだが……

 

ドンッ

 

明らかに日常生活とはかけ離れた音がしたのは、右前方600メートル当たり。

 

「早いフラグ回収だな、おい。いったいなんだってんだ?」

 

能力による探査によりおそらく追っているのは背の高い女、追われているのは……背の低い子供?

 

逃げる子供の血液の流れは速い、全力で逃げているようだ。

それに対して追う女は通常時と同じようにゆっくりだ、同じスピードで追いかけているのに・・・。

 

通常ではどんなアスリートでもその運動に比例した脈拍になる、能力を使っているのなら体は脳に多くの血液を運ぶ。

 

普通では考えられない状態である。

大人と子供の足の長さを考慮に入れてもだ。

 

辺りには人っ子一人…いや、200メートルぐらい離れたところに男が一人。

コイツも女の仲間で人攫いか何かだろうか?

 

能力者を狙っている外部の奴の人間だとすればアレイスターが黙ってはいないだろうし。

 

しかも、詳しくはわからないがこのあたりは魔力の膜に覆われている。

それはつまり、その二人組は魔術を使い、一人は身体能力がずば抜けた女であるわけで

 

「もしかして追われてるのはインデックスか?そういえば一巻の始まりは当麻と御坂の戦いだったな。」

 

当麻が御坂と戦っている(御坂をあしらっている)のはいつもの事だから気にしてなかったが、そろそろ原作開始か。

そういえば、この間『超電磁砲』のレベルアッパー事件もあったしな。

 

 

介入?

それは気が向いたらということにしておこう。

 

 

 

「とりあえず、インデックスがどんな状況なのか見に行くとしますかね。」

 

『歩く教会』があるから怪我はしないけど、心に刻まれた恐怖ってなかなか治らないしな。

 

それにこれから関わることになる女の子に会ってみたい。

原作では当麻の正ヒロインだっけ?

 

当麻の幸せのためなら……、すみません。いろいろ言ったけど俺が行きたいだけです。

 

「この魔力の膜みたいのが魔術なのか?……認識疎外だよな、きっと。」

 

とにかく移動するか。

屋根を伝って行けばばれない、よな?

 

 

<side 禁書目録>

 

私はただ恐怖していた。

完全記憶能力を持っているのに見たことのない景色、そして誰なのかわからないのに襲ってくる敵。

 

大方私の脳内(なか)にある10万3000冊の魔導書が目的だろう。

私の体は『歩く教会』によって守られているから傷つくことはない、だけど身を切り裂くかもしれない刃を恐怖なしで受け入れることはできない。

 

疲労、疲労、疲労

 

いつ襲われるかもしれない恐怖、身も心も休めることができない。

動かないと殺される、そんなとき。

 

石に躓いてこけた。

 

その時これ以上ないというタイミングで相手の刃が飛んでくる。

それは無情にも唯一『歩く教会』の加護がない部分、顔に迫っていた。

 

目を閉じる、これから来るであろう痛みに耐えるために。

 

1秒、2秒・・

やってくるであろう痛みはやって来ず。

 

「よう、君。とっとと帰った方がいいぜ。最近物騒だからな。」

 

まったく知らない少年が相手の刃(ワイヤー)を掴み取っていた。

 

 

<side 蒼崎>

 

危な、イレギュラーなのかわからないけどインデックスが傷つくところだったぜ。

 

さてさて、かっこよく登場したのはいいけどこれからどうするか決めてないぞ。とりあえず・・・

 

「よう、君。とっとと帰った方がいいぜ。最近物騒だからな。」

 

白い修道服を着た少女―――インデックスに言葉をかける。

 

インデックスは驚いたように目を見開きそのまま倒れてしまった。

あわてて能力で確認するが、脈拍は正常。たぶん気疲れによる気絶だろう。

 

 

ひとまず寝かせておくことにして、まずは現状確認かな。

 

「おい、魔術師。こんな科学サイドの総本山で何をやってるのかな?」

 

グイ、とワイヤーを引っ張って声をかけてみる

すると力を入れていなかったのか、ワイヤーが飛んできた。

 

それをキャッチしてくるくると束ねる。

さっきの攻撃は俺の体が聖人じゃなかったら、おそらく上半身と下半身がおさらばしてただろう。

 

「はい、回収。罪状は不法侵入および危険物所持。隠れてないで二人ともはやくで出てきてくれないか?なぜここで魔術サイドの人間が殺人を犯そうとしてるのか知らないけど、俺の前で人が死ぬのは嫌なんだよね。基本的に。」

 

追跡者のいる方向に声をかけると、物陰からゆっくりと黒髪ポニーテールの女子―――神裂が現れた。

その姿はまさに威風堂々、思わず見とれてしまいそうだ。

 

「私たちは理事長から許可を得てここに来ています、貴方もこちら側に関わっているのなら手を引くことをお勧めしますが?」

 

「へー、で君はどうだい魔術師?そんなところにルーンをかいても無駄だよ、俺の能力範囲内にいるんだから意味ないさ。」

 

背後にいる長身の男―――ステイルに声をかける。

下手に攻撃されると主要メンバーでも手加減はしないぜ?

 

「・・・そんな事までわかるとはね、僕もそこにいる彼女と同じさ理事長の許可を得ている。魔術サイドの問題さ、関わらないでくれるか能力者。見られたからには殺す、と言いたいところだがいまは殺すつもりはない。魔法名を名乗る前に消えてくれないか?」

 

ずいぶんと言葉に棘があるな、知らない奴だから当然だけど。

 

「一応確認はさせてもらう。契約でね、少し待っていてくれないか?」

 

携帯を取り出しアレイスターに電話する、最初にもらったホットラインなんだが結構重宝している。

何年もたっているのにこの回線が流失してないのが謎だ。

 

「アレイスター、魔術師二人と遭遇したんだが知ってるか?」

 

「その二人は客人だ。殺すなよ。」

 

「俺の仕事は侵入者の排除で、ここには連絡を受けていない魔術師が二人。明らかに連絡不備だから、もし俺が…」

 

「3億だ。私の不備だった、すまない。」

 

「悪いね。今度から気を付けてくれよ、理事長様。」

 

短く商談を終え、通話を切る。さて知っていたが裏付けが取れた。

ひとまず、疑ったことに対しては謝っておくべきだよな。

 

「待たせて悪かった、二人とも。確かにちゃんとした客人だったね。」

 

頭を下げて謝罪する。

ここで女の方からは殺気が消えるが、男の方はイイ笑みを浮かべている。

 

「当然だ、ところで先ほど面白いことを言っていたな能力者。僕達を排除するだって?寝言は寝てからいって欲しいもんだね。」

 

なんだコイツ、殺していいのか?

そんな考えを打ち消して、俺はクールに対応する。

 

「ぶっ殺されたいのお前?そこの彼女とは違って聖人でもないくせに、調子のってんじゃねえよ。」

 

あー、やっちゃった。

つい、売り言葉に買い言葉で。

 

途端に険悪になる空気。神裂は腰の刀に手をかけてるし、ステイルはいつの間にか手に札を持っている。

 

「殺されたいのか?魔術師相手に喧嘩を売ったこと、後悔するんだな!!」

 

ステイルは手から炎の剣を出して斬りかかってきた。

対して俺は能力で水の盾を作り身を守ると、手に持ったワイヤーを鞭のように操って神裂を牽制する。

 

ステイルの炎の剣と俺の水の盾がぶつかると、水蒸気爆発が起き自然と距離が空いた。

 

水蒸気が晴れると残っていたのは神裂だけ、ステイルの位置は能力でわかってるけど泳がせておこうかね。

 

「そういえば聞きたいんだけど、なんでお前はあの子を襲った?」

 

「貴方に言う義理はありません。私としては、貴方が魔術サイドについて知っていることに驚きです。」

 

「つれないね、じゃあ俺も教えてやんない。聖人の彼女。」

 

おそらく神裂の優先事項は時間を稼ぐこと。

時間を稼いでステイルが大きな魔術(インノケンティウス)でも使うのだろう。

 

「一つ聞きたいのですが、なぜ私が聖人だと?」

 

「ん?共鳴みたいなもんだよ、感じなかったか?」

 

ビビビッてきたんだよね、言葉にできないけど。きっと原作知識なくても分かったと思うぞ。

感じないのかな?俺はなんか引かれ合うものを感じるんだが。

 

「先ほどからの違和感、もしや貴方も・・」

 

「yes、俺はお前と同じ聖人だよ。だから君、彼女にダメージを与えられるぐらいの術じゃないと俺にダメージは与えられないぜ?」

 

背後に回っていたステイルに話を振ると、彼は口をパクパクさせた。

 

「どうしたんだ?金魚みたいに。」

 

「なんで聖人が能力者にいるんだ、聖人は魔術サイドに来るはずなのに。」

 

聖人が魔術サイドに居なきゃいけないなんて決まりはないし、俺がどっちサイドに居ても別にいいだろ。

 

「俺が聖人なのはアレイスターも知らないさ、隠してきたからね。で再び聞こう、君たちは何故彼女を襲ってたのかな?理由があるんだろうけど俺が満足する答えじゃないと力ずくで追い出すからね。」

 

さっきまでのは準備運動にも程遠い、まあ神裂も同じだろうけど。

 

「いくら貴方が私と同じ聖人だったとしても、二人を相手にして勝てると思っているのですか?七閃を掴んだことは称賛に値しますがあれは本気ではありません。そこの彼も名の通った魔術師です、流石に分が悪いですよ。」

 

「そうなのか、だけど関係ないね。俺は強いからな!」

 

再びそれぞれが戦闘態勢に入る。

俺は自然体に構え、ステイルがルーンをかいた紙を握り、神崎が・・・

 

「すみませんがワイヤ―を返してください。」

 

「ん?ああこれね、ヤダ。相手に武器を与えるなんてアホだろっと。」

 

神崎のワイヤーを腰に構えると・・・

 

「いくぞ、『てきとう七閃』」

 

「なっ。」

 

見よう見まねでやってみると案外できた。いや空中に魔法陣なんて書けないよ、流石に。

能力使って力の流れを変えればできるけど。

 

神崎が七閃を刀で受け止め、その間にステイルが紙を撒き散らす。

 

「『魔女狩りの王』、奴を焼き払え。」

 

あれ、原作ではこんな簡単に召喚できなかったはずなんだが。

あれって手を抜いていたのか?

 

いや、これが本当の力なんだろう。そうじゃなきゃ発動に時間がかかる魔術なんて死ににいくようなもんだ。

それとも後ろに回った時に紙をばらまいていたか?

 

 

「これじゃ七閃は効かないな、君返すよ。」

 

ワイヤーを邪魔になるように神崎に投げつけ、『魔女狩りの王』に向き合う。能力を使ったら簡単だけどそんなことはしない、今までの修行の成果を試そうと思う。

 

「破ァ。」

 

深く腰を落とし拳を思いっきり突き出す、聖人の力と長年における修行の成果でその力は音速を遥かに超え『魔女狩りの王』を突き破り、その後ろにいたステイルを吹き飛ばした。

 

「ありえ、ないぃぃぃぃぃぃぃ………、グフッ」

 

飛んでいき壁にぶち当たり沈むステイル、結構手加減はしたんだが・・・死んで、ないな?

 

「このっ。」

 

ワイヤーを回収した神崎がそれを振るう、その七つのワイヤーを手が切れないように俺は難なくつかむ。

 

「手、抜いてくれてんの?いいよ聖人の力使って。」

 

「同じく手を抜いている貴方に言われたくありません。能力はおろか、聖人の力もほとんど使ってないじゃないですか。」

 

「だって、使ったら殺しちゃうだろ?君たちがどう思ってんのかは知らないけど、俺はただなんで彼女を襲ったのか聞いてんだよね。殺しちゃったら聞けないし。」

 

いまインデックスは俺の能力で防御してる、こいつらここにインデックスがいるの忘れているのか?

神崎もステイルも俺が避けたりしたらインデックスが傷つくことを忘れ・・・いやまだ『歩く教会』が正常だから問題ないのか。

 

「そろそろめんどくさくなってきたから終わりにしまーす。」

 

「やれるものなら「拘束」、キャーーーーー。」

 

能力を使って空気中の水分を取り出し、神崎を拘束する。

悲鳴は肌にいきなり冷たいものが当たったからだぞ?変なことしてないからな?

 

「なんですかこの水の鎖は。このっ。」

 

神裂が引きちぎろうとするがびくともしない。なんか楽しくなってきたけどやばいかな俺。

 

「無理無理、そいつは俺が解除しない限り外れないよ。逃げてもいいけど学園都市からずいぶん離れないと自動解除されないから気を付けてくれ。」

 

さて、ステイルを持ってくるかな。

魔術で軽減はしただろうから、骨が折れてる程度だと思うけど。とりあえず生きてることは確実だ。

 

「えっと、君。とりあえずついてきてくれないかな、ひとまず家に帰りたいんだ。約束してくれるなら足の拘束は外してあげるけど?」

 

「構いませんが、私たちを家に入れるつもりですか?その、彼女は。」

 

そこでインデックスを見るのは何故?

襲っていた少女を心配するって傍から見るとおかしすぎるから。

 

「一応連れてくつもりだよ、アンチスキルや風紀委員(ジャッチメント)に見つかると拙いしな。」

 

「そうですか。」

 

安心したような顔が可愛くて、お持ち帰りしたくなったのは秘密だ。

 

確かにお持ち帰り(家に連れて行く)けどさ。

 

 

「じゃ、帰るか。」

 

おっと、先にステイルを回収しに行かなくちゃな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





次回もあまり変更点はないので、今月中に投稿したいと思います


こんな駄文を読んでくださっている皆様、この後は他の方の素晴らしい小説できちんと目を洗浄して下さい

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